第338回 社楽の会報告    第337回へ     第339回へ   TOPへ
                                                             
報告者  土 井
 2010年11月25日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
 参加者は、土井(江南市教委)、天野先生(大口南小)、小澤先生(扶桑東)、松田先生(曽野小)、早川先生(藤里小)、鈴木先生(楽田小)、吉田先生(古西小)、奥村先生(岩南小)、尾関先生、岩井先生(岩北小)、坪内先生、浅井先生(岩倉中)、野沢先生(宮田中)、杉田先生(扶桑北中)の14名です。

 土井が文書で提案したものです。番号をクリックしてください。

   拙稿紹介『社会科教育12月号』(明治図書)   
  幕末の大江戸図 ここから何を読みとるか?
  江戸古地図シリーズ
   今に生きる歴史を動かした男たち−wisdomより−
  役立ちWeb特集  
  教師力アップセミナー 今泉 博 先生   
  MM紹介
8 研究発表会

 メインとして、岩井先生に、平成22年11月12日(金)に行われた、飛島学園「小中一貫教育研究発表会」の様子を紹介していただきました。
 詳細は、飛島学園HPをご覧ください。
 http://www.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=2310035

 拙稿紹介『社会科教育12月号』(明治図書)
 「小学校 新要録・評価観点からみたテスト問題の開発 
           “資料活用の技能”に関わるテスト問題の開発」
   資料活用力を評価するテスト問題を別紙で報告しました。 
 

 幕末の大江戸図 ここから何を読みとるか?

















実際にやってみました。


 江戸古地図シリーズ
(1)  江戸(切絵図)を見る
  http://map.goo.ne.jp/history/area_top.html 
 
(2) ”超検索” 大江戸八百八町
 安政六年(1859-1860)須原屋茂兵衛版の江戸大絵図(江戸古地図)を掲載しております。
  http://onjweb.com/netbakumaz/edomap/edomap.html 
 上の図と比べてみるとおもしろい!


4  
今に生きる歴史を動かした男たち−wisdomより−
 − 第15回 − 藤堂高虎 ―戦功と築城の才で戦国の世を昇りつめた実力派武将―
 恵まれた体躯と豪胆さ
 藤堂高虎は弘治2年(1556)、近江国犬上郡藤堂村(滋賀県犬上郡甲良町)の郷士・虎高の次男として生まれた。
 在地の小領主で、平時は農民、戦時は兵士として働いていた。
 高虎は生まれたとき普通の赤児の倍ほどもある大きさで、少年時代には早くも大人くらいの体躯で暴れ者であったと伝えられる。
 
 13歳のとき、罪を犯した者が逃走して藤堂家に飛び込んできたことがあった。
 高虎の父と兄がこの男をとりおさえようとしたが、なかなかうまくいかなかった。そこで高虎は家の裏手の物陰に隠れ、相手が隙を見て逃げ出そうとした瞬間、機敏に飛び出して討ち取ったという。少年のころからきかん気で腕力の強い、剛胆にして機略に富む人物であったということである。
 後の高虎の肖像画を見ると、目は細く吊れ、鼻はどっしりと大きい。
 への字に固く結んだ口は、その意志の強さを窺うかがわせる。
 背は6尺2、3寸(約190p)、体重は30貫(約110s)ほどもあったといわれるから容貌魁偉ようぼうかいいである。
 
戦功により主をグレードアップしていった昇進の術
 高虎は初め浅井長政に仕え、15歳のとき姉川の合戦で手柄を立てて長政に感状を受けた。その翌年にはなにかしらのことで朋輩と喧嘩となり、これを斬殺し、行方をくらました。
 諸国を放浪し、浅井家が滅ぶと、その家臣・阿閉貞征(あつじさだひろ)、つづいて磯野員昌(いそのかずまさ)に仕えた。
 
 その後は信長の甥・織田信澄(おだのぶずみ)に仕えるが、丹波攻めの戦功により精鋭部隊である母衣ほろ衆のひとりになったにもかわらず、禄高が80石から加増されないことに不平をとなえ、出奔してしまった。信澄と高虎はウマがあわなかった模様である。
 
 さらに秀吉の弟・羽柴秀長に300石で仕えた。
 秀吉旗下に入ったということで、播磨・三木城攻め、賤ヶ岳しずがたけの合戦で大いに活躍し、小牧の戦いの時も松島城を先鋒として攻め、戦功をあげた。
 九州征伐でも戦果をあげて、高虎は紀伊・粉川2万石に成り上がった。
 文字通り身を粉にして戦場を走り回る武闘派の叩き上げ大名である。
 
 ここで秀長の養子・仙丸(高吉)を養子に迎え、ようやく高虎の地位も安定したかに見えた。が、秀長が天正19年(1591)に亡くなり、今度はその養子・秀保(ひでやす)の後見として仕える。
 そして、文禄の役がはじまると秀保とともに参戦し、高虎は2000の兵を率いて140余の敵船を奪い、160余りの首をとった。さらに、釜山プサン、南海ナムヘ、晋州城チンジュソンを攻め落とす手柄を立てた。   (以下略:ぜひ下記HPからご覧ください)
 
WisdomはWisdomは、NECが運営するビジネス情報サイトです。経営環境が激変する中、「人材」や「情報」といったリソースを有効活用し、絶えずイノベーションを起こすことが企業の大きな課題となっています。
Wisdomでは、こうしたボーダレスなビジネス世界で勝ち抜くための「次の一手」を打つ糧となる、「旬」な情報をタイムリーにお届けします。  HP https://www.blwisdom.com/

 


 役立ちWeb特集 
学習関係ブログ
(1)高校受験のための社会科講座
  中学生がむかえる高校受験の入試や中学校の中間テスト・期末テストにおいて、すぐに学力アップや偏差値アップにつながる 社会の問題を一問一答形式や穴埋め形式でのせ、また、学習方法を紹介してゆきます。
 
(2)中学受験のための社会科講座
 中学受験のための社会科講座は私立や国立の中学受験をめざす小学生ための社会学力アップ講座です。社会は総合点を引き上げるにはもってこいの教科です。 ここでは社会の点数を上げるための問題や解説をあつかって行きたいと思います。
 
(3)中学理科の賢人 一問一答!問題プリント
    http://www.ri-ka.net/ 
 
(4)中学受験のための算数特訓
この「中学受験のための算数特訓」は、私立中学校や国立中学校への受験を目指す小学生やその保護者をサポートするため、算数の問題、特に計算問題を中心にプリント形式で問題を提供します。算数をきたえて受験に万全でのぞみましょう。
 
(5)受験を楽しむぞ!
  センター試験対策から難関大学受験の勉強法・参考書紹介や、公務員試験や資格の参考書の紹介、勉強法のノウハウを紹介します。
 
(6)中学学習支援ブログ・ダブルドリブル
中学生の日頃の勉強や定期テスト・高校入試対策に役立つブログです。
 

6  教師力アップセミナー 今泉 博 先生
  「子どもたちが意欲的に発言したくなる教材のあり方と授業法」
北海道教育大学釧路校教授  今泉 博 先生
   別紙で紹介します。
 MM紹介
(1)ライティングワークショップ
 ライティングワークショップとは、簡単に言うと国語科における『学び合い』です。
 生徒は、各クラスで話し合って定義付けをした「優れた作家」になったつもりで、作品を作り上げます。
 授業時間は以下の3サイクルから成り立っています。
1.教師による、手法や今日の課題等の説明を行う、ミニレッスン、
2.生徒がひたすら作品を書き連ねていく、作家の時間、
3.「大切なともだち」の精神をもとに評価しあう、共有の時間です。
 見学したのは高校1年生の現代文。単元は『羅生門』。
 本日のミニレッスンは「色を足す」。
 筑田先生は板書します。おおまかな流れは次の通りです。
 『羅生門』には、さまざまな色が出てきます。すぐれた作者は、作品の中に出てくる色には大抵意味を持たせてあります。
 『羅生門』では、黄は幼さ、青は大人、赤は悪、黒は死、絶望のシンボルといえます。
 そこで、生徒たちの作品にも、同じように「色を足す」ように説明します。
 ここまでのミニレッスンがおよそ15分。
 
