1 言語力育成に関する資料紹介
言語力育成についての資料を紹介します。過去に紹介したものも含まれます。
(1)言語活動の充実に関する指導事例集【小学校版】
本事例集では,特に,思考力・判断力・表現力等をはぐくむ観点から,それぞれの教科等において言語活動を充実する際の基本的な考え方や,言語の役割を踏まえた指導について解説するとともに,優れた指導事例(100)を収録してあります。
(2)PISA型読解力向上のための実践指導資料集/和歌山県教育委員会
実践指導資料は、具体的な指導案と写真、ワークシートなどで、イメージしやすくできています。
(3)読解力を育成する教科指導に係る調査研究/埼玉県立総合教育センター
(5)『〈小学校〉言語活動の充実を図る学習指導事例集』神奈川県立総合教育センター
(6)平成22年度 調査研究1「思考力・判断力・表現力等を育成する指導と評価」 報告書/香川県教育センター
1 思考力・判断力・表現力等を育成する指導
(4) 思考力・判断力・表現力等の育成と言語活動の充実 ・・・・・・ 4
新聞活用ワークシート集 〜思考力・判断力・表現力の育成のために〜 /香川県教育センタ ー
(7)言語活動を充実させ,表現力を高めるための指導力にかかわる研究調査/長野県総合教育 センター
(8)「思考し,表現する力」を高める実践モデルプログラムについて/千葉県総合教育センター
2 お役立ち資料
役に立つか立たないかはあなた次第です。ブログで、4月1日から30日に紹介したものです。
(1)小学校道徳 読み物資料集/文部科学省

29編紹介されています。
(2)児童がいきいきと科学研究に取り組むための支援/熊本県立教育センター
(3)特別な教育的ニーズにこたえる学習指導の在り方に関する研究/鹿児島県総合教育センター
「すべての児童生徒に分かりやすい学習指導の工夫」という立ち位置がすばらしい。
参考になります。
(4)不適応行動を示す児童生徒への望ましいかかわり方に関する研究/鹿児島県総合教育センター
教育相談のノウハウがまとめられています。
(5)震災時の被害軽減に係る標準マニュアル(学校用概要版)/山口県
すぐに必要なことがまとめられています。
(6)「防災教育ハンドブック」〜災害から命を守る授業づくり〜/山口県教育委員会
授業や特別活動等において魅力ある防災教育を実践し、幼児児童生徒一人ひとりの「防災対応能力」の育成を図るためのものです。実践事例や危険予測学習(KYT)資料などは、今後も継続して掲載していきます。
(7)横浜市学校防災計画/横浜市教育委員会
130ページを超える大作です。
(8)学校防災マニュアル(改訂版)/兵庫県教育委員会
地震に加えて水害や津波など今後発生が予想される様々な災害への対応方策を示すとともに、そうした災害への備えの充実に向け、学校防災体制の点検整備や地域と連携した防災訓練の実施事例、防災教育の実践事例、防災教育に係る教職員の研修等、内容は充実しています
(9)地震防災の手引き― 愛知県立学校地震対策マニュアル作成指針 ―/愛知県教育委員会
(10)ともに創ろう おかやまの未来 − 見て分かる教師ガイド −/岡山県総合教育センター
コンパクトにまとめられた若い先生向けの研修用テキストです。ビジュアルでわかりやすいのが魅力です。お薦めします。
(11)授業改善に関する研究(最終報告)−確かな授業力を目指して−/愛知県総合教育センター
次のように考え、実践事例が載っています。
(1) 子供をとらえ(Research),授業を設計(Plan)する
(2) 授業を実施(Plan)し,分析・評価(Check)をする
(3) 授業の改善策(Action)を打ち出すために
(12)学校危機管理マニュアル/東京都教育委員会
体系的にまとめられています。
(13)学校における原子力防災マニュアル/茨城県教育委員会
今回の事故で注目を集めている「原子力防災マニュアル」です。
今までにない視点なので勉強になります。
(14)学校における防災教育指導教材/神奈川県教育委員会
防災教育の資料で、小学校から高校までの各発達段階で、教科の中でどのような指導ができるかが紹介されています。
(15)「思考力・判断力・表現力等を育成する指導と評価」/香川県教育センター
評価について、具体例をもとに書かれているので貴重です。
(16)「子どもの視点」を生かした授業改善/香川県教育センター
実践編では、写真を用いた具体例でよくわかります。
(17)これからの校内研修の在り方 −授業を変える『評価力』−/香川県教育センター
授業研究をいかに評価するかという、ユニークな視点の研究紀要です。
(18)これからの校内研修の在り方 −RVとコーチングによる学校の活性化−/香川県教育センター
「RV」とは、「R e s e a r c h 」の結果をもとに, 学校がめざす将来像を, 具体的にイメージできるような言葉で「∨i s i o n 」として表現し, 全教職員で共通理解できるようにしようということです。
「V i s i o n 」があると, 方向性が明らかになり, 具体的な力策も考えやすくなります。
(19)「ゲーム・インターネット依存とその克服」/香川県教育センター
他に例を見ないユニークな研究です。
(20)新聞活用ワークシート集 〜思考力・判断力・表現力の育成のために〜 /香川県教育センター
(21)評価方法等の工夫改善のための参考資料(小学校)/国立教育政策研究所
各学校において、学習評価を進める際の参考として、単元(題材)の評価に関する事例に沿って、評価規準の設定を含めた指導と評価の計画、具体的な評価方法、評価対象とした具体的な児童の学習状況について示した参考資料です。
(22)小学校理科の観察,実験の手引き/文部科学省
教員の理科に対する苦手意識を取り除き,指導力を向上させるために、観察・実験に関する基本的な内容を解説し,観察,実験の装置や器具の使用法,実験の注意点等を手引き書としてまとめたものです。
(23)支援の手引き〜小学校版〜/大分県教育センター
各校種における発達障がい児への支援に関する研究として、児童の困難な状態への対応をまとめたものです。
(24)支援の手引き〜中学校版〜/大分県教育センター
上記の中学校版です。生徒の困難な状態への対応をまとめたものです。
(25)高知県公立学校臨時教員必携/高知県教育センター
体系的にまとめられているので、参考になります。後半は具体的でお薦めです。
(26)豊かなコミュニケーション能力に基づく危機回避能力の育成/北海道立教育研究所
体罰等をいかになくすか、そのためのコントロールについての研究で、ユニークな視点です。
(27)「生徒指導の役割連携の推進に向けて(中学校編)」/国立教育政策研究所
初めて生徒指導主事の行動に焦点をあてたもので、全教職員が協力して行う、「問題が起こりにくい学校」づくりの一助となることを目的としています。
(28)「知って役立つ労働法 〜働くときに必要な基礎知識〜」/厚生労働省
高校生向けですが、部分的に中学校でも使えます。わかりやすくまとめてあるために、社会科教師にとってもありがたい資料です。
(29)特別な教育的支援を必要とする児童生徒の理解と支援/熊本県立教育センター
体系的に丁寧にまとめられています。
(30)平成22年度 授業のエキスパート養成事業
授業のエキスパートが、指導案を作成し、実践記録や研究協議の記録、資料が載っています。
協議記録まで紹介されているのは、きわめて珍しいことです。
3 第1回金融経済教育研究会
第1回は4月23日(土)13:00〜16:10
会場 名証ホール(名古屋市中区栄3−8−20)
・第1部 「今話題の経済ニュースから学ぶ〜TPP参加で変わる日本〜」
講師 名古屋市立大学大学院経済学研究科 准教授 川端 康 氏
内容は、次の通りです。
1 TPPとは
2 FTA・EPAとは
3 関税とは
4 FTAの経済学
5 まとめ
TPPは、「環太平洋連携協定」などと訳されている、すべての品目で関税を撤廃するのが原則です。
FTAは、「自由貿易協定」。特定の国や地域の間で、物品の関税やサービス貿易の障壁等を削減・撤廃する協定です。
EPAは「経済連携協定」。自由貿易協定を柱に、ヒト、モノ、カネの移動の自由化・円滑化を図り、幅広い経済関係の強化を図る協定です。
日本は、12カ国とEPAを結んでいますが、米・中・韓・EUと結んでいないため、比率は16.5%にすぎません。
日本は、農産物を除けば、世界で最も関税の低い国の一つです。自動車に関税を掛けていないのは、主要国では日本だけです。
しかし、農産物の関税は韓国、インドの次に高く、何といっても米の778%が目を引きます。
ここからが面白くなりました。
説明しにくいのですが、
Sが国内での供給を表します。
Dが需要です。
Pが価格です。
自由貿易では、国民の利益(総余剰)は、着色した部分になります。
関税をかけると、次の図の、dとfの部分の余剰が減ります。

しかし、生産補助金にすると、減る分はdのみです。
すなわち、関税をかける場合と比べて、関税をなくして生産補助金を与える方がメリットが大きいことがわかります。
オランダは、農産物の純輸出額が世界で最大の国です。
穀物を輸入し、それで牛を育て、牛乳をさらにチーズなどに加工して付加価値を高めて輸出しているのです。
日本の工業と同じ加工貿易なのです。
川端先生は、日本はもともと工業部門の関税が低いので、TPPでは有利。
農業の所得保障と、オランダのような畜産と野菜を中心にした輸出できる生産農家を育てれば、むしろチャンスと言ってみえました。
おおむね賛成です。
問題は、主食である「米」です。
例え10年かけて段階的に減らしたとしても、778%の関税を撤廃したときに、米作はどうなるのでしょう。
私は、米だけは高くても国産を買いたいと思うのですが、皆さんはどうですか?
食の安全保障面からも気になるところです。
・第2部 「経済は人の感情心理で動く」
講師 名古屋大学大学院経済学研究科 教授 加藤 秀明 氏
加藤先生の紹介をします。
日本の資本市場に焦点をあてたファイナンスの実証研究.とくに、人間の非合理性に注目した行動経済学からのアプローチに関心がある.コーポレートガバナンス、M&A、市場の効率性、コーポレートファイナンスに関係する研究を行っている.
初めに勝間和代さんの講演会の様子を話されました。テーマが変わるごとに立ち位置を変えているとのこと。さすがです。
見せる、聴かせる技を知っています。
次に、イリュージョンです。
解説は省略しますが、次のサイトをご覧ください。
錯視は「脳がだまされる」という人もいますが、「脳の防衛反応」という人もいます。
私は後者に賛成です。日常の経験から、脳にとってより都合のいいように解釈をするのです。
錯視は、日常にない状況を作り出しているのです。
次が、「ノーアウトの四球は安打より悪い!」かどうか?
実際に調べてみたそうです。先頭打者を安打で出した場合、得点確率は46%ぐらい。
先頭打者を死球で出した場合、得点確率は38%ぐらい。
安打の方が悪いのです。
これが心理の錯視です。イメージの誤りです。
このあと、大阪大学柳田教授の「脳のゆらぎ研究」ヒューリスティック 代表性と利便性
リスクとは?、ナイトの経済学などの話題が続きました。最後は国債をどう償還するか。
もっと、経済の「ゆらぎ」の話を聞きたかったのですが、ユーモアたっぷりのお話でした。
4 第19回「授業実践フォーラム」のご案内
テーマ 新学習指導要領のねらいを実現する授業と評価II〜これからの学習評価を考える〜
平成23年6月4日(土)・5日(日)
羽島市文化センター(岐阜県羽島市竹鼻町丸の内6丁目7番地)
(1)中央教育審議会(第76回) 配付資料
資料1.東日本大震災による被害状況等について (PDF:99KB)
資料2.被害が甚大だった3県の公立学校・私立学校の始業の状況 (PDF:148KB)
資料3.文部科学省のこれまでの主な取組と今後の課題 (PDF:134KB)
資料4.被災3県からの主な要望事項(教育関係) (PDF:60KB)
関連資料
(2)外務省HPより
■世界各国・地域・国際機関からの救助チーム・専門家チームの受け入れ状況(PDF)
■諸外国等からの物資支援・寄付金一覧(PDF)
■「がんばれ日本! 世界は日本と共にある」(世界各地でのエピソード集(4月18日現在))
6 教育関連情報
明治図書オンライン メールマガジンを利用しよう!( 2011年4月後期号より)
もくじを紹介します。
1.教育エッセイ
2.話題の新刊
3.研究会情報
4.特別支援のツボ
5.Eduブログ
6.Eduアンケート
7.編集後記
ここでは、2.話題の新刊から、社会科関係を紹介します。
★ 社会科力UP授業が変わる地球儀活用マニュアルBOOK ★ 澤井 陽介 編著
─地図の読解は難しい!地球儀出番ヒント満載
★ 新社会科“調べ考え表現する”ワーク&学び方手引き 3年 ★
北 俊夫 編
─小単元まですべて揃う“調べ考え表現するワークシート”
★ 新社会科“調べ考え表現する”ワーク&学び方手引き 4年 ★
北 俊夫 編
─学習力がつく全単元の“調べ考え表現するワークシート”
★ 新社会科“調べ考え表現する”ワーク&学び方手引き 5年 ★
北 俊夫 編
─地球儀・地図帳を活用出来るシートなど使えるページ満載
★ 新社会科“調べ考え表現する”ワーク&学び方手引き 6年 ★
北 俊夫 編
─基礎基本を育てる“調べ考え表現するワークシート”
次に、3.研究会情報から、中部地域のものを紹介します。
地域: 長野県 主催: 信州大学 講師: 吉永
5/14(土)
★ 第2回 中学校・学級づくりセミナーin愛知・東海 ★
地域: 愛知県 主催: 全国・中学校学級経営研究ネットワーク
講師: 堀 裕嗣・石川 晋・桃崎剛寿 他 【要申込み 5/12まで】
5/21(土)
★ 向山型算数入門講座in長野 ★
地域: 長野県 講師: 小嶋悠紀 戸村隆之【要申込み】
以下タイトルのみ紹介します。
4.特別支援のツボ
5.Eduブログ
★ 八巻 寛治 ★ やまかん日記 震災に克つ!教師の力 (04/22 06:25)
★ 國眼 厚志 ★ ザッキンチョ 理科の観察にmimio view大活躍 (04/21 23:39)
★ 大沼 直樹 ★ ピグマリオン義務標準法衆院を通過 (04/21 21:53)
★ 加藤 博之 ★ カトちゃん日記 『子どもとうまくいく人、いかない人・1 (04/21 00:24)
★ 樋口 雅子 ★ 教育マグマ日記 一夜城 (04/18 13:28)
★ 上野 一彦 ★ KAZ先生のEdu Blog 桜散る (04/18 00:09)
6.Eduアンケート
7.編集後記