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報告者  土 井

2007年3月9日(金)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井、尾関先生(曽野小)、岩井先生(木曽川中)、大藪先生(犬南小)、小澤先生(扶桑東小)、高橋先生(門弟山小)、松永先生(安祥中)、大島さん(玉川大学)、池邑さんの9名でした。

 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

  各地域の中核となる校長・教頭等の育成を目的とした研修(旧 中央研修)報告
  平成18年度Eスクエア・エボリューション成果発表会
 第1回 特別支援教育全国フォーラム
  ユネット2月号
 役立ちWeb特集  
 教育関連情報    
 MM紹介
 『社会科教育』(明治図書)原稿依頼について
 MM紹介
10 研究会情報

各地域の中核となる校長・教頭等の育成を目的とした研修(旧 中央研修)報告
 2月22日〜3月8日まで、つくば市にある独立行政法人教員研修センターでの研修の内容を報告します。
2月22日は開校式のあと
   13:40-14:40  文科省講義「教育改革の推進」初等中等局長 主任視学官 田中孝一氏
   15:30-17:00  特別講義 「不揃いの木を組む」(株)鵤工舎舎主 小川三夫氏
23日 8:30-9:45  オリエンテーション
   10:00-11:45  地方教育行財政制度 東北大学大学院教授 宮越英一氏
   13:00-15:30  教育法規T 日本女子大学助教授 坂田 仰(たかし)氏
   15:45-17:00  演習準備
26日 8:30-9:00  オリエンテーション
    9:15-14:15  教育法規U 学校教育を取り巻く関係条例 弁護士 松崎 勝氏
   14:30-15:30  いじめ等問題行動への取り組み
              文部科学省初等中等教育局 児童生徒課長 木岡 保雅
   15:45-17:00  実践研究
27日 8:30:9:00  演習準備
   9:15-11:45  カリキュラムマネジメント 早稲田大学教授 安彦 忠彦氏
   13:00-15:30  総合的な学習の時間  文教大学教授 嶋野 道弘 氏
   15:45-17:00  実践研究
28日 8:30-9:00  オリエンテーション
   9:15-11:45  学校組織マネジメント  大阪教育大学副学長 長尾 彰夫氏
   13:00-17:00  危機管理1日目 パームコンサルティング代表 伊原 正俊氏
3月
1日 9:15-16:45  危機管理2日目 パームコンサルティング代表 伊原 正俊氏  
  17:00-18:15  音楽の集い
2日 8:30-9:00  演習準備
   9:15-17:00  学校組織マネジメント発展コース 産業能率大学   浅野 良一氏
5日 8:30-9:00  オリエンテーション
  9:15-10:30  生徒指導上の課題 昭和女子大学教授 有村 久春氏
  13:00-15:30 (選択)特別支援教育  京都大学教授 十一 元三氏 
   15:45-17:00  実践研究
6日  8:30-9:00  演習準備
   9:15-17:00  学校管理運営研修 文科省
7日  8:30-9:00  演習準備
   9:15-15:15  学校管理運営研修 文科省
   15:30-17:00  地方行政制度の改善 文科省初等中等教育局初等中等教育企画課 今泉 柔剛氏
8日 研修の講師のための技術 
閉会式

 それぞれ、豊富な資料や文字記録もありますので、必要な方はお知らせください。今回は、危機管理、特に万が一のことがあった時の緊急記者会見について紹介します。

 緊急記者会見では次のことが必要になります。
 @ 謝罪表明;何はともあれ、お詫びをする姿勢を示すこと
 A 現状説明;不安定な憶測、疑惑などの発生を防止するために必要なすべての情報を開示すること
 B 原因究明;「なぜ発生したのか」直ちに原因究明に「取り組んでいる」「調査に着手した」などの意  思を表明すること
 C 責任表明;発生した問題に対して、管理責任を表明すること
 D 再発防止策(改善策);「○○検査室を新設した」「○○調査委員会を発足させることにした」など、  再発防止策を具体的な制度、組織で示すこと

