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報告者  土 井

 2012年6月28日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました 。

 参加者(勤務校)は、早川先生、長谷川先生、宗倉先生(藤里小)、高橋先生(岩倉市教委)、坪内先生、川邉先生(岩倉中)、大島先生、柴田先生(草井小)、阿部先生(西部中)、奥村先生(岩南小)、尾関先生(岩東小)、天野先生(大南小)、岩井先生、水上先生、大西先生(岩北小)、大野先生(犬山中)、大島先生(宮田小)、鈴木先生(城東中)の18名でした。


土井は欠席しましたが、資料のみ紹介しました。 

1  拙稿(原稿)紹介 社会科教育9月号
岐阜大学教育学部附属小学校 研究発表会 −ブログより−
  保護者が教員の資質能力に求めること、人間性82.2%、指導力73.0%
  新聞は複数目を通そう!  
 役立ちWeb特集  
 教師力アップセミナー 鈴木明裕先生講演内容   
MM紹介
 
 拙稿(原稿)紹介 社会科教育9月号

 今回依頼されたのは各1ページです。

  中学歴史「古代までの日本」=この発問→どう知覚化
 中学歴史「中世までの日本」=この発問→どう知覚化
 みなさんなら、どんな原稿を書きますか?
 今回は、天野先生の提案を少し意識して作ってみました。出版をお楽しみに・・・。
            
 岐阜大学教育学部附属小学校 研究発表会 −ブログより−
開催日 平成24年6月23日(土) 
全校研究主題「学びを拡充する児童生徒」小学校副題「自ら問い続ける授業づくり」
 
 今日も多くの新しいアイデアに出会うことが出来ました。
 今日の発表会は、岐阜県の免許更新講習を兼ねています。大学の講義もいいですが、より具体的、実践的に学ぶことが出来ます。
 入りたくなる図書館です。このアーチは、実は転倒防止になっています。
 にわとりランドとうさぎランドです。
とても立派で、人が住めそうです。
 
 
 
 
家庭科の掲示です。5年生・6年生でどんな勉強をするのか一目でわかります。
 詳細はブログで。中学校は次回紹介します。


 保護者が教員の資質能力に求めること、人間性82.2%、指導力73.0% (2012年06月15日)   http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/06/post_5874.html から引用します。
 
 社団法人 日本PTA全国協議会により、小学5年生および中学2年生の保護者を対象に「教育に関する保護者の意識調査報告書」が公表されています。このアンケート調査は平成14年度から継続的に実施しており、本年度で第10回目となりました。
 調査の内容は、学力問題、新学習指導要領の改訂、総合的な学習の時間、小学校の外国語活動、道徳、教員の資質能力、中学校での部活動、学校支援地域本部事業、放課後子ども教室、コミュニティ・スクール、学校評価・学校の情報提供、教育の情報化、学校における防災管理、保護者と教育のコミュニケーション、家庭での躾・教育など16項目あります。
 PTA活動への参加状況については、「活動にはあまり参加していない」が34.3%で最も高いポイントとなっており、約3分の1がPTA活動に不参加という結果となっています。
 小学校5年生と中学2年生の保護者を合わせた全体の68.0%の保護者が、学力向上のために学校に求めたいことがあるとしています。この割合は、前年度と比べると微増している傾向にあり、「学力」の問題が相変わらず保護者にとって大きな関心事項になっていることを示しています。
 子どもの学力向上のため各家庭で心がけたりしたこととして、小学5年生の保護者および中学2年生の保護者の両方とも、「朝食をかならず食べさせるようにする」が最も高いポイントでした。続いて高かったのは、小学5年生保護者は「早寝早起きを心がけさせる」、中学2年生保護者においては、「親子で将来のことなど話題にして話す」となりました。
 小学校での外国語(英語)活動については、小学5年生保護者の70.4%が「英語が好きになること」を最も期待されることとして挙げています。
 教員の資質能力については、保護者全体で「人間性」が82.2%で最も高いポイントとなっています。次いで、「指導力」(73.0%)、「公平性」(38.8%)と続いています。また、教員免許更新制についてどう思うか聞いたところ、「必要だと思う」が71.6%で最も高く、昨年度と比べて15.1ポイント増加しました。
 保護者の教育に対する意識を知る上でも、こういった調査結果に目を通してみてはいかがでしょうか。
     23年度-教育に関する保護者の意識調査|日本PTA全国協議会
    http://www.nippon-pta.or.jp/material/pdf/22_kyouikukaikaku.pdf 
 
 

 新聞は複数目を通そう!
私は、毎朝、6紙の社説に目を通しています。
その流れは、1 まず取り上げるテーマを予想をする
         2 本文に目を通す
3 簡単なコメントを載せる
ブログから紹介します。

6月16日の「社説を読む」

3党合意をどう見るか。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 修正協議で3党合意―政治を進める転機に
・ 修正協議で3党合意―一体改革は道半ばだ
読売新聞
・ 一体改革合意 首相は民主党内説得に全力を
・ 原子力規制法案 緊急時の首相指示権は妥当だ
毎日新聞
・ 民自公修正合意 「決める政治」を評価する
日本経済新聞
・ 首相は消費増税の実現へひるむな
産経新聞
・ 3党合意 社会保障抑制は不十分だ 「決められぬ政治」回避したが
中日新聞
・ 「一体」改革 消費増税も棚上げせよ
・ 子育て支援孫子の未来が開けない

※ 朝日「多大な痛みを伴うが、避けられない改革だ。」
読売「長年の懸案である社会保障と税の一体改革の実現に向けて、大きな前進と、歓迎し
 たい。」
毎日「決める政治を評価する」
日経「財政の健全化へ踏み出す第一歩として歓迎したい。」
産経「「決められない」政治を繰り返す事態が回避できたことは評価したい。」
中日「この際、増税も棚上げすべきではないのか。」
予想通りの反応です。小沢色の強い中日以外は評価・歓迎しています。

では、小沢グループをどうする?
朝日「民主党執行部が、反対派にひるまず一体改革に党内の了承を取り付ける。それが出発点だ。 」
読売「首相は、党内の反対を最小限に抑えるため、まさに政治生命を懸けて党内を説得すべきだ。」
毎日「造反議員に対しては除名を含め断固たる処分でのぞむべきだ。」
日経「意に沿わない執行部ならば党分裂も覚悟で入れ替えるしかない。」
産経「政権与党が分裂する事態も予想される中で、首相には修正合意の実現を成し遂げる指導力と覚悟を見せてもらいたい。」
中日「民主党内に消費税増税に反対する動きがある。良識ある国会議員としては当然だ。」

毎日が特に厳しい表現をしています。
中日だけがきわめて異質なことがわかります。
もちろん、だから悪いというわけではなく、読者は複数紙に目を通して、自らの判断をすることが重要なのです。 
 あくまでも、中日が悪いといっているのではありません。
 中日だけを読んでいると、知らず知らずのうちに考えが偏る恐れがあるので、複数紙に目を通して考えながら読んでほしいのです。
 
 原発問題はどうでしょう。

6月17日の「社説を読む」
メインは大飯再稼働で決まりです。
朝日、毎日、中日が批判的に、読売、日経、産経が肯定的に評価するでしょう。
今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 大飯再稼働―原発仕分けを忘れるな
・ 子どもと移植―家族と現場を支えねば
読売新聞
・ 大飯再稼働決定 着実な発電開始に万全を期せ
・ 高橋容疑者逮捕 情報提供が逃亡を食い止めた
毎日新聞
・ 大飯再稼働決定 脱原発の流れ止めるな
日本経済新聞
・ 原油供給リスク見据え安定調達に備えを
・ ロシアの責任重いシリア危機
産経新聞
・ 大飯原発再稼働 安定供給で国民生活守れ 電力正常化の努力なお必要
中日新聞
・ 大飯原発が再稼働へ 私たちの望む未来は

※朝日「多くの国民が納得しないのは当然である。こんな手法は二度と許されない。」
読売「電力危機を回避するため、首相が責任を持って再稼働を決断したことを高く評価し
  たい。」
毎日「夏場に限定が筋 そうした状況の中で、なし崩し的に原発を再稼働する政府の姿勢
  をとうてい受け入れることはできない。」
日経「欧州連合(EU)は7月から、核開発を続けるイランからの原油の全面輸入禁止に
  踏み切る。国内では原子力発電所を代替する発電用燃料の需要が拡大している。」
産経「安価で安定的な電力供給は、国民生活と日本経済を支える基盤であり、首相の判断
  は当然だ。時間がかかりすぎたのは残念だが、まずは電力供給の正常化に向けた一歩
  と歓迎したい。」
中日「だが、私たちは日本の未来をあきらめない。原発に頼らない社会を目指そう。節電
  の夏にも挑もう。」

 日経は直接は言及しませんでした。しかし、イランの核疑惑は、間違いなく原油供給不足を招きます。ガソリン、石油製品の値段は間違いなく上がります。発電コストも上昇する
ことを見越さなければなりません。
 
 原発に関しては、読売、日経、産経が推進。毎日がやや反対。朝日が反対。中日が大反対です。これも、推進派・反対派の双方を読んでおかないと偏る可能性があります。
 正しい判断は、まずは幅広い情報化が必要なのです。

 ※ ちなみに、中日新聞は沖縄の問題でも、最も反政府寄りです。
 

 


 役立ちWeb特集 
(1)言語活動の充実に関する指導事例集【高等学校版】
第1章 言語活動の充実に関する基本的な考え方
 (1)学習指導要領における言語活動の充実
 (2)言語活動の充実に関する検討の経緯
 (3)各教科等における言語活動の充実の意義
 (4)思考力・判断力・表現力等の育成と言語活動
 (5)学習評価と言語活動の充実
第2章 言語の役割を踏まえた言語活動の充実
 (1)知的活動(論理や思考)に関すること
 (2)コミュニケーションや感性・情緒に関すること
第3章 言語活動を充実させる指導と事例
 (1)生徒の発達段階等に応じた指導の充実
 (2)教科等の特質を踏まえた指導の充実及び留意事項
 (3)指導事例
各事例  参考資料
 
(2)ご飯1杯はお米何粒?−ブログより−
 私は、学生時代に、茶碗1杯のご飯粒を数えたことがあります。まな板に、縦に50粒ずつ並べて行きました。昨日、ご飯の重さが話題になり、次の記事を見つけました。
<font color="maroon"><strong>ふつう、ご飯一杯は150gって言いますよね。
 精米で65g、これを炊くと2.3倍に膨らんで150gになるんですね。
 さらには、 米一粒=約0.02gで米65g=約3250粒   1u当たりの株数=20株   1株=1584米粒  ∴3250÷1584=2.05    2.05÷20=0.1025u
 
ご飯一杯の米を作るのに0.1uの田んぼが必要なんですね。
ご飯一杯にこんな栄養が http://www.gohan.gr.jp/shokuiku/23.html 
米・餅・パン・麺類・シリアルのカロリー http://www.miyabi.com/diet/doc/cal_20.html#01 
どんぶりなら280gですね。</strong></font>
この説によると、ご飯1杯は3,250粒だそうです。
私が数えたときは、多めで3,600粒。やや小盛りで3,100粒だったので、いい線いっていますね。
 
 親ページは、 お米もの知りゾーン  http://www.komenet.jp/_qa/qmain.html 
  その親ページは 米ネット http://www.komenet.jp/  お米のことなら何でもわかる。



 教師力アップセミナー 鈴木明裕先生講演内容
  教師力アップセミナーは、岐阜聖徳大学 鈴木明裕先生でした。テーマは「算数・数学の授業での 教科書の使い方と役割−若い先生方のために−」
講演要旨を別紙で紹介しました。
 
 

 MM紹介
(1)田中宇の国際ニュース解説 無料版 2012年6月25日
  久しぶりの紹介です。世界の新聞・雑誌から情報を得て、鋭く斬っています。
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★イスラム民主主義が始まるエジプト
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 6月24日、エジプトの選挙管理委員会が、6月16、17日に行われた大統領選挙でムスリム同胞団(自由公正党)のムハンマド・モルシー候補が当選したと発表した。モルシーの得票率は、同胞団が選挙直後に発表した数字とほぼ同じ51・7%だった。ムバラク前大統領の失脚後、エジプトの権力を握る暫定軍政(SCAF)は、ムバラク元側近のアハマド・シャフィクを勝たせる選挙結果を選管に出させる懸念があり、多くの人がカイロのタハリル広場に集まり、選管の発表を待っていた。選管は不正な結果発表をせず、モルシーの当選を認めた。
http://tanakanews.com/120529egypt.php 
◆エジプトがムバラク時代に戻るかも
 軍政は、モルシーが当選してエジプトの議会と大統領の両方を同胞団が握る可能性が高まったこの2週間に、同胞団の権力を削ぎ、軍政の権力を最大限にする司法クーデターの動きを連発した。モルシーが当選しても、簡単に権力を握れないようになっている。6月13日には、最高憲法裁判所が、今年1月に行われて同胞団(自由公正党)が第一党になった議会選挙について、憲法で決められた制度を守っておらず無効だとする決定を発表し、議会を解散した。最高憲法裁判所は、いまだにムバラク時代の人々が判事をしており、軍政と気脈を通じている。軍政は、1月の議会選挙を推進し、選挙後に裁判所に違憲の決定をさせる政治謀略をやった。そもそもエジプトの三権分立の原則から見て、裁判所に議会を解散する権限がない。だが軍政は同日、議会が解散されたので仕方がないとして、議会が持つ立法権を軍政に移管すると発表した。http://tanakanews.com/120617egypt.php 
( 以下略 まだまだ膨大です。 http://tanakanews.com/ でご覧ください。)
 
(2)知らなきゃ損する!面白法律講座  2012年 6月25日        第628号
■ 自転車をめぐる法律問題
 第7回「自転車の交通ルールと罰則〜(1)車両共通編 その1」
 自転車は軽車両で車の仲間ですから、自転車が守るべき交通ルールの中には、自動車やバイクなどと共通の決まりも存在します。
 これから、自転車を含めた車両全般に共通する主な交通ルールと、その罰則を2回にわり紹介していきます。
 これまでの「自転車をめぐる法律問題」シリーズ等で一度説明した禁止事項も多いと思いますが、ここで注目すべきは、科される罰則の重さ。
 自動車等と異なり、自転車には反則金制度がないため、道路交通法に違反すれば、即、刑事事件扱いになる点が特徴です。
 (1)飲酒運転
 自転車は自動車と比べてスピード調節がより自在な分、飲酒運転の危険度も低いと思われがちですが、車両の一種である以上、酒気を帯びた状態で運転することは許されません(道路交通法65条1項)。
 酔った友人に自転車を貸してあげるのもだめですよ(同条2項)。
 これらの規定に違反すると、5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます(同法117条の2第1・2号)。
 (2)信号無視
 信号無視する歩行者に交じって自転車も道路を渡ってしまう場面、よく見かけますが、もちろん禁止されています(同法7条)。
 信号無視に対する罰則は、3か月以下の懲役または5万円以下の罰金です
  (同法119条1項1号の2)。
 (3)夜間の無灯火運転
 明るめの道路を通行している時などは、ライトの点け忘れに気付かないこともあると思いますが、周囲に自分の存在を知らせるためにも、夜間はライトを点灯する習慣をつけましょう。
 違反者には、5万円以下の罰金が科されます(同法120条1項5号)。うっかり忘れていたという過失の場合でも、罰金の額は同じ5万円なので十分な注意が必要です(同条2項)。
 (4) 警音器(ベル)
 ベルは歩行者によけて欲しいときに鳴らすもの、と思っていませんか?本来、見通しのきかない場所で自転車の存在を知らせるために鳴らすもので(同法54条1項)、市街地で歩行者の後ろから「どいてくれ」と鳴らすものではないのです。
 むしろ、これ以外の用途で鳴らすことは原則禁止されているくらいで(同条2項)、不要なときに鳴らせば2万円以下の罰金か過料に処されます(同法121条1項6号)。
 ベルを鳴らして2万円といわれたらきっと面食らってしまいますね。