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報告者  土 井

 2017年11月16日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました 。

 参加者(勤務校)は、土井(布袋小)、吉田先生(柏森小)、高木先生,寺谷先生(犬北小)、奥村先生(岩倉東小)、迫先生(大口西小)、大野先生(犬山中)の7名でした。

土井の資料を紹介します

1 全国中学校社会科研究大会 島根大会
 H29年度教師力UPセミナー 佐藤正寿先生
 「育成すべき資質・能力と各教科等における見方・考え方」
 MM紹介 メールマガジン「教師教育を考える会」41号
5 文部科学省 資料
 
シーズンオフ企画募集
 1月18日 土井の模擬授業「伊能忠敬的生き方 そしてあの人-人生100年時代を前にし      て-」をおこないます。
 2月 1日 募集中 
 2月15日 募集中
 3月 1日 募集中
 3月15日 募集中
1 全国中学校社会科研究大会 島根大会
  現物で示します。
 【関連資料】『島根県立古代出雲歴史博物館』『水木しげる記念館』

2 H29年度教師力UPセミナー 佐藤正寿先生      11月12日(土)
  アクティブな社会科授業づくり~社会科好きの子どもを育てるためのコツ~
  別紙で紹介します。

 「育成すべき資質・能力と各教科等における見方・考え方」
 文部科学省初等中等教育局 教育課程課 教育課程企画室長 白井 俊 先生
  別紙で紹介します。
4 MM紹介 メールマガジン「教師教育を考える会」41号  2017年11月10日
「柏市のOJTとOff-JT」~学校のニーズに応え,支える~
             柏市教育委員会学校教育部指導課指導主事    岩田 将英
 平成13年に千葉県で小学校教員として採用されました。それから柏市や千葉大学教育学部附属小学校で勤務をし,現在の職場におります。専門は教育相談・カウンセリング心理学で,臨床心理士や学校心理士などの資格を持っています。最近は道徳や社会科を中心に市内各校へ指導に回っています。
 全国的に教員の需要が増えており,各自治体は優秀な人材を集めるために尽力しています。千葉県柏市においても,大量退職に伴う大量採用で年齢構成や経験年数構成が二極化しており,20代~30代前半と50代が突出して多い年齢構成になっています。学校現場においては,経験年数10年未満の教員が6割を超える学校が珍しくなく,中には8割を超える学校も出てきました。
 柏市では,この事態に対し「人材育成」を教育行政の中心に据えています。平成20年から柏市は中核市になりましたので,初任者研修や中堅教諭等資質向上研修(旧10年経験者研修)等の研修を市独自で行っております。柏市の実態に応じた人材育成を今まさに進めているところです。
「柏市教職員人材育成指針」
及び,「柏市教職員人材育成指標」
に基づき,人材育成を進めており,教育委員会としては,OJTとOff‐JTの両面から支援しています。
 OJTについては柏市教育委員会指導課が,Off‐JTについては柏市教育研究所がそれぞれ担当しています。
 OJTとして,他の自治体と同様に,各学校の校内研修や授業研究に,各校の要請に基づいて指導主事の派遣行われますが,柏市には2つの目玉事業があります。それは,「パーソナル・サポート」と「キャリアアップ研修」です。
 「パーソナル・サポート」ですが,この制度は校長の電話一本で指導主事を派遣する制度です。通常,指導主事を派遣する際,前の学期等に各校へ送付された派遣依頼の文書に基づき,派遣希望日・教科・指導主事名を報告する「様式1」と,派遣日が決まってから2週間もしくは1週間前に詳細を記載した「様式2」という文書を教育委員会に送らなければなりません。
 そうすると,すぐに研修したい場合でも来学期まで待たなければならず,実際のニーズと時期がずれてしまうこともあります。また,指導主事が授業研究の当日だけ来て指導助言するよりも,事前に授業者の考えや意図を聞いて,それを実現させるための指導をして本時を迎えた方が力量形成には効果的です。
 また,初任者指導教員が付かない講師や,教職経験2年目以降の教諭を学校がOJTで育てなければなりませんが,10年経験者未満を半数以上抱える学校もあり十分に育てられないのが実状です。
 そこで,校長から指導課長または教育研究所長へ電話一本で指導主事を派遣する,パーソナル・サポートが有効なのです。早い時には,その日の午後に学校へ行くこともありました。
 「キャリアアップ研修」について。各教科主任の悉皆研修とは別に,さらに自分の力量を高めるための研修機会として,キャリアアップ研修という制度を設けています。この研修は土日のどちらかに行われる悉皆ではない研修なので,出勤にはなりませんが,毎回,著名な講師を招聘しています。指導課主催のキャリアアップ研修は,OJTの観点から実際の指導についての内容であり,教育研究所のキャリアアップ研修はOff-JTの観点から,様々な領域の講師を招聘しています。また,その一部は教員免許更新講習の単位にもなります。
 受講料は市内の教員ならばすべて無料です。
「研修事業一覧(平成29年度)」(http://www.boe.kashiwa.ed.jp/?page_id=116 )
 
 柏市では部活動のあり方についても,取り組みを進めています。それは児童生徒の負担過重を防ぎ,教員の働き方改革を行うという観点と共に,教師の資質・力量の向上に不可欠だと考えるからです。
 昨年度から有識者や教員の代表によるワーキンググループを立ち上げ,柏市「部活動・特設クラブ活動のあり方に関するガイドライン」(平成29年3月)を制定しました。
 初年度で試行期間という形ですが,具体的な内容としては,「小学校においては原則,土日の練習はしない。平日に1日の休養日を設ける。その場合,行わない朝練習と放課後練習が同一日でなくても良い。中学校においては,平日の放課後に休養日(部活ごとに設定可)を設ける。シーズンオフの土日には積極的に休養日を設け,繁忙期であっても1ヶ月に1~2日の休養日を設ける。祝日に練習を行う場合は原則半日とする」となっています。
 
 教師教育については,各学校の創意工夫が求められますが,その創意工夫を後押しする制度や,支援体制,仕組みそのものの検討や改善を教育行政は求められています。
 2030年以降の子どもたちが,「答えのない問いに最適解を出す」ことを求められているように,それを指導する教員,教育行政関係者が今までのやり方や考え方に縛られることなく,様々な要素や状況に対して最適解を導き出すべく,積極的にリスクを取っていく姿勢が求められると考えます。
 私自身,微力ながらその一助になるよう,自らを教育して参りたいと存
じます。ご精読ありがとうございました。今後とも柏市教育委員会をどう
ぞよろしくお願いいたします。
☆★☆ コメント ☆★☆
 こうした指導主事が投稿するMMは貴重です。参考になります。
 江南市は、小学校部活動はなし、中学校は土日どちらか1日のうちの半日です。柏市よりも遙かに短くなっています。
5 文部科学省 資料
(1)学校における働き方改革特別部会(第7回) 配付資料  H29.11.6
資料1-1 学校に置かれる委員会等の組織・担当者について
資料1-2 学校の組織図(例) ?(PDF:293KB) 
資料1-3 学校に置かれる委員会等の組織(一覧) ?(PDF:258KB) 
資料1-4 学校に置かれる担当者(一覧) ?(PDF:230KB) 
資料2 これまで議論した役割分担・適正化を着実に実施していくための方策について
資料3 学校における働き方改革特別部会発表資料 教員勤務実態調査(平成28年度)『教員のストレス状況に関する分析について』(筑波大学笹原准教授提出資料) ?(PDF:1037KB) 
資料4 勤務時間管理の現状と在り方について ?(PDF:952KB) 
資料5-1 公立学校の教育公務員の勤務時間等について ?(PDF:313KB) 
資料5-2 働き方改革実行計画(平成29年3月28日 働き方改革実現会議決定)【抄】 ?(PDF:342KB) 
参考資料1 学校における働き方改革特別部会 委員(名簿)
参考資料2 新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校に置ける働き方改革に関する総合的な方策について(概要) ?(PDF:224KB) 
参考資料3 経済財政運営と改革の基本方針2017~人材への投資を通じた生産性向上~(平成29年6月9日閣議決定)【抄】
参考資料4 業務時間別の勤務時間(平成18年度との比較) ?(PDF:169KB) 
参考資料5 妹尾委員提出資料 ?(PDF:406KB) 
  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/siryo/1398078.htm
 
(2)SNSを活用したいじめ等に関する相談体制の構築に係るワーキンググループ(第3回) 配付資料  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/131/131_1/shiryo/1393900.htm
  7ページの文書です。
 
※ 岐阜市立研修校案内
 11月18日(土) 加納中学校
 11月20日(月) 大垣市立中川小学校
       http://www.ogaki-city.ed.jp/nakasyo/kenkyu/index.html