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報告者  土 井

 2021年12月2日(木)社楽の会を布袋北学供で開催しました 。

 参加者(勤務校)は、土井(名古屋芸術大)、田中先生(布袋中)、玉置先生(江北中)、志津野先生(扶東小)、伊藤先生(岩北小)、奥村先生(岩倉東小)、安形先生(犬山中)、高木先生(犬北小)、杉田先生(布袋小)、髙木先生(池野小)、水野先生(犬東中)、坪内先生(江南市教委)の12名でした。

土井の資料を紹介します。

1 各教科の見方・考え方は?-1-
2 加藤高明を見なおす まずは先行研究から3
3 文部科学省関係資料
4 特別展 犬山城主成瀬家の家臣たち へ行ってきました
5 一人残らず全員が参加する授業づくり
 
   


1 各教科の見方・考え方は? -1-
 
前回の社楽で、「見方・考え方」とは?について話題が出ました。
 「見方・考え方」は社会科では、右のように使われてきました。
 前回、「社会的な見方や考え方」が明記されたことにより、「見方とは?」「考え方とは?」の研究が進み、社会としての事例が早くから出されました。
 















https://yohhoi.hatenablog.com/entry/2020/05/05/075752

今回は、「深い学び」の文脈の中で、各教科にも転用されました。








[各教科等における見方・考え方]
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/255134.pdf
 学習指導要領解説に書かれたものがこれです。

社会科を含め、とても抽象的な書かれ方です。これを、実践者が具体化していくのです。先行した社会科を参考に、他教科も整理を始めたのです。

それでは、社会科以外の教科ではどうとらえているのでしょうか。

【国語】
 次は、鹿児島県総合教育センタ ー発行の「学習指導要領Q&A」の一部です。「C読むこと」の説明的文章教材における、見方・考え方が書かれています。  http://www.edu.pref.kagoshima.jp/research/research/kaitei/syotyugakkou/chukokugoqa1.pdf 
 
















 「物語文」なら、分析する視点として、
浜上 薫 氏による10のものさしが視点となるでしょう。1.題 2.作者名
3.視座・視点 4.設定
5.アイロニー・パラドックス
6.イメジャリー 7.色
8.伏線・クライマックス 9.レトリック 10.あいまいさ
 また、向山洋一氏らと取り組んだ実践では、これらに加えて、対比、類比、主題、オノマトペなどもものさしとしてきました。
 国語教育界では、まとまっていない、あるいは社会科のようにまとめるのは難しいと考えているかもしれません。


【算数・数学】
 

 代数、幾何、解析、確率・統計といった親学問の系統性が「見方」になっています。
 ちなみに、米国数学会によれば、数学の分野は93に分かれているそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




 
 
 
【理科】
  理科も数学同様、物理、化学、生物、地学といった親学問が「見方」を構成しています。
 
 
 
 
 
 









 
 
 
 国語と同様、あいまいな表現です。

 ただ、例えば次の文を英文にする時にはどうするか?
「かくれんぼするものよっといで」「もういいかい」「もういいよ」

  If you play hide-and-seek, please get together.
  May I look for it already.
  Please come to look for me!   

  英文が正しいかどうかは分かりませんが、「主語は」「文型」「仮定形」「疑問形」「命令形」
「時制」などが視点となります。これらも「見方」といってもよいのではないでしょうか。
 その他の教科は次回に紹介します。
 
2 加藤高明を見なおす まずは先行研究から3
 愛知県出身の第24代内閣総理大臣、加藤高明を見なおしたいと考えています。その3回目。
 
『加藤高明論』
 長岡新次郎 - 国際政治, 1967 - jlc.jst.go.jp
 Page 1. 27 はしがき 加藤高明といえば、大正の時代に、憲政会の総裁として、政友会の原敬とならんで日本の政党政治を確立した一方の…
3 文部科学省関係資料
(1)生徒指導提要の改訂に関する協力者会議(第5回)配付資料
1.日時 令和3年11月26日(金曜日)10時00分~12時00分
2.場所 Web開催(Webex)
3.議題
多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導に関するワーキンググループにおける審議結果の報告について
生徒指導提要の改訂に係る執筆スケジュール案について その他
4.配付資料
資料1   生徒指導提要(改訂)の目次構成案 (PDF:1.5MB) PDF
資料2   多様な背景を持つ児童生徒への生徒指導に関するワーキンググループにおける審議結果の報告 (PDF:393KB) PDF
資料3   生徒指導提要の改訂に係る執筆スケジュール案 (PDF:189KB) PDF
参考資料1 サンプル原稿 (PDF:1023KB) PDF
参考資料2 生徒指導提要の改訂に係る御意見 (PDF:2.7MB) PDF
























(2)不登校に関する調査研究協力者会議(第2回)配付資料
1.日時 令和3年11月25日(木曜日)10時00分~12時00分
2.場所 Web開催(Webex)
3.議題
令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査の結果について
京都市教育委員会からのヒアリングについて
鳥取県教育委員会からのヒアリングについて
4.配付資料
資料1 令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査の結果 (PDF:367KB) PDF
資料2 京都市教育委員会における不登校対策の現状と課題 (PDF:1.9MB) PDF
資料3 鳥取県教育委員会における不登校対策の現状と課題 (PDF:1.6MB) PDF
資料4 前回会議の主なご意見 (PDF:76KB) PDF
 
4 特別展 犬山城主成瀬家の家臣たち へ行ってきました
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




5 一人残らず全員が参加する授業づくり
      関根 廣志(中央区教育支援センター)
 研修用のテキストで、全部で50ページあります。「全員が参加する授業づくり」とうたっていますので見てみました。概ね理念的ですが、なかには参考になるところもあります。自分の授業を見なおすのに役に立つと思います。