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教師力アップセミナー 土作 彰先生
別紙で詳細を紹介します。
2 田中宇の国際ニュース解説 無料版 2009年9月25日
http://tanakanews.com/
★多極化に対応し始めた日本
民主党の鳩山首相が、就任から10日後の9月23日に米オバマ大統領と会談した。たまたまニューヨークでの国連総会に両者が出ていたので、その傍らでホテルで25分会っただけで、鳩山オバマ会談は大した出来事ではないと思う人もいるかもしれない。しかし、鳩山政権は就任前から反米的とみなされる方針や言動を発しており、米政府から悪意あるメッセージを何も受けず、鳩山がすんなりオバマと会談したことは意外感がある。
思い起こせば、先代の麻生首相と安倍首相は、米大統領と会談できるまるでに、就任から半年待たされている(福田は就任2カ月後に会談した)。特に安倍は、米国に対して対米従属の尻尾を思い切り振っていたにもかかわらず、訪米の前に訪中・訪韓せねばならない屈辱を(おそらく米国の差し金で)味わった上、半年たってようやく訪米し、ブッシュ大統領と会談させてもらったものの、晩餐会も開かれず冷たくあしらわれた。この先例から考えると「反米」の鳩山政権は、オバマに会えるまでに1年待たされても不思議ではなかった。それが、就任からわずか10日で会談が実現してしまった。
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時々紹介している、私が最も好きなMMの一つです。
そのバックは、豊富な現地情報。原語で生の情報を読み下し、自身で分析・総合されています。日本で報道されていないことも多く、視野が広がります。ぜひ、ウェブサイトをご覧ください。
3 「地図と地球儀の活用」がキーワード
コマーシャルになってしまいますが、社会科に関係が深いので紹介します。
新学習指導要領では、社会科において学習内容の変更に伴い、地図と地球儀の役割が再認識され、さらなる活用が求められています。
国内メーカーの大手ブランド「渡辺教具」の地球儀
渡辺美和子社長の地球儀にかける熱いメッセージも掲載しています。
■子どもから大人まで家族で楽しめる機能が満載!!「TV地球儀」
付属のタッチペンで地球儀に触れると、世界の国や地域の豊富な情報がTV画面に表示される画期的商品!!
■やわらか素材の立体地図「クニャマップ」(富士製作所)
「地形の特徴が一目でわかる」特長に加え,やわらか素材を使った,さわれる新感覚立体地図「クニャマップ」。まるめても元通り。軽くて持ち運びも便利。学校現場で大好評です。
■GISの入門ソフト「地図太郎」(東京カートグラフィック)
「地図太郎」は、3,980円という廉価なソフトですが、GPS付きの携帯電話で撮影した写真を簡単に地図上に取り込むなど、魅力あふれるソフトです。
高機能版「地図太郎PLUS」も新たに登場!!
■地図表現の追求が生んだ超望の世界「スーパーリアル鳥瞰図 The GEO ART」
壮大で美しい山々は、お部屋のインテリアにもご好評いただいております。また、登山者の方にもたまらない1品です。
■中学生の自宅学習用のダウンロード商品です。東京書籍「新しい社会 地理」に完全準拠した「白地図ノート」。予習・復習に能率的に学習することができます。
■高校地図帳に掲載されている主題図・資料図を図版単位で切り出して、ダウンロード販売しています。学校教育利用として先生方のみの販売となります。
4 「指導と評価大学講座」聴講報告V
[1]「指導と評価大学講座」聴講報告 その6(連載 全11回)
─「教えて考えさせる授業」をどう創るか─ 市川伸一(東京大学大学院教授)
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1 「新しい時代の義務教育を創造する」2005.10.26中教審答申
(1)学校力,教師力の強化により「人間力」の育成
○ 国による基盤整備〈インプット〉 ・学習指導要領
○ 分権改革〈プロセス〉 ・人事,学級編制
○ 国による結果検証〈アウトカム〉 ・全国的学力調査
2 「習得」と「探究」の学習
(1)学習の2サイクルモデル
○ 学習のサイクル……目標とする知識・技能の獲得
○ 探究のサイクル……自らの関心にそった探究活動
○ 基礎から積み上げる学び……習得から探究へ
○ 基礎に降りていく学び……探究から習得へ
(2)中教審答申2005.10.26 P14
○ 習得型の教育……基礎的な知識・技能の育成
○ 探究型の教育……自ら学び自ら考える力の育成
3 基礎学力はどう保証するのか
(1)少ない時間の中で,どの子にも基礎学力をつけるには
○ 教えて考えさせる授業
○ 家庭学習を含めた学習スキルの育成
・学力・学習力診断テストCOMPASS
・学習法講座……予習・復習の習慣と方法
○ 授業外の学習支援システム
・学習相談室
・自治体による補充・発展学習ゼミナール
4 「教えて考えさせる授業」の提案
(1)「教えて考えさせる授業」2001,2004市川提案
○「詰め込み」「教え込み」……旧タイプのわからない授業
○「教えずに考えさせる授業」……新タイプのわからない授業(支援の流行/自力解決)
・授業の流れ:問題提示→自力(協同)解決→確認(まとめ)→ドリルまたは発展
○「教えて考えさせる授業」……予備知識の教授により,理解・問題解決・定着を促す。
(2)中教審答申2008.1.17 P18
○「教えて考えさせる指導を徹底し,基礎的・基本的な知識・技能の習得を図ることが重要なこ とは言うまでもない」
・教材や教具の工夫,理解度の把握を
5 「教えずに考えさせる授業」の問題点
○ 先取り学習している子,すぐに答がわかった子にとって,退屈な授業
○ 学力の低い子は,自力解決もできず,討論にもついていけない。
・雲の上のやりとり → 問題解決学習を目指しているのに問題解決学習にならない
○ 教師がていねいに説明する時間がなくなる。
→ 基本的事項すら理解できない子どもを大量に生み出す
6 「教えて考えさせる授業」の構築
(1)授業の流れ
・教師からの説明(起)→理解確認課題(承)→理解深化課題(転)→自己評価活動(結)
(2)「教える」段階
段階レベル |
方針レベル |
教示・教示・課題レベル |
予習
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授業の概略と疑問点を明らかに
|
・通読してわからないところに付箋を貼
・まとめをつくる/簡単な例題を解く |
教師からの
説明
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教材・教具・説明の工夫
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・教科書の活用:音読,図表利用
・平行四辺形の面積:方向けのワザ
・等しい比:□を求める3ステップ |
対話的な説明
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・代表児童との対話
・理由の確認
・挙手による賛成者の確認
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(3)考えさせる段階
段階レベル |
方針レベル |
教示・教示・課題レベル |
理解確認
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疑問点の明確化
児童自身の説明
教え合い活動 |
・教科書やノートに付箋を貼っておく
・ペアやグループでお互いに説明
・わかったという児童による教示 |
理解深化
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誤りそうな問題
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・平行四辺形の面積:情報過多問題
・てこのはたらき:棒曲げ問題 |
応用・発展的問題
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・割り算の導入:問題づくり
・円周率:実測値がちょうど3.14になら
ない理由 |
試行錯誤による技能の獲得
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・マット運動:開脚前転のコツ
・かんな削り:葉の出し方,削る姿勢 |
自己評価
|
理解状況の表現
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・「わかったこと」「わからないこと」
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7 よくある誤解・疑問・反論に対して
(1)問題解決学習を否定するのか
○ いわゆる問題解決学習との違い ・受容学習の重要性/基礎知識の共有化
(2)「教える」が習得で「考えさせる」が探究なのか
○ 習得の中でこそ「教えて考えさせる」 ・探究ではかなり柔軟に(on the job)
(3) 教えて考えさせればこの授業になるのか
○ 理解確認,自己評価における理解度のモニター
・教えたことがわかったか/指導目標は達成されたか
8 「教えて考えさせる授業」がうまくいかないとき
(1)「教える」ところで十分教えない
○「教える」ことへのためらい/「教える」工夫や技術の不足
・ていねいに,わかりやすく教える工夫とは
・対話的な説明,教材屋教具の工夫,参加的態度
(2)「考えさせる」課題に魅力がない
○ 迷いや多様なアイデアを誘発しない単調な課題
○ 癸酉知識からの距離が近すぎる,または遠すぎる課題
(3)理解度のモニターが不十分
○ 診断的質問,説明活動,教え合い活動で反応をモニター
[2]「指導と評価大学講座」聴講報告 その7(連載 全11回)
「新学習指導要領に対応した学習の指導と評価」
北尾倫彦(大阪教育大学名誉教授・教課審専門委員)
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1 新学習指導要領から読み取るべきこと
○ どのような学力を重視するのか ○ どのような学習を導くのか
○ 指導をどのように改めるのか ○ 評価をどのように改めるのか
2 言語活動と活用型の学習活動
(1)言語活動の充実
○ 基礎的言語のスキル
・読み,書き
・読書と作文(生活作文ではなく)
→客観的にチェックできる。自分で吟味できる。〈思考力〉
○ 調べ学習,実験・観察,読書活動の計画やまとめ
・計画と報告……書くこと 話し合いはこれらを補完するもの
○ 発表・討論・論述の導き方→理科や社会で
・発表して議論して論文に書く
・発表,議論の客観的な論拠をしっかりと
・他人の意見を集約すること,反論を予想して武装すること
○ 解釈力・批判力の育成
・解釈力……自分のものとする
・批判力……自分がどうとらえたか→問いを持つこと
(2)活用型学習活動と授業
○ 活用型学習活動を取り込んだ授業設計
・発展的学習の中で探究活動を=活用力
○ 問題解決的な学習を導く授業→探究活動
・必要な知識を与え,子どもに考えさせる→ほんとうに「学ぶ」とは?
○ 創造的な学習を導く授業
(3)評価の観点と学力の複合性
○ 学習活動と学力の対応関係
・「思考・判断・表現」の観点から言語活動や活用の成果を評価する。
○ 総括的評価・学力調査とテストの信頼性
○ 新観点……「ベーシック」と「質の高い学力」の観点
知識・技能/思考力・判断力・表現力/主体的な学習態度
3 主体的な学習態度の育成……「自分の考えをもって学ぶ」
(1)学ぶに値する課題(教材)
○ 教材づくりと課題意識の喚起
・子どもが「学ぶに値する」と判断できる。
・課題のよさ→日頃から様々な学習を/どん欲に
○ 現実性と学問性の重視
・生活に役立つ
(2)自ら考えるスキルと態度
○ メタ認知的知識とモニターリング→「自己評価」の大切さ
・自分で学習をコントロール
→問われていることは何かを言わせる
→解決への過程を意識させる
→結果の評価を自分で言わせる
○ 効力感と課題関与意欲
○ 学級の雰囲気とモデリング
・学び合う集団が必要 → 友だちの学びを知る/切磋琢磨する集団
4 習熟の程度に応じた指導
(1)習熟度別指導の改善点
○ 習熟度から達成状況の把握へ
・平均的な子をどうするか
・平均的な子……手を抜くとすぐに忘れてしまう。このレベルの子の学習深化を
○ グループ分けから最適課題の提供へ
・文字通り「個に応じた指導」……最適な課題を
(2)評価を軸にした単元計画
○ 共通学習→単元別学習→補充・深化・発展課題
○ 形成的評価
・単元別評価による課題意識の喚起
○ 単元展開の延長線上での発展的な学習
5 役立ちWeb特集
文部科学省の活動を俯瞰できるサイト
検索キーワードで探し出せます。これは便利かも?
(4)「確かな統計データで「考える」力をのばす学習コーナー」
子ども用に小3〜小6の統計学習のページが用意され、 グラフの読み方を学ぶワークシートのようになっています。
「統計グラフを作ってみよう」(グラフ生成ソフト)です。
統計グラフの作り方が1番から7番まで順番にボタンで示されており、表のどこに何を入力すればいいかわかるようになっています。項目の数(列数)や区分の数(行数)を指定すれば、必要な大きさの表が作れます。ボタン1つでグラフも作れます。印刷も可能です。 Excelの使い方指導をしなくても、グラフが作れる点で便利ですね。高校生向けのサイト「How to 統計」
(7)テレビで新聞が読める日本初のサービスの実証実験
テレビ向けポータルサイトにて、毎日新聞の主要ページの紙面イメージをデジタルテレビで読むことのできる日本初のサービスの実証実験を行う。デジタルテレビの高画質を活かした新聞紙面イメージの表示により、紙媒体の再現の実用性と商用化の可能性を検証。新聞は売れなくなる?
(8)わずか8gと世界最小&最軽量クラスの音楽プレーヤー
わずか8gと世界最小&最軽量クラスのサイズで、イヤホンとMP3プレーヤーが一緒になった片耳タイプの音楽プレーヤーが登場。ほしい!
(9)ワイシャツのポケットに入る超小型Windows PC
超軽量ボディにタッチパネル付1024×600ドットの4.8型光沢ワイド液晶採用した、ゲーム機サイズのWindowsマシンが登場。CPUには高い省電力機能を備えた上位版のインテルAtomプロセッサを採用し約7時間のバッテリ駆動を実現。キーボードは少し小さすぎるかな?
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再び岐阜市立研究校 秋の陣!
10月23日(金)東海北陸小中学校音楽教育研究会 岐阜市立長良東小学校
金曜日に行われるのが3年に1度の本発表会。土曜日が中間発表会です。
すべて、1日日程だと思います。
詳しい日程は、順次、各学校HPにアップされます。