第46回 社楽の会報告    第45回へ   第47回へ
                                  報告者 布袋中 土 井

5月9日(木)7:00〜9:30、布袋北学供にて第46回の社楽の会を開催しました。参加者は、土井木本岩井川井勝村尾関高橋奥村(敬称略)そして 和田先生、初登場大薮(岩中)先生、布袋中の小川先生の11名です。

☆ はじめに、木本先生(小4)より、“パワーポイント”と並ぶプレゼンテーション・ソフト“ロータス・フリーランス”の使い方について、実際に操作しながらの説明がありました。画面作り、提示、編集など、とても簡単で、使いやすいソフトであることがわかります。習うより慣れろの精神で、覚えていきたいと思います。  
このほか、パソコンの話題に花が咲きましたが、急速に進歩しつつあるハード&ソフトにくらべ、自分はかなり遅れているとあせりを感じました。相手(パソコン)は急速に進歩しています。こればかりは待っていてはダメで、自分から積極的に入っていかなければとてもついていけない気がします。

☆ 和田先生(小2)より、今年度の授業実践の見通しを聞かせていただきました。
 仮テーマ「21世紀を見すえた教材・学習課程のあり方」で次の説明がありました。
(1) 他とともによりよく生きようと自ら主体的に行動したり表現したりすることができる子ども
(2) 地球規模の視点から地域社会の問題点をしっかりと見つめることができる子ども。
(3) 情報化社会の進展に伴い、様々な情報の中から必要な情報を取り出し、問題解決に向けて情報を活用することができる子ども。
このテーマについて、ご意見がある方は早急に和田先生まで連絡してください。

☆ 高橋先生(小5)からは、最近読まれた本のなかから、「未来を明るくする本」という観点で11冊の本の紹介がありました。ここでは書名のみ列挙いたします。
 『未来への分水嶺』『エゴからエヴァへ』『地球大予測』『地球のささやき』『地球交響曲』『波動革命』『波動と水と生命と』『宇宙意識と波動』『波動の法則』『微生物が文明を救う』『EMを学び、教える』

 今後も多くの方からの本の紹介を期待します。

☆ 勝村先生(小4)からは、恒例となりました「今年度の学級経営」の紹介です。勝村先生は、毎年、自分のために学級経営についてまとめてみえます。今年は、「明日が待ちどおしい学級」という学校長の方針を受けて、「自分たちの力で、楽しく充実した学校生活・学級生活を創り出そう!」「高め合い、認め合い、励まし合いながら、自分の力を磨いていこう!」「終わりなき挑戦、果てしなき情熱」という方針を立て、具体的な経営方法が紹介されています。具体的な展開が楽しみです。

☆ 奥村先生(特殊)からは、障害児学級の年間計画の紹介です。障害児学級では、“領域・教科を合わせた指導”“教科別・領域別の指導”に分かれており、さらに前者は‘日常生活の指導’‘生活単元学習’、後者は各教科・学活に分かれています。そして、それぞれの毎月の指導内容がまとめられています。
 障害児学級は学年の差・障害の差があり、その個人差は普通学級以上に大きいのが普通です。そのため、より綿密な支援計画が必要なのですが、その点で奥村先生の実践は参考になります。今年も勉強させていただきたいと思います。
・ 次に、“犬山市歴史研究会”について紹介していただきました。この会は、任意団体で、月1回の会が行われているそうです。4月21日に行われた総会では、総会議事の他に、学習会として、「私の考えるまちづくり」石田犬山市長、「郷土の誇り古犬山」田中竹二郎氏の講演が行われました。
 会には随時加入が可能で、次回は、5月12日(日)1:30〜犬山福祉会館「近代の犬山・鵜沼間の木曽川渡河」「犬山城と歴代犬山城主」がテーマだそうです。会費は年\3,000ですので、みなさんもどうぞということでした。

☆ 尾関先生(中1)からは、「特別活動の基本方針」の紹介です。特別活動の理論が簡潔にまとめられています。ここでは項目だけ紹介します。
 「望ましい集団生活」「個性の伸長」「人間としての生き方の指導」「自己を生かす能力を養う」「自己実現」→「豊かな心を持ち、たくましく生きる生徒の育成」
 特に、説明のなかにある「豊かな心とは、知情意の総体であり、(略)知情意が豊かなことが、豊かな心となる。」「たくましさとは、強い意志を持ち、自分の欲望や本能をおさえても自分の使命に殉ずる…」は参考になりました。

☆ 川井先生(小1)からは、「1年生の学級経営」を紹介していただきました。勝村先生同様、自分の学級経営の方針がまとめてあります。
 今年は、アドラーの理論を取り入れてみようということで、
 ・ 縦の関係でなく横の関係で  ・ 「競争社会」ではなく「共同体」に ・ ほめることだけでなく、「勇気づけ」のことばかけをする。など、理論に基づく具体的な方針を考えてみえます。実際にどうなのか、興味がわきます。
自分のこれまでの教師経験でも、小学校1年生と障害児学級を担当した1年目が最も勉強になりました。本当に「教育」の意味が分かったような気がしました。川井先生が何を得て、何を学ぶか、自分もいっしょに勉強していきたい気がします。

☆ 土井(中3)からは、公民の第1時間目の授業で使用した資料の紹介です。
  公民の授業では日常生活の疑問を扱うということ、公民の授業の目標、望ましい授業の受け方、授業中の発言について、研究レポートについてが主な内容です。今年は、“”発言”を「ともに生きる力」をつけるために重要な行為と位置づけ、大切にしていきたいと考えています。
・ 5月17日に実施する東京での職場訪問の訪問先一覧です。生徒の希望による30か所、41グループで出かけていきます。それぞれ、相手の職員に会い、仕事の適性や資格、喜びや苦労などの情報を取材しながら実際に観察をします。なかには、体験をしてくるグループもあり、生徒が大都会で働く人にふれ、何を感じ、何を学んでくるか、楽しみにしています。
・ 次が、「自己教育力指導(SET)検査」の紹介です。北尾倫彦大阪教育大名誉教授が監修しているもので、自己教育力を10の因子に分けて、生徒一人一人のそれぞれの力を測るテストです。全国平均と相対的に比較することも可能です。設問は100あり、 実施には30分あれば十分です。わが3年6組は、自己実現に対する意識は高いが、主体的思考や自主性、計画性が低いことがわかり、今後の戦略を考える上で有効でした。
・ 最後に、3年6組学級通信「絶好調」の1号の紹介です。‘ともに生きる暖かい集団を’‘尊敬する人’‘行動力’など、生徒への思いが込めてあります。

☆ 大薮先生(中3)からは、『江南市史』編さんに関連して、『武功夜話』についての話をうかがいました。これは、遠藤周作など、何人かの人の小説のもとになっていますが、原作はそれらよりおもしろく、国文学者の松浦?先生によれば、「太閤記などよりもおもしろく、価値がある」そうです。これからも伺っていきたいと思います。

☆ 岩井先生(小4)より、犬山浄水場の資料(ビデオ・写真など)があったら教えてほしいというお願いがありました。木曽川西小まで連絡をお願いします。
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp