シーズンオフの授業者を募集します!
第403回 |
1月9日(木) |
土井「いいつあよたまみの通知表−人の評価は誰がするのか−」 |
第404回 |
1月16日(木) |
高橋先生にお願いします。 |
第405回 |
1月30日(木) |
名古屋大学教育学部 柴田好章先生 |
第406回 |
2月13日(木) |
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第407回 |
2月27日(木) |
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第408回 |
3月13日(木) |
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1 教師力アップセミナー 野口芳宏先生
今回もすごい講演でした。
別紙で紹介します。
2 復興と成長戦略に全力 安倍首相の所信表明演説全文
教育関係分
【六 おわりに】
(前略)
今の日本が直面している数々の課題。復興の加速化、長引くデフレからの脱却、経済の再生、財政の再建、社会保障制度の改革、教育の再生、災害に強く安全・安心な社会の構築、地域の活性化、そして、外交・安全保障政策の立て直し。これらも、「意志の力」さえあれば、必ず、乗り越えることができる。私は、そう確信しています。
【コメント】
歴代首相の施政方針演説・所信表明演説の教育部分を、毎回社楽の会で報告をしています。
施政方針演説とは、毎年 1 月に召集される通常国会の開会式において、内閣総理大臣が今後1年間の内閣の基本方針を示す演説です。
所信表明演説とは、内閣総理大臣が、自分の所信(自らの信念)を述べる演説のことです。臨時国会や特別国会の冒頭に行われます。
今回は、臨時国会での所信表明演説なのでやむを得ないかもしれませんが、これだけ少ないのは残念です。
過去のを探してみましょう。
第183回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説
(子どもたちが主役の教育再生)
子どもを持つ親は、常に子どもの教育に頭を悩ませています。
いじめや体罰を背景に、子どもの尊(とうと)い命が絶たれる事案が発生しています。「子どもの命は何としても守り抜く」との強い意志と責任感を、私たち大人が持って、直ちに行動に移さねばなりません。
六年前に改正した教育基本法を踏まえ、現場での具体的な改革を進めます。まずは、先般、「教育再生実行会議」が取りまとめた、道徳教育の充実を始めとする、いじめ対策の提言を実行します。
教育現場で起きる問題に、的確で速やかな対応が行える体制を整えます。現行の教育委員会制度について、責任体制を明確にすることを始め、抜本的な改革に向けた検討を進めます。
学力の向上も、公教育に求められる重要な役割です。世界トップレベルの学力を育むため、力ある教師を養成し、グローバル化に対応したカリキュラムなどを充実していきます。「大学力」は、国力そのものです。大学の強化なくして、我が国の発展はありません。世界トップレベルとなるよう、大学の在り方を見直します。
私も、子どもの頃、野球選手や警察官などと、色々な「夢」を見ました。教育再生とは、子どもたちが、「夢」を実現する意志を持って、自分たちの道を歩んでいけるよう手助けするためのものに他なりません。
その主役は、子どもたちです。
六・三・三・四制の見直しによる「平成の学制大改革」を始め、教育再生に向けた具体的な課題について、今後検討を進めます。(平成25年2月28日)
第181回・第179回 野田首相の所信表明演説にはありません。
第178回国会における野田内閣総理大臣所信表明演説 平成23年9月13日
(世界に雄飛し、国際社会と人類全体に貢献する志)
日本人が「希望」と「誇り」を取り戻すために、もう一つ大事なことがあります。それは、決して「内向き」に陥らず、世界に雄飛する志を抱くことです。明治維新以来、先人たちは、果敢に世界に挑戦することにより、繁栄の道を切り拓いてきました。国際社会の抱える課題を解決し、人類全体の未来に貢献するために、私たち日本人にしかできないことが必ずあるはずです。新たな時代の開拓者たらん、という若者の大きな志を引き出すべく、グローバル人材の育成や自ら学び考える力を育む教育など人材の開発を進めます。また、豊かなふるさとを目指した新たな地域発展モデルの構築や、海洋資源の宝庫と言われる周辺海域の開発、宇宙空間の開発・利用の戦略的な推進体制の構築など、新しい日本のフロンティアを開拓するための方策を検討していきます。
第177回国会における菅内閣総理大臣施政方針演説
(生き生きと暮らせる社会の形成)
こうして、社会保障の枠組みをしっかり築くとともに、国民の皆様が生き生きと暮らせる社会の形成に向け、具体策を充実させていきます。子どもたちに夢を実現する力を与えるため、幼保一体化を始め子ども・子育て支援と教育を充実させます。小学校一年生は、一学級三十五人以下にします。高校授業料の実質無償化を着実に実施し、奨学金も拡充します。
第151回国会における森内閣総理大臣施政方針演説を紹介します。2001年1月31日
(人間の世紀)
二十一世紀の我が国の力強い発展は、豊かな個性と創造性を持ち、様々な可能性に果敢に挑戦していく「人」が、存分にその力を発揮できるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。二十一世紀は、まさに「人間の世紀」と言えます。
「人間の世紀」実現のためには、「教育の新生」を推進し、人間性、創造性に富んだ人づくりに取り組むとともに、「社会保障の新生」を着実に進め、誰もが生活に対する不安を持つことなく、様々な活動に取り組むことができる社会を実現していかなければなりません。
教育にとっても二十世紀は、二つの側面を持っていました。成績を重視した教育制度は、国全体の平均レベルを向上させ、経済の発展、物質的豊かさの実現に大きく貢献しました。他方、最近、青少年による不幸な事件が相次いでいますが、自分で考える力を身に付け、善悪をわきまえる心や命の大切さなどを学ぶという点では、教育は、必ずしも十分な役割を果たすことができませんでした。私は、「心の豊かな美しい国家」を築くため、その礎となる「教育の新生」に、全力で取り組んでまいります。
「教育改革国民会議」の最終報告では、人間性豊かな日本人の育成、一人ひとりの才能を伸ばし、創造性に富む人間の育成、新しい学校づくり、教育施策の総合的推進のための教育振興基本計画の策定、新しい時代にふさわしい教育基本法の見直しなど、教育各般にわたる御提言をいただきました。私は、この国会において、まず、子ども一人ひとり、国民一人ひとりが、「学校が良くなる、教育が変わる」という実感が持てるような本格的な教育改革に取り組んでまいります。具体的には、基礎学力の向上ときめ細かな指導のための少人数指導等の実施、教員として十分な適格性を有しない者の教員以外の職への円滑な異動、授業妨害やいじめへのきちんとした対応、家庭教育の充実、奉仕活動や体験活動の促進、教育委員会の活性化、子どもたちの体験活動や読書などを振興する「子どもゆめ基金」の創設、大学改革の推進など、直ちに取り組むべき改革を実行するため、学校教育法や公立学校の学級編制、教職員定数の標準などに関する法律の改正など、一連の教育改革関連法案を提出してまいります。
教育基本法の見直しについては、「教育改革国民会議」の最終報告において、新しい時代の教育基本法を考える際の観点として、新しい時代を生きる日本人の育成、伝統・文化など次代に継承すべきものの尊重、教育振興基本計画の策定等を規定することの三点が示されたところであります。これを踏まえ、中央教育審議会等で幅広く国民的な議論を深め、しっかりと取り組んで成果を得てまいります。
教育への力の入れ方の違いが表れます。
3 第5回金融経済教育研究会
(1)「オバマ再選から1年〜アメリカ経済の現状と課題〜」
株式会社 大和総研 経済調査部 シニアエコノミスト
近藤 智也 氏
オバマ大統領は、あと3年の任期。「レガシー」後世に名を残すか。または、最後になると求心力をなくすのか。
厳しい見方もある。オバマの支持率はブッシュに比べて低い。対テロになると支持率が上がる。ただそれはいかがなものか。
持ち上がらない背景は、二院制がねじれているから。やりたいことができない。
移民政策、銃の規制、・・・・
今回起きたこと、2つ。アメリカの予算が決まらなかったこと。債務の上限尾き上げ。
オバマがあげてほしいといっても、素直にうんといわない。議会の取引材料になった。
オバマケア 医療保険改革 に譲歩しろ、というゲームをやってきた。
共和党の指示率が3割を切り、過去最低。世論の支持を受けなかった。債務上限、越えてしまうと、借金ができない、債務不履行、デフォルト。日本も債務残高が多い。
違いは、日本の国債は日本人が持っている。アメリカは半分はアメリカ人が持っている。
アメリカの国債はリスクフリー。それがだめになると、大きな打撃。
日本にとっても、円高になる。
オバマケアをなぜ問題にしたか。
アメリカでは、無保険者が、16%。5千万人が、医療保険に入っていない。高齢者、低所得者にはサポートがある。それ以外は自分でやれ。必ずしも貧しくはない。
医療保険が高すぎて、保険に入れない。制度は作ったが、お金がおり無かった。世論は、保険の賛否が割れている。
今まで保険もないのに努力してきたのに。とんでもないことだ。
オバマケアの成立が、世論が2分した。
オバマの支持率は高くない。あと3年何をする。
リーマンショック。
日本はアメリカ以上に落ちた。
最近、やっと戻ってきた。
ユーロ研は、ソブリンリスク、どんどん広がった。
新興国はあがった。
悪影響は少なく、2ー12からは、かえってだめになった。
先進国は、2012から持ち直した。
中国は、8%割れをした。
高度成長の裏で、環境汚染、格差が大きな問題になっている。
ただ、アメリカはポジティブ。
シェールガス、人口増加、中位数年齢 が上昇などの明るい材料が多い。
(以下略)
(2)わが国の年金制度 〜年金はどのように管理・運用されているのか〜
拓殖大学政経学部講師 福山圭一
自分のこととして真剣に聴きました。
ここでは、その一部を紹介します。
・ 日本の高齢化率(65歳以上の占める人口)は、世界で第1位の24.1%(2012年)
・ 日本の年金制度は、若いときに保険料を支払い、老後、障害、または死亡時に必要な給付を受け取ることができる仕組み
・ 保険料を毎月支払うことで保証が得られる
・ 国民年金、厚生年金は国が法律に基づき実施する制度。様々な優遇や保護。
※ 民間では真似ができない。「年金なんか掛けないで貯金した方がいい」は大嘘。
・ 平均的な年金額(H25.10〜H26.3) 年額(月額)
国民年金
老齢基礎年金・・・・・・・・・778,500円(64,875円)
障害基礎年金(1級)・・・・・ 973,100円(81,091円)
(2級)・・・・・ 778,500円(64,875円)
遺族基礎年金(子1人)・・・・1,002,500円(83,541円)
厚生年金
標準的な年金額・・・・・・・ 2,743,100円(228,591円)
・ 年金資金の運用
公的年金の積立金
国民年金: 7.3兆円
厚生年金:105.0兆円
・ 年金積立金管理運用法人(GPIF)
厚生労働省 → 独立行政法人(GPIF) → 30社75ファンド
平成24年度実績 収益率 9.56% 11.2兆円 史上最高額