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報告者  土 井

 2019年1月10日(水)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました 。

 参加者(勤務校)は、土井、正岡先生(布袋小)、坪内先生、船渡先生(古東小)、奥村先生(岩東小)、木本先生(曽野小)、加藤先生(大北小)、日佐先生(岩南中)、勝村先生、安形先生(犬山中)、伊藤先生(岩倉北小)、高木潔先生、寺谷先生(犬北小)、柴田先生(古知野中)、織田先生(栗栖小)、川地先生(大口中)、伊藤先生(古西小)、大野先生(犬山西小)、玉置先生(城東中)、天野先生(大口町教委)、高橋先生(岩倉市教委)、池邑さんの22人でした。

土井の資料を紹介します

1 公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン (案)
 社会科教師の情報源
3 次回予告「なぜ長く続いた江戸幕府?-家康・秀忠の知恵に学ぶ-」
 
次回は、第505回1月17日土井による模擬授業です。
         
 シーズンオフシリーズの講師を紹介します。
 

 
1 公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン (案)
 文科省から案が示されました。一部引用します。 
(1)本ガイドラインにおいて対象となる「勤務時間」の考え方
 子供の「人格の完成」を目指す教育を職務とする教師は、専門的な知識、技能に基づき自発性・創造性を発揮して教育活動に当たることが期待されている。このような教師の職務の特殊性を十分に考慮しつつ、「超勤4項目」以外の業務が長時間化している実態も踏まえ、こうした業務を行う時間も含めて「勤務時間」を適切に把握するために、今回のガイドラインにおいては、在校時間等、外形的に把握することができる時間を対象とする。
 具体的には、教師が校内に在校している在校時間を対象とすることを基本とする。
 なお、所定の勤務時間外に校内において自らの判断に基づいて自らの力量を高めるために行う自己研鑽の時間その他業務外の時間については、自己申告に基づき除くものとする。
 これに加えて、校外での勤務についても、職務として行う研修への参加や児童生徒等の引率等の職務に従事している時間については、職務命令に基づくもの以外も含めて外形的に把握し、対象として合算する。また、各地方公共団体で定める方法によるテレワーク等によるものについても合算する。ただし、これらの時間からは、休憩時間を除くものとする。これらを総称して「在校等時間」とし、本ガイドラインにおいて対象となる「勤務時間」とする。
(2)上限の目安時間
①  勤務を要する日の在校等時間について、条例等で定められた1日の勤務時間を超えた時 間の1か月の合計が、45時間を超えないようにすること。
①  勤務を要する日の在校等時間について、条例等で定められた1日の勤務時間を超えた時 間の1年間の合計が、360時間を超えないようにすること。
 
例外規定があります。
1か月の合計が45時間を超える月は、1年間に6月までとする。
勤務時間の総時間を減じた時間が100時間未満であるとともに、連続する複数月(2か月、3か月、4か月、5か月、6か月)のそれぞれの期間について、各月の在校等時間の
 総時間から条例等で定められた各月の勤務時間の総時間を減じた時間の1か月当たりの平均 が、80時間を超えないようにすること。
 
 これまで、在校時間には、自己研鑽の時間が含まれていました。逆に、自宅で行うeラーニングは研修時間に含んでいません。これらを修正することになります。さらに、勤務命令を出していなくても、「勤務時間」とみなされる記述がなされています。鳥居裁判の判例と食い違うのではないでしょうか。
 
2 社会科教師の情報源
(1)正月の新聞
  元日の新聞は、各社とても力を入れて作成します。
いろいろな分野から、今年一年を占います。
 値段は普段とそれほど変わらず、情報量の割にたいへんお得です。
 私は、全体をざっと見た後、数日後、改めて必要な情報と不要な情報を整理します。残ったものの多い新聞社が、私の中での元日の優秀賞です。
 私が思う今年の優秀賞は、日本経済新聞でした。
 
(2)5大経済誌の2019予測  を紹介します。
 週刊ダイヤモンド 2018年12/29・2019年 1/5 新年合併特大号 [雑誌] (2019総予測)
 総勢115人が2019年を徹底予測、総合計272ページの超特大号!
 毎年恒例の超人気企画ですが、今年はありえないほど大幅に増強しました。
 なんと、40人の経営者がインタビューで登場します。さらに識者50人が株価や景気、為替、政治、文化を予測。また、週刊ダイヤモンド編集部の記者25人が金融、産業業界が、どう動くかも執筆しています。つまり、総勢115人が2019年を見通す、総合計272ページの豪華な一冊になっているのです!
 株価は上がるのか、下がるのか?地価は五輪前にどう動くのか?米中貿易摩擦は!?欧州は?中東は?・・・などなど、識者50人が株価や景気、為替、地政学、政治、文化を徹底予測。
登場する経営者40人は目次や中吊り広告を見ていただきたいのですが、産業界のキーパーソンが勢ぞろいです。
 オマケもすごい!特典として、本誌の横に置いて読める紙の付録ブック「決算書がラクラクわかる! 財務3表入門」が付いてきます。さらには、電子特典として「マンガ 財務三表を理解せよ!」(42ページ)も無料でプレゼント(要無料会員登録)。
 
 週刊東洋経済 2018年12月29日・2019年1月5日新春合併特大号 [雑誌](2019大予測)
 混迷を深める世界と日本。政治、経済、金融、株式・マネーから、国際情勢、文化、スポーツ、読書まで、129のテーマで2019年と「ポスト平成」の時代の動きを大展望。特別付録として、『会社四季報業界地図 特別編集版』を別冊で収載、ビジネスや就活にも最適。
●Part1 変容を迫られるニッポン株式会社
大前研一、三品和広、江上剛がゴーン逮捕を総括
GAFA、IT、自動車、配車サービス、電機、半導体から注目ベンチャーまで産業を総ざらい
●Part2 広がる自国第一主義
 米中新冷戦、米国政治、EU、中国、朝鮮半島、中東情勢を解説
●Part3 平成の終わり 安倍政権の行方 憲法改正、参院選、沖縄、災害、天皇、外国人労働者
●Part4 株&マネー
 マネーの逆回転始まる バブル崩壊も 金融政策、日本の株価、資産価格バブル
●Part5 スポーツ&カルチャー ラグビー、スポーツ界のパワハラ、東京五輪、野球、テニス、
●Part6 ブックガイド  識者5人が薦める「2018年に出た25冊」
 
 徹底予測2019 雑誌 ? 2018/12/18 日経ビジネス
 No.1経済誌「日経ビジネス」が2019年を大胆予測!
 中間選挙で揺れる米トランプ政権、北朝鮮の次の動きは何か、
そして中国・習近平の長期政権下と米中の動向をにらむロシア・プーチン体制。そしてポスト2020を見据えた東京や日本の取るべき道は・・・。先が見えない時代だからこそ、未来に関する多様な“シナリオ"を知り、そして備えることが重要になる。
未来はどうなる?あらゆるビジネスパーソンの疑問に丸ごと答えます。
≪主な内容≫ ◆揺れる世界を読み解く?世界の3大賢人特別インタビュー
≪米国の賢人≫?デイビッド・ゴードン氏?[ユーラシア・グループ・シニアアドバイザー]?2019年、米中対立は緩和に向かう
≪欧州の賢人≫ビル・エモット氏?[国際ジャーナリスト]?ポピュリズムのピークは過ぎた
≪中国の賢人≫李 智慧氏?[野村総合研究所 上級コンサルタント]?中国のイノベーションはBtoCからBtoBへ






PRESIDENT (プレジデント) 2019年1/14号(大予測! 2019年)
 新年招福版◎知らなきゃ丸損、早いもの勝ち!
大予測!2019年 「お金のいい話」大全
 PART1 世界情勢編▼パナソニック、三菱商事、日本生命保険、ダイキン工業ほか一流経営トップ36人に聞く 世界はどう動くか、どんなチャンスが生まれるか?
 PART2 中国政情編▼これは東芝機械CОCОM違反事件の再来だ 対談◎ジャック・アタリ×丹羽宇一郎「歴史は繰り返す──米中大衝突の末路」
 PART3 日本経済編▼竹中平蔵がやさしく解説 消費増税、金利上昇、人手不足、高齢社会 そうだったのか! 「ニュースのウラ側」教えます
 PART4 貯金&節約編▼リッチ人生かビンボー転落か……そこが分かれ目!投資、ローン、携帯、キャッシュレス、ふるさと納税 「おトクはすべて逃さない」プロのテクニック
① ラグビーW杯、東京五輪で伸びる注目株はどこか
② 住宅ローンは今、繰り上げ返済したほうがいいか
③ 本当に使える「クレジットカード&電子マネー」実力ランキング
④ スマホ料金を「2年で17万円以上安くする」耳より情報
⑤ 退職金の受け取りは、一時金と年金、どちらが有利か
⑥ 規制下でもまだまだやらなきゃ丸損「ふるさと納税」ベスト3
 PART5 家庭生活編▼購入のポイント、使いこなし方の解説付き 超進化《最新家電》ベストバイ20 トレンドは「時短」から「時産」へ
 コスパ最高ロボット掃除機/献立提案型調理鍋/飛び跳ね防止トイレ……
 PART6 災害編▼知っている人だけが救われる 地震、台風、火事、火山……「転ばぬ先のお金」対策
 PART7 家計簿診断編▼お金博士がアドバイス 緊急救命! 無頓着ファミリーのお財布手術&処方箋
 PART8 健康・医療編▼どこにお金をかけるべきか、節約すべきか 介護・病院代、クスリ代、補助金、年金 「シニア家計の負担軽減」全ガイド
 PART9 プチ投資編▼娯楽、買い物券、日用品……定番から掘り出し物まで一挙掲載 家族が笑顔になる「株主優待」購買目的別トップ30
 
 週刊エコノミスト 2019年1/1・8合併号
 〔特集〕世界経済総予測2019
<2大インタビュー>
ロバート・J・ゴードン(米ノースウェスタン大学教授)「発明の“革命性”は衰えた 世界の牽引役は中国へ移行」
スコット・ギャロウェイ(米ニューヨーク大学教授)「『GAFA』分割の時期到来 市場の“競争”取り戻す必要」
・米国株バブル終焉 世界景気の失速必至
【2019年の焦点】
・焦点1:米中対立・・・中国進出の米企業が移転検討 投資・実体経済でリスク顕在化=今村卓
・焦点2:ドル・・・トランプが加速させるドル高「 米国第一」が招くマネー還流=武田紀久子
・焦点3:米長期金利・・・上昇示唆する要因多数も 「意図せざる」引き締め懸念=斎藤満
【米国編】
・「独り勝ち」に三つの死角=長谷川克之
・2020年に景気後退入り=竹中正治
・FRB、利上げ方針転換=鈴木敏之
・個人がAIで巨額運用=豊島逸夫
・ねじれ議会で対立激化=中岡望
・視界不良地帯1:サイバー戦争=山崎文明
・視界不良地帯2:北朝鮮=宮本悟
【市況編】
・原油「 地政学」で上昇=岩瀬昇
・ドル離れで金尻上がり=鈴木直美
・穀物相場、カードは中国に=柴田明夫
・どう動く 米金利、為替、株価・・・米金利/ドル・円/NYダウ/中国株/欧米株
【中国編】
・6%成長達成に必死=趙?琳
・高騰で住宅規制強化=関辰一
・薄氷の「習近平1強」=興梠一郎
・台頭する新ユニコーン=高口康太
・視界不良地帯3:ロシアとウクライナ=下斗米伸夫
【新興国編】
・大衆迎合主義に懸念=平山広太
・インド、7%成長継続=小林公司
・墨新大統領の独自策=東田陽平
【欧州編】
・外部に脆弱な欧州経済=伊藤さゆり
・英離脱で再国民投票も=庄司克宏
・ECB利上げ見送りも=田中理
・独メルケル後継の多難=網谷龍介
・インタビュー:ベンヤミン・アジェイ((独・緑の党)
・視界不良地帯4:仮想通貨=矢作大祐
【エコノミストが選ぶ2019年の注目テーマ】
・西岡純子/上野泰也/大槻奈那/愛宕伸康/城田修司
 
(3)社楽の会HPリンク集
 社楽の会HPの下段には、私がよく使うサイトにリンクが貼ってあります。
 現在、120のサイトがあります。使えるものがありましたら参考にしてください。

 次回予告「なぜ長く続いた江戸幕府?-家康・秀忠の知恵に学ぶ-」
 次回、第505回社楽の会は1月17日(木)、土井による模擬授業を行います。
 テーマは、「なぜ長く続いた江戸幕府?-家康・秀忠の知恵に学ぶ-」
 これは、中学校社会科では定番のテーマですが、今回は、皆さんでいっしょに考えていただきます。深い知識は不要なので、社会科以外の先生方や、小中学生でも参加可能です。右に示した10の要因を、それぞれがダイヤモンドランキングにします。正解はありませんので、自分の解を大切にしてください。そこから見えてくるものは・・・・・、当日のお楽しみです。
 なお、その際に、広島大学付属小学校の服部 太先生考案の、「徳川15代将軍の覚え方」を紹介します。まだ覚えていない人でも、一度で言えるようになることを約束します。
 「うそだ!」と思う人は、ぜひ参加してみてください。 

教師力アップセミナー今年度予定  
第7回 2月17日(日)10:00~12:00 佐々木昭弘 理科授業の基礎・基本