 緊急記者会見の折には、次のようなステートメントを配付します。これは、中学校の部活動で、2名が熱中症で意識不明なったことを想定して策定しています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
平成19年○月○日 17:00
関係者各位
○○市立○○○中学校  
                                    校長 ○ ○ ○ ○
                                   TEL           
                                   FAX           
野球部活動中における事故について
 
 本日の記者会見に当たり、保護者の皆様の希望により当該生徒の実名を伏せさせていただきますことをご了承下さい。
8月2日午前10時40分頃本校運動場にて野球部の練習中に2年生3名の生徒が熱中症により倒れるという事故が発生いたしました。うち2名が意識不明の重体、1名は意識があり回復に向かっています。ご家族の方々には、このような事故を未然に防ぐことができなかったことを深くお詫びいたします。申し訳ございませんでした。
経過につきましては、
 9:00 練習開始。快晴。気温33度。
10:30 マネージャーに10:40からトレーニングを再開するように指示をしてD教諭が職員室      へ戻る。生徒も休憩。
 10:40 トレーニング再開後、グランドで倒れている3人を生徒が発見。
10:45 E男の連絡により、D教諭(部活動顧問)、養護教諭、教頭、事務主 事が現場に急行する。
      現状を確認し、教頭は事務主事に救急通報を指示する。D教諭、養護教諭が応急手当を行う。教頭は、出張(校長会)中の校長、教育委員会に緊急連絡し、校長に帰校を依頼する。
10:59 救急車到着。養護教諭同乗。D教諭が保護者へ連絡。
11:09 救急車病院に到着。養護教諭から病院名の連絡がある。
11:10 教頭は部活動中の校内の職員を招集し状況を説明、生徒の健康状態を確認した後、中止し帰宅させる。D教諭は保護者に再度病院名を伝え、その後つくば総合病院へ向かう。教頭は、教委・校長に病院名を連絡し、キャプテン、副キャプテン、マネージャーから日常の様子を含めて、事実確認をする。
11:15 D教諭が病院到着を確認した後、保護者に状況説明及び病院を知らせる。検査結果、3名のうち2名が意識不明の重体、1名が意識回復した状態を確認する。
11:30 校長・保護者が病院に到着し、医師より病状を確認する。顧問より練習の本日の練習状況について説明を受ける。
 
 学校といたしましては、このような事故が発生いたしましたことを深く反省しております。日頃から、部活動について、特に事故防止の徹底を指示しておりましたが、このような起きてはならない事故が発生いたしました。
 事故の原因につきましては、生徒個々の健康状態や気象状況の把握ができなかったこと、部活動顧問の十分な指導・管理のもとで練習ができていなかったこと、さらには十分な水分補給ができていなかったことなどが考えられます。学校管理下での発生であり校長として責任を痛感しております。
 現在は、2名の生徒が意識を回復し、快方に向かうことを祈るばかりです。ご家族の方々には心よりお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
 今後は、他の生徒も含め、心のケアにも責任を持って取り組んでまいります。また、部活動検討委員会を早急に設置し、熱中症をはじめ、部活動における事故防止に万全を傾注し、保護者の皆様への説明を含め、学校の信頼回復に努めてまいります。
問い合わせ先 教頭 ○○ ○○
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 この概略を読み上げ、質疑応答を受けます。当然、想定されるQ&Aを事前に作成しておく必要があります。実際に、模擬記者会見をやった様子を動画で一紹介しました。

