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報告者  土 井

2006年4月27日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井、高橋先生(門弟山小)、早川先生(江南北中)、奥村先生、大野先生(岩南小)、坪内先生(犬北小)、尾関先生(曽野小)、勝村先生(楽田小)、野沢先生(柏森小)、寺谷先生(高雄小)、木原先生(大南小)、栗本先生(木曽川東小)、高木先生(犬山中)、池邑さんの14名でした。

 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

  与党の教育基本法改正案・全文
 愛知県版 市町村児童相談の手引き
 超協力教材登場!Google
  ものづくりのページ訪問
  「団塊の世代」の大量退職をどうとらえるか?
 講演紹介
 便利Web特集
 教育関連情報
 MM紹介

10 耳より情報

与党の教育基本法改正案・全文

 「愛国心」報道で話題になっている教育基本法の与党案について、議論がまき起こっている。議論そのものはとてもよいことだが、はたしてその内容をふまえてのことかどうか疑わしい。「愛国心」や「伝統の継承」という文字ばかりが踊り、その全体像についての報道が少ないのは残念だ。
 与党案を読むと、ほとんど報道されない部分で興味深い所がいくつもある。そもそも項目立てが大きく異なる。    
 
《現行法》前文、教育の目的、教育の方針、義務教育、男女共学、学校教育、社会教育、政治教育、宗教教育、教育行政、補足
 
《改正案》前文、教育の目的、教育の目標、生涯学習の理念、教育の機会均等、義務教育、学校教育、大学、私立学校、教員、家庭教育、幼児期の教育、社会教育、学校・家庭および地域住民等の相互の連携協力、政治教育、宗教教育、教育行政、教育振興基本計画、補足
 
 この項目の違いは、終戦直後と現代の教育観の違いをよく表している。生涯学習の理念が前面に出て、家庭教育や幼児教育が独立し、学校・家庭および地域住民等の相互の連携協力を求めていることなどは、戦後の教育学の一定の成果と考えられる。
 以下、現行法にない考え方を太字で示す。ここで登場した意味を考えながら読んでみたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
 前文
 我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家をさらに発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統の継承と新しい文化の創造を目指す教育を推進しなければならない。ここに我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓(ひら)く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。

1.教育の目的
 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家および社会の形成者として必要な資質を備えた、心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならないこと。
 
2.教育の目標
 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとすること。
 (1)幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体をはぐくむこと。
 (2)個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性をはぐくみ、自主および自律の精神を養うとともに、職業および生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
 (3)正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画、その発展に寄与する態度を養うこと。
 (4)生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
 (5)伝統と文化を尊重、それらをはぐくんできたわが国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。
 
3.生涯学習の理念
 国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現が図られなければならないこと
 
4.教育の機会均等
(1)すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差別されないこと。
(2)国および地方公共団体は、障害のある者が、その障害の状態に応じ、十分な教育が受けられるよう、教育上必要な支援を講じなければならないこと。
(3)国および地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって修学が困難な者に対して、奨学の措置を講じなければならないこと。
 
5.義務教育
(1)国民は、その保護する子に、別に法律で定めるところにより、普通教育を受けさせる義務を負うこと。
(2)前項の普通教育は、個人の能力を伸ばし、社会において自立的に生きる基礎を培い、また、国家および社会の形成者として必要な資質を養うことを目的として行われるものとすること。
(3)国および地方公共団体は、義務教育の機会を保障し、その水準を確保するため、適切な役割分担および相互の協力の下、その実施に責任を負うこと。
(4)国または地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料を徴収しないこと。
 
6.学校教育
(1)法律に定める学校は、公の性質を有するものであって、国、地方公共団体および法律に定める法人のみが、これを設置することができること。
(2)前項の学校においては、教育の目標が達成されるよう、教育を受ける者の心身の発達に応じて、体系的な教育が組織的に行われなければならないこと。この場合において、教育を受ける者が、学校生活を営む上で必要な規律を重んずるとともに、自ら進んで学習に取り組む意欲を高めることを重視して行われなければならないこと。
 
7.大学
 大学は、学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究して新たな知見を創造し、これらの教育および研究の成果を広く社会に提供することにより、その発展に寄与するものとすること。このためには、自主性、自律性その他の大学における教育および研究の特性は尊重されなければならないこと。
 
8.私立学校
 私立学校の有する公の性質および学校教育において果たす重要な役割にかんがみ、国および地方公共団体は、その自主性を尊重しつつ、助成その他の適当な方法により私立学校教育の振興に努めなければならないこと。
 
9.教員
 法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならないこと。このためには、教員の身分は尊重され、その待遇の適正が期せられるとともに、養成と研修の充実が図られなければならないこと。
 
10.家庭教育
(1)父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有するものであって、生活のために必要な習慣を身に付けさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとすること。
(2)国および地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会および情報の提供その他家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならないこと。
 
11.幼児期の教育
 幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであることにかんがみ、国および地方公共団体は、幼児の健やかな成長に資する良好な環境の整備その他適当な方法によって、その振興に努めなければならないこと。
 
12.社会教育
(1)個人や社会の多様な学習に対する要望にこたえ、社会において青少年および成人等に対して行われる教育は、国および地方公共団体によって奨励されなければならないこと。
(2)国および地方公共団体は、社会教育に関する施設の設置、学校等の施設の利用、学習の機会および情報の提供その他の適当な方法によって社会教育の振興に努めなければならないこと。
 
13.学校、家庭および地域住民等の相互の連携協力
 学校、家庭および地域住民その他の関係者は、教育におけるそれぞれの役割と責任を自覚するとともに、相互の連携および協力に努めるものとすること。
 
14.政治教育
(1)良識ある公民として必要な政治的教養は、教育において尊重されなければならないこと。
(2)法律に定める学校は、特定の政党を支持し、またはこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならないこと。
 
15.宗教教育
(1)宗教に関する寛容の態度および宗教に関する一般的な教養並びに宗教の社会生活における地位は、教育において尊重されなければならないこと。
(2)国および地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならないこと。
 
16.教育行政
(1)教育は、不当な支配に服することなく、この法律および他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担および相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならないこと。
(2)国は、全国的な教育の機会均等と教育水準の維持向上を図るため、教育に関する施策を総合的に策定し、実施しなければならないこと。
(3)地方公共団体は、当該地域における教育の振興を図るため、その実情に応じた教育に関する施策を策定し、実施しなければならないこと。
(4)国および地方公共団体は、教育が円滑かつ継続的に実施されるよう、必要な財政上の措置を講じなければならないこと。
 
17.教育振興基本計画
(1)政府は、教育の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、教育の振興に関する施策についての基本的な方針および講ずべき施策その他必要な事項について、基本的な計画を定め、これを国会に報告するとともに、公表しなければならないこと。
(2)地方公共団体は、前項の計画を参酌し、当該地方公共団体の実情に応じ、当該地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画を定めるよう努めなければならないこと。
 
18.補則
 この法律に掲げる諸条項を実施するため、必要な法令が制定されなければならないこと。
   http://www.sankei.co.jp/news/060413/sei098.htm より引用。
  前文のみ    http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/20060413k0000e010081000c.html 
現行法は http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/kyouikukihonhou.htm 

 
 愛知県版 市町村児童相談の手引き 〜「市町村児童家庭相談援助指針」の概要とQ&A〜
   http://www.pref.aichi.jp/jiso/annai/manyu/shicyoson/sicyouson.pdf   
 愛知県から各市町に配布された手引きのpdf版。70ページを超える労作で、児童虐待や発達障害といった現代的な課題に対して、質問に答える形でわかりやすくまとめられている。こういったものが、ネット上で誰もが読める形で公開されていることはありがたい。
 こうしたものがあることを知っていることと知らないことが、何かの時に差となって表れる。

 超協力教材登場!Google
 Googleの進歩はめざましい。社会教師にとって、使えるか使えないかは大きな差となって表れる。
(1)Google マップ
 これはすごい!
 衛星写真を簡単に見ることができる。地球サイズから、わが家の庭に停めてある車まで識別できる、柔軟な縮尺の変化が大きな魅力だ。これは社会科の学習の大きな武器になる。
(2)Googleアース
 サイトから無料でダウンロードできるソフトウェアを使うと、世界各国の衛星写真と起伏に富む地形の立体画像、さらに米国、カナダ、イギリスでは数多くのレストラン、学校、ホテルといった地域情報を含む都市の詳細な3次元画像(スクリーンショット)を見ることができる。また、複数の場所や3次元で表される各都市を結ぶ経路を、空を飛ぶような感覚で移動する動画も楽しめる。
(3)「ある時期のニュースだけを検索したい」
 特定の期間の情報を手に入れたいことは多い。この場合、Googleで「daterange:」という構文を使い、たとえばdaterange:2453584-2453645 として、キーワードを入れると、その期間限定に登録された情報を手に入れることができる。数字はユリウス暦で
    http://home.kanto-gakuin.ac.jp/~nmaeda/subject/intgeo2/jd_calc.shtml で西暦から変換出来る。


 ものづくりのページ訪問
 −ものばかりとは限りませんが−
(1) 「ゴムせいひんのできるまで」 いただいたメールから紹介
http://www.aichi-iic.or.jp/co/mitokugomu/kodomo.htm 
 コンセプトは、産業には、とくに、自動車産業は、中小企業の黒子的存在が非常に大切なんだというところにあります。
 それと、なんでもなく見えるゴムが化学式の塊でできていて、その反面作り方がたこ焼きやいか焼きみたいに親しみやすい。大学の応用化学を出た人でも実際の作製方法を知らない人が多い。身近なゴムなのに作り方を知らない・・・。実際の見学は危険も伴うし、企業秘密もあるのでバーチャル工場見学なら気軽。
 難しい用語やもっと知りたくなるところをあえて、アップせず、興味持ったら子供さんが自分でネットで調べて奥を深めるべきと言う考えで簡単に仕上ました。
 
(2)THE MAKING
スペシャル版は44分超の映像で紹介されています。
 @ ボーイング777のできるまで
  http://sc-smn.jst.go.jp/8/bangumi.asp?i_series_code=B990602&i_renban_code=001 
 A 700系新幹線ができるまで
http://sc-smn.jst.go.jp/8/bangumi.asp?i_series_code=B010602&i_renban_code=004 
 B 消防自動車ができるまで
http://sc-smn.jst.go.jp/8/bangumi.asp?i_series_code=B030602&i_renban_code=005 

その他、THE MAKING
 私たちの身の回りにある「モノ」たちのできあがる姿をビデオで追った「メーキング・ムービー」。最新の科学技術と伝統の技によって「モノ」たちが作り上げられる過程を映像でつづります。原料から製品に変わっていく驚きの映像をお楽しみください。
http://sc-smn.jst.go.jp/4/series.asp?i_series_name=THE+MAKING
(2)マヨネーズのできるまで
(3)一眼レフカメラのできるまで
(4)清涼飲料のできるまで〜ミルクティー〜
(5)ホッチキスのできるまで
(6)鉛筆のできるまで
(7)段ボール箱のできるまで
(8)板ガラス・鏡ができるまで
(9)アルミなべのできるまで
(10)雑誌ができるまで
(11)レンズ付フィルムのリサイクル
(12)口紅ができるまで
(13)ピアノができるまで
(14)くつ下ができるまで
(15)発泡スチロールトレーのリサイクル
(16)アルミ缶のリサイクル
(17)自動車ができるまで
(18)時計ができるまで
(19)ミシンができるまで
(20)セロハンテープのできるまで
(21)万年筆ができるまで
(22)ぬいぐるみができるまで
(23)ランドセルができるまで
(24)蛍光ランプができるまで
(25)歯ブラシ・歯ミガキができるまで
(26)トランペットができるまで
(27)石けんのできるまで
(28)スニーカーができるまで
(29)オルゴールができるまで
(30)ストッキングができるまで
(31)ティッシュペーパーができるまで
(32)お菓子ができるまで
(33)コンビニエンスのお弁当ができるまで
(34)缶詰ができるまで
(35)おもちゃができるまで
(36)自転車ができるまで
(37)麺ができるまで
(38)Tシャツができるまで
(39)原子力発電所ができるまで
(40)パイができるまで
(41)シャンプー・リンスができるまで
(42)羽子板ができるまで
(43)レトルト食品ができるまで
(44)食品サンプルができるまで
(45)消火器ができるまで
(46)ペットボトルリサイクル
(47)カップめんができるまで
(48)墨ができるまで
(49)ファスナーができるまで
(50)ハイテク野菜ができるまで
(52)蚊取り線香ができるまで
(54)化粧品ができるまで
(55)ポテトチップができるまで
(56)信号灯器ができるまで
(57)ストローができるまで
(58)ばね(自動車用)ができるまで
(59)ブラインドができるまで
(60)スプーンとフォークができるまで
(61)使い捨てマスクができるまで
(62)コンタクトレンズができるまで
(63)スチールボールができるまで
(64)輪ゴムができるまで
(65)フォークギターができるまで
(66)チョコレート菓子ができるまで
(67)バットができるまで
(69)ハサミができるまで
(70)救急バンソウコウができるまで
(71)人工芝ができるまで
(72)柿の種ができるまで
(73)耐火レンガができるまで
(74)かまぼこができるまで
(75)茶わんができるまで
(76)ハーモニカができるまで
(77)琴ができるまで
(78)七輪ができるまで
(79)判子(ハンコ)ができるまで
(80)草刈機ができるまで
(81)鍵盤ハーモニカができるまで
(82)グミキャンディーができるまで
(83)釣竿ができるまで
(84)卓球ラケットができるまで
(85)メガネフレームができるまで
(86)野球グラブができるまで
(87)手袋ができるまで
(88)ボウリングの球ができるまで
(89)金属バットができるまで
(90)硬式野球ボールができるまで
(91)しょう油ができるまで
(92)プラモデルができるまで
(93)電球ができるまで
(94)スピーカができるまで
(95)ビデオテープができるまで
(96)パン粉ができるまで
(97)魔法瓶ができるまで
(98)パスタができるまで
(99)割りばしができるまで
(100)レコードができるまで
(101)マッチができるまで
(102)リコーダーができるまで
(103)かつお節ができるまで
(104)ワイングラスができるまで
(105)そろばんができるまで
(106)かい中電灯ができるまで
(107)紙コップができるまで
(108)とび箱ができるまで
(109)粒ガムができるまで
(110)毛布ができるまで
(111)手のべそうめんができるまで
(112)プチケーキができるまで
(113)おもちができるまで
(114)スティック菓子ができるまで
(115)みかんの缶詰ができるまで
(116)缶コーヒーができるまで
(117)地球儀ができるまで
(118)ボールペンができるまで
(120)清涼菓子ができるまで
(122)ガラスびんができるまで
(123)ノートができるまで
(125)便器ができるまで
(126)絹糸ができるまで
(127)ジーンズができるまで
(128)トイレットペーパーができるまで
(129)自転車タイヤができるまで
(130)ピンポン球ができるまで
(131)たまごパックができるまで
(132)ふりかけができるまで
(133)ドレッシングができるまで
(134)自動車用ホイールができるまで
(135)石油ファンヒーターができるまで
(136)トウフができるまで
(137)グラスビーズができるまで
(138)冷凍たこ焼きができるまで
(139)消しゴムができるまで
(140)下水道管ができるまで
(141)ドラム缶ができるまで
(142)たいこができるまで
(143)さきイカができるまで
(144)バウムクーヘンができるまで
(145)かりんとうができるまで
(146)瓦(かわら)ができるまで
(147)こんにゃくができるまで
(148)消防ホースができるまで
(149)塩ができるまで
(150)たわしができるまで
(151)まんじゅうができるまで
(152)ブリキロボットができるまで
(153)冷凍ぎょうざができるまで
(154)将棋盤ができるまで
(155)コーンフレークができるまで
(156)剣道具ができるまで
(157)カーブミラーができるまで
(158)お菓子(ウエハースとボーロ)ができるまで
(159)どら焼きができるまで
(160)だて巻きができるまで
(161)布粘着テープができるまで
(163)紅茶ティーバッグができるまで
(164)カニ風味かまぼこができるまで
(165)こんぶ菓子ができるまで
(166)納豆ができるまで
(167)いちごジャムができるまで
(168)こいのぼりができるまで
(169)ごま油とラー油ができるまで
(170)ラップとアルミホイルができるまで
(171)えのぐができるまで
(172)アルミサッシができるまで
(173)アイスクリームができるまで
(174)テニスボールができるまで
(175)黒板とチョークができるまで
(176)ドッグフードができるまで
(177)トマトジュースができるまで
(178)コーンの缶詰ができるまで
(179)野球ヘルメットができるまで
(180)テニスラケットのガットができるまで
(181)カイロができるまで
(182)イカの塩辛ができるまで
(183)冷凍ハンバーグができるまで
(184)マネキンができるまで
(185)梅ぼしができるまで
(186)スクーターができるまで
(187)砂糖ができるまで
(188)タオルができるまで
(189)ふ菓子ができるまで
(190)木琴ができるまで
(191)フッ素樹脂加工のフライパンができるまで
(192)駄菓子ができるまで

