(1)教育コーチkazuの「夢が実現!」〜日本の教育を元気にするメルマガ〜 733
積極的傾聴の5要素
否定しないで相手の話を聴こう、と頭の中で思っているだけでは、相手に伝わりません。態度で示すことが大切です。
私は「あいづち」「うなずき」「くりかえし」「Yes And」「最後まで聴く」を積極的傾聴の5要素と呼んでいます。
これだけできるだけで、全く世界が変わります。
「聴く」行為は、決して受け身ではなく、相手に話させてあげる、相手の話をサポートする積極的なエネルギーの注ぎ方と言えます。
上司の聴く姿勢の如何によって、相手を黙らせることも、しゃべらせることもできるのです。
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(2)知らなきゃ損する!面白法律講座 法律クイズ 第145回
【問題】「マイナスドライバーの携帯は罪になる?」
Aさんは、幅が0.6cm、長さ15cmのマイナスドライバーをかばんの中に携帯しながら、街を歩いていました。このとき、Aさんは、ドライバーを携帯しているだけで、法律上罰せられる可能性があるでしょうか?
1. 罰せられる可能性がある 2. 罰せられることはない
□解答□
1. 罰せられる可能性がある
「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」通称「ピッキング防止法」(平成15年に施行)は、ピッキングをする可能性のある物品を所持しているだけで罰則の対象としています。
すなわち、「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、
指定侵入工具を隠して携帯してはならない。」(4条)とするとともに、罰則として1年以下の懲役又は50万円以下の罰金を定めているのです(16条)
そして、先端部が平らで、その幅が0.6cm、長さ15cmのドライバーは、この「指定侵入工具」にあたるので(特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律施行令2条1号)、Aさんは、同法違反として処罰される可能性があるのです。
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(3)メールマガジン「授業成立プロジェクト(JSP)」第172号 2009年2月18日発行
1 連載「ミニネタで作る授業12ヶ月」(第16回)
給食指導で子どもを伸ばす 奈良・広陵町立広陵西小学校 土作 彰
私の学級では3学期に給食当番は廃止された。何故か?必要ないからである。給食の仕事は輪番制でやるような「厄介」な仕事ではない。喜んでさせていただくものだ。だから給仕したい人のみがエプロンの着用が許される。回りは一所懸命その「エプロン組」を手伝う。あっという間に準備は終わる。
そんなある日のことである。
1・私が真っ先に食べ終えて片づけようとした時、ソーセージを包んでいたセロハンを捨てる袋が無い。これは教卓にセロテープでぶら下げることになっているのだが・・・。見るとパンケースの中に入っている。おそらくだれも気付かずにいたのだろう。(ここでみなさんならどうしますか?)まあ、気付いた教師がやればいい、というのも勿論答えのひとつだろうが、私はそうしなかった。子どもの気づき能力を見たかったからである。自分のセロハンをそっとポケットにしまい、何食わぬ顔で机に戻って仕事を続けた。その後次々食べ終わった子がセロファンをパンケースの中に見つけそのまま入れていく。3人、4人・・・。そして5人目の女子がさりげなくセロテープを一片取りに来た。そして教卓にぶらさげて片づけを再開した。ここまで時間にしてわずか20秒ほど。驚くほどさりげないホンモノの気づき能力をそこに見た。
2・給食終了のチャイムが鳴る。全員机を前に向けて姿勢正しく待つ。全員揃ったと全員が確認したら一斉に挙手することになっている。「はい!」と元気な声。ここで次のようにいった。「前をみてごらん。食べ始める前と食べ終わった今とで何か気付いたことはありませんか?」多くの子は気付かない。あまりにさりげない行為であったこともあるが、多くの子はそんな仕事を見つけ出せなかった鈍感で未熟者だからである。
3・一人の子が手を挙げた。「○○さんがソーセージのセロハンを捨てる袋をテープで机に貼ってくれました。」「そうだ!○○さん、素晴らしい気づき能力です!拍手〜!」と評価する。続いて「そんな○○さんの行為に気付いた△△さんも素晴らしい!」といってこちらも「拍手〜」で評価してあげる。
年間を通して、あらゆる場面でこのような指導が可能である。「哲学」はこうして貫徹され、学級はその担任の「色」に染まっていくのだ。
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(4) JOG Wing ■ 国際派日本人の情報ファイル■
橋下知事、8割超の支持率維持 丸山公紀 No.1523 ■ H21.02.13
2月1日、産経紙では大阪の橋下知事の就任1年を迎えることから、府内有権者500名を対象意識調査をしたところ、知事の支持率は8割を超えていることがわかった。例の府庁舎のWTCへ移転構想についても約7割が賛成であるとのことだった。
前回は6月に調査を行ったが、ほぼ横並びとなっており、高支持率を依然として維持していることを示している。知事の支持率から府民が行政に何を期待しているのかがわかり、少なくとも橋下府政は圧倒的信任を得ていると言える。
2年目に期待する施策として、トップに上がったのが「財政再建」(74.6%)、次いで「医療・福祉」(55.8%)、「教育」(44.8%)となっていた。
注目されるのは全国学力テストの市町村別データ開示であるが、80.2%が支持、不支持(13.8%)を大きく上回った。さらに男性の83.2%、女性では77.2%が支持しており、どちらかというと男性に好感を持っている人が多いようであるが、男性、女性の別を敢えてしなくてもいい位、圧倒的に支持されていることがわかる。
こうしたことから、府民は学力テストの市町村別の公表を望んでいたことがわかる。
一方で、府内の小中学校長の9割近くが結果公開には反対ということも知ったが、府民と学校現場とは大きなギャップがあることも明らかとなった。
財政再建は言うに及ばす、府庁舎の移転問題については実際にその効果はわからないが、府民が下す橋下行政へ高い評価は、真っ当な教育改革への熱意が伝わってくるからに他ならない。
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