3 書籍紹介『こんな時どう言い返す―ユーモアあふれる担任の言葉』池田 修(ネットワーク双書)
セミナー講師、池田 修 先生の著書です。これは面白い!
児童生徒がもっともらしい正論を言ったときにどう切り返すか。
例えば・・・・
「先生、辞書持ってこいと言ったのに使っていないよ。重かったのに。」
「辞書は使えと言われて使うものでなく、わからない言葉に出会ったときに自分で調べるために 必要なんだ。使わなかったということは、100%わかったんだね。」
こんな感じです。
言い返す中で、学習の本質に迫っています。
ハウトゥー本としてではなく、教育哲学の本として読み取ってほしいと思います。
ユーモアもあります。
「先生、遅刻したこと出席簿に閣の取り消して」
「分かった、消しておこう」「ホント?!」
「ホントだ。ただし、来週の分を消しておいた。だから来週は遅刻できないぞ。」
ユーモアは、叱る・叱られるという負のイメージを、プラスに変えてくれます。
このような事例が72本、おまけに保護者への説明が6本。おすすめ!
4 みやざき中央新聞
県の校長会研修会で聞いた講演会の講師 水谷もりひと 氏が編集長をしている新聞です。
新聞と言っても事件は全く載っていないで、温かい話が載っている新聞です。
社説を動画にしたものは、3分から8分で27本あります。
社説の本も3冊注文してしまいました。色々使えそうです。
5 第49回全国中学校社会科教育研究大会 岡山大会より系統表
前回と違うものを別紙で紹介しました。
6 お役立ち資料
(1)子どもが生き生きと学ぶ授業ヒント集(第1集~第4集)/群馬県教育委員会
具体的な資料や写真があり、さらに前回紹介した「授業を変える12の提言」との関連が明示されています。この4集で、35の「生き生きと学ぶためのヒント」を学ぶことができます。
(2)調査研究「思考力・判断力・表現力等を育てる/福岡県教育センター
言語活動のあり方について説明しています。
(3)静岡県の授業づくり指針/静岡県総合教育センター
(4)授業から見えた指導のポイント!~基礎・基本習得のための実践研究~
「全国学力・学習状況調査」結果の分析から、国語、算数・数学の授業改善を推進し、児童生徒の基礎・基本の習得をめざした授業の実践集です。
(5) 鍛える教育/福岡県教育センター
今の子供達に、くじけない我慢強さ(耐性)、試行錯誤しながら学ぶ精神、最後までやり通す心意気が必要だというコンセプトは共感できます。