くれよんとは…、次のように紹介されています。教員を目指す、すべての人に見て欲しい!
子どもは一人ひとり違った夢をもっています。先生は、子どもの夢を育むことも仕事の一つです。そんな子どもたちの夢を応援するためにも、教育の分野にとどまらず、教育以外の世界も知りたいとわたしたちは考えました。そのため、先生になるまでの時間、つまり大学生である今の時間を使って、『教育に携わるすべての先生』『教育以外の世界で働く魅力ある大人』に出会い、視野を広げたいと思いました。将来、『くれよん』での経験を活かし、子どもの夢を広げられるような先生(大人)になりたいと考えます。
「教師に無駄はない」「魅力ある大人に出会う」「わくわくは原動力」「子どもは教師の話を通して夢をみる」をキーワードに『くれよん』を立ち上げました。
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良質のインタビューです。
http://crayon1113.jimdo.com/わくわく大人インタビュー-1/
金 大竜 先生 パート2
11月28日、大阪市の教員である、金大竜先生にお話を伺いました。このインタビューをさせて頂く3日前に、先生の勤務されている小学校での研究授業を拝見させて頂きました。私たちは、そのことを中心にお聞きしようと思っていました。しかし、金先生にお会いしてお話を聞かせて頂くうちに、くれよんメンバー全員が目に涙をためながらお話を聞かせて頂きました。
授業をする前に、教師である前に、人として大切なものは何かということを教えて頂きました。
ここでは、人として何が大切かと、授業についての2つを記事にまとめたいと思います。
[人として大切なこと・もの]
○感謝
・親に対する感謝
寝る前には、ベッドの上で親の名前を言って、「今日もありがとうございました。」という。親は無償で自分に何かをしてくれている。それに対して感謝できないのは人として悲しい。親は、自分たちのために命を削って、身を削って頑張ってくれている。それに感謝するのは当然だ。
親は親自身のことを差し置いて自分のために、お金を使ってくれている。それは自分のことを愛してくれているから、そうしてくれている。当たり前にやってくれている。そう考えると自分が感謝するのも当たり前。
自分のことを少しでも産んで良かったと思って最期に死んで欲しい。
・周りの人に対する感謝
周りの人は自分のことを、批判するときもある。しかし、その批判も自分に対しての優しさだと捉えれば自然に感謝することができる。人に批判されて、腹が立つということは、自分が本当に悪いと思っていることを言われているから。
○人との出会い
人との出会いには、順番がある。今の自分があるのは、人に出会った順番がたまたま良かっただけ。
○チャレンジすること
自分の苦手なことをするということは、その中でビリになるということ。そこで、できない人の気持ちを本当に知ることができる。そうすることで、自分の鼻を自ら折ることができる。チャレンジすることをやめると、教室での自分の指導が、見えなくなりそうだ。ビリになることで、教室でできなくて悩んでいる子の気持ちが分かるし、優しくすることができる。
チャレンジをすると、人を受け入れる幅が増える。
○自己肯定
「人間は考えてはいけない。考えてしまうと、まず、損得を考えてしまう。損得考えて、次は出来ない理由を考えてしまう。だからまずはエントリーしてみる。すると、後はやるだけ。」ということを、心の部分のお師匠さんの様な方に教わった。
その方と出会って、いろいろなことにチャレンジをした。
教師として、人として子どもたちの前に立つ時に、口先だけで教育をしていてはだめ。自分自身も何かにチャレンジをしていかないと、という思いになる。
[教師として大切なこと・もの]
○教師の力
教師力と授業力は両輪。どちらかがかけてしまってはだめで、どちらも大切。
○4歳をこえたらおとな
4歳をこえたらもう大人、一人のヒトとして同じように話す。その行動が人のHAPPYにつながるのかどうか、それが幼いからわからないというのは、逃げているだけ。小学校○年生だからわからなくて良いというのはだめ。
けれど、いきなり子どもたちが自分で気づいていくのは無理。だから子どもが自ら気づき、身につくまでは、教師が丁寧に何度も何度も支援していく。
○公と私の関係(私よりも公を優先させる)
例えば、みんなで帰りのあいさつをしようとしている時(公の時間)に、ある子どもが自分の帰りの準備(私)をしている。自分の帰りの準備をしている子どもを待っていると全体としてしなければいけないことがどんどん遅れていってしまう。1人ならいい・・・と許してしまうと、別の日帰りの準備をしている子どもがたくさんいる時全員待ってあげないといけなくなる。だから、基本的には「公」でしなければいけないことを優先させる。
○くせ作り
・子どもたちにおける、授業と授業の切り替えをするためのくせ作り。
子どもたちは毎日たくさんの授業を受ける。文学(国語)をしていたと思ったら、かけっこ(体育)をしたり・・・。子どもたちはとても忙しい。子どもたちのこころのスイッチを上手に切り替えてあげたい。そういうことに意識してあげることが出来たなら意識することが出来るだけ、スムーズに授業に入っていきやすい。
つまり、教科ごとに授業への入りを変える。また、例えば、国語の前には○○をする、体育の前には★★をするというように教科ごとに1年間を通して同じことをする。こうすることで子どもたちは、子どもたちは授業への気持ちを各時間切り替えることができ、スムーズに授業に取り組むことが出来る。 (後略)
このほか、加島ゆう子先生、糸井登先生、ハッピー先生、土作彰先生、羽根さん、古川光弘先生 が掲載されています。