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報告者  土 井
2004年10月28日(木)布袋北学供にて社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(大口北部中)、高橋先生(門弟山小)、勝村先生(楽田小)、早川先生(江南北中)、天野先生、杉田先生(大西小)、浅井先生(五条川小)、野沢先生(柏森小)、大野先生(岩南小)、坪内先生(大北小)、斉木先生(犬南中)、岩井先生、馬場先生(木曽川中)、池邑さんの14名でした。

☆ 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

 職体験シミュレーション「やってみ店長」(コンビニ編)
小西先生のお言葉

  日本社会科教育学会 第54回 全国研究大会(愛知大会)のご案内
 便利Web特集
 教育関連情報
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 おすすめ研究発表 

職体験シミュレーション「やってみ店長」(コンビニ編)
3年生公民で実践しています。
 小西先生のお言葉
   研究会当日の別紙講演メモより、わたしたちの研究についてふりかえります。
 日本社会科教育学会 第54回 全国研究大会(愛知大会)のご案内
 大会テーマ : グローバル化する地域・国家・世界
 1 .主 催 日本社会科教育学会・日本教育大学協会全国社会科部門
 2. 後 援 愛知教育大学社会科教育学会、愛知教育大学国際教育学会
      愛知教育大学地理学会、愛知教育大学歴史学会、愛知教育大学哲学会
      愛知米国理解教育研究会
 3. 会 場 愛知教育大学教育学部(愛知県刈谷市井ヶ谷町広沢1)
 4. 期 日 2004年11月6日(土)〜7日(日)
    詳しくは  http://wwwsoc.nii.ac.jp/jass2/contents/taikai.htm 
 
     
 便利Web特集
(1)世界の文字で遊ぼう   http://www.geocities.jp/p451640/moji/    おもしろい!
 ひらがなが世界の文字にかわる!あなたの名前をいろんな国の文字で書いてみましょう。ひらがなを入れると、韓国(かんこく)・朝鮮(ちょうせん)語で使うハングル文字や、ロシア語のキリル文字、エチオピアのアムハラ語で使うアムハラ文字などにかわります。ことばや文字のしょうかい、国についてのお話ももりだくさんです。
 
(2)経済的な負担がなくて、クリックだけで気軽に募金のできる、ホームページです。新潟県中越地震の緊急クリック募金ができます http://bokinpark.com/ 1回1円
 
(3)現在の防災ボランティア関係情報  内閣府(災害予防担当)
防災ボランティアを希望される方のためのポータルサイト
 
(4)防災・危機管理について学べるe-カレッジ     おすすめ!
地域住民の方々、消防職員・消防団員、地方公務員等の方々に、インターネット上で防災・危機
管理に関する学びの場を提供することを目的としたホームページ。地震、津波、風水害、火山などの
災害発生のメカニズムや、災害発生時に行うべきこと、事前の準備などを基礎から学ぶことができる。
 
(5)月の引力が地震の引き金に
 東海地震や南海地震などのプレート沈み込み境界を震源とする地震は、月の引力が引き金となって
発生している可能性が高いことが明らかに。地震のもたらす地殻のひずみが十分にたまったときに、
月の引力が最後の引き金となって地震発生に至るとみられる。
 
(6)Ai県マガジン-No.23- (2004年10月22日) 発行:愛知県県民生活部広報広聴課
〒460-8501 名古屋市中区三の丸3-1-2  TEL052-954-6170 FAX 052-961-4016
http://www.pref.aichi.jp/koho/   ◎E-mail : koho@pref.aichi.lg.jp
 
(7)理化学研究所・原子番号113の元素の合成を世界で初めて確認
 独立行政法人理化学研究所は、これまで確認されている元素より、さらに重い113番元素の発見に成功。世界最高のビーム強度を有する理研線形加速器を80日間連続稼働させて得られた実験結果。将来、113番元素の命名権があたえられる可能性が。
 
(8)フロンティアニセン 濡れてもOK「お風呂で読む本」
 お風呂で読むことができる、濡れても大丈夫な本が登場。素材はポリ塩化ビニルで、開いて置くのに便利なようにリング綴じになっています。値段も書店の文庫とほぼ同じ(735円)で、「風呂で読む文庫100選」が販売スタート。自費出版として、手持ちの原稿をお風呂で読める「耐水性本」にすることも可能。  http://www.f2000.co.jp/ 
 
(9)マンガで読む防衛白書発行(防衛庁)
 財団法人防衛弘済会はこのほど、防衛庁・自衛隊の現状を若者層にも理解してもらうため、漫画で読む2004年版「防衛白書」を発行した。内容は高校生以上を対象に、白書から抜粋し、自衛隊のイラクでの活動や、テロ、弾道ミサイルの脅威に対応するための防衛のあり方などを中心に解説している。http://www.bk.dfma.or.jp/~sec/hakusyo.htm 
 
(10)「美術教育」に関するサイト
☆art+edu(アートエデュ) http://artedu.kohjiono.net/ 
  小学校造形教育について研究。丁寧な授業実践記録やエッセイなど。リンクも充実。
☆豊かな美術教育を! http://homepage.mac.com/yamazakimasaaki/Menu4.html 
 「今こそ美術教育を」の思いがいっぱい。授業風景はビデオでも。資料のDLも可能。
☆イタリア美術を調べたい! http://www2s.biglobe.ne.jp/~toshiyat/ 
 美術の教科書に出てくる作品の解説や歴史など。中学生にも分かりやすく、が特徴。
☆ワンダースクエア 学びの館〜図工・美術
横浜市教育情報ネットワーク「Y.YNET」中のリンク集。充実!調べ学習にも使える。
☆Webこども美術館〜美NASSE〜(熊本県図画工作・美術研究会)
児童生徒による膨大な量の作品データベース。400人分の解説あり。実践事例も豊富。
☆ルーブル美術館 http://www.louvre.or.jp/ 
 嬉しい日本語版。作品の鑑賞など充実している。「見る」ことからも感性を養おう!
 
(11)計算特集
☆「読み書き計算」反復 徹底http://www.yomiuri.co.jp/education21/news/2002060301.htm  
 読売新聞 教育新世紀 
☆drill100.com 百マス計算 http://drill100.com/archives/cat_e_100.html 
 百マス計算全般についての情報
 百マス計算に対するいろいろな考えを知ることができます
☆ウィリーのつれづれ雑記帳 http://minea.cocolog-nifty.com/junk/2004/01/post_22.html 
 百マス計算に対する考察
☆「マス計算」を止めた理由と改善策 http://homepage.mac.com/donguriclub/triangle.html 
☆家本芳郎の教育時評(2002年10月号)
「ほんとうの学力」をめぐって http://www.koubunken.co.jp/iemoto/2002_10.html 
☆100マス計算ブームのわけ  ゆとり教育=学力低下不安
 http://www.chunichi.co.jp/nie/topics/062.html 岸本裕史氏のインタビュー記事など
☆京都新聞 学力確保を 注目される反復学習 http://www.kyoto-np.co.jp/kp/special/kawaru/nibu2.html 
☆ソフト 100マス計算 100マス計算のプリントを作成するEXCELシート 作成者
 :岐阜・村瀬康一郎 http://www.crdc.gifu-u.ac.jp/edsoftdb/100masu.html 
☆100マス計算練習 http://www.internetkobe.com/100/ 
 ウェブ上ですぐできます
☆百マス計算帳 http://www.icss.to/software/hyakumasu/ 
 無料ソフトあります
☆「木のピオ村小学校」 算数 
 多数のソフトが公開中↓トップページです
☆百マスタイマー&百マス計算自動作成プログラム
☆百マス計算問題作成機 http://hima.chu.jp/cgi/prog-bbs/prog.cgi?mode=show&id=540 
  ランキングに挑戦 印刷も可
☆メールマガジン 親と先生のための百ます計算 http://milestone-vc.hp.infoseek.co.jp/ 
 
 教育関連情報
(1)教員免許更新制の導入などを諮問(文部科学省)
 中山文部科学相は10月20日、教員免許更新制の導入など教員制度改革について中央教育審議会に諮問した。また教員を養成する「専門職大学院」の設置なども協議、1年以内に答申を行う予定。
 今後の教員養成・免許制度の在り方について(諮問)【文部科学省】
☆★☆コメント☆★☆
 教員養成における専門職大学院の在り方については、現在の教員養成についての問題点として,次のことが例示されている。@ 教職課程の科目は理論や講義が中心で,演習や実験,実習等の時間が必ずしも十分ではないこと,A 教職経験者が指導に当たっている例が少ないことなど,実践面での指導力の強化が課題
 まさにその通りで、現在の教員養成が、理論はともかく、実践上ではほとんど役に立っていないことを明確に示している。ただ、そこで誰が指導するのか、教員のスペシャリストを養成する教員の要請が不可欠であろう。
 また、教員免許制度の改革,とりわけ教員免許更新制の導入では,「教員免許更新制の導入の意義及び位置づけ,教員免許状の授与の仕組みや更新手続きなど教員免許更新制の具体的な制度設計,教職課程の履修状況を十分に判断した上で教員免許状を授与するための方策,学部段階の教職課程の改善・充実方策,教職課程の認定に係る審査等の見直し,教員免許状の種類の在り方,教員免許状と教員の処遇との関係等」が検討課題として上がっている。これらについて、否定する気はないし、有効な方法であれば教育改革につながるであろうと考える。しかし、現実の運用は簡単ではない。
 現行の運転免許の更新は、何もなければ視力検査のみである。教員の場合、健康診断は毎年義務づけられているので、その他の用件として、指導力という、もっとも基本的な部分が問われよう。その指導力をどう図るのか、客観的にどうやって数値化するのか、中教審での議論を待ちたい。
 
(2)「校長と教頭評価」4項目5段階で12月試行(長野県)
 長野県教育委員会は10月20日、第16回教員評価検討委員会を開き、校長、教頭の管理職の評価概要を明らかにした。学校組織の経営や指導監督など4項目、教員や保護者、生徒らにも情報も得た上で5段階評価、12月から試行する。参照:第16回教員評価検討委員会を開催【長野県】
☆★☆コメント☆★☆
 まず資料をじっくりと読みたい。
 実際には管理職だけでなく、教諭・講師・養護教諭などすべての評価概要が書かれている。しかし、やはり管理職の評価が目立つ。
 評価の方法は、自己申告書の作成と面接による。自己申告書は、当初申告・経過報告・目標の達成状況・次年度の課題を書くことができるようになっている。
 また、管理職は、各評価項目に対して、成果・実践力・意欲の評価をもとに、その項目を評価し、さらに各項目を総合して評価している。
 さて、問題は、この制度そのものの評価である。組織的にしっかりと話し合われているのはわかるが、実際の運用で評価が形だけのものになる恐れは十分に考えられる。
 これも実際の運用と成果について大いに注目したい。
 
(3)部活成績で先生の能力給を査定  大阪府教委
 大阪府教委は、2006年度から導入する方針の「先生の能力給」で、部活動の成績も評価対象にすることを決めた。
 放課後や土日曜の部活動は教育活動の一環だが、教員の自発的な指導が基本のため、学習指導要領には位置づけが明確に示されていない。府教委は、ボランティア扱いになっている部活動の指導を勤務評価に含めて給与に反映させることで、少子化などで休廃部が相次いでいる部活動の活性化も目指す。東京都教委に次ぐ2番目の試み。府教委は「部活動は教育活動として意義がある。頑張って指導している教師を府教委としても応援したい」と話している。
☆★☆コメント☆★☆
 画期的であるが、軸がぶれている観はぬぐえない。
 「スポーツ振興基本計画」によれば、平成22年度までに各市町に一つ以上の総合型スポーツクラブをつくるよう求めている。そこでは、競技スポーツ、生涯スポーツの拡充と共に、学校体育との連携を求めている。しかし、部活動の総合的スポーツクラブへの連携・移行は進んでいない。そして今回の東京・大阪の動きは、まさに逆行している。
 まず、部活動を何らかの形で学習指導要領に位置づけることが先ではないだろうか。
 
 メルマガ紹介
(1) Vol.145 ─────────────────────── 2004. 10/26 (TUE)◆
          教育情報 Magazine/ある小学校教師の独り言
☆★☆ 紹 介 ☆★☆
 いつもの島原先生のまとめです。ここは、2学期制の先駆的な学校ですが、時間節約の、いわゆる「2学期制のための2学期制」のために行ったわけではなく、授業改善を追究していった結果、必然的に2学期制にたどりついた学校です。その根底には、教育課程とその評価について、年間を見通した確かな哲学に基づいています。次のシンプルなまとめから、そのベースにあるものを読み取ってみてください。
 −−−−−−−−−−−以下抜粋−−−−−−−−−−−−−
[1]2学期制を生かし,ねらいを達成する教育課程の創造
 私の勤務校は15年度から2学期制を導入しています。2学期制を生かした教育課程の編成についてまとめる機会がありましたので,そのときの資料を以下に紹介します。
   ― 2学期制を生かし,ねらいを達成する教育課程の創造 ―
      どの子にも「確かな学力」をつけるための教育課程
■2学期制を生かした教育課程編成


 

   時間的にも精神的にも余裕を持った学習への取り組み
 


 

・従来の学期末(7・12月)の通知表作成がないことで生じる「気持ちと時間のゆとり」を十 分に学習指導に生かす。                   
・この期間の実質的指導時間増加数は110時間,日数にすると20日(年間授業日数のおよそ 1割にあたる)                       
・2学期制に対応した各教科配当授業時数,週時程,日課,そして各教科等の年間指導計画,評 価計画などの見直し                     
・授業時数確保の問題は,単に時数の問題だけではなく,質量両面から学校の授業をどう充実さ せるかが問われている。                   
 
■17年度に向けての編成上の留意点


 

「確かな学力」の育成
 
 
「確かな学力」のおさえ
  ? 学ぼうとする力(関心・意欲・態度)
  ? 学び方(課題発見力・思考力・判断力)
 ? 学んだ力(知識・技能)
 

 


 


 

授業改善のための評価活動
 
 
指導と評価の一体化
 ・すべての児童に基礎的,基本的な学力を保証するため授  業の改善に努め,個別指導,少人数指導,習熟度別指導,  ティームティーチングなどの指導方法を工夫する。
個に応じた指導
 ・少人数指導の充実/学習補充の時間
 

 


                                               


 

  家庭や地域との連携
 
 
説明責任
 ・「開かれた学校」づくりの推進
 ・家庭や地域社会との連携体制
 ・地域の教育力の活用
 ・学校参観日,学級懇談会,個人懇談会
 

 



 


 

今日的な教育課題を考慮
 
 
21世紀を担う児童の「生きる力」の育成
 ・ 総合的な学習の充実を図る。
 

 
 
                     ↓
 
教育課程の評価
 
 





 

 

 
 ○教育課程の編成 → 実践 → 評価 → 次年度へ
  ・年間指導計画,評価計画,そして各教科配当時数,日課表,週時程などの見直し
 ○内部評価と外部評価,そして評価結果の公開
 








 
  長期休業の扱い  
1 学びの連続を図る長期休業とする。
 ・学習相談だけでなく,総合的な学習などの追究活動の個別支援
2 休業を有意義に過ごすための継続的な取り組み
 ・長期休業でなければできない継続的な取り組み/総合的な学習への取り組み
   目的意識を持った継続的な取り組み/達成感,充実感/工夫,段取り
 ・個別の事前指導,個人懇談会での保護者との相談,そして事後の評価
3(教師側)7月までの子ども一人ひとりの学習を評価し,9月からの指導に生かす。
 
