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報告者  土 井

 2017年11月30日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました 。

 参加者(勤務校)は、土井、水上先生(布袋小)、阿部先生(江西中)、高木先生(犬北小)、奥村先生(岩倉東小)、川地先生(大口中)、勝村先生、坪内先生、大野先生(犬山中)、大藪先生(楽田小)、嘉山先生(犬西小)、天野先生(大口町教委)、高橋先生(岩倉市教委)、早川先生(尾張教育事務所)の14名でした。

土井の資料を紹介します

1 垂井町立垂井小学校 中間まとめの会
 大垣市立中川小学校 実践公表会
 文部科学省 小学校外国語関連資料
 フォレスタネット
5 MM紹介
6 文部科学省 資料
 
シーズンオフ企画決定!若い先生に声をかけてください。
1月18日 土井の模擬授業「伊能忠敬的生き方 そしてあの人-人生100年時代を前にして-」。   人生100年時代の生き方についてみんなで考えましょう。
2月 1日 お墓のおざわや 代表取締役 小澤敦司さん。石の種類、彫り方、お墓の作り方やお墓の  いろいろ。正しいお墓の参り方など。異業種の人の話は面白い!
2月15日 古知野西小学校教頭 熊沢光浩先生「学級作り 1・2・3!」
  アドラー心理学やカウンセリングなど、熊沢先生のこれまでの学びの集大成!
3月 1日 草井小学校教頭 石原香蔵 先生 
  あのポスターを作ります!草井小のポスターの数々をどうやって作ったのかを実演します。 
3月15日 「『やまなし』と宮沢賢治」名古屋短期大学教授 太田昌孝先生。
  宮沢賢治の人生が表れている 『やまなし』 の教え方を教えます。
 垂井町立垂井小学校 中間まとめの会(11月16日)
テーマは、生き生きとコミュニケーションを図る子どもの育成
  ~「できた」「分かった」と学ぶ喜びが実感できる学習活動の創造~
 外国語活動の研究指定校です。
 まだ研究1年目で、外国語活動も5,6年生週1時間の普通の学校です。だからこそ普通の学校にとって貴重です。
 廊下の1年生の絵画作品から、高い指導力を感じました。
 授業は3クラスを見ました。なかでも、6年生のレベルの高さには驚きました。歴史と文化のある垂井町の自慢を英語で説明していました。垂井町の奥の深さと同時に、6年生の英語力には驚きます。
 また、岐阜県の英語の冊子にも感心しました。
 2年生では、ALTかと思ったら、街のガイドブックに載っている喫茶店の奥様?お嬢様?がアシスタントをしていました。まさにnative。
 英語の学習で、こんなボランティアがいれば、授業は楽しくなります。布袋にはいないかな?
 垂井小学校 校歌もすごい!作詞が岐阜県が生んだ児童文学者 赤座憲久。この冒頭の歌詞がすごい!そして作曲は、「家族そろって歌合戦」の審査員、高木東六です。どちらもビッグネームです。 聴いてみたいですね。
 体育館では研究構想と、文科省の直山先生の90分の講演です。
 直山先生は文科省に入られて(2009年)から長いですね。私は、かなり前にお話を聞きました。まさに、日本の小学校外国語活動の創設者です。
 京都言葉で、ユーモアたっぷり。しかも、厳しいところもずばり指摘。大きな研究会でのこれほど辛口の講評は初めてかも?
 その後は、移行期の文科省の資料「We Can!」の説明を、模擬授業的にしていただきました。布袋小学校でも、来年度は、この教材を活用して授業を行うことになります。
 最後に、後藤校長先生のご挨拶。これまた、いつものように熱い! 後藤先生には、布袋中地区の合同現職教育の講師として12月25日にお話を伺う予定です。
   学校HP  http://www.mirai.ne.jp/~tes30221/index.html  

2 大垣市立中川小学校 実践公表会
 中川小学校は、平成9年に文部科学省から英語教育の研究指定を受けて以来、20年実践を続けている学校です。
 現在も、語教育強化地域拠点事業(文部科学省)、英語教育イノベーション戦略事業「英語拠点校区事業」拠点校(岐阜県教育委員会) の指定を受けています。
 校内は、国際理解教育や英語に関する掲示物がたくさんありました。
 すごいのが、毎日10分の全校放送によるFUN TIME 。(週で50分) 曜日ごとに、英語に関する手作りの番組が放送され、1年生から6年生まで反応しています。まさに英語漬け。それを自然に、楽しく行い、子どもたちも順応しているところが伝統校ですね。
 1年生から4年生までが、FUN TIMEとは別に週1時間、5・6年生が週2時間の授業があります。1・2年生は外国語活動、3年生以上が英語の授業です。
 各授業は、担任の先生以外に2人の先生(ALT、VET、JET)、計3人で行います。
中心は担任の先生ですが、役割分担をしていました。
 ALT:ネイティブの人(2人)
 VET:地域に住む英語のできる方(3名、有償)
 JET:専科教員(2人)    驚きのスタッフです。
 最も驚いたのは、1年生の英語力です。すでにかなり使いこなしています。それ以上に、英語で会話することに、自己表現することに全く抵抗がありません。これは1年生だからこそでしょう。そのまま6年生まで全校体制で継続するので、6年生の姿があるのです。積み重ねの重要性を感じさせられました。
 授業のスタイルは、全校が同じような流れで進みます。
 担任の先生も、児童も、いつものように取り組んでいます。すごいことをやっているようですが、決して無理はしていません。1単位時間に、新しいことは一つか二つ。既習事項に、少しだけ足していきます。
 そのためか、4年生から6年生まで、同じようなことを行っているのですが、それほど違いを感じません。「書く」も、会話に必要な単語を書き写す程度。これも無理はしていません。
 中川小学校の児童が進む星和中学校では、他校と同じように中学校1年生の教科書で進めます。そして同じように初歩から文法を学びます。しかし、会話の能力はやはり高いそうです。
「話そうという気持ちが違う」といってみえました。
 本校でも来年度から英語の授業を先行実施していきます。新しい英語の授業の形が、少し見えてきました。    学校HP  http://www.ogaki-city.ed.jp/nakasyo/kenkyu/index.html

 文部科学省 小学校外国語関連資料
(1) 小学校外国語活動・外国語研修ガイドブック

(2) 新教材説明会での配布資料について
   「We Can!」1・2、教師用指導書、年間指導計画例などを見ることができます。

(3)東京書籍『We Can!』,『Hi, friends!』併用指導案          https://ten.tokyo-shoseki.co.jp/spl/eigo/files/download_2017119676.htm
4 フォレスタネット
 小学校、中学校、高校の先生限定の指導案、実践例ダウンロードサイトです。全国の先生が投稿した無料ですぐに使えるコンテンツが多数。授業参観や研究授業などの特別な授業のコンテンツも充実しています。 
 内容もかなり充実してきました。
 
すぐに使える資料がたくさん
 授業風景や板書写真などを通して、自分の授業をさらに磨きあげることが出来ます!
ベテランの先生が培ってきたノウハウ、若手の先生の斬新なアイデア、そのすべてを共有することが、目の前の子どもたちのための授業づくりをサポートします。
他の先生の実践例がたくさん
 授業のめあてやねらい、まとめ方に困ったときは実践例などを参考にすることができます。また、自作教材をつくる時間が確保できないときは、他の先生方の教材をダウンロードして活用することができます。
先生方の明日の授業の準備具合に応じて、様々なシーンで利用していただけます。
先生同士の活動情報がたくさん
 毎週末または放課後に有志の先生が集まって授業や学級づくりについて議論している事をご存知ですか?フォレスタネットではイベントの告知に留まらず活動の報告をイチ早くお届けします。
5 MM紹介
(1)kyositu.comニュース【小学校教育総合情報誌】2017-11-26<SUN>[vol.1259]
┃5┃子どもを伸ばす学級経営(50)
「成果を目標にする」 山中 伸之/栃木県公立小学校
ある子がこんなことを考えました。
 
「1学期の通知表にはAが20個、Bが20個あった。2学期はAが25個Bが15個にしたい。
そのために、宿題のほかに毎日30分は復習をしよう。」
 
立派な心がけです。
そして、自分の机の前に目標を張りだします。
 毎日30分復習する!
これが失敗です。どうしてでしょうか。
 手段が目標になっている
からです。
毎日30分復習することは有効です。それによって、Aが増える可能性は十分にあります。
 
しかし反対に、機械的に作業するだけの30分になる可能性もあります。
例えば
・30分間だらだらと教科書を音読する
・30分間機械的に漢字を書き続ける
・30分間ノートを写す
などです。
いつの間にか、30分間復習をするという「作業」が目標になってしまうわけです。
これでは、十分な成果は得られないでしょう。
どうすればよいのでしょうか。「成果」を目標に加えればいいのです。
 Aを25個にするために~毎日30分復習する!~
というようにです。
いつでも、手段の先の本当の目標を意識することで何のためにその手段を行うのかが分かります。
すると、単なる「作業」にならなくなることが多くなります。
「実感教育メルマガ」http://www.mag2.com/m/0001613419.html
「山中伸之 実感教育ブログ」http://jikkankatari.blog.fc2.com/
著書
https://www.amazon.co.jp/s/ref=sr_il_to_stripbooks?rh=n%3A465392%2Cp_27%3A%E5%B1%B1%E4%B8%AD+%E4%BC%B8%E4%B9%8B
 
6 文部科学省 資料
(1)学校における働き方改革特別部会(第8回)
    http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/079/siryo/1398854.htm

(2)全国的な学力調査(全国学力・学習状況調査等)分析報告書 広島大、福岡教育大
    http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/1398191.htm

(3)全国的な学力調査に関する専門家会議(平成29年6月12日~)(第3回) 配付資料
    http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/130/shiryo/1398440.htm

(4)教職課程コアカリキュラム
    http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/126/houkoku/1398442.htm 

(5)教育課程部会(第104回) 配付資料 
    http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/1398488.htm

(6)平成28年度スクールソーシャルワーカー実践活動事例集 
   http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1398120.htm