教員研修センターのHPからは、研修の画像や資料を見ることができます。
http://sweb.nctd.go.jp/index.html をご覧ください。

 
 平成18年度Eスクエア・エボリューション成果発表会
 http://www.cec.or.jp/e2e/symp/18tokyo.html  
■テーマ:教育・学習・校務環境の多様化への対応(仮題)
■主 催:経済産業省、財団法人コンピュータ教育開発センター(CEC)
■日 時:平成19年3月2日(金)12:50〜18:00(12:00開場)
           3月3日(土) 9:00〜12:30( 8:00開場) 
■場 所:東京ファッションタウンビル 西館
 土井は、3日のみ参加してきました。
・(分科会C-2)学校等が主体となって実践したIT活用教育事例
・ 企業・団体展示コーナー(IT機器・ソフト等の展示を予定)
・パネルディスカッション
 テーマ:「教育・学習環境の多様化への対応」
 コーディネータ−:赤堀 侃司 氏(東京工業大学 教授) 
 パネルディスカッションの様子を口頭で報告しました。
 後日、Web上で報告があると思います。
 第1回 特別支援教育全国フォーラム
   平成19年3月3日(土曜日)10時〜16時30分、東京国際交流館で行われた、文部科学省主催、
  第1回特別支援教育全国フォーラムの様子を報告します。
   参加者のブログは http://plaza.rakuten.co.jp/fourleavedclover/diary/
                http://blogs.dion.ne.jp/tonkatublog/  がありました。3月4日、5日あたりを見てください。

 ユネット2月号
  
今回はODAを特集しました。  
   http://www.mirai.ne.jp/~homenews/younet/shagaku/YN190228S.htm

 役立ちWeb特集
(1)文部科学省情報
・第166回国会における文部科学省提出法律案
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/166.htm 
 
第166回国会 文部科学委員会 第2号(平成19年2月21日(水曜日))
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009616620070221002.htm 
・初等中等教育分科会(第46回)・教育課程部会(第3期39回)合同会議議事録・配付資料
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/001/07022020.htm 
・初等中等教育分科会(第47回)議事録・配付資料
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/001/07022308.htm 
・教育制度分科会(第19回)・初等中等教育分科会(第49回)議事録・配付資料
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo1/gijiroku/001/07022610.htm
・いじめ問題に関する取組事例集について
 http://www.nier.go.jp/shido/centerhp/ijime-07/ijime-0702top.htm 
 
(2)居眠り防止アラーム
 居眠り防止アラームは、イヤホンのような本体の中に、傾きを検知するセンサーを内蔵し、首が傾くとピーピーとアラームが鳴って起こしてくれるというグッズ。背筋が曲がって頭ががくっと下がった瞬間に、すかさずアラームが鳴り出す。
 http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/column/2007/03/05/526.html 
 
(3)PCのハードウェア構成やシステム情報をまとめて確認
 パソコンのハードウェア構成やWindowsのシステム情報を表示できるフリーソフトが公開。マザーボードの型番やチップセット、CPUのクロック数や1次、2次キャッシュ、OS名やOSのバージョン、インストールされているソフトの一覧、システムイベント、デバイス、ネットワークなど表示。
 http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/02/23/pcwizard2007.html 
 
(4)NPO法人地球のステージ  http://www.e-stageone.org/index.html 
明日大口町で講演会があります。
 
(5)小牧市立光ヶ丘中学校 トリロジー3年日記
 4月からの新企画として、これまでの「生活記録」に替えて「トリロジー3年日記」 をスタート。一般に普及している「3年日記」を学校版に変更し、さらに毎日の心の天気をメモする冊子のつけた光ヶ丘中オリジナルの新日記。日記の概要を紹介するページも用意されています。
http://swa.komaki-aic.ed.jp/weblog/index.php?id=hikarigaoka_j&category_id=421 
 
(6)○情報モラル 学習用教材 リンク集●
  http://www.kayoo.org/pict/moral2006.html 
 
(7)メディアと教育を考える
 2月25日に開催されたフォーラム2007「IT活用による元気な学校づくり」では、コーディネーター
としてパネルディスカッションをまとめていただいた堀田龍也先生の個人ホームページ。早速、フォーラム当日の記事をアップいただいています。
  http://horitan.net/ 
 
(8)日本鉄鋼連盟 映像ライブラリー http://www.jisf.or.jp/info/library/visual/index.html 
 鉄鋼に対する理解と認識を深めていただくために、製鉄所をはじめ、鉄の製品、建設・海洋開発・都市開発等に関する紹介ビデオを無料(但し、送料実費)で貸し出しております。
なお、DVD方式による映像も、新規に収蔵致しましたので、一部ですが貸し出しを始めます。

6  教育関連情報
(1)「子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議・第1次まとめ」について〔児童生徒課〕
 いじめの問題が深刻化している状況を受け、昨年11月より開催されている「子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議」では、去る1月27日に「いじめを早期に発見し、適切に対応できる体制づくり」と題して、「ぬくもりのある学校・地域社会をめざして」大人は、学校は、教育委員会は、何をすべきか徹底的に議論を行い、とりまとめを行ったところです。
 子どもが様々な体験と多様な人間関係を通して、一歩一歩着実に成長し、安心して自分らしく生きることができる環境を整えるため、有識者会議は以下の5つのメッセージを提案しました。
【1】教師は、いじめを許さず、子どもをしっかり守ろう!
【2】学校は、地域の人材を活用して「ナナメの関係」をつくろう!
【3】教育委員会等は、多様な専門機関・専門家と協力しよう!
【4】保護者は、携帯電話等の活用の仕方を再考しよう!
【5】全ての大人は、自らの責任を見つめ直し、子どもに「生きる」ことの意味を教えよう!
 このメッセージを中心に、様々な角度からの提案を行っております。是非ご覧いただき、取り組めることは明日からでも取り組んでいただければ幸いです。
▼「子どもを守り育てる体制づくりのための有識者会議」については、こちらをご覧ください。
    初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第51号  2007.3.8より
☆★☆ コメント ☆★☆
 この有識者会議は、梶田叡一氏や、香山リカ氏、藤原和博氏、牟田悌三氏など9名による会議である。昨年12月に提案「いじめ問題などに対する喫緊の提案について」を提案した。

 
(2)仙台市立中で調査書の欠席日数を記載ミス(宮城)
 仙台市教委は7日、市立中野中学校(宮城野区)が高校入試の出願で提出した調査書のうち、1学級36人分に欠席日数の記載ミスがあったと発表した。(中略)
 市教委や同校の説明によると、欠席日数は、生徒指導要録(原簿)に基づいてパソコンに一覧表を作成し、そのデータを調査書に張り付ける形で入力していた。入力を担当した男性教諭が、別のクラスの一覧表データを誤って入力してしまったという。 一覧表を作成した際にはチェックをしたが、入力後にはチェックを行わなかったため、ミスを発見できなかった。(後略)  (2007年3月8日 読売新聞)
☆★☆ コメント ☆★☆
 あり得ることだ。まず気づくのが普通だが、ここでは見つけることができなかった。そして行われたのが記者会見である。記者会見はありうるということを肝に銘じたい。市教委では今後、関係者の処分を検討するそうである。                       (2007年3月8日 読売新聞)

 MM紹介
(1)MM小学1801 嶋田雄一□親バカとバカ親   
   2007/03/6(火)蔵満逸司編集 wahaha@po.synapse.ne.jp
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親バカとバカ親
 学級通信を紹介します。今年180枚書いてきた学級通信の中でも、反響の大きかったものです。
 先日、「クローズアップ現代」という番組で、保護者の苦情に悩む教師が紹介されていました。そこで取り上げられていた保護者の苦情のいくつかです。
 ○うちの子がいつ帰ったのか、毎日電話連絡がほしい。
 ○給食費を払っているのだから、欠席した日のメニューを全部学校が家まで届けるのが当たり前だ。
 ○うちの子だけは、叱らないでほしい。
 そして、要求が通らないと、強烈な苦情を学校に言う。「話し合い」の余地はなく、要求がそのまま通るまで、苦情を言う勢いをエスカレートしていく。そんな保護者の前に、中には自殺した校長もいると、番組では紹介されました。
妻と二人で「何があっても、自殺はしないようにしようね。」と誓い合ったのですが…。
 私の教師仲間からも、こうした理不尽な話はたくさん聞きます。
「帰り道で、上級生に叩かれたり蹴られたりした子がいて、翌日被害を受けた子の保護者から担任に連絡があった。」
「暴行の様子を目撃した子もたくさんいた。被害を受けた子の担任が上級生に確かめたら、『僕たちはしていない』と言う。」
「そこで、担任が目撃した子を連れて、顔を確かめたら、目撃した子達は『このお兄ちゃんがした』と言う。」
「その点を問うと、『僕はしていない』と言うのみ。そうしたら、上級生の方の保護者から苦情が来た。」
「『うちの子がしていないと言うのに、たくさんの子に『した』と言われて精神的ダメージを受けた。』」
「上級生の保護者の苦情は強烈で、結局、担任は、暴行をした上級生に謝罪をする羽目になった。」
 たくさんの児童の目撃があり、被害を受けた子の保護者も目撃していた「暴行」は、なかったことになりました。
 「親バカ」という言葉があります。「親バカ」にはならないといけないと思います。わが子を愛して、わが子の活躍を喜び、わが子の成長を信じる。
 大切なことです。
 しかし、「バカ親」にはなってはならないと思います。「親バカ」と「バカ親」の違いは何でしょうか。
 それは、紹介した「クローズアップ現代」に出ていたコメンテーターの言葉の中に答えがあります。
「子どもをどうしたいのか、を話し合う。目の前の子どもの欲求を満たすのではなく、将来を見据えて、その子にどうなってほしいのか、いま取ろうとしている解決法が、その子にどんな影響を与えていくのか、そういう視点で解決を図る力が教師に求められている。」
 つまり、「親バカ」か「バカ親」かの境界線は、目の前の子どもの欲求を満たすのではなく、将来を見据えて、その子にどうなってほしいのか、いま取ろうとしている解決法が、その子にどんな影響を与えていくのか、そういう視点を、持っているかどうかの違いだと思います。
 教師仲間が遭遇した保護者は、わが子も嘘をつくということを思うことなく、わが子の思うとおりにしてやって、嘘をつくことは得をすることだと学習させてしまいました。「わが子のために」としたことが、わが子を悪い方向へと導くことになっているのです。その子達がいる学年は、その後、教師が叱っても
「はっ?してないし。」とシラを切る子が続出したそうです。
「親バカ」にはなっても、「バカ親」になってはいけないなあと、強く思います。
 何より可愛いわが子のために。

☆★☆ コメント ☆★☆
 納得できる。嶋田先生だから、こうしたことを学級通信で書いても、保護者の共感を得られるのであろう。日頃から思いを伝えること、そして信頼を築くことの重要性がわかる。
 多くの保護者に読んでいただき、保護者間でも間違いを指摘し合えるような関係を築いてほしい。それが地域の力になっていくのだと思う。
 

8 『社会科教育』(明治図書)原稿依頼について
口頭で依頼します。

  
 早川先生のメールから
  中学校3年生の最後の大単元は「第3章 地球社会と私たち」で、およそ13時間の配当になります。
資源・エネルギー問題や環境問題、子どもの問題や世界平和について学習します。
私は上記の問題を五つのテーマとして提示し、子ども達に選ばせ、6時間をかけて追究させます。
大体、一つのテーマに対して五人から七人の追究者なります。
それを一時間に一つのテーマ、つまり五つのテーマですから、合計5時間をかけて発表していきます。
発表方法はポスターセッションで、一人一分の持ち時間です。
発表に使ってよいものは、四つ切画用紙一枚だけです。
各生徒が説明を助けるフリップとして活用します。
その後、私が司会者となり、パネルディスカッションをしていきます。
それはそれで面白いのですが、元となる資料がインターネットや図書の資料をそのまま流用しているものが多く、各生徒とも立派なことは言うのですが、今ひとつ実感が持てない発表になってしまいます。
飢餓や紛争を体験していない生徒達にとっては仕方のないことかもしれません。
そこで、NPO法人地球のステージを卒業記念講演の講師として呼ぶことにしました。
代表の桑山紀彦氏は実際にフィリピンのスラムやソマリアなどに行き、飢餓や貧困、紛争を目の当たりにしてきているので、「第3章 地球社会と私たち」を学習した後の子ども達にはすばらしいインパクトになり、インターネットや図書の資料からでは見えなかったものが見えたり、聞こえたりする講演になりました。
桑山氏の語りや歌、大画面での映像は、きっと先生方の心を揺さぶると思います。
 今度の土曜日(10日)の13時30分から、大口町民会館でステージがあります。万博会場でご覧になられた方もみえると思いますが、まだの方は、是非ご覧ください。




  問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp