平成30年6月30日(土) 別紙で紹介しました。
3 書籍紹介
(1)『世界史とつなげて学べ 超日本史』茂木 誠
世界史とつなげてみれば、「日本」という国の存在意義と強みがよくわかる!
◎そもそも日本人はどこから来たのか?
◎「超グローバリスト」としての平清盛、足利義満

◎戦国時代の輸出品は「武器と傭兵」だった ……
こんなにダイナミックな日本史、これまで読んだことない!!!
そもそも「日本」は世界の一部なのに、なぜ教科書の「日本史」は、頑なに日本のことしか教えないのでしょう?
日本史に世界史をつなげて学んでみれば、なぜいまの日本が存在しているのか、この国の強みはどこにあるのかまでが、一気に見えてきます。
大人気世界史講師だから書けた、グローバル時代に知るべき新しい「大人の教養」の誕生です。
〈内容例〉
大陸から日本列島への民族移動は存在したか/DNAが解き明かした日本人の起源とは/「国譲り神話」が語る弥生への平和的移行/卑弥呼と同じ時代を生きた天皇は?/「神武東征」神話の謎を解き明かす/歴史教科書から消された「三韓征伐」/国際的なモニュメントだった巨大古墳群/新羅と北陸地方はつながっていた!/「瀬戸際外交」を担った馬子・太子政権/壬申の乱は、唐と新羅の代理戦争だった/二百年間、日本に朝貢を続けた渤海の狙い/唐の宮廷で、新羅と席次を争った日本/幻に終わった奈良時代の「新羅遠征計画」/国風文化の確立へ/博多に襲来した「刀伊」の正体とは/グローバリスト清盛と南宋の平和外交/沈没船が教えてくれる日元貿易の実態/最強のグローバリスト・足利義満の勝利/マルコ・ポーロ「ジパング」の情報源/ポルトガルの「勢力圏」とされていた日本/「日本征服は不可能」と結論づけたスペイン/秀吉以前にも明国征服計画は存在した/日本人傭兵が東南アジア史を動かす/島原の乱にポルトガルは不介入だった理

由/なぜ日本は独立した文明を維持できたのか ……ほか
超お薦めです!
(2)『学校では教えてくれない地政学の授業』茂木 誠
同じ著書で、茂木先生による地政学の入門書です。ラジオでの放送の文字起こしなので、とにかくわかりやすい。以下はamazonでの内容紹介です。
世界を生き抜く羅針盤としての学問
クリミア危機、「アラブの春」の頓挫とISILの台頭、イギリスのEU離脱決定そしてトランプ次期大統領の選出と、驚異的な速さで世界の歴史は予測不可能な方向に動いている。日本の周辺でも、中国船が頻繁に侵入する尖閣諸島問題を抱え、フィリピンで反米を掲げるドゥテルテ大統領が誕生するなど、予断を許さない状況が生まれている。従来の日米関係は変更を余儀なくされると言われる中で、我々日本人は当事者として適切な指針を持って一つ一つの問題に対処していくことが必要だ。そうした危機感を背景に、巷では日本史や世界史を学びなおす機運が高まってきた。しかし既存の教科書を読み解くだけでは、近年の国際情勢を理解することは難しい。民主主義が他の主義・思想に打ち勝ち平和がもたらされるという従来の歴史観では、激しさを増す民族紛争や領土問題、国際協調からの逆行に見える先進国の孤立主義に説明がつかない。このような状況下で闇雲に知識を増やしても、漠然とした不安が増すだけだ。茂木誠氏が本書でわかりやすくその基礎を解説している地政学は、我々の持つ不安の対象をクリアにし、正しく対処するための羅針盤となる。茂木氏は地政学を「禁断の学問」と呼ぶ。「お隣同士は仲が悪い」ものと割り切る徹底的なリアリズムに基づき、侵略や支配に「良い・悪い」という価値観を持ち込まないためだ。各国は自らが生存するために隣国の動きをけん制し、敵の敵は味方と見て合従連衡を繰り返す。この発想から国際情勢を読み解けば、日露や日印の急接近や、EUの分裂危機、南シナ海での中国の積極姿勢などが、合理的な一連の動きとして理解できるようになる。地政学の素養は、イギリス同様に海を挟んで様々な国に囲まれ、生存のための確たる戦略を必要とする海洋国家・日本の国民にこそ必要な武器である。本書は、初学者にもわかりやすい語り口で、各国の細部に至るまで網羅している必読の
一冊だ。 評者:大熊 将八 (週刊文春 2016.12.20掲載)
(3)『真実の明治史』(DIA Collection)
(内容紹介)真実の明治史 内容紹介 「何が維新か、何の維新か----?」
明治150年、海図のない船出となった新生日本の行き着いた先は、はたして彼らが夢想した近代国家だったのか、あるいは……!?
近代日本の夜明け、近代国家の記念すべき第一歩と讃えられる明治維新。
しかしその〝神話〟はすべて勝者たちによって作られた〝正史〟にすぎない。
歴史の闇に葬り去られた敗者たち、薩長の熾烈な権力争いを内包した歪な新政府、私利私欲に塗れた権力者たちの姿、〝正史〟が伝えない明治維新の真実をここに明らかにする。
■秘史でたどる明治の真実
「逆賊」たちの運命/奇兵隊哀史/「消された」広島藩/破壊者 西郷隆盛の肖像/博徒たちの明治維新/秘せられた敗者の残酷史/小栗忠順と徳川埋蔵金/日本三悪人と皇国史観
■明治哀史フォトドキュメント
遠い異国でからゆきさんは眠る
■第一章 勝者と敗者の明治
新元号「明治」と失われた時代/幻の慶応4年・戊辰戦争始末記/戦後処理のゆくえ---〝賊軍〟処分/〝官軍〟の論功行賞
■第二章 「維新の三傑」の実像
義の武人 西郷隆盛/実行の政治家 大久保利通/憂国の政治家 木戸孝允/明治六年の政変~西郷VS大久保
■第三章 維新を継ぐ者
3つの暗殺事件(横井小楠・大村益次郎・広沢真臣)/不平士族たちの維新/帝国軍の台湾征伐
維新の終わりと西郷の戦死/民権運動と玄洋社 田中健之
■第四章 富者と貧者の明治
私腹を肥やす政治家たち/三井・三菱・住友~財閥はこうして誕生した/没落士族と貧民窟/新聞に見る 庶民と明治政府
■第五章 神国日本、世界へ
大日本帝国憲法と〝皇国〟/廃仏毀釈――そのとき、日本人の宗教は失われた/福沢諭吉「脱亜論」を読む/「征韓論を撃つ」~安重根と伊藤博文、そして西郷