(2) ★ ワールド・ニューズ・メール ★  火曜グローバル版    
     〓TheWorld News Mail@2004.10.26 No.519 週2回無料、金曜はスペシャル〓
☆★☆ 紹 介 ☆★☆
 新聞でも片隅にしか載らないような、または全くマスコミには流れないような世界の情報がわかります。その目次を紹介します。
 −−−−−−−−−−−以下抜粋−−−−−−−−−−−−−
◆アジア・大洋州
 【与党、波紋呼ぶ4大法案提出、国民に政権への不信感広がる】韓国
 【シハモニ殿下が新国王に−シアヌーク前国王、迅速に動く】カンボジア
 【客船火災がテロと判明、刷新すべき海運の安全対策】フィリピン
 【モンゴルのエルデンチュルーン前外相に聞く】モンゴル
 【小売業界の変革期迎えたタイ、バンコクでコンビニ出店相次ぐ】タイ
 【北朝鮮経済ウォッチ・日本中古車の対北輸出に規制】北朝鮮
◆米 州
 【最終盤・米大統領選〈1〉フロリダ州】米国
 【尾を引く米聖公会のゲイ主教叙任騒動】米国
 【ブッシュ・ケリー両陣営、大接戦を予想−米大統領選】米国
◆欧州・ロシア
 【3期目を目指すブレア英首相、公共福祉改革の総仕上げが目標】英国
◆中東・アフリカ
 【悪化するエリトリア・スーダン関係、続く地域の政情不安】スーダン
 【ノーベル平和賞、ケニアの環境副大臣に】ケニア
 
☆★☆ 紹 介 ☆★☆
 これも、そのメールマガジンから。
 26日の朝のニュースで、ブッシュ大統領の地元紙がケリー支持を打ち出し、住民から不買運動を受けているというものが流れた。このように、新聞社が明確に支持を打ち出すのは、日本では考えられない。(政党機関誌は別にして…)
―――[2004.10.17 Sun.]――――――――――――――――――――――――
【NYタイムズがケリー氏支持を表明】
 ニューヨーク・タイムズは社説で、大統領選挙で民主党候補のジョン・ケリー上院議員への支持を表明した。社説はブッシュ大統領を厳しく批判した。
 
(3)  国際協力マガジン・キッズ     2004/10/23号
★★   〜もっと知りたい地球の友だち 途上国とわたしたち〜
★★★★    Developing World Kids Mail Magazine    読者数 1049
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☆★☆ 紹 介 ☆★☆
 初めての紹介。
 児童生徒にとって、さらには私たち教師にとっても国際理解のための貴重な情報が得られるメルマガ。発展途上国の話が聞けるのがありがたい。
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 エクアドルで音楽を教えている先生が送ってくれる「赤道直下通信」(せきどうちょっかつうしん)。4回目は、学校のお話です。エクアドルの子ども達はどんな学校生活を送っているのでしょう?休み時間には何をしてあそんでいるのかな?
●● 赤道直下通信 その4「学校と子ども達」--------------------------
■学校は朝7時15分から
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 エクアドルの学校の朝はとっても早いんです。たとえば、私の学校は毎朝7時15分から全校朝礼がまずあって、簡単(かんたん)なレクリエーションの後「ゴミはゴミ箱に捨(す)てましょう」「時間を守って行動しましょう」など担当の先生の話があります。
 また、月曜日の朝礼は特別で、国歌を歌った後に校長先生のお話があります。肝心(かんじん)の授業は7時30分〜12時30分まで。1年生から6年生まで1時限45分の6時限授業です。
 ちょっと日本の学校と違(ちが)うのが、授業間の休みがないことです。3時限目と4時限目の間に30分間のお休みがあるだけです。そのため、私は授業が終わると、次のクラスへとオルガンを持って走らなくてはなりません(^_^;)。
 学校で教えている教科は、国語、英語、算数、理科、社会、図工、体育、音楽etc……。ま、これは日本とほとんど変わりませんね。
■学校でお菓子を……
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 日本の学校とまったく違うのが、子ども達が常(つね)に何かを食べているということ。これには驚(おどろ)かされました。なにしろ、いつものべつまくなしに口を動かしていて、時には授業中でも先生の目を盗(ぬす)んでパクッ!! 実は、学校内に小さなお店があるので、いつでも好きな時にお菓子を買うことができてしまうんです。
 以前、「セニョリータ! トイレに行きたいのだけれど……」と子どもが言うのでOKしたら、トイレには行かず、お菓子を買っていた、な〜んてこともありました。「まったくも〜!」と思いますが、なぜか憎(にく)めない子ども達です。
■休み時間は何してあそぶ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 30分の休み時間は、子ども達が1番楽しみにしているときです。男の子は毎日皆(みんな)サッカーで遊んでいます。ボール捌(さば)きはとっても上手。さすが、南米の子ども達! って感じです。また、女の子は家から持ってきた人形で遊んだり、友達と話をしたり……。5、6年生になっても男の子はミニカー、女の子は人形で遊んでいたりするので、日本の子ども達に比(くら)べ、とても幼(おさな)いなぁと思います。
 校舎は、日本で言うところのプレハブ製で、コンクリートで固められた校庭の周りを囲んでいます。教室内は、コンクリートの床にコンクリートの壁です。ただし、雨漏(も)りがする教室もあります(^_^;)。日本の教室には生徒の絵や書道の作品がたくさん張ってありますが、こちらではなにも飾(かざ)りません。ですので、ちょっと寂(さみ)しい気がしますが、そのかわり壁(かべ)にはペンキで動物の絵が書いてあるんですよ(笑)。
■音楽の時間にダンス!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 授業中、黒板に音符(おんぷ)を書いて「ノートの五線にド、レ、ミの音符を5回ずつ書きましょう!」と言ったら、ノートにはDo、Do、Do……と書いてあって苦笑(くしょう)したり、「この音符は色鉛筆(えんぴつ)の緑色で塗(ぬ)りましょう!」と言ったら「セニョリータ、緑色ってどの色?」と聞かれたり……。
 しかし、さすがラテンの国の子どもたち、授業中にリズム感の良い曲をかけでもしたら、もう大変。皆立ち上がって踊(おど)り始めます。う〜ん上手!
 また、同じ学校で働いている体育教師がリレーを教えた時に「子ども達は皆ゴールで止まってしまうんだよねぇ〜。走りきれって説明したんだけれど……」と言っていました。しかも、ゴールで他の子に抜(ぬ)かされた場合も「僕達のチームはゴール前まで1位だったのだから1位だ〜」と抗議(?)してきたり。日本の子ども達だったら小さい頃から常識(じょうしき)としてわかっていることがわかっていなかったりするので、時々とまどってしまいます。
 日本の子ども達に比べたら素朴(そぼく)で幼いエクアドルの子ども達ですが、いつも明るくて好奇心がいっぱい。みんなキラキラした眼を持ってます。
 
 おすすめ研究発表
(1)第9回 New Education Expo 2004 セミナー・展示会のご案内  http://expo.uchida.co.jp/ 
 主催:New Education Expo 実行委員会。共催:日米映画文化協会、内田洋行教育システム事業部。「教育改革」「教育特区」「大学改革」「教育の情報化」「理科教育」「語学教育」等をテーマとして掲げ、識者の方のご講演、各学校の実践事例発表等をセミナー形式で実施する。基調講演に東京大学の小柴 昌俊名誉教授(29日名古屋会場)。
10月29日―11月20日、名古屋、宮崎、東北、福岡の4会場。無料。当日受け付け可。
詳細は上記ホームページか、下記連絡先へ。
NewEducationExpo事務局
E-mail:expo@uchida.co.jp TEL03-5634-6397 FAX03-5634-4088
 
(2) Pre-Con★学びんピック認定大会『第2回 全国プレゼンテーションコンテスト』
   ―集まれ!小・中・高校生、全国に自分の思いや感動を伝えよう!―
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 小中高生が、総合的な学習の時間や教科情報等の授業で学んだ成果をプレゼンテーションすることで、自らの表現力や情報活用能力を伸ばすことを目的としたコンテスト。プレゼンテーションの様子を撮影したビデオによる1次審査・2次審査を行い、来年3月20日には上位12チームによる全国大会を東京・日本科学未来館で開催します。小学生中学年、同高学年、中学生、高校生の4部門。10月末までに出場登録をし、11月末までに応募書類を提出してください。
詳細は http://www.pre-con.org/ 
全国プレゼンテーションコンテスト実行委員会
TEL: 03-5292-5241 FAX:03-5292-5258   info@pre-con.org
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp