第341回 社楽の会報告    第340回へ     第342回へ   TOPへ
                                                           
報告者  土 井
 2011年1月6日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
 参加者は、土井(江南市教委)、早川先生(藤里小),柴田先生,大島先生(草井小),吉田先生(古西小),小澤先生(扶桑東小),天野先生、森先生(大口南小),杉田先生(扶桑北中),馬場先生(宮田中),阿部先生(大口中)、岩井先生(岩北小)、奥村先生(岩南小)、浅井先生、坪内先生(岩倉中)、坪内先生(犬南小)、松田先生(曽野小)、大野先生(犬山中)、高橋先生(岩倉市教委)、池邑さんの20名です。

 今回は、資料集部会のの発表リハーサルを行いました。
 土井が提案したものです。番号をクリックしてください。

   愛教大での集中講義内容紹介  
  拙稿紹介 PRから見る産業界ウォッチング Vol.1〜Vol.12
  日本地図を描こう
  評価規準の作成のための参考資料(平成22年11月)
  役立ちWeb特集  
  教育関連情報   
  MM紹介
8 井沢元彦講演会のお知らせ


 愛教大での集中講義感想紹介
 4日間、90分15コマの授業が終了しました。学生の感想を一部紹介します。

【初日後】
(前半略)今までに授業の仕方、子どもの引きつけ方について学んだことはなかったので、今日の授業は目新しいことばかりでした。小ネタを作ったり、言い回しを工夫して子どもが自分から動くような授業を作るために、自分は全く勉強していないことに気づきました。
 
 今日の授業では、社会科という限定がなく、授業や児童生徒への対応を学ぶことが出来た。また、授業の合間の先生の一口ポイントは、これから役に立つことばかりであった。(中略)授業は子どもにとってわかりやすく、考えることが出来ることを忘れてはならない。そのためには、まず教師が教材研究(日常的)の面で、教師自身が疑問に感じたり、児童生徒なら気になる部分を事前に見つけらることが重要だと思う。加えて、子どもの様子や特長を常に敏感にキャッチできるアンテナを張っておくことも大切だと思う。
 
 社会科だけでなく、他の授業でも使える授業の技術を学ぶことが出来ました。教師というのは、いつも児童の目線に立って授業を構成していかなければいけません。どこで児童がだらけてしまうのか、どうしたら全員参加が出来るような発問が出来るのかを常に考えていくべきだと改めて思いました。(以下略)
 
 模擬授業では、大学生ながら驚いたり笑ったりと、すごく楽しんで授業を受けることが出来ました。好奇心をくすぐられたり、自分でも自分の目が輝いていることが分かりました。
 子どもを楽しませるためには、やはり授業を進める側も楽しまなくてはいけないと改めて気づきました。(中略)今日1日だけで、本当にたくさんの技(子どものコントロールの方法やクラスの雰囲気作り、授業の進め方)を得ることが出来ました。あと3日の講義がすごく楽しみです。
 
【最終日後】
「すごくたくさんのことを学べた。普段の大学の授業では教えてもらったことのないような、授業の工夫や方法、アドバイスなど、中身が詰まった4日間だった。」

「何度も受けた模擬授業が本当に面白かった。たくさん驚いて何回も『へぇ〜』とうなってしまった。」

「子どもだって1人の人間なのだから、教師はおごってはいけないといったことも学んだ。」

「教師という職はとても面白いものだと改めてこの授業で感じました」

「今まで、実際の授業の仕方や工夫、教材研究について学んだことがなかったので、今回の授業は現場をイメージできる内容になっていて新鮮味がありました。
 授業を進めていく中で、生徒の理解度を確認したり、指示の仕方の工夫、使い分けは、授業の雰囲気を変える大事な要素だと学びました。」

「心構えから技術、考え方まで学べて、教育大の理想の講義だと強く感じました」

「4日間の集中講義では、教材から指導案や指導方法など、幅広いことを学んだ。
 1つ目は、教材は、教材研究すればするほど深いものだと感じた。(略)
 2つ目は、学び合いの重要性である。(略)
 3つ目は、指導案における導入の重要性を改めて実感することができた。(略)」
 
 私自身も、たいへん勉強になった4日間でした。
 貴重な機会を与えていただいた愛知教育大学と学生のみなさんに感謝いたします。

 拙稿紹介 PRから見る産業界ウォッチング Vol.1〜Vol.12

 愛教大集中講義で使用た10年前の『社会科教育』(明治図書)の連載です。
 社楽での紹介は(たぶん)3回目です。

 日本地図を描こう
 愛教大集中講義で使用しました。

 次の用紙を配布します。(北海道と九州の一部しかありません)



「その間を描いてください」

これだけです。

多くの人は、北から細かく描きすぎて中国・四国が描けなくなってしまう、湾曲しないでまっすぐになってしまうなどの傾向が見られました。

みなさんもやってみてください。


4  
社会科は情報が命
(1)米中韓メディア“日本語版”リンク
*一部記事が有料なものや、無料会員登録が必要なものもあります。
【アメリカ】
「ウォール・ストリート・ジャーナル」
      (トップ) http://jp.wsj.com/ 
      (社説)  http://jp.wsj.com/Opinions/Columns 
「CNN」 http://www.cnn.co.jp/ 
「ブルームバーグ」 http://www.bloomberg.co.jp/ 
【中国】
「人民日報」(トップ) http://j.peopledaily.com.cn/home.html 
      (評論)  http://j.peopledaily.com.cn/94709/index.html 
「新華社新華網ニュース」 http://www.xinhua.jp/ 
「チャイナネット」 http://japanese.china.org.cn/ 
「大紀元」 http://www.epochtimes.jp/ 
「中国国際放送局」 http://japanese.cri.cn/ 
【韓国(三大紙)】
「中央日報」(トップ) http://japanese.joins.com/ 
      (社説)  http://japanese.joins.com/edi/ 
「朝鮮日報」(トップ) http://www.chosunonline.com/ 
      (社説)  http://www.chosunonline.com/editorial/ 
「東亜日報」(トップ) http://japan.donga.com/ 
      (社説)  http://japanese.donga.com/editorial/ 
 
【日本語で読む中東メディア】
 最新と言ってもよい中東各紙の論調や記事を、日本語訳で読むことができます。
(※)次のURLから、サイト左側「条件検索」の「ジャンル」内、「コラム」をチェックし検索しますと、社説の和訳文を読むことができます。
 
【世界の新聞は何を言っているか?】
 「世界日報」の若干過去の記事ですが、米・英・仏・独・露・豪・中・韓・印・他、アジア諸国・中近東等の主要新聞論調の表題が、日本語で見ることができます。
(ただし本文購読は有料です)
 
【世界のビジネスニュース「通商弘報」】
日本貿易振興機構(ジェトロ)http://www.jetro.go.jp/biznews/ 
 
【ニュース海外トピックス】
 
【ニュースダイジェスト】
 
【タイの地元新聞を読む】http://thaina.seesaa.net/ 
 
【暗いニュースリンク】http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/ 
 
【シオンとの架け橋】(イスラエルニュース)
 
【その他、日本語による海外情報サイト】
「ロイター」 http://jp.reuters.com/ 
「U.S. FrontLine(アメリカ)」 http://www.usfl.com/ 
「羅府新報(ロサンゼルス)」 http://rafu.com/news/category/japanese/ 
「ハワイ報知」(音が出ます) http://www3.shizuokaonline.com/hawaii/ 
「ル・モンド・ディプロマティーク(フランス)」 http://www.diplo.jp/ 
「スペインニュース・コム」 http://www.spainnews.com/news/ 
「スイスインフォ」 http://www.swissinfo.ch/jpn/index.html 
「ポートフォリオ・オランダ」 http://www.portfolio.nl/ 
「ポートフォリオ・ベルギー」 http://www.portfolio.nl/benews 
「バチカン放送局」 http://www.radiovaticana.org/gia/index.asp 
「JSN(ロシア経済情報ナビ)」 http://www.jsn.co.jp/ 
「25today(オーストラリア)」 http://top.25today.com/ 
「香港ポスト」 http://www.hkpost.com.hk/ 
「朝鮮新報(朝鮮総連機関紙)」 http://www.korea-np.co.jp/sinboj/ 
「まにら新聞(フィリピン)」 http://www.manila-shimbun.com/index.html 
「バンコク週報(タイ)」 http://www.bangkokshuho.com/ 
「南国新聞(マレーシア)」 http://www.nangoku.com.my/ 
「星日報(シンガポール)」 http://www.shinnichi.com.sg/ 
「じゃかるた新聞(インドネシア)」 http://www.jakartashimbun.com/ 
「ベトナムニュース」 http://www.thewatch.com/     
「カンボジアウォッチニュース」 http://www.cambodiawatch.net/cwnews/ 
「ブルネイ友好協会」 http://www.jbfa.or.jp/ 
「インド新聞」 http://indonews.jp/ 
「サンパウロ新聞(ブラジル)」 http://www.saopauloshimbun.com/index.php/ 
 
【Newseum「Today’s Front Pages」】(英語、及び現地語表記)
 世界各国の新聞のトップページが、新聞紙のレイアウトそのままに閲覧できます。その数なんと、50〜70カ国・500〜700紙。日によって変動はあります。
 PDFで閲覧でき、拡大表示・印刷も可能です。また、当該新聞サイトへのリンクも張られております。
 
【OpinionSource「Today’s Newsletters」】(英語表記)
米・英・中・中東・印など主要紙の、最新といってもよい社説が掲載されております。
 


 役立ちWeb特集 
(1)元号と天皇
 
(2)コラム:「〜を聴く」シリーズ 沼津交響楽団
 
(3)「日本人の海外留学者数」について
 
(4)地図タイル・ランキング
 インターネット地図サイトは、表示を速くさせるために、地図画像をタイル状に分割して表示している。見られた回数が多い地図タイルを集計したランキングが登場。思いもよらない場所がみられているかも。

6 教育関連情報
(1) 《知能観は変わった》            筑波大学名誉教授  辰野千尋
 知能は、簡単に言えば「物事を識別し、処理する能力」である。この能力を調べるのが知能検査である。知能は遺伝と環境の相互作用の影響を受けて発達するが、研究者の立場や時代の思潮により、遺伝重視か環境重視かに傾斜し、知能検査の考え方にも影響した。
 
 知能検査を最初に体系化したのは、フランスの心理学者アルフレッド・ビネー(1905)だといわれ、その検査は学校教育で広く活用されたが、それ以後今日まで、知能は遺伝か、環境かの論争を中心に知能検査についても「素質検査か否か」の論争が続いた。米国では60年ごろまでは、知能は生得的能力として考え、知能検査で測定される知能指数は生涯にわたって不変であると考えられた。そこで、知能検査で優劣のレッテルを貼ることは差別、選別することになり、知能指数が低いと、教師も子供も「どうせ駄目だ」と宿命論的態度を持つようになると考え、知能検査に対する激しい反対運動が生じた。もちろん、これに反対する立場も現れたが、大勢は変わらず、学校での使用は減少した。事情はわが国でも同じであった。
 
 ところが、1970年代以降になると、認知心理学などの影響を受け、知能検査の再検討が行われ、その役割が再認識されるようになった。すなわち、知能は環境や教育の影響を受けて開発され、形成された能力であり、知能検査はこの能力を測定するものと考えられるようになった。そこで、生得的能力と考えられやすい知能の代わりに適性という言葉が使われ、知能検査の代わりに学業適性検査、学習能力検査、学校能力検査、認知能力検査などの言葉が使われ、知能指数の代わりに学校能力指数などの言葉が使われるようになった。
 
 検査の結果は、現在の学習能力の尺度であり、将来の学習の成功を予測するものと考えられるようになった。従って、このような知能観の変化を考えると、知能検査を学業適性検査、認知能力検査として学習指導に生かしていくことが大事である。
    時事通信「内外教育」メールマガジン 2010/12/24 第326号 より

☆★☆ コメント ☆★☆

 よく分かります。
 目的が分かっていること、結果に対処できることが大切です。


 MM紹介
(1)学習ジム・コーチ  mag2 0000119639 <mailmag@mag2.com>1月2日
 −キスシーンを見ました
(前略)
 「芸能人格付け チェック!」という番組を見ました。
 どういう番組かという、スポーツ選手芸能人が、「高価な商品」と「安い商品」を比べて、参加者がどちらかと当てさせるもの。
 で、その中で面白かったのでが、「プロの映画監督の構成した映画」と「映画に興味のある芸能人が構成した映画」を当てるもの。
 他のものは当てたったり、外れたりしましたが、これは私は当たりました(笑)たからです。
 で、根拠は文章を読むときの注意点を参考にしました。
 私が判断したのが、この映画の中にでてくる「キスシーン」(笑)
 プロの監督・・・「キスシーン」見せないで、影でそれらしきを見せる
 素人の監督・・・「キスシーン」アップでとる
というもの。
 なぜ、この話をしたのかというと、「作文」や「読解」でも、この手法が使えるから・・
実は「素人」がやってしまうのが、「結果を直接的に書いてしまう」「直接的表現をしてしまう」のです。
 もちろん、論文などは結論を先に書かないといけませんが、「日記」などは、できるだけ「直接的表現を避ける」ようにした方が面白いのです。
 日記でいうと、「今日は凧揚げをしました。楽しかったです」とすると1行で終わります(笑)
で「日記書けないよ」となります。ですが、これを「結果」となる感想を書かないで、今日あった出来事を時系列に書いたり、細かく描写すると面白くて、文章が長くかけるのです。
「僕の凧は、イオンで買ったもの。色は黄色で・・・」みたいな感じです。
「近くには電線がなかったので、お父さんが『ここであげようか』と言いました。」というように書いていくいいわけです。
 同様に読む場合でも、小学校の「小説問題」では、感情を直接的に表現する問題はあります。
「彼は怒った」というよう感じです。
 ですが、これが学年が上がるたびに、こういった表現はなくなっていきます。
 代わりに、「間接的な表現」で表そうとします。怒っていることを「唇を強くかんだ」「こぶしを強く握った」「にらみつけた」など・・。感情を直接書くのではなく、間接的にそれをあらわす行動を書く。
 そうやって、読者に想像させるのです。
 だから、「小説問題」を読むときも主人公の行動に線を引いて読むと、主人公の心情がわかるようになります。
 例えば、「りょうたは、唇を強くかんだ」「ドアをバタンと強く閉めた」などですね。
 で、先ほどの映画では、
 素人の監督・・・青春の物語の主人公の気持ちを直接的に表す
 例えば、「キスシーン」など、直接見せる
 一方、プロの監督は・・・主人公の気持ちやもシーンを直接的なものではなく、視聴者に想像させるように、直接的なものは避ける
 「キスシーン」も影が重なり合うことで、読者に想像させるといった感じです。
 構成、作り方は、「小説問題」と「映画のシーン」は似ているので、一度そういった目で見てくださいね。結構面白いですよ(笑)   
☆★☆★ コメント ☆★☆★
 これは、詩や短歌、俳句指導の極意です。
 「キスシーン」は使えますね。いただき!
 
(2) 教育情報 Magazine/ある小学校教師の独り言
[1]社会科における「思考・判断・表現」の評価
 「社会的な思考・判断・表現」を育成するためには?
 まずは基礎的・基本的な知識や技能を活用する学習活動に力を入れること。
 その中に論理や思考の基盤である言語活動を充実することが大切。
 問題解決学習の中で身につけた知識・技能を実際の実際の解決場面に合わせて適切に活用すること,そしてそれを互いに表現し合うこと。
 友だちの考えも積極的に吸収しながら自己の問題を解決していくこと。
 これを繰り返すことで思考力・判断力・表現力を身につけていくことが可能となる。
 従来の社会科の学習においては,単に体験が言語化されただけであって,思考が言語化されていないという実践が多かった。
 例えば,調べたことを再構成してポスターや新聞をつくって終わりという事例。
 ポスターや新聞づくりは獲得した情報をまとめていく作業で,整理である。
 整理で終わってはならない。
 まだその先がある。
 新しい観点「思考・判断・表現」の評価は,わかったことを表現するだけ,調べたことを整理してまとめるだけでは達成したとは言えない。
 ここからもう一歩踏み込み,整理した情報をもとに思考する学習過程を設定する必要がある。
 「思考の言語化」に大きなウエイトをおくのだ。
 取材や見学などの体験した結果を解釈,分析し,説明したり論述したり討論
したりレポートにまとめたりといった形で自己の考えを表現,主張させたい。
 また社会科において,活用力とは既有の知識・技能を使って思考,判断する場で発揮されるものであり,子どもには活用しているという意識はない。
 したがって,子どもにとって集中して取り組める魅力ある教材を用意しなくてはならない。
(1)学習ジム・コーチ  mag2 0000119639 <mailmag@mag2.com>1月2日
 −キスシーンを見ました
(前略)
 「芸能人格付け チェック!」という番組を見ました。
 どういう番組かという、スポーツ選手芸能人が、「高価な商品」と「安い商品」を比べて、参加者がどちらかと当てさせるもの。
 で、その中で面白かったのでが、「プロの映画監督の構成した映画」と「映画に興味のある芸能人が構成した映画」を当てるもの。
 他のものは当てたったり、外れたりしましたが、これは私は当たりました(笑)たからです。
 で、根拠は文章を読むときの注意点を参考にしました。
 私が判断したのが、この映画の中にでてくる「キスシーン」(笑)
 プロの監督・・・「キスシーン」見せないで、影でそれらしきを見せる
 素人の監督・・・「キスシーン」アップでとる
というもの。
 なぜ、この話をしたのかというと、「作文」や「読解」でも、この手法が使えるから・・
実は「素人」がやってしまうのが、「結果を直接的に書いてしまう」「直接的表現をしてしまう」のです。
 もちろん、論文などは結論を先に書かないといけませんが、「日記」などは、できるだけ「直接的表現を避ける」ようにした方が面白いのです。
 日記でいうと、「今日は凧揚げをしました。楽しかったです」とすると1行で終わります(笑)
で「日記書けないよ」となります。ですが、これを「結果」となる感想を書かないで、今日あった出来事を時系列に書いたり、細かく描写すると面白くて、文章が長くかけるのです。
「僕の凧は、イオンで買ったもの。色は黄色で・・・」みたいな感じです。
「近くには電線がなかったので、お父さんが『ここであげようか』と言いました。」というように書いていくいいわけです。
 同様に読む場合でも、小学校の「小説問題」では、感情を直接的に表現する問題はあります。
「彼は怒った」というよう感じです。
 ですが、これが学年が上がるたびに、こういった表現はなくなっていきます。
 代わりに、「間接的な表現」で表そうとします。怒っていることを「唇を強くかんだ」「こぶしを強く握った」「にらみつけた」など・・。感情を直接書くのではなく、間接的にそれをあらわす行動を書く。
 そうやって、読者に想像させるのです。
 だから、「小説問題」を読むときも主人公の行動に線を引いて読むと、主人公の心情がわかるようになります。
 例えば、「りょうたは、唇を強くかんだ」「ドアをバタンと強く閉めた」などですね。
 で、先ほどの映画では、
 素人の監督・・・青春の物語の主人公の気持ちを直接的に表す
 例えば、「キスシーン」など、直接見せる
 一方、プロの監督は・・・主人公の気持ちやもシーンを直接的なものではなく、視聴者に想像させるように、直接的なものは避ける
 「キスシーン」も影が重なり合うことで、読者に想像させるといった感じです。
 構成、作り方は、「小説問題」と「映画のシーン」は似ているので、一度そういった目で見てくださいね。結構面白いですよ(笑)   
☆★☆★ コメント ☆★☆★
 これは、詩や短歌、俳句指導の極意です。
 「キスシーン」は使えますね。いただき!
 
(2) 教育情報 Magazine/ある小学校教師の独り言
[1]社会科における「思考・判断・表現」の評価
 「社会的な思考・判断・表現」を育成するためには?
 まずは基礎的・基本的な知識や技能を活用する学習活動に力を入れること。
 その中に論理や思考の基盤である言語活動を充実することが大切。
 問題解決学習の中で身につけた知識・技能を実際の実際の解決場面に合わせて適切に活用すること,そしてそれを互いに表現し合うこと。
 友だちの考えも積極的に吸収しながら自己の問題を解決していくこと。
 これを繰り返すことで思考力・判断力・表現力を身につけていくことが可能となる。
 従来の社会科の学習においては,単に体験が言語化されただけであって,思考が言語化されていないという実践が多かった。
 例えば,調べたことを再構成してポスターや新聞をつくって終わりという事例。
 ポスターや新聞づくりは獲得した情報をまとめていく作業で,整理である。
 整理で終わってはならない。
 まだその先がある。
 新しい観点「思考・判断・表現」の評価は,わかったことを表現するだけ,調べたことを整理してまとめるだけでは達成したとは言えない。
 ここからもう一歩踏み込み,整理した情報をもとに思考する学習過程を設定する必要がある。
 「思考の言語化」に大きなウエイトをおくのだ。
 取材や見学などの体験した結果を解釈,分析し,説明したり論述したり討論
したりレポートにまとめたりといった形で自己の考えを表現,主張させたい。
 また社会科において,活用力とは既有の知識・技能を使って思考,判断する場で発揮されるものであり,子どもには活用しているという意識はない。
 したがって,子どもにとって集中して取り組める魅力ある教材を用意しなくてはならない。
8 井沢元彦講演会のお知らせ
「逆説の日本史」シリーズの井沢元彦氏の講演会が開かれます。
 
 平成23年1月23日(日)午後2時開演
 江南市民文化会館大ホールです。
 
 織田信長がテーマです。
「逆説の日本史」シリーズの井沢元彦氏の講演会が開かれます。
 
 平成23年1月23日(日)午後2時開演
 江南市民文化会館大ホールです。
 
 織田信長がテーマです。

 


  問い合わせは 土井謙次  syaraku☆tcp-ip.or.jp ←☆を@に換えてください