「読売教師力セミナー2009」で行われた模擬授業(南山大学で) 読売新聞社は10月23日、「キャリア教育事始〜小中学生が『社会で働く』意味を考える〜」をテーマに、「読売教師力セミナー2010」(愛知・岐阜・三重県と名古屋市の各教育委員会後援)を名古屋市千種区の椙山女学園大学星が丘キャンパスで開く。
高校や大学を卒業後も就職をしない若年無業者(ニート)や、就職してもすぐに辞めてしまう若者が増加し、社会問題となっている。子供の頃に地域の年長者と接する機会が減り、人生のモデルを見つけにくくなったという要因のほか、学校生活と社会・職業生活が結びついていないことも大きな原因とされている。
その防止策として、仕事や働くことの大切さを、小中学校の段階から教えるキャリア教育の必要性が指摘されているが、学校現場では具体的に何をどのように教えたらよいのか手探りの状態だ。セミナーでは、現場の教師や教職を志す学生に対して、模擬授業やパネルディスカッションを通じて、「キャリア教育」のあり方を提言する。
まず、愛知県豊田市立竹村小学校の和田裕枝教頭が「自分が気づかない『すてきな働く自分の姿』を見つけよう」と題して、小学生向けの模擬授業を行う。引き続き、同県一宮市立大和南中学校の伊藤彰敏教頭が、「今を大切に生きる」と題して、中学生向けの模擬授業を行う予定だ。
その後、NPO法人「元気な学校を支援し創る会」の大西貞憲理事がコーディネーターとなり、志水廣・愛知教育大学教職大学院教授、玉置崇・愛知県教育委員会海部教育事務所長、和田教頭、伊藤教頭がパネルディスカッションを行う。
玉置所長は「従来のキャリア教育は、進路の選択や勤労観・職業観を育てることに重点が置かれていた。今求められているのは、一人ひとりが社会人・職業人として自立出来る人間を育てることで、セミナーでそのための授業モデルを示すことができれば」と話している。
▽申し込みは、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記し、読売新聞中部支社社会部教師力セミナー係へ。はがき(〒460・8470=住所不要)、ファクス(052・211・1085)、Eメール(konwa21@yomiuri.com)のいずれかで。参加者には聴講券を送ります。問い合わせは同係(052・211・1812)。
3 書籍紹介

『なぜか好かれる人の話し方 なぜか嫌われる人の話し方 』 (ディスカヴァー携書) [新書] 価格: ¥ 1,050
目次のみ紹介します。使っていませんか?
反省の材料にしてみてください。
1 同僚・友人・家族など一般に
・何か言われたら、すぐ、「わかっているよ」「知ってるよ」と答える
・「つまり、○○ということだろう?」「要するに、○○なんだね」などと相手の話を要約する
・相手の勧めやもてなしに対し、「あれもよかったよ」「あそこもよかったよ」と別のもののことを話す
・「ところでさ」「それより」などと、勝手に話題を変える
・「ああ、あれね」とつまらなそうに言う
・相手の話を「でも」「っていうか」などと否定、もしくは言い換える
・相手がおもしろそうに話してきたことに対し、「そんなこと、みんな知ってるよ」と答える
・相手の話に対し、「それは、こういうことだよ」と教えを垂れる
・「だって」「それは」と、聞かれてもいないのに弁解する
・何かと言うと、「どうせ」と、悲観的なことを言う
・相手が話し終わる前に、「ふーん」「そう」と相づちを打つ
・「はあ?」「ええっ?」と大きな声で不審そうに聞き返す
・「ええ」「まあ」「そのうち」などと言うだけで、それ以上、何も答えない
・「そうかなあ」「そうなのお?」と疑うように言うだけで、同意も反対もしない
・「別に」とそっけなく答える
・「きみは、そう思うんだね」とそっけなく言う
・返事をしない
・悩みを打ち明けてきたら、「そんなの、よくあることだよ」と慰める
・悩みに対し、「こうすればいい」と忠告する
・悩みに対し、「わたしにもそういうことあったわ。わたしの場合はね」と自慢話になってしまう
・悩みに対し、「それは気持ちのもちようよ」などと言う
・「わたしは、こうしてきた」「わたしは、こういう人だから」など、とにかく会話の中に、「わたし」ということばが多い
・自分のことばかり喋る
・自分のことは、いっさい話さない、自分の意見を言わない
・やたらとむずかしいことばや専門語をつかう
・相手の話に客観的な解説を加える
・「ぼくはいいんだけれど、みんなが」と言って、苦情を述べる
・苦情を言ったり、断ったりするとき、くどくどと言い訳する
・「あなたって、○○な人だからね」と決めつける
・「○○って、そういうものでしょ?」と、すぐ同意を求める
・「リラックスしろよ」「頑張って」
・「○○さんが好き」「ぼくの友だちがね」と、別の人のことを話す
・人間関係について、「あなたには、合わないかもしれないね」「きみには、お似合いだね」などと評する
・「○○は、あるわね」「○○は、できるよな」と誉める
・同じ話を何度もする
・「その話、前にも聞いたよ」
・「○○にも相談したんだけど、あなたはどう思う?」など、ほかの人の後に、尋ねたり話したりする
・腕組み・足組みをして話を聞く
・眉間にしわを寄せて話を聞く
・意味のない笑いを浮かべて、話す・聞く
・何人かで固まって、ひそひそ、あるいは、わいわい話す
・言うべきことを言わない
2 目上の人から目下の人へ
・「○○君は、よくやっているよ」と目の前で、ほかの部下や子どもを誉める
・「きみだって、頑張れば、○○君のようになれるよ」「○○君を見習いなさい」
・「あなたのためを思って言っているのよ」と前置きしてから叱る
・みんなの前で、叱る

・「あなたには、○○がないからね」と決めつける
・「きみには無理だったのかもしれないね」と投げやりに言う
・「きみには失望させられたよ」
・「これ、やってくれると、うれしいんだけどなあ」などと、必要以上に慇懃に、用事を言いつける
・「これやっとけよ」と、いきなり言いつける
・「ちゃんと言っただろう」「何度言ったら、わかるんだ」
・「まだ、若いからなあ」と、わかったように言う
・「そうか、そうか」と、ろくに聞かないで、答える
・誉めない
・叱らない
・相手の同僚や後輩を通じて、指示を言いつける
・中間管理職を無視して、下の部下に命令する
3 目下の人から目上の人へ
・仕事を催促されると、「わかっています」「いま、やろうと思っていたところです」と答える
・「だって」「でも」などと、すぐ口答えする
・「感心しました」「よくやっていますね」などと誉める
・「あなたがそうおっしゃるなら、そうしますが」「まあ、いいですけど」
・「ええっ?」「はああ?」「はいはい」
・「できません!」「無理ですー!」と言下にはねつける
・「みんな、たいへんなんですから」「ぼくはいいんですけれど、みんなが」
・「そういうことは、おっしゃらないほうがいいと思います」などと進言する
・挨拶をしない、言うべきことを言わない
・「部長が言ってました」「社長はこうおっしゃっています」とさらに上の上司のことを引き合いに出す
・「ごくろうさまです」「よく頑張られますね」「よくいらっしゃいました」「賛成です」「あなた」「わかりました」「すみません」
・敬語をつかわない
・尊敬語と謙譲語を間違える
4 夫婦と家族の間で
・「ぼくはたいへんなんだ」「あたしだって忙しいのよ」
・「どうせ、きみには言ってもむだだね」「どうせ、あなたは、そういう人ですからね」と、切り捨てた言い方をする
・「いつだって、そうなんだから」「たまには、○○ぐらいしてくれたっていいじゃないか」と責める
・「○○しろ」「○○しといて」といきなり命令する
・「あなたは、○○すべきだ(よ)」
・「○○さんの家では」「わたしの父(母)なら」「○○さんの子は」などと比較する
・「後にしてくれ」などと言って話を聞かない
・何かをしながら、話を聞く 顔を見ないで、話を聞く
・「だめな入ね」「だめな子ね」と、突き放したように言う
・誉めない
・感謝の気持ちを伝えない
・いたわりのことばをかけない
・誕生日おめでとうと言わない
・好きだと言わない
4 柴田秋男 総支配人
ご存じ、ホテルアソシア名古屋ターミナルのスーパーGMです。
新聞記事を別紙で紹介しました。