第434回 社楽の会報告    第433回へ    第435回へ   TOPへ
                                                           
報告者  土 井

 2015年6月11日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました 。

 参加者(勤務校)は、土井、小澤先生(愛教大学院)、岩本先生(草井小)、大島先生(古北小)、大薮先生(楽田小)、坪内先生、大野先生(犬山中)、天野拓先生、天野厚先生、川地先生、岩田先生、鈴木先生、内田先生(大口中)、松田先生(曽野小)、鬼頭先生(羽黒小)、伊藤先生(岩南中)、旭先生(古西小)、玉置先生(城東中)、高木先生、田中先生(犬南中)、奥村先生(岩東小)、吉田先生(柏森小)、尾関先生(岩北小)、勝村先生(犬山市教委)の24名でした。

1 平成26年度中・高校生の社会参画に係る実践力育成のための調査研究取組内容
 第54回全国小学校社会科研究協議会研究大会名古屋大会はどんな研究か?   
 なぜマイムマイムを踊るのか?
 
お役立ち資料
 
平成28年度社会科教育研究大会は、11月1日(火)開催に決まりました。

 平成26年度中・高校生の社会参画に係る実践力育成のための調査研究取組内容
 文部科学省の指定です。
 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shukensha/1358448.htm
 高等学校が11校、中学校が2校です。

 高等学校は、「地域におけるボランティア活動」「地域住民との交流や協働的な活動」「フィールドワークにより地域の課題を調べて・・・・・」「就業体験や地域における清掃活動、外部人材の活用等を通して・・・」「行政機関や社会福祉協議会など地域と連携し」など、総合的な学習として行っているのがほとんどです。
 いずれも、具体的な課題についての解決策を考える提案型(意思決定型)授業です。

ここでは、2校の中学校を見てみましょう。

<宮城教育大学付属中学校>

農村部への民泊や農業体験を踏まえて庄内地域における課題解決策を考えることを通して、次代の地域社会の担い手となる中学生の主権者意識を涵養するとともに、主体的に形成に参画し、その発展に寄与する力の育成を図る。

ここも行事にリンクさせており、高等学校に似ています。
しかし、「庄内平野における課題解決策を考える」という、意思決定型授業であることは同じです。

<香川大学教育学部付属高松中学校> 

人口減少が進む地域における観光資源の魅力化や新産業の発掘について考察することを通して、地域社会に参画する資質・能力を育成し、地域をよりよくする実践力を身に付けさせる。

具体的な課題に対して、新しい提案を考える意思決定型です。

2 第54回全国小学校社会科研究協議会研究大会名古屋大会はどんな研究か?
   日程 第1日 平成28年10月20日(木) 13:00〜16:30 名古屋市教育センターにて
       ○開会行事
       ○全体会
        ・大会主題提案
        ・指導講評
       ○記念講演

    第2日 平成28年10月21日(金)  9:30〜16:15 各会場校にて(白鳥小学校は第1会場)
       ○公開授業
       ○全体会
        ・会場提案
        ・指導講評
       ○学年別授業研究会
       ○学年別課題研究会

大会主題 ともに生き合う社会を目指す子どもたちの社会科学習
         −協働から参画を志向して−
○ 平成26年11月11日
  文部科学省初等中等局教育課程課 教科調査官 澤井 陽介先生 を お招きしての社会科公開授業
   5年「自然災害を防ぐ 〜南海トラフ巨大地震に備えて〜」
   6年「私たちの願いを実現する政治 〜白鳥公園一帯の整備事業をとりあげて〜」
      http://www.shirotori-e.nagoya-c.ed.jp/others.html 
    別紙で紹介しました。
 
 
3 なぜマイムマイムを踊るのか?  「校長日記」より

「マイム・マイム」はフォークダンスの定番曲です。
 パレスチナにユダヤ人が入植し、開拓地で水を掘り当てて人々が喜ぶさまを歌ったイスラエルの曲です。

なぜ、日本中でマイム・マイムを踊るようになったのか・・・、私なりに推理してみましょう。

日本は第二次世界大戦の敗戦国となりました。
ご存じのように、戦後処理はマッカーサー陸軍元帥を中心に、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の主導によって行われました。
そこで、いわゆる戦後の民主化政策を立案したのはユダヤ人であったことはすでに知られています。
このあたりは 
http://www.kunidukuri-hitodukuri.jp/book/01/010... 
をご覧ください。

戦後、娯楽に飢えていた日本人に、ユダヤ人の教育担当者は、自ら好んでいたのでしょうか、「マイム・マイム」を紹介したのです。
 
さらに、日本フォークダンス連盟が発足した頃、小中学校学習指導要領でフォークダンスの学習が義務付けられ、国を挙げてマイム・マイムの普及に努めたのです。
私も、小学校・中学校で、体育の時間にフォークダンスを習いました。

こうした歴史や踊りの意味を知らないと問題になることがあります。
たとえばアラブの人の中には、「マイム・マイム」をよく思っていない人もいるはずです。

知らないがゆえに、人の心を傷つけるかもしれないのです。

勉強することは大切ですね・・・。


 お役立ち資料
・ 第3回ESD特別分科会 配付資料
    http://www.mext.go.jp/unesco/002/006/002/012/shiryo/1358046.htm 
 
・ 地域における様々な主体の連携と協働を目指して−平成25年度「連携・協働による消費者教育推進事業」を踏まえて−
     http://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/syouhisha/detail/1356348.htm

・ 地域とともにある学校の在り方に関する作業部会(第1回) 配付資料
   http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/054/siryo/1358545.htm

・ 特別支援教育資料(平成26年度)
   第1部 集計編
   http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/06/08/1358541_01.pdf
  
  第2部 データ編
   http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/06/08/1358541_02.pdf

・ 平成26年度 諸外国における教育財政に関する状況調査
   http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/chousa/1358243.htm

・ 教育課程部会 教育課程企画特別部会 配付資料
   第7回  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/053/siryo/1358298.htm
   第8回  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/053/siryo/1358302.htm

・ 平成26年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果
    http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/1358454.htm

・ インクルーシブ教育システム構築支援データベース
   http://inclusive.nise.go.jp/?page_id=13

(2) 日本の財政を考える/財務省
   財政に関する、用語集、映像資料、ゲームやクイズ・・・
   作りはやや堅いのですが、情報量が多すぎず、社会科教師にはサイトです。
     http://www.zaisei.mof.go.jp/

(3) 中学校理科教育情報デジタルコンテンツ/やまぐち総合教育支援センター
      http://www.ysn21.jp/itrika/

  以下の4つの視点から理科教育へアプローチをしています。

 ●生活・マジックに関すること
 ●観察・実験に関すること
 ●地域の自然素材に関すること
 ●環境保全に関すること

(4) 左大臣の古典・歴史の名場面
     http://history.kaisetsuvoice.com/Shirakawa01.html


おまけ
岐阜大学教育学部附属小学校 研究発表会
平成27年6月20日(土)
 
岐阜大学教育学部附属中学校 研究発表会
  平成27年6月21日(日)
 
岐阜市立加納小学校 中間研究発表会
  平成27年6月27日(土)