 そして、筑田先生の指示により、生徒たちは一斉にノートに何かを書き始めました。
 ここからが、作家の時間です。
 生徒たちは、クラス毎に色をそろえた「作家ノート」とよばれるノートに各々の作品を書いていきます。今までの作品の続きを書くもよし、新たな作品に取りかかってもよし。
 どのクラスも生徒は夢中になっているためか、黙々と課題に取り組みます。隣の子と、多少の相談はしていますが『学び合い』にしては静かでした。先生は適宜、机間巡視。筆の進んでいない子などに声をかけ、相談にのっていました。
 私たちが驚いたのはその文章量と停まることのないペン先。なんでそんなにスラスラ書けるのー!と思わずつっこみたくなるほど、彼女たちはノートいっぱいに作品を書きあげていきます。
 そして、およそ20分が経過したところで、作家の時間は終了。
 次は、共有の時間です。
 筑田先生は「大切なともだち」にのっとり、班内で評価するように呼びかけます。
 先生の仰る「大切なともだち」とは、
1.良いところをほめる
2.改善点は質問の形で問いかけるというもの。
 4人1班にわかれ、班内で回し読みをします。ポストイットに意見を書いてノートの右ページに貼りつけてから、次の人へ。作家の時間の静けさが嘘のように、教室は一瞬で賑やかに。
議論が停滞していると見える静かな班には、先生が立ち寄ります
 4人分の作業が終わったところで次回のミニレッスンの予告をして、授業は終了です。
 驚きの連続だった45分の授業を終えて、
 ライティングワークショップは、一斉授業よりも確実におもしろい!私はそう感じました。
 実際に、何人かの生徒にこの授業の感想を聞いてみると、
「はじめは面倒だと思ったけど、やってみると楽しい、おもしろい。」
「意外とスラスラ書ける。」とのこと。
(中には、「4月から書き始めた作家ノートがもう終わりそう」なんて子も!)
生徒が楽しそうに授業の感想を述べる姿に、とてもうれしくなりました。
 生徒主体、教師は場を提供する、こういう部分が『学び合い』に通ずるのだと思います。
 
http://eduken.jp/tag/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97 より
 
(2)メールマガジン「学びのしかけプロジェクト」 50号 2010年11月19日発行
1  ライティング・ワークショップと社会科学習の接点を考える
                「ワークショップ」編集委員 山形大学  江間 史明
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 今回は、ライティング・ワークショップ(以下、WW)の学びの特徴を、J. Hansenの研究から見たうえで、社会科学習との接点について考えてみたいと思います。
 
1 WWの学びのしかけ
 これについては、吉田新一郎さんと上條晴夫さんの対談(授業づくりネットワーク2010年5月号)で言及されています。そこでは、J. Hansen のWhen Writers Read が、紹介されていました。おくればせながら、この本の第2版(2001)を読んでみました。そこで、Hansen は、書くことと読むことを成長させるWWの特徴として、次の5つをあげています。
 1、声:子ども1人ひとりは、その子独自の響き、声、思考を持つ。こうした多様な声に敬意をはらうべきである。響き合い、活気にみちたコミュニティーは、異なる声を持つ人々の集まりだからである。
 2、決定:どんなトピックをどんな文体で書くか、いつどこで書くか、誰と共有し支えあうか、学習者が選択する。選択の過程で、学習者は、いくつかのオプションを評価し、どれを選ぶかを決定する。
 3、時間:学習者が、書いたり読んだりできる時間や、書いたり読んだりしたことを話す時間を授業の中に、確保する。
 4、反応:教師や友だちが、積極的で支えるような反応をする。今、学習者が何ができているかという点から評価する。教師がもつ赤ペンの伝統をやめて、代わりに学習者が読み手や書き手として見たり聞いたりしたことの中に価値を見出すようにする。
 5、自己管理(Self-discipline):ワークショップでは、あらかじめ進め方を示し、学習者が見通しをもって取り組めるようにしている。
   よい本を読み、最善のものを書こうとすることで、時間を賢明に使って自分の課題に取り組むように自己をコントロールする。
 
 例えば、この本の前の版では、「選択」となっていたところが、今回は「決定」になっています。これは、選択のプロセスをより明確にしたものと解釈できます。選択というのは、いくつかの選択肢を並べたうえでそこから意識的にひとつを選び出すことであるということを、強調しているようです。
 Hansen によれば、これら5つのなかで、コア(核心)になるのが、「反応」です。各々が自分のペースで書きつつ、positiveでsupportiveな相互作用が安定してあることが、大切になります。
 例えば、今年の前期、学生たちとWWの自主ゼミをしたときのことです。印象的なシーンがありました。ある共有の時間に、1行しか書けなかった学生のノートをみて、やりとりをしているペアがいました。「1行しか書いてない…」とそうっとノートを渡す学生。見た学生曰く。「ほんとに1行。すごい短編だね」。「ははは…」。2人の間に笑いが広がります。「続き、読みたいな」という声にさそわれるように2人の対話がもりあがっていました。
 こうした自主ゼミが一段落したとき、学生の「ふり返り」に、次の指摘がありました。
 「文を書くことは、極力避けたいと思っていたのに。週1回みんなで楽しく書くことができて。作文への意識が変わったように感じている」
 「書くこと」を相互作用のなかですすめることで意識が前向きなものに変わる。少なくともここに、WWの効果を認めることができました。
 
2 WWと社会科学習の接点
 社会科や理科のなかでも、当然、子どもは読んだり書いたりしています。しかし、Hansen 自身も、最初は、他の教科カリキュラムのなかでの書いたり読んだりする活動に十分、注目できなかったと述べています。WWにおける「書くこと」の位置づけについて、Hansen は、次のように言います。
 「書き手が、作品を書いている間に、何を言いたいのかがはっきりしてくるというのは、よくあることである。このスタンスは、書き手は学ぶために書くということである。これは、学習者がすでに知ったことを示すために書くというスタンスと反対である。(中略)基本的なディレンマは、書き手は何かを知って、それから書きとめるのか、それとも、書くことのプロセスを学習の道具として使うのか、というところにある。このディレンマは、教師が、学習者にどんな書く経験をさせるのかに影響を与える」
 そうすると、問題は、社会科学習において、「書くことのプロセスを学習の道具として使う」ことを、どう具体化するか、ということになります。先に述べたように、このプロセスに「反応」を位置づけることが、WWの学びの特徴を生かすうえで大切なことになります。
 ここからふり返ってみると。これまで筆者が開発してきた表現系のワークショップ型授業は、いわば作品をつくってしまってから、参加者の相互作用を行っていたと言えます。例えば、江戸時代の「時代なぞかけ」の実践にしても、「時代なぞかけ」をつくってから、「どちらが江戸時代の特色をあらわしてるだろう」と問いかけて、勝ち抜き戦をしていました。ここでは、この作品をつくりあげていくプロセスでの相互作用は、中心には位置づけられていませんでした。
 WWと社会科学習の接点を考えるとき、社会科学習の中心を「書くことのプロセス」におく方向を検討する必要があります。このことは、次の課題を示しています。
 一つは、どんなジャンルの文体を子どもが書くことが、社会科学習にとって適合的なのか。もう一つは、相互作用のなかで作品を徐々に「修正」していくことが、社会科としての内容理解とどう関わるのか。こういった点を、実践的に検証していくことを、今後、すすめてみたいと思います。
文献:Jane Hansen, When Writers Read, 2nd ed., Heinemann, 2001
 授業づくりネットワーク誌  → http://www.gakuji.co.jp/magazine/network/index.html
 
※ まだ間に合うシティマラソン大会
 
■2月20日 可児シティマラソンin花フェスタ
 (コース特徴) 世界一のバラ園のある公園内を走るアップダウンあり
 
■2月13日 第27回犬山国際友好シティマラソン
      国宝犬山城を発着点に、名勝木曽川沿いの景色を楽しみながら走れます
 
■2月27日 第33回読売犬山ハーフマラソン
(コース特徴)犬山市内の中心部から田園地帯と日本ライン、木曽川沿いを走る平坦なコース
 
■3月6日 かかみがはらシティマラソン2011  ※12/1〜エントリ開始
 (コース特徴) 金華山、伊吹山、養老山脈を眺望し、木曽川堤防を走る周回コース
 
■3月6日 第15回いわくら五条川マラソン
 (コース特徴)日本さくら名所百選の五条川沿いを走る
 
■4月3日 第27回 日本平桜マラソン
   景勝地日本平を走るコース


  問い合わせは 土井謙次  syaraku☆tcp-ip.or.jp ←☆を@に換えてください