サイエンスチャンネル 全シリーズは  http://sc-smn.jst.go.jp/5/5frame.html 
 
(3)ジャンル別。見応えがあるものが多い。
【農産物】
・お米ができるまで        http://ac.ogata.or.jp/kome/kome.htm 
                 http://www.fukushima-kome.com/okome.html 
                 http://www.yamatane.co.jp/kome/deki_top.html 
・リンゴができるまで       http://www.pref.aomori.lg.jp/nourin/ringo/ringo-dekiru02.html 
【飲食物】
・お菓子ができるまで       http://www.morinaga.co.jp/factory/ 
                 http://www.lotte.co.jp/factory/top.html 
・ポッキー・プリッツ工場見学   http://www.glico.co.jp/glicopia_kobe/10guide.htm 
・かっぱえびせんができるまで   http://www.calbee.co.jp/kappaebisen/make/index.html 
・ポテトチップができるまで    http://www.ja-memuro.or.jp/potatoland/chips/calbee.html 
・チューインガム製造工程     http://www.chewing-gum.org/kotei/index.html 
・ロッテのお菓子工場へ      http://www.lotte.co.jp/factory/top.html 
・都こんぶ製造工程        http://www.nakanobussan.co.jp/miyako-konbu/index.html 
・野菜スナックができるまで    http://www.calbee.co.jp/yasai-snack/making/index.php 
・こんにゃくゼリー        http://www.mannanlife.co.jp/virtual/ 
・豆腐・こんにゃくができるまで  http://www.marui-g.co.jp/factory/ 
・ケロッグ工場見学        http://www.kellogg.co.jp/kids/kengaku.html   
・ドレッシングができるまで    http://www.fundokin.co.jp/virtual/ 
・うなぎパイができるまで     http://portal.nifty.com/special06/01/31/index.htm 
・コカ・コーラができるまで    http://www.tokyo.ccbc.co.jp/factory/index2.html 
・ちくわができるまで       http://www.kaneshime.co.jp/shokuhin/contents/line-tikuwa.htm 
・チョコレート・ココアができるまで  http://www.chocolate-cocoa.com/dictionary/process.html 
・砂糖ができるまで         http://sugar.lin.go.jp/qa/making.htm 
・カレーができるまで       http://www.sbcurry.com/curry/index.html 
・牛乳・乳製品ができるまで    http://www.meinyu.co.jp/service/factory/ 
・味噌ができるまで        http://www.hanamaruki.co.jp/factory/movie.html 
・醤油ができるまで        http://www.yugeta.com/newhp/monoshiri.html 
                 http://www.wadakan.net/katei/katei.htm 
・リポビタンD          http://www.taisho.co.jp/lipod/virtual/ 
・ソフトクリームができるまで   http://www.nissei-com.co.jp/sc_factory.jsp 
・パンの工場見学         http://www.pasconet.co.jp/factory/index.html 
・ハムの工場見学         http://www.itoham.jp/public/ 
・ラーメンができるまで      http://kids.seimen.co.jp/ 
                 http://www.sanyofoods.co.jp/factory/ 
                 http://www.instantramen.or.jp/easy/kojyo/index.html 
・小麦粉ができるまで       http://www.nisshin.com/study/factory/index.html 
・昭和産業工場見学        http://www.showa-sangyo.co.jp/kengaku/ 
・キリンビバレッジ工場見学    http://www.beverage.co.jp/vr/ 
・伊藤園工場見学         http://www.itoen.co.jp/tea/factory/ 
・アサヒ飲料           http://www.asahiinryo.co.jp/virtual_factory/ 
・ビールができるまで       http://www.suntory.co.jp/factory/kyushu-kumamoto/guide/index.html 
                 http://www.kirin.co.jp/about/brewery/factory/online/index.html 
・酒ができるまで         http://www.zuiyo.co.jp/list/sakemade/main.html 
・焼酎ができるまで        http://www.asahibeer.co.jp/enjoy/shochu/process/ 
【工業製品】
・鉄ができるまで         http://www.jfe-steel.co.jp/museum/ksc_iron/making.html 
・タイヤができるまで       http://toyotires.jp/kids/make/ 
・半導体のできるまで       http://www.towajapan.co.jp/process/0101.html 
                 http://www.komsil.co.jp/progress/progf.htm 
・自動車ができるまで       http://www1.nagano-ngn.ed.jp/vod/html/madecar/index.html 
                 http://www.honda.co.jp/suzuka/ 
                 http://www.mazda.co.jp/museum/kid/distance/index.html 
http://www.mitsubishi-motors.com/corporate/about_us/kids/j/vfactory/top.html
http://www2.nissan.co.jp/AREA/FUKUOKA/INFORMATION/virtual2.html
・ピアノができるまで       http://www.yamaha.co.jp/product/pi/man/ 
・音楽CDができるまで      http://www.riaj.or.jp/makingcd/index.html 
・特殊鋼ができるまで       http://www.daido.co.jp/recruit/process/index.html 
・鉛筆・色鉛筆ができるまで    http://www.mpuni.co.jp/museum/tour/c_pencil.html 
                 http://www.mpuni.co.jp/museum/tour/pencil.html 
                 http://www.pencil.or.jp/koujyou/index.html 
・消しゴムのできるまで      http://www.seedr.co.jp/keshigomu/hakubutu4.html 
・ノート・封筒のできるまで    http://www.okina.co.jp/oknkids/ 
・乾電池のできるまで        http://www.fdk.co.jp/denchi_club/denchi_story/top_denchit.html 
                 http://panasonic.co.jp/mbi/forest/factory/index.html 
・化粧品工場見学         http://www.mandom.co.jp/kids/src/mn_pros0.html 
・KINCHO工場見学        http://www.kincho.co.jp/factory/index.html 
・TOTO工場見学         http://www.toto.co.jp/kids/index2.htm 
・スリッパ工場見学        http://www.futabakogyo.com/kengaku.htm 
・アルミサッシ工場見学      http://www.sankyoalumi.co.jp/sa_fact/fact.htm 
・板ガラス製造方法        http://www.agc.co.jp/kingdom/tech_land.html 
・バーチャルレンズ工場      http://www.canon.co.jp/Camera-muse/tech/l_plant/f_index.html 
・コンタクトレンズができるまで  http://www.seed.co.jp/mieru/mieru_create.html 
                 http://www.menicon.co.jp/virtual/index.html 
・「写ルンです」循環生産工場    http://www.fujifilm.co.jp/lffactory/index.html 
・薬ができるまで         http://www.chugai-pharm.co.jp/ourbody/kusuri/index.html 
・ラッピングバスができるまで   http://www.bus.city.aomori.aomori.jp/Page1.files/lapping/seisaku.htm
・楽器ができるまで(ピアノ、ホルン、トランペット、サックス) http://www.yamaha.co.jp/edu/instruments/index.html 
・ファインセラミック       http://www1.kyocera.co.jp/frame/product/ceramics/fc/index-j.html 
【土木建築】
・公園ができるまで        http://www.city.sapporo.jp/ryokuka/kids/index.html 
・道ができるまで         http://www.izutec.co.jp/kids/road.html 
・橋ができるまで         http://www.mhi.co.jp/ydmw/wsbridge/bridge/index.html 
【出版・マスコミ関係】
・テレビ番組ができるまで     http://www.ite.or.jp/tvprogram/ 
・新聞ができるまで        http://www.yomiuri.co.jp/study/making/index.htm 
                 http://www.nagasaki-np.co.jp/press/netgaku/dekiru/index.html 
                 http://www.chunichi.co.jp/nie/make/index.html 
・天気予報ができるまで      http://www.sendai-jma.go.jp/wadai/howtoforcast/ 
・脚本ができるまで        http://www.amy.hi-ho.ne.jp/s-nishizono/scenario/scenario.htm 
・番組ができるまで        http://www.fct.co.jp/zoomfct/bangumi/first.html 
・『中学生日記が』ができるまで   http://www.nhk.or.jp/kodomo-land/yellow/yellow_nikki.html 
・教科書ができるまで        http://www.tokyo-shoseki-ptg.co.jp/html/tour/index.html 
・地図ができるまで        http://www.zenrin.co.jp/company/company06.html 
・辞書ができるまで        http://tb.sanseido.co.jp/kokugo/dic/dic_howtomake_1.html 
【生活関連】
・法律ができるまで        http://www.clb.go.jp/law/11a.htm 
・台風ができるまで        http://kids.gakken.co.jp/kagaku/rika/95-1.htm 
・水ができるまで         http://www.kasuga-nakagawa-suido.or.jp/library/swf/ 
                 http://www.city.yokohama.jp/me/suidou/ja/mizu/mizu.html 
・造幣局探検隊          http://www.mint.go.jp/kids/ 
【伝統工芸】
・有田焼ができるまで       http://www.arita.or.jp/common/process/menu.html 
・筆ができるまで         http://www.kougei.or.jp/crafts/1107/special/process.html 
・製糸工程            http://www9.wind.ne.jp/usui-seishi/newpage10.htm 
 
【鉱物資源】
・化石ができるまで        http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/dino/excavation/fossil.html 
・石油の採れるまで        http://www.japt.org/abc/a/flash/intro/index.html 
・石炭のできるまで        http://www.jcoal.or.jp/cucoal/01.html 
 

 
 「団塊の世代」の大量退職をどうとらえるか?                        
 昭和22年から26年頃までに生まれた人々の大量退職が話題になっているが、日本全体にどのような影響があるのか、考えると興味深い。いろいろな観点から考えることができ、社会科公民のネタとしても十分使える。
 JMMにおもしろい特集があった。
    
JMM [Japan Mail Media]                 No.368 Monday Edition
  ■ 『村上龍、金融経済の専門家たちに聞く』【メール編:第368回】
====質問:村上龍============================================================
Q:703
 来年から「団塊の世代」の大量退職が始まります。700万人に上ると言われる大量のリタイアは日本経済にどのような影響を与えるのでしょうか。
============================================================================
 ここでは、真壁昭夫:信州大学経済学部教授 の回答のみ紹介したい。
−−−−−−−−−−−−−−−− 以下引用 −−−−−−−−−−−−−−−−
 団塊世代の退職が始まる、いわゆる2007年問題は、今のところ、経済全体にプラスの影響が大きいように見えます。2007年の団塊世代の大量退職が、景気の回復による労働市場の改善を後押ししているからです。来年の就職戦線は、専門家によると、「ここ10年以上、見たことがないほどの売り手市場」といわれています。90年代後半からの氷河期といわれた時期とは様変わりです。また、2004年後半から、給与所得者の給与も明確に上昇傾向を示しています。雇用・所得環境が好転したことが個人消費の底堅い展開を下支えし、それが景気のしっかりした足取りをサポートしています。
 しかし、団塊世代の退職は経済にとって一時的な特殊要因で、それが過ぎてしまうと、基本的には労働市場に中立の要因になると考えられます。団塊世代の退職は、様々な影響を与えます。その影響を、社会の制度と経済活動の二つの観点から整理します。
 先ず、社会制度について最も大きな問題は、社会保障をどうするかだと思います。2007年問題が到来することによって、わが国の少子高齢化から発生する色々な問題が顕在化します。今までは、あまり現実味が無かったことが、目の前にやってきます。それを避けて通ることはできません。出生率は、政府の予想を上回るペースで下落しています。現在の賦課方式(支払われた保険料を集めて、それを給付者に分配する方式)が維持できないことは自明でしょう。
 1947年に生まれた人たちの本格的な年金需給は、2012年からといわれていますが、それは目前に迫っています。2012年以降、700万人を越える受給者が権利を取得することになるでしょう。その原資を何とか捻り出さないと、年金制度の維持は難しくなります。小泉政権による年金制度改革は遅れていますから、早晩、どこかの時点で本格的な改革の議論が必要になると考えます。
 また、団塊世代が退職期を迎えることで、企業の退職制度、あるいは労働市場が変わる可能性が高いと思います。現在、多くの企業は60歳定年制を使用しています。しかし、60歳を過ぎても働きたい、体力や能力もあるという人材は多いでしょう。企業は、そうした人材を生かす工夫を始めています。ある大手自動車企業は、勤務経験や技術を格付けして、本人に働く意思がある場合、雇用を延長する制度を取り入れました。こうした制度は、今後、他の企業でも採用されることが予想されます。そうすると、昔は60歳以上のシニア層は引退して、悠々自適に暮らすというライフスタイルが、変わることが想定されます。
 団塊世代の退職を経済活動の視点から見ると、先ず、退職した人たちは多額の退職金を手にします。その資金が消費に向かうとすれば、一時的に個人消費を増加させることが考えられます。それは、短期的に経済成長率を高めます。一方、退職した人たちは、仕事を継続しない限り、年金以外の収入がなくなるはずですから、中長期的には、消費水準が下落することも考えられます。しかも、公的年金制度には不安な部分もあるため、消費性向が落ちて、全体の消費水準が低下することも想定されます。
 また、年金生活者の割合が高まることによって、社会全体の貯蓄率が低下することも懸念されます。この点については、一部の経済専門家から、かなり悲観的な問題提起がなされています。そうした状況になるか否かは兎も角として、長期的に貯蓄が減少すると、国内の資金だけでは国債の消化が困難になり、長期金利が上昇して、経済成長を低下させることも考えられます。この点については、貯蓄率の動向等を注視する必要があります。
 もう一つ、懸念されているファクターがあります。それは、コンピューターのソフトなどに関して、知識や技術の移転が進んでいない点です。ソフト等の作成・補修については、口伝的な要素が多いといわれています。団塊世代に蓄積したノウハウが、それ以降の世代へあまり移転されていないという指摘があります。この点について、業界の人にヒアリングしたことがありますが、「確かに、昔作成したソフトの補修などは、かなり難しい」との答えでした。   (後略)
−−−−−−−−−−−−−−−−引用終わり−−−−−−−−−−−−−−−−
 真壁教授以外にも、多くの視点からの意見があった。こうした情報が家に居ながらにして手に入れることができるとは、便利な世の中になったものだ。 



6  講演紹介
 いつもの島原先生のレポートを紹介したい。概要ではあるが、こうした情報が家に居ながらにして手に入れることができるとは・・・。島原先生に感謝すると同時に、情報を得た者が日々の教育実践に生かすことで還元したい。
 
Vol67    教育情報 Magazine/ある小学校教師の独り言
[1]講義の記録 「日本教育新聞社主催 教育セミナー四国」より Part3
◇講義4 人間力につながる「確かな学力」  講師:市川伸一(東京大学大学院教授:中教審臨時委員)
────────────────────────────────────────
1 教育課程部会において合意された方向
 ・基本的な学力観
   基礎基本の徹底とともに「自ら学び,自ら考える力」などの生きる力の育成
 ・総合的な学習の時間のいっそうの充実…時間数については議論の余地残る。
 ・完全週5日性の堅持
2 「生きる力」の発展としての「人間力」 
 ・内閣府「人間力戦略会議」を受けて。
 ・健全に生きている「一般市民」をモデルに…教育の目標
 ・人間として社会の中で自立して力強く生きていく力
 ・知的能力的要素 対人関係力的要素 自己制御的要素
 ・一般市民の3つの生活…「文化生活」「市民生活」「職業生活」
 ・それぞれの生活に必要なスキル
   学校で受け持つのは「教科学習」「社会参加型体験学習」「職業学習」
3 「人間力」に関わる動き
 ・キャリア教育
   ニート,フリーター問題への対応 厚生労働省「若者の人間力を高める国民会議」
 ・授業外学習
   地域で行う超選択学習
   自治体,市民団体,NPO,企業,地域が教育プログラムを提供
4 基礎学力はどう保障するのか
 ・教えて考えさせる授業
 ・家庭学習を含めた学習スキルの育成
   予習と復習の習慣と方法  学力・学習力診断テスト「COMPASS」
 ・授業外の学習支援システムの充実 
   学習相談室 自治体による補充・発展学習ゼミナール
5 「教えて考えさせる」教育
 ・旧タイプのわからない授業→詰め込み,教え込み
 ・新タイプのわからない授業→教えずに考えさせる授業(指導しないで支援する)
         授業の流れ:問題提示→自力(協同)解決→確認→発展
         問題点:先取学習している子すぐに理解できる子にとっては退屈
             学力の低い子は自力解決できず,討論にも入れない。
             問題解決を目指しているのに問題解決になっていない。
             基本的事項ですら理解できない子供を大量に生み出す。
 ・教えて考えさせる授業→予備知識(教科書内容)の教授により,理解・問題解決・定着を促す。
         授業の流れ:教師説明→理解の確認→発展課題→自己評価活動
         重要事項:未習だが教科書に出ている内容を教えるのが原則
              問題解決や討論は基礎知識を共有してから。
              学習後に内省,質問を促す工夫を。
 ・中教審答申  「読み・書き・計算」などの基礎・基本を確実に定着させ,教えて考えさせる教育を基本として,自ら学び自ら考え行動する力を育成すること。 
6 学習の2つのサイクル
 ・「習得型」…目標とする知識・技能の獲得(基礎的な知識・技能の育成)
 ・「探求型」…自らの関心にそった探求活動(自ら学び自ら考える力の育成)
 ・低学年の学習:「習得(導入→展開→まとめ→ドリル)」「探求(体験→追究→表現)」が学校教育内で完結する。
 ・高学年の学習:「習得(予習→授業→復習)」「探求(追究→授業→表現)」が学校教育内で完結しない。
 

 
 便利Web特集 
(1)INTERNET Watch
 写っている人の顔を自動認識する写真の整理・検索サービスが登場。画像認識技術によって画像の中にある人間の顔等が自動的に認識され、タグ付け。間違っている場合は、学習し直させることが可能。パーティーなどで家族や友人がさまざまな組み合わせで写っている写真でも、自動でタグ付け。
 これがうまく機能すると、1年間に撮り貯めた学級の写真を、うまく整理することができるかも?
8 教育関連情報
(1)「連絡網作れない」私立小で深刻な影響
 個人情報保護法の見直しの必要性を検討している内閣府の国民生活審議会個人情報保護部会のヒアリングが24日行われ、日本私立小学校連合会が「緊急連絡網を作成できないなど、必要な情報さえ共有できない過剰反応が現場で起きている」と報告した。
 同連合会の平野吉三会長は、私立小では公立小に比べて児童が広い範囲に居住しているため、緊急時の連絡網が重要な役割を果たすことを指摘、「極度に個人情報が閉ざされている。国には、個人情報の必要性も周知してほしい」と要望した。
 これに関連して、清原慶子委員(東京・三鷹市長)は、「(保護法のため)消極的な教育になっていないだろうか。児童の安全、安心のためにどのような情報が共有できるのかを、今後の見直しの中で検討するべきだ」と述べた。(以下略)  2006年4月25日 読売新聞より
☆★☆ コメント ☆★☆
 日頃感じていたことが記事になっていたので引用した。個人情報保護に対する過剰反応が見られないだろうか。
 個人情報保護法の精神はあくまでも「個人情報の有効利用」と「個人情報の保護」にある。記事にある「連絡網」は、明らかに有効に利用するためのものといえよう。
 記事になるように、個人情報の扱いには配慮しつつも、有効利用のためなら消極的な教育にならないようにしたいものだ。 
《参考》 個人情報の保護に関する法律 http://www.kantei.go.jp/jp/it/privacy/houseika/hourituan/ 
 
 MM紹介
知らなきゃ損する!面白法律講座   2006年 3月28日    第272号
 「執行猶予の条件」
 テレビなどで判決の言渡しを見ていると、執行猶予がつく場合が結構あるようです。どのような場合に執行猶予がつくのでしょうか。前科がない だとか、いろいろと条件があると思うのですが。
 □回答□
 執行猶予とは、有罪とは認められるが、刑の執行を猶予するに足る情状があるとき、刑の執行を一定期間猶予する処分です(刑法25条)。猶予期間中何事もなかった場合には、刑の言い渡しは効力を失います(刑法27条)。以後、その刑が執行されることはありません。
 執行猶予は、被告人につき犯罪が成立し有罪であることを前提として、前科に伴う不利益を避け犯罪者の更生に役立てることを目的として特別に刑の執行のみを猶予するという制度です。恩恵的制度ともいえます。したがって、その特典を受けるには条件があります。
 現行法では、
 (1) 前に禁固以上の刑に処せられたことがない者
 (2) 処せられたことがあっても、その執行終了後または執行の免除を受けた後5年の期間内に禁固以上の刑に処せられたことがない者
 (3) 前に禁固以上の刑に処せられたことがあっても執行猶予中の者(ただし、保護観察中でない者)が、1年以下の懲役または禁固の言い渡しを受け、情状が特に軽いとき。
 以上の場合にあたる者が、3年以下の懲役若しくは禁固または50万円以上の罰金の言渡しを受けたときは、情状により、裁判が確定した日から1年以上5年の間、刑の執行を猶予することができるとされています。そして、猶予の期間内にさらに罪を犯し、禁固以上の罪に処せられた場合(刑法26条1号)、猶予の言渡し前に他の犯罪について禁固以上の刑に処せられたことが発覚したとき(同3号)など、一定の場合(刑法26条、26条の2)には、執行猶予は取消され、言い渡しどおりの刑の執行が行われることになります。
 [関連情報]
  ・執行猶予とは   http://www.hou-nattoku.com/?PAGE=/mame/yougo/yougo5.php 
  ・懲役と禁固   http://www.hou-nattoku.com/?PAGE=/mame/yougo/yougo2.php 
  ・被疑者と被告人   http://www.hou-nattoku.com/?PAGE=/mame/yougo/yougo31.php 
■ 法、納得!どっとこむ 新着情報 ( 06/03/22 〜 06/03/28 )
   弁護士報酬はどうやって支払う?  http://www.hou-nattoku.com/?PAGE=/consult/484.php 
   青キップを踏み倒し続けるとどうなる?  http://www.hou-nattoku.com/?PAGE=/consult/483.php 
10 耳より情報
(1)愛知教育大学附属岡崎小学校 第57回生活教育研究協議会
開催日: 2006年 5月 30日 
テーマ・主な内容 本氣で学びつづける子ども/生活分科の本質に迫る〜生活分科で養いたい価値意識の具体化〜 <第1年次>:全体発表、授業公開、協議会、講演
講師・講演 千葉大学・上杉賢士 http://www.op.aichi-edu.ac.jp/ 
備考 参加費3,000円、申込締切5月17日、詳細は同校HP参照、受付開始8:00、9:00〜16:00
(2)愛知教育大学附属名古屋小学校 第53回小学校教育研究発表協議会
開催日: 2006年 5月 31日 
テーマ・主な内容 「未来をたくましく生き抜くことができる子」の育成をめざして〜「とらえる力」「見通して解決する力」を発揮させる学習の流れの工夫〜:研究概要の説明、公開授業(各教科、総合学習、帰国児童教育)、研究発表協議会(各教科、帰国児童教育)、講演会
講師・講演 教育評論家 尾木 直樹 今後の学校教育の方向性と教師への期待(仮題)
http://www.np.aichi-edu.ac.jp/ 
 
(3)第14回授業実践フォーラム
2006年 06月 03日 (土) 会場 岐阜県羽島市文化センター 
研究主題・テーマ 確かな学力は確かな指導力から 〓
―今こそ授業と対峙する― 
主な内容 ◆3日◇基調講演:「義務教育改革と教師の力量」  講師:梶田叡一先生(兵庫教育大学長)
 ◇授業づくりゼミナール:「授業への“構想力”を磨く」
  講師:山口令司先生(國學院大學栃木短期大学教授)
◆4日◇課題講演:「今,求められる学力」  講師:加藤 明先生(京都ノートルダム女子大学教授)
 ◇授業力UP講座    *参加費:3,000円(含資料代)*要申込(FAXで) 
http://www.sokyoken.or.jp/forum.xhtml  

以上、土井はすべて参加する予定です。
 
(4)You Net4月号
 今回のテーマは、「年号は歴史の住所」
 http://www.mirai.ne.jp/~homenews/younet/shagaku/YN180426S.htm をどうぞ。

(5)他の報告より
○ 「教室の窓」小学校 社会
    http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/downloadfr1/htm/esde5880.htm
○ 「教室の窓」中学校 社会
    http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/downloadfr1/htm/jsde5900.htm

○ アスペルガー症候群を知っていますか?
    http://www.autism.jp/l-00.htm
○『高機能自閉症・アスペルガー症候群入門』中央法規
    http://members.at.infoseek.co.jp/autisia/hfad.html

  問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp