第488回 社楽の会報告    第487回へ    第489回へ   TOPへ
                                                           
報告者  土 井

 2018年3月1日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました 。

 参加者(勤務校)は、土井、水上先生(布袋小)、岩田先生(古西小)、打田先生(扶桑北中)、坪内先生、土屋先生(古東小)、天野先生(大口町教委)、早川先生(尾張教育事務所)、百々先生(佐屋西小)、講師の石原先生(草井小)の10名でした。

土井の資料を紹介します

1 秘伝 ポスターデザイン法伝授!
 愛される学校づくりフォーラム 2018 in 名古屋
 国民負担率(対国民所得比)の内訳の国際比較(日米英独仏瑞)/ブログより
4 江戸時代の農民は本当に貧しかったのか?
5 文部科学省資料より
 
次回は第489回 3月15日(木)19:00~ 布袋北学供です。
次回は、太田先生に宮沢賢治の名作「やまなし」を語っていただきます。
     
1 秘伝 ポスターデザイン法伝授!  
 ポスターのデザイン法を学びました。
 



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愛される学校づくりフォーラム 2018 in 名古屋
 8回目の今回が最後のとなりました。2月24日に東建ホールへ行ってきました。
  テーマ 1 : ICT活用と新学習指導要領
  テーマ 2 : 学校経営と新学習指導要領
  テーマ3:学校と保護者・地域連携と新学習指導要領
  テーマ4:授業改善と新学習指導要領
楽しく、手軽に授業改善をしよう
 模擬授業A 「授業アドバイスツール」を活用した授業アドバイス
 模擬授業B 「主体的、対話的、深い学び」に視点をあてた授業検討
 模擬授業C 「3+1授業検討法」での授業検討
 
今、教員には働き方改革が求められています。
 
「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(中間まとめ)」には、余分な時間を削って、授業の準備や研修のために必要な時間をつくるよう書かれています。
 
そうした中で、こうした研修の機会が減っていくのは残念です。




 
3 国民負担率(対国民所得比)の内訳の国際比較(日米英独仏瑞)/ブログより
 「江戸時代の農民は本当に貧しかったのか?」
 税負担率はどれほど過酷だったのか?
 よく論議される所です。
 現代の新しい国民負担率が発表されました。
 
乱暴な言い方をすれば、
フランスは七公三民
ドイツが五公五民
日本が四公六民
米国が三公七民
ただ、社会保障負担率は入れないという考え方も成り立ちます。
 
日本の江戸時代、一七一六(享保元)年から一八四一(天保一二)年までの年貢率は三〇~四〇パーセントといわれています。すなわち、四公六民から三公七民。
今と比較すると興味深いですね。

4 江戸時代の農民は本当に貧しかったのか?
  http://www2.ttcn.ne.jp/~kazumatsu/sub226.htm より引用します。
 
◎どっちが貧しい!?農民と武士
  ある佐渡の「貧農」佐藤九左衛門(約八反の水田所有)と佐渡奉行所の「中級」役人(もちろん武士)の年収を比べてみましょう。
(問11)両者の年収を現在のお金にあてはめると、それぞれ次のうちどの金額にあてはまると思いますか?
  ア)50万円   イ)100万円   ウ)150万円   エ)200万円
  オ)300万円  カ)500万円   キ)700万円
 
その解答は・・・・
 
(問11)「貧農」がオの300万円、「中級」役人がイの100万円です。まず前者は、米の取れ高は享保14年(1729)で27石9斗で、「公式」の取れ高より16%強多い数字です。この他、縮(ちぢみ、織物)の収入がひと冬で2~3両、駄賃稼ぎ(馬を連れて街道荷物の運送をする)で約3両、煙草栽培で3両、こうしたものを合計すると、1両=10万円換算で、約300万円にもなります。
 一方、後者の「中級」役人の収入は米12石4斗、米1石を76500円で換算して約95万円にしかならず、しかももっぱらの消費者であって、他に何も生産しない彼の収入はこれのみで、これで家族と奉公人を養い、住まいを維持し、さらに役職に関わる経費をまかなわなければなりませんでした。
 ある研究者は「百姓は…金をたくわえ、それを生産に投下しなければならなかった。江戸時代の百姓家が広い敷地をもち、その敷地の中に納屋や立派な土蔵をもつのは、彼らが食べ物を倹約し、粗末な衣服をまとったことの結果である。粗末な衣服を身にまとっていることをもって、彼らを一方的に貧者と決めつけてはならない」と述べています。深く考えさせられる指摘です。
※これらの問題、答と解説は、佐藤常雄+大石慎三郎『貧農史観を見直す』(講談社現代新書、
1995年)、田中圭一『百姓の江戸時代』(ちくま新書、2000年)、同『村からみた日本史』(同、
2002年)などをもとに作成しました。いずれも目から鱗がとれる書物です。是非読んでみて下さい。


5 文部科学省資料より
(1)平成28年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の確定値  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/02/1401595.htm 
(2)学校教育法の一部を改正する法律案
 デジタル教科書に関するものです。
 併せて、著作権法の一部を改正する法律案も改正されました。
 
(3)幼稚園教育要領(平成29年3月告示) 解説
 261ページあります。
 目次を紹介します。
序章
第1節 改訂の基本的な考え方………………………………………… 1
 1 改訂の経緯及び基本方針……………………………………… 1
 2 改訂の要点……………………………………………………… 4
 
第2節 幼児期の特性と幼稚園教育の役割…………………………… 9
 1 幼児期の特性 …………………………………………………… 9
 2 幼稚園の生活…………………………………………………… 16
 3 幼稚園の役割…………………………………………………… 18
 
第1章 総説
第1節 幼稚園教育の基本 …………………………………………… 23
 1 人格形成の基礎を培うこと…………………………………… 24
 2 環境を通して行う教育………………………………………… 25
 3 幼稚園教育の基本に関連して重視する事項………………… 29
 (1)幼児期にふさわしい生活の展開………………………………29
 (2)遊びを通しての総合的な指導…………………………………30
 (3)一人一人の発達の特性に応じた指導…………………………32
 4 計画的な環境の構成…………………………………………… 36
 5 教師の役割……………………………………………………… 40
 
第2節 幼稚園教育において育みたい資質・能力及び「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」   …………………45
 
第3節 教育課程の役割と編成等………………………………………69
 1 教育課程の役割 …………………………………………………69
 2 各幼稚園の教育目標と教育課程の編成 ………………………73
 3 教育課程の編成上の基本的事項…………………………………74
 (1)教育課程の編成…………………………………………………74
 (2)教育週数…………………………………………………………78
 (3)教育時間…………………………………………………………78
 4 教育課程の編成上の留意事項 …………………………………79
 (1)入園から修了までの生活………………………………………79
 (2)入園当初の配慮…………………………………………………81
 (3)安全上の配慮……………………………………………………82
 5 小学校教育との接続に当たっての留意事項………………… 84
 (1)小学校以降の生活や学習の基盤の育成………………………84
 (2)小学校教育との接続……………………………………………86
 6 全体的な計画の作成…………………………………………… 88
 
第4節 指導計画の作成と幼児理解に基づいた評価…………………90
 1 指導計画の考え方 ………………………………………………90
 2 指導計画の作成上の基本的事項 ………………………………93
 (1)発達の理解………………………………………………………93
 (2)具体的なねらいや内容の設定 ………………………………94
 (3)環境の構成 ……………………………………………………95
 (4)活動の展開と教師の援助 ……………………………………96
 (5)評価を生かした指導計画の改善 ……………………………97
 3 指導計画の作成上の留意事項 …………………………………98
 (1)長期の指導計画と短期の指導計画 …………………………98
 (2)体験の多様性と関連性 ………………………………………100
 (3)言語活動の充実 ………………………………………………103
 (4)見通しや振り返りの工夫 ……………………………………105
 (5)行事の指導 ……………………………………………………107
 (6)情報機器の活用 ………………………………………………108
 (7)教師の役割 ……………………………………………………109
 (8)幼稚園全体の教師による協力体制 …………………………112
 4 幼児理解に基づいた評価の実施 …………………………… 114
 (1)評価の実施 ……………………………………………………114
 (2)評価の妥当性や信頼性の確保 ………………………………116
 
第5節 特別な配慮を必要とする幼児への指導 ……………………117
 1 障害のある幼児などへの指導…………………………………117
 2 海外から帰国した幼児等の幼稚園生活への適応……………122
 
第6節 幼稚園運営上の留意事項 ……………………………………124
 1 教育課程の改善と学校評価等…………………………………124
 2 家庭や地域社会との連携 ………………………………………126
 3 学校間の交流や障害のある幼児との活動を共にする機会 …129
 
第7節 教育課程に係る教育時間の終了後等に行う
教育活動など……………………………………………………131
 1 教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動 ………131
 2 子育ての支援 ……………………………………………………132
 
第2章 ねらい及び内容
第1節 ねらい及び内容の考え方と領域の編成………………………133
第2節 各領域に示す事項………………………………………………136
 1 心身の健康に関する領域「健康」………………………………136
 2 人との関わりに関する領域「人間関係」……………………… 157
 3 身近な環境との関わりに関する領域「環境」…………………183
 4 言葉の獲得に関する領域「言葉」………………………………203
 5 感性と表現に関する領域「表現」………………………………223
 
第3節 環境の構成と保育の展開………………………………………238
 1 環境の構成の意味 ………………………………………………238
 2 保育の展開 ………………………………………………………241
 3 留意事項 …………………………………………………………244
 
第3章 教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動などの留意事項
 1 教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動 ………249
 2 子育ての支援 ………………………………………255
 

 教師力アップセミナー次年度予定
 
第1回 4月28日(土)13:00 ~15:00 赤坂真二 学級作り
第2回 6月23日(土)10:00~12:00 永田繁雄 道徳教育「考え、議論する道徳の具体像」
第3回 9月 2日(日)10:00~12:30 和田裕枝 算数、教科書を生かした授業づくり。
第4回 10月8日(月祝)10:00~15:00 野口芳宏 国語、道徳
第5回 10月28日(日))10:00~12:00 横山浩之 特別支援教育の基礎・基本
第6回 1月12日(土)10:00~12:00 白石範孝 論理的に思考させる国語の授業づくり
第7回 2月17日(日)10:00~12:00 佐々木昭弘 理科授業の基礎・基本