第182回 社楽の会報告    第181回へ    第183回
                                           
報告者  土 井
2003年1月14日(火)布袋北学供にて社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(大口町教委)、高橋先生(門弟山小)、斉木先生(江北中)、勝村先生(犬山中)、坪内先生(犬山北小)、野口先生(楽田中)、馬場先生(木曽川中)、野呂先生(岩倉中)、川井先生(犬山南小)、大島先生(犬東中)、天野先生(大西小)、岩井先生(大北小)、高木先生(犬山中)、大矢先生(犬山中)、池邑さんの15名でした。
今回は、資料集部会のリハーサルが中心でした。

☆ 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

第1回ダンス&ミュージックフェスティバル
 便利Web特集
 教育関連情報
 MM紹介
 研究授業・研究発表会紹介
 【ワールド・ウォッチ】イギリス
 第1回ダンス&ミュージックフェスティバル
   結果をここで紹介しています。 http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/bandfes1.htm 
 
 便利Web特集
(1)干支特集
 「めん羊サイトマップ」
   http://group.lin.go.jp/data/zookan/kototen/site/site_m.htm 
    めん羊の種類や生態、歴史などが事細かにわかります
 「干支ってなに?」
   http://www.touki.ne.jp/japan/japanese/eto/jp_eto011.shtml 
    「還暦」の風習は、干支に由来しています
 「干支って何ですか?」
   http://www.johos.com/omoshiro/bucknum/20010109A.html 
    干支の動物の順番の由来は?ネコは干支になっていた?!
 
(2)文科省ホームページより
   個に応じた指導に関する指導資料  〜小中学校の理科/算数・数学
      http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/index.htm 
   「生徒指導上の諸問題の現状」(概要)が12月25日発表
      http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/index.htm 
   国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)の平成14年3月卒業者の就職状況
      http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/14/12/021214.htm 
 
(3)頭の体操特集
 ☆山向のお笑い・ジョークの館
  http://www.asahi-net.or.jp/~BX7S-YMMK/ 
   「お笑いの部屋」「とんち部屋」など、力の抜けた笑いがいっぱい。元気が出る!
 ☆クイズひまつぶし
  http://www.asahi-net.or.jp/~pb6m-ogr/ 
   雑学クイズのサイト。読み物としても楽しめる。まさに「おもしろくて役に立つ」。
 ☆頭の運動
   http://atama.cside.com/
   推理クイズや、インターネット上ならではの「WEB-QUIZ」などいろいろ楽しめる。
 ☆ことわざわーるど
   http://www.kotowaza-world.com/ 
   ことわざと四字熟語を検索できるサイト。キッズ版あり。「四字熟語クイズ」も。
 ☆クイズ$ミリオネア
   http://www.fujiint.co.jp/quiz/home/
   フジ系列のTV番組。オンラインゲームで鍛えて、番組に挑戦してみるのも良し。
 
(4)総合学習時代の音楽科教育 
  http://www.gendai-edu.com/nita/GKS/framepage.html 
   これからの音楽科教育について。
 
(5)NHK放送文化研究所            http://www.nhk.or.jp/bunken/ 
 :“ぶつからない”親子関係 〜中高生の生活と意識調査から〜
   http://www.nhk.or.jp/bunken/nl/n054-yo.html 
    子どもの自主性を尊重する親が増加。
 
(6)内閣府                     http://www.cao.go.jp/ 
:障害者基本計画 平成14年12月【PDF】
  http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kihonkeikaku.pdf 
 
(7)京都大学電子図書館      http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/ 
:京都大学所蔵資料でたどる 文学史年表
  http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/np/index.html 
   中高生にもわかりやすい解説と画像。
 
(8)ゆうびんきょくたんけんたい 関東郵政局
  小学校2年生で取り組む郵便局について、サイト上で詳しく紹介してくれている。郵便がなぜ届
 くのかを解説。
http://www.kanto.yusei.go.jp/kids/ 
 
(9)愛知県総合教育センター        http://www.apec.aichi-c.ed.jp/ 
:小学校における英語学習に関する研究
http://www.apec.aichi-c.ed.jp/shoko/kyouka/shou_eng-h14/index.htm 
  研究の内容と実践事例。
 
【サーチ】環境用語(エコワード)
・ツバル共和国  http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword1.html 
・水銀      http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword2.html 
・ASR      http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword1.html 
・ADEOS2    http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword2.html 

 教育関連情報 
(1)学力実態の調査結果(文部科学省)
 国立教育政策研究所は12月13日、平成13年度教育課程実施状況調査の結果、いわゆる学力状況を公表した。これを受けて、遠山文部科学大臣は、コメントを発表した。
参照:平成13年度教育課程実施状況調査の結果を受けて【文部科学省】
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/14/12/f_021205.htm 
参照:平成13年度 教育課程実施状況調査(小学校・中学校)を掲載【国立教育政策研究所】
http://www.nier.go.jp/homepage/kyoutsuu/seika0212_01.htm 
☆★☆コメント☆★☆
大臣のコメントでは、「各学校、各教育委員会においても、今回の調査結果を踏まえ、児童生徒の学力の状況を適切に把握するとともに、習熟度別指導などの指導方法の工夫や教材の開発など、「わかる授業」の実現等に向けた取組の一層の改善・充実に努めていただきたい」と、習熟度別指導を工夫の代表に挙げている。本当にそれでよいのか実践、検証、議論が必要である。
  
(2)遠山敦子文部科学大臣 年頭所感 文部科学省
 教育を国政上の最重要課題とし、新たに提唱した「人間力戦略ビジョン」に掲げる目標の達成に向けて、国民的課題である教育改革をさらに加速すると所感を述べている。また、「確かな学力と豊かな心の育成等」「大学改革」「科学技術・学術の振興」などについての解説もある。
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/15/01/030101.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 こちらはいろいろな視点から述べられており、何かの時に参考になる。個人的には「教えるプロとしての教師の育成」に期待しているが、これまで多かった「○年目研修での講演会」程度では弱すぎる。ぜひとも教員養成段階から充実させて欲しい。
 
(3)児童生徒の職業観・勤労観の育成を(国立教育政策研究所)
 国立教育政策研究所はこのほど、児童生徒の職業観・勤労観を育む教育の推進に関する調査研究の概要を発表した。この調査研究は、小・中・高等学校一貫した系統的な進路指導の取組の在り方について分析・検討し、職業観・勤労観の育成に向けた指導の改善・充実に資することを目的として、実施したもの。
参照:児童生徒の職業観・勤労観を育む教育の推進に関する調査研究(概要)【国立教育政策研究所】
http://www.nier.go.jp/shido/sinrogaiyo.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 興味深い内容だ。これまで弱かった小学校で指導も視野に入っていること、下に引用した職業的(進路)発達にかかわる諸能力がうまくまとめてあることは、ここ数年の研究の成果だろう。
領域 領 域 説 明 能  力  説  明

人間関係形成能力

 
他者の個性を尊重し,自己の個性を発揮しながら,様々な人々とコミュニケーションを図り,協力・共同してものごとに取り組む。 【自他の理解能力】
 自己理解を深め,他者の多様な個性を理解し,互いに認め合うことを大切にして行動していく能力
【コミュニケーション能力】
 多様な集団・組織の中で,コミュニケーションや豊かな人間関係を築きながら,自己の成長を果たしていく能力

情報活用能力


 
学ぶこと・働くことの意義や役割及びその多様性を理解し,幅広く情報を活用して,自己の進路や生き方の選択に生かす。
 
【情報収集・探索能力】
 進路や職業等に関する様々な情報を収集・探索するとともに,必要な情報を選択・活用し,自己の進路や生き方を考えていく能力
【職業理解能力】
 様々な体験等を通して,学校で学ぶことと社会・職業生活との関連や,今しなければならないことなどを理解していく能力

将来設計能力


 
夢や希望を持って将来の生き方や生活を考え,社会の現実を踏まえながら,前向きに自己の将来を設計する。
 
【役割把握・認識能力】
 生活・仕事上の多様な役割や意義及びその関連等を理解し,自己の果たすべき役割等についての認識を深めていく能力
【計画実行能力】
 目標とすべき将来の生き方や進路を考え,それを実現するための進路計画を立て,実際の選択行動等で実行していく能力

意思決定能力

 
自らの意志と責任でよりよい選択・決定を行うとともに,その過程での課題や葛藤に積極的に取り組み克服する。
【選択能力】
 様々な選択肢について比較検討したり,葛藤を克服したりして,主体的に判断し,自らにふさわしい選択・決定を行っていく能力
【課題解決能力】
 意志決定に伴う責任を受け入れ,選択結果に適応するとともに,希望する進路の実現に向け,自ら課題を設定してその解決に取り組む能力
 
 進路指導は生き方指導であり、人の営みを学ぶ点では社会科と共通している。これらの社会科にとって内容はたいへん参考になる。
 
(4)市立全学校敷地で全面禁煙(仙台市)
 仙台市ではこのほど、平成15年10月14日から、小中学校など市立学校195校のすべての敷地内での全面禁煙とすることを決めた。これは、今年3月に「いきいき市民健康プラン」が策定されたことを受け、各学校において、防煙教育に力を入れることと、児童生徒の健康保持などの面を考慮したことから決定した。来年4月から、来校者や保護者への周知活動を実施、2学期はじめから全面実施する。
参照:市立学校敷地内の禁煙実施について(仙台市)http://www.city.sendai.jp/kyouiku/k-sidou/kinen.html
☆★☆コメント☆★☆
 仙台の教育面での取り組みは先進的で活発だが、注目すべきは、その取り組みが全国に着実に広がっていることであろう。この禁煙実施もその意味で流れをつくるであろう。
 
(5)小学生がインターネットで学習発表(富山)
 高岡市立定塚小学校(岡田卓男校長、児童数四百五十九人)の六年生が、郷土・高岡の歴史について調べた結果を、ホームページ(HP)にまとめ、インターネット上で発表している。
《全文はこちら》 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/03/20021216wm08.htm 
☆★☆コメント☆★☆
 よくやられていることだが、ポイントは継続することである。多くの先輩の作品は、次に続くものの発想を拡げ、レベルを高めていく。全国の学校の作品交流も容易だからこそ、変な競争にならないように気をつけたい。
 
(6)経済同友会「教育基本法を考える会」教育基本法改正に関する意見書【経済同友会】
http://www.doyukai.or.jp/   経済界からみた、教育基本法改正に関する意見
☆★☆コメント☆★☆
「社会をつくる個人の育成」など、社会科教師に課せられた課題が多く、ぜひとも読んでおきたい。
 
(7)EduMail)))【中高一貫】トヨタ、中電、JR東海が05年にも開校
 愛知県内に本社を置くトヨタ自動車、中部電力、JR東海は8日、3社が合同で中高一貫の私立校を同県内に設立することを明らかにした。「エリート教育ではなく、多様な資質を持つ人材を育てたい」と目的を説明し、15日に設立準備事務局を設置、早ければ2005年に開校する。
 会見したトヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長によると、学校は3社と、賛同企業などによる学校法人が運営。全寮制で当面は男子校だが、共学化も検討する。1学年100人以下で、モットーは、子供の多様な能力を伸ばしつつ、「豊かな教養」「日本人の誇り」「世界で活躍できる能力」を併せ持つ人材の育成。中部電力の太田宏次会長は「英国の私立名門であるイートン校をモデルにしたい」と述べた。
 豊田名誉会長は「日本にとって最も重要な課題は教育だと考えていた。一緒に実現に向けて努力しようということで話がまとまった」と経緯を説明。教育の現状について「受験教育がメーンで、落ち着いて独創性を発揮できる人を育てるには不適当ではないか」と批判した。
 文部科学省によると、1999年の改正学校教育法に基づく中高一貫校は73校あり、私立は20校。03年度はさらに46校が設置される予定。トヨタ自動車は寄付金で豊田工業大(名古屋市)を81年に開校しているが、中部電力とJR東海が学校運営に乗り出すのは初めて。
☆★☆コメント☆★☆
 このニュースに関してはいろいろなコメントが出されているが、賛否両論ある。しかし、個人的にはとてもおもしろいと思っている。文科省を中心に画一的に進めてきた学校教育に対する新しい試みとして、期待を込めて見守りたい。
 
(8)教育課程の配分、自治体で自由に  文科省
 文部科学省は学校教育法を来年度にも改正し、小中学校9年間で義務づけている教育課程の配分を、市町村など各自治体が自由に決められるようにする方針を固めた。小中一貫教育を推進するのがねらい。これにより、小学校での学習を5年間で終え、中学校を4年間にすることなども可能となる。 
☆★☆コメント☆★☆
 広いアメリカならともかく、せまい日本での枠組みそのものの改変は、教科書の問題を含めて、大きな混乱が予想される。心配なのは、目立ちたがり屋の自治体の首長が、選挙目当てに先のビジョンもなく枠組みを変えることだ。全国でそろえるべきところと、自由にするべきところの境界はしっかり持っていただきたい。
 
(9)EduMail)))【国語】外来語63語の言い換え案を公表 国立国語研究所
 国立国語研究所(甲斐睦朗所長)は25日、分かりにくい外来語を日本語に言い換える工夫についての提案(中間発表)を公表した。官公庁が作成する白書に記載されているカタカナ言葉のうち63語を選び、「コンテンツ」を「情報内容」とするなど漢字やひらがなの表記に置き換えた。同研究所は「高齢者にも分かるような言葉に言い換える必要がある。公表して国民から意見を募りたい」と説明している。
 2000年12月の答申で、当時の国語審議会が外来語について分かりやすくする工夫を求めたため、同研究所は今年8月、有識者らによる外来語委員会を設け、検討してきた。
 官公庁で作成される「白書」に掲載されている外来語1172語の中から、定着したものなどを除き、73語を選んで検討。「アイデンティティ」「オンライン」など10語は、どう言い換えるか委員の中でも意見が分かれたため継続審議とし、63語について言い換え例などを公表した。
 公表例では、「デリバリー」を「配達、宅配」、「コンセンサス」を「合意」と言い換えるなど、簡単に置き換え可能な言葉も示した。しかし、医療現場で使われる「インフォームド・コンセント」(十分な説明に基づく同意)を「納得診療」、社会の意見形成に影響を与える人を指す「オピニオンリーダー」を「世論先導者」、障害者や高齢者が活動しやすい状態を指す「バリアフリー」は「障壁除去」とする言い換えには異論も出そうだ。
 中間発表は、その外来語に付け加える説明として適当と思われる例や、実際の使用例も合わせて示した。例えば「ライフライン」は、「生命線」と言い換えるが、これでかえって分かりにくくなる場合もあるとして、「ライフライン(生活必需物資補給路)」などとカッコの中に説明を入れてカタカナ言葉を使うことも提案している。
 同研究所は、中間発表をホームページに掲載してメールや手紙、ファクスで意見を募集し、来年4月をめどに最終発表をする予定。その後も別の外来語の言い換えについて検討を続ける。
http://www.kokken.go.jp/ 
☆★☆コメント☆★☆
 これもおもしろい。まず、良く意味のわからない外来語についての解説は勉強になった。また、「バリアフリー」が「障壁除去」となるなど、笑ってしまうようなものもあり、中学生あたりに考えさせるとおもしろい授業が構成できそうな気がした。
 
(10)教員が校長評価、学校運営能力向上へ  愛媛
 市立小中学校において、一般教員が校長を評価する「校長診断評価制度」を導入している松山市が、11月に実施した調査結果を近く校長に配布することになった。結果は自己評価と比較させ、学校運営能力の向上に役立てる。人事異動の参考となる勤務評定には反映させない。今後も年1回のペースで実施する予定で、いずれは対象を教頭にも広げる方針という。                
☆★☆コメント☆★☆
 校長にとって、通知表をもらうような感覚なのであろうか?反省の材料にになればよいと思うが、この存在で校長として本当に言いたいことが言えなくなるようではいけない。
 
(11)都立高、1人あたりの年間経費90万円  東京
 東京都教委の調査(日比谷高校や立川高校など5つの都立高校を選択調査)で、都立高校の生徒一人あたりの年間の経費が全日制普通科でおよそ90万円、機械やパソコンなどの設備が必要な工業高校や商業高校でおよそ110万円から150万円になることが分かった。同教委では、学校現場にコスト意識を徹底させたいとし、平成16年からすべての都立高校で生徒1人あたりの経費を出してインターネットで公表することにしている。             (12/20)
☆★☆コメント☆★☆
 これは大変重要なことである。教育に税金をいくら使っている?ということは、生徒も保護者も教師も持っていて良い感覚だ。
 
 MM紹介 
注目のMM(メールマガジン)を、その記事の一部を引用しながら紹介します。

(1)  教 育 情 報 Magazine / ある小学校教師の独り言 
     “よりよい学校教育を目指して” 発行者/愛知@島原 洋Vol.61  2002/12.15(SUN)
[1]嶋野 VS 藤井 VS 奈須 オピニオンリーダートーク
        14.12/06 山口大学教育学部附属山口小学校研究発表会より
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 12月6日開催の見出しの研究発表会に参加しました。そこでの3氏のトークを以下に紹介します。
 ………………………………………………………………………………………
・オピニオンリーダー          
  嶋野道弘氏(文部科学省視学官)藤井千春氏(茨城大学教授)奈須正裕氏(立教大学教授)
○ テーマ1 ―総合的な学習の評価について―
〈嶋野氏〉
 ・ 評価は難しくない。観点(学力を見る窓口)をきちんと決めておく。それが指導の重点となる。つけたい力など,指導のねらいがはっきりしていればそれがそのまま評価の観点となる。各校で検討すべきは,その具体的方法である。全職員の知を結集し,新しい方法を。
〈藤井氏〉
 ・ 3つの原則
1) 個別性…他と比べるのではなく,その子のよさ,持ち味,可能性を引き出す評価。個人内評価で。
2) 質………数値化できないものを質的にとらえる。自信を持たせる。
3) 連続性…学習のまとめではなく,はじめから連続させる。指導と学習(児童)の改善を。成長を実感させる。
 ・ 教師は,これらを子どもが表現できる場を作る。教師はそこから得られるその子の言葉でエピソードを集め,その子がどう表れているか(よさや抱えている課題),持ち味がどう表れているかを分析する。それを評価に生かす。
〈奈須氏〉
 ・ 総合的な学習には総合固有の評価方法はない。教科と同じ視点で捉えるべき。つけたい力があって,それが達成されているかどうかを見極めていく。総合的な学習のカリキュラムがしっかりできていれば自動的に評価方法も見えてくるはず。必要以上に難しく考えないこと。
○ テーマ2 ―学力保証について―
〈藤井氏〉
 ・ 公教育としての学力というとらえかたで。国民の信託に応える。基盤は共感的な仲間意識。友だちの言ってること頷きながら聞ける学級,自分が努力している姿を安心して表現できる学級。
 ・ 学び合って高め合う集団の学習力の育成を。ともに学ぶという姿があるかどうか。
 ・ もう1つ,教師との信頼関係を。
〈奈須氏〉
 ・ 学習指導要領すべてが基礎基本。
 ・ 少人数や習熟度別学習…形を変えただけ,人数が減った,という感覚だけでは逆に学力低下を招く。それぞれの学習内容にあった教材を開発すべき。同じ教材を使っていては学力は低下する。
〈嶋野氏〉
 ・ 知識,技能にとどまらず,学ぶ意欲まで含めて伸ばしたい。
 ・ 生活に根ざした知識を伸ばして欲しい。
    例:子どもの書いた「ザリガニの脱皮」の日記から
    〈脱皮するという知識だけを知るだけでなく,脱皮するときのエネルギーの大きさ,成長することのたいへんさ(「だっぴしたあとのザリガニはとてもつかれているようにみえました」という記述)までもを理解することができるかどうかが体験の価値〉
 ・ 学力のおさえ
  1) 習得すべきもの,繰り返し使うもの。
  2) 考える場に繰り返し立つこと(習いながら慣れよ)
  3) 使ってみて身につく(腑に落ちる)
  4) 多様な方法を(形式におぼれると失敗する)目的と成果を常に確認す
   る。 
○ テーマ3 ―総合的な学習と教科の関連―
〈奈須氏〉
 ・ 総合的な学習の指導要領を作成する。教科は文化遺産の伝達(時空を越えた真実),総合的な学習は自己の生き方を考える。両者は車の両輪であり,単元レベルでリンクする。ただし,目的が違うことを認識しておく。
 ・ 教科を総合的な学習で生かす。その意味からも教科の大切さを認識しておく。
〈嶋野氏〉
 ・ 教科で育てる資質,能力をきちんとおさえる。特に各学年ごとの縦系列を。例えば,社会科の4つの観点を縦に並べて分析してみる。これを総合的な学習に生かせないか。          
 ・ 総合的な学習は教科の先取りや後付け(未学習でも総合でとりあげる,既学習でも同様)
〈藤井氏〉
 ・ 教科学習はすべての基盤となる。
 ・ 総合的な学習で直接体験を通して知的な気づきを数多くさせたい。そこで得た知識を道具として生活で使えるように。
○ トークのまとめ(これからの教師に求められる資質や能力を一言で)
〈嶋野氏〉
 ・ “子どもに対して知的好奇心,探求心を持つ”
   見ようとする教師にしか見えない。ぼんやり毎日を過ごしている教師には,決して子どもを理解することはできない。
〈藤井氏〉
 ・ “子どもの表現への感受性を磨く”
   「なぜこの子はこういうことを言うのだろうか」「なぜこの子はこういう絵を描いたのだろう」「なぜこの子はああいうことをしたのだろう」など,子どもの表現を受け入れ,共感的な態度で子どもを見ることができる
  か。
〈奈須氏〉
 ・ “○○な○○さんなんだなあ”
   その子を心情を推し量り,理解する。「○○と言わざるを得なかった○○さんだったんだなあ」「○○せざるを得なかった○○さんだったんだなあ」という肯定的な子ども理解。
 
64より━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
[2]]『個性を生かした教育』とは?
            総合的な学習の実践に見られる間違ったとらえ方
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 見出しのことについて最近読んだ奈須正裕氏の論評を紹介します。
 個を大事にした教育,個性を生かした教育,昨今当たり前のように使われているフレーズです。しかし,この中身をよく考えてみたことがありますか?
 このことの具体例として奈須氏は,5年社会科「伝統工業」の学習で,教科書に輪島塗があげられていても全員が輪島塗でなくてもよいと述べています。神奈川県であれば鎌倉彫でもよいし,岐阜県であれば刃物でもよい,また祖父が焼き物好きであれば有田焼でもよい,母が染め物をやっているなら友禅染でもよいと。一人ひとりの興味・関心に応じ,教材や活動レベルでは異なっていても,すべての子どもが指導要領レベルでの学習目標と内容が共通であることが重要なのです。
 こういう学習は以前から教科の学習でも行われてきたことです。ところが,総合的な学習になるとちょっと話が変わってくるのです。ただ単に「子どもたちがやりたいといったから」とか,子どもたちに「やりたいことはないか」と何の意図性・計画性もなく丸投げする場合が多いのです。このような状況について奈須氏は次のように言われています。
【好きなことを好きなようにやらせて「個性を生かした」と言い張る人がいる。そんなだらしない実践をもって子ども中心の教育が揶揄され,総合的な学習が非難されるのはまったく困ったことであり,迷惑な話ですらある。そもそも教科と総合の違いは,子どもが対決する対象が文化遺産か生活現実かという内容的な面にあるのであって,教育方法的には大きな違いはない。心ある人なら,教科だって体験重視の問題解決を基本としていたはずだ。個性を生かすことにしたところで,同じように考えればいい。】
 総合的な学習で問題となるのは,表面的には一人ひとりの興味・関心に応じて違う追究対象に向かっていても,大きな問題意識自体が共有されているかどうかです。その際,その問題が子どもたちにとって解決すべき切実な問題であり,その必然として追究が生じていることは言うまでもないことです。
【この町にあるものなら何でもいいです。興味・関心を持ったことを調べて発表しましょうという投げかけで学習がはじまる。子どもたちは蜘蛛の子を散らしたようにばらばらに活動し,教師は支援はおろか見取りすらできない。およそ価値ある内容など実現されるはずもなく,発表会でも他人の発表など聞くものはいない。それはそうだろう,ある子はおもちゃ屋さんのひみつを調べ,あ
る子は公園のあり地獄を調べたのだ。】と奈須氏の言です。
 はじめに解決すべき問題がなく,もちろん共有もされていない。こういう事態の原因の一つとして,総合的な学習の学習目標と学習内容が明確にされていないことがあげられます。総合的な学習でも教科と同じように指導要領レベルの目標と内容を設定すべきだ,と奈須氏は以前から主張しておられます。前記の奈須氏の言〈およそ価値ある内容など実現されるはずもなく〉という場合の「内容」とは,指導要領レベルの内容のことです。
 このことをきちんと組み立てて取り組んでいるのが山口大附属山口小学校です。より詳細を知りたい方は同小の「確かな力を育む総合学習:明治図書」を参考にされるとよいでしょう。
 
(2)メールマガジン ■授業づくりネットワーク21□ 第128号
   2002年 12月・NO3  12月19日(木)発行
 編集長・発行責任者  蔵満逸司 wahaha@po.synapse.ne.jp
 編集主幹       上條晴夫 haruo.kamijo@nifty.ne.jp
 HP http://www2.synapse.ne.jp/mm21/index.htm  
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  あべたか「とんがり授業日記」 その3
       算数の教科書を徹底的に活用する
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         阿 部 隆 幸(abetaka@mx5.et.tiki.ne.jp)
■算数の習熟に教科書を活用する
 みなさんは、算数で学習したことの習熟に、どのような方法をとっていますか。市販の計算ドリルや算数プリントの活用でしょうか。それとも、自作の計算プリントなどを使用してますか。
 今年、わたしは、習熟に算数の教科書を徹底的に活用しようと試みています。算数の教科書には単元末などに「練習」「たしかめ」
「ふくしゅう」(6年 東京書籍の場合)が用意されています。この問題を徹底的に活用するのです。なお、この方法はわたしのオリジナルではありません。池田操著「計算力・漢字力をつける復習法」
(1991年 明治図書)の中で説明されている「算数教科書の復習(p75〜83)をもとにしています。以下、わたしが説明する方法はほとんどがこの書籍をそのまま追試した形となっています。興味あ
る方は、ぜひとも原実践にあたってみてください。
■準備
 1年間、算数の教科書を習熟の中心に置くために、2つのプリントを事前に準備する必要があります。一つは「学習記録表」であり、もう一つは「教科書問題の答え」です。これらを事前に子どもたちに配付しておきます。
(1) 学習記録表
 A4の用紙に、教科書のページと「練習」「たしかめ」「ふくしゅう」の問題番号を書いて表囲みしたプリントを準備します。これは、自分がどの問題を行ったか確かめるためのチェックシートの役
割をします。一つ問題を解くたびにその問題の部分に色を染めていくのです。ちなみに、一つの問題に対し、3回色を染めることができるようにしておきます。同じ問題を3回行えるようにです。
 イメージが伝わりにくいですね。次のURLにわたしが作成したシート例を載せてあります。興味ある方はご覧ください。          http://www.abetaka.jp/kyoka/go/go22.html 
(2) 各問題の答え
 教科書の「練習」「たしかめ」「ふくしゅう」の答えを一覧できるようなプリントを準備します。
■やり方
「準備」ができてさえいれば、やり方は簡単です。基本は、
(1) 子どもたちが任意の問題を解く。                    
(2) 自分で採点する。                  
(3) といた問題は「学習記録表」に印を付ける。     
(4) 各問題、3回解くことを目指す。           
(5) 学年修了時にすべてに印がつくことを目標とする。
です。
 あとは、この問題に取り組む」「機会」を設ける必要があります。子どもたちは「やりなさい」では動いてくれません。
 わたしは、
・算数の時間、課題を早く終えてしまった時に。(原実践でもこのように紹介しています)
・家庭学習の一つとして。
(わたしの家庭学習の方式は自学方式で、1日にノート見開き1ページ行うようになっています。)
・算数の時間、最初の10分間に全員でこの教科書問題に取り組む。
ように指示しています。
■この方法のよさ
 この実践を紹介している池田操氏は、この方法のよさとして、
(1) 教科書は全員が持っており、費用がかからない。
(2) 教科書には参考書的要素、つまり解説が入っているので、問題がわからない場合、自分で前の部分を読み、自力で問題を解ける可能性が高い。
(3) 一問ごとにやった印を付けることができるので、短い時間を活用できる。
というようなことを書いています。わたしも同じ考えです。それに加えて、
(4) 授業の様子を思い出し、ノートをふり返ったり、友達同士教え合ったりすることが容易である。
(5) 教科書の問題を3回も解いたという満足感を得られる。
(6) 教師が個別に対応しやすい。一人で進める子、友達で相談しながら進めることができる子はそれぞれに任せて、一人でなかなか進めることができない子へ指導、援助ができる。
ということも言えると感じています。
 この方法、いかがでしょうか?
 3学期、各学年とも算数は学年の復習の時間を多くとるように計画されていると思います。その時に、このやり方を導入して子どもたちに復習を任せてみるという方法もあるのではないかと思います。
   
(3)日刊『中・高校教師用ニュースマガジン』 (中高MM)第552号 003年1月9日・木曜日発行
       編集・発行 梶原末廣  sukaji@po.synapse.ne.jp 
       http://www.synapse.ne.jp/~kanoyu/sukaji/index.html 
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■「iEARN(アイアーン)で国際交流」(4)上野浩司(沖縄尚学高等学校)

 明日、10日には沖縄でiEARNとNECAの合同セミナーを行います。 NECAとは全米最大規模の情報教育カンファレンスであるNECCに日本から発表者を送り出している組織です。
NECAについて、詳しいことはこちらをご覧ください。http://www.neca.gr.jp/ 
 また、沖縄でのセミナーについては、こちらをご覧ください。http://www.oki-wide.com/lec/seminar.htm ◆英語でメールを書こう
 国際交流のはじめはもちろんメールの交換です。これがつらくてなかなか始められないと言う話は何度も書きました。実際の英文を交えて、始めていきましょう。
 ◆自己紹介文
 相手のJohn先生に自分たちの紹介文を書いてみました。
Hi,John
This is Hiroshi Ueno.
Let me introduce my class. It consists of 40 students altogether, the number of boys and girls of which is almost the half each.
ジョーン、こんにちは。(MrとかMrsとか、分からないときは付けなくてもいいし、親しみを込めて、逆に付けないことも多いようです。)
私のクラスを紹介します。40人の生徒で、男の子と女の子が半々です。
The students are very cheerful and full of vitality.
こどもたちは、とても元気で明るい子たちです。
It seems they can't wait to begin communicating with you.
彼らは、早く交流を始めたくてうずうずしています。(交流って翻訳するとexchangeになりますが、これはものを交換するみたいだとアドバイスを受けて、私はcommunicationを使うようにしています。
I hope we will have a good realtionship with each other through this program.
この交流を通して、お互いに友情を深めあえることができたら良いなと思います。
 こんな感じです。生徒数が半々でなければ、30boys and 20girlsなんてやってもいいですね。
 ◆返事が遅れたときは
 ついつい英語のメールは苦手で、メール書くのを一日延ばしにしてしまい、ずいぶん時間が空いてしまったときなどは、こんなセリフが良いです。
これは、実際にアメリカの先生から私に来たメールです。
Hello, sorry I took so long to answer, but this week has been very busy for me. When can we start the project.
返事が遅れてごめんね。だって、今週はとても忙しかったので。いつから、プロジェクトを始めようか?
(英文は「?」が抜けてますよね。アメリカ人でもこうです。)
I'm ready to go. Next week we have semester exams, then out for the Winter vacation.
いつからでも始められるよ。来週は期末試験で、それが終わったら冬休みです。
I'll be back on 1/13. 
I'll love to work with you!
Regards, Hiroshi Ueno.
戻ってくるのは1月13日。あなたと一緒にプロジェクトができるのが、とっても楽しみ。じゃあね。上野浩司(ホントは相手の名前が入っていました)
 
こんな雰囲気で、メールを送りあうと、けっこう楽しくできそうだと思いませんか。
 困ったときには、周りの英語の先生に協力を頼んだり、iEARNの事務局に「こんなメールで通じるかなあ?」って質問してみましょう。私は、幸いなことにイギリス帰りの友人がいますので、彼にアドバイスをもらっていますが、彼がイギリスにいるときから、メールで翻訳をいらしていました。インターネットって、地球の反対側にいる人にも一瞬でつながるので、ホントに便利ですね。
 ◆翻訳サイト
 インターネットでは、無料で翻訳をしてくれるサイトがあります。これらのサイトを活用しましょう。検索すればたくさん出てきますが、元の翻訳ソフトが同じ所では、同じ翻訳結果しか出てきません。ここでは、元の翻訳ソフトが違うところを選んで載せてみました。いろいろ翻訳を試して、自分(の日本語)にあう翻訳サイトを選ぶといいでしょう。
エキサイト翻訳 http://www.excite.co.jp/world/ 
翻訳ステーションJ−server http://www.j-server.com/lang-t/ja/index.htm 
ブラザー翻訳体験デモ http://210.151.214.30/jp/honyaku/demo/index.html 
altavista(アルタビスタ)http://babel.altavista.com/t 
 ここでは、英語と日本語の翻訳についてまとめましたが、そのほかにもさまざまな言語に翻訳してくれるサイトがあります。中には、URLを入れると英語のWebページをそのまま日本語に訳してくれるものもあります。相手校のページが日本語で読めますね。
 ◆私の英語交流の資料のページ
 前回、私の英語交流のデータをまとめたページを紹介するとお約束しましたが、まだ中途半端です。ほとんどここに書いたことしか書かれていませんが、少しずつ中身を増やしていきますので、もう
しばらくしてからごらんになってください。http://www.oki-wide.com/iearn/mail/ 
 
iEARN(アイアーン)についてはこちら  http://www.jearn.jp/japan/ 
  
 研究授業・研究発表会紹介
(1)東浦町立緒川小学校  http://www.ogawa-e.aichi-c.ed.jp/
  1月24日 第16回オープン・スクール実践研究会
    子どもたちが生きる力をはぐくむ学校をめざして-個性化カリキュラムの実践とその評価-
(2)岐阜市立長良東小学校
  2月19日に研究発表会があるそうです。

(3)茅ヶ崎市立浜之郷小学校
  1月31日(金)が発表会です。
 
 【ワールド・ウォッチ】イギリス     イギリスの教育制度とロンドン日本人学校
□□女王戴冠50周年とワールドカップ
 ワールドカップのイングランドの緒戦とエリザス女王戴冠(たいかん)50周年を祝うゴールデン・ジュビリーが重なった6月初め、英国中がユニオンジャックとイングランド旗で埋めつくされた。女王が出席した式典では、バッキンガム宮殿やその周辺が100万人の人々で埋まり、多数の著名人によるコンサートやコンコルドの飛行、何万発もの盛大な花火等々が華々しく催された。女王も黄金の馬車によるパレードを行い、連合王国の健在ぶりを広く内外にアピールしていた。
 明治以来、英国から多くのことを学んできた日本人にとって、英国は親しみと魅力に満ちた国である。現在約5万人の在留邦人が生活しており、ギルドホールでの女王のユーモアに満ちたスピーチに感動しながら、喜びを共に分かち合った。
□□イギリスの教育制度
 英国では教育改革が進み、伝統的な学校独自のトピック学習からナショナルカリキュラムによる統一的な学習に移行している。また、英国教育省による学校評価が行われ、ランキングを発表するとともに、学校予算配分の決定も行われる。学校に対する制約が弱まりつつある日本とは好対照の感がある。
□□「世界一の英語学力」を目指して
 ロンドン日本人学校は、「魅力ある学校づくり」の一環として、ロンドンの地域性に基づいたさまざまな教育活動を展開している。英語教育の充実(小学部週3時間、中学部週6時間)、ロンドンタイム(総合的な学習の時間)をフルに活用して現地理解教育への熱心な取り組み、さらには、学校行事・校外活動等、幅広い教育活動を実践している。
 こうした教育により、「生きる力」をはぐくみ、国際性を有し豊かな個性を持つ子どもたちを育成していきたいと願っている。そして、英語の本場にある「地の利」を生かし、「世界一の英語学力」を有した子どもたちを育成したいと願っている。
□□児童生徒数
 ●小=409人 ●中=136人 ●特殊学級(テムズ学級)=5人
【ロンドン日本人学校】
mailto:js.london@dial.pipex.com 
http://www.dialspace.dial.pipex.com/town/lane/abh98/ 
 
おまけ情報
富士ゼロックス社では、カラーインクジェットプリンター「ワークセンター」のモニター校を全国の学校・教育委員会に対して、募集しています。期間は約1年間。申し込み方法は、住所・名前・職種・善哉使用中のプリンター名を・設置場所と用途を記入の上,下記宛にファックスまたはメールで申し込みください。
 日本教育新聞社「ワークセンターモニター校募集係」(担当:香川)
ファックス:03−3780−0080 
アドレス:plan@kyoiku-press.co.jp 
申し込み期間:1月24日(金)まで
「ワークセンター」概要
学校でのニーズに応え、教育のバリエーションを広げる、新タイプのカラーインクジェットプリンター。 ・カラー出力1枚5円の低コスト
  ・カラー毎分10.9枚の高速プリントが可能
  ・デジカメ出力に最適な光沢紙印刷
      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp