第56回 社楽の会報告    第55回へ   第57回へ
                                  報告者 布袋中 土 井

 
9月12日 (木)7:00〜9:30、布袋北学供にて第56回の社楽の会を開催しました。参加者は、土井、尾関、岩田、高橋木本野呂大島勝村川井(敬称略)そして大藪先生の10名です。
 
☆ 木本先生から教材ソフトの入手法を教えていただきました。NIFTYにアクセスし、“GO FCAI”でコンピュータと教育フォーラムへ跳ぶことができます。教育用ソフトが2,400本あり、その中で「戦国の武将達」「明治を築いた人々」を実演していただきました。KIT上で動きます。階層がいくつもあり、中学生でも十分楽しめそうです。
 その他のソフトをリストから抜き出して紹介します。
暮らしと工業2、畑作に励む人々、米作りに励む人々、ザ・日本、開国後の10年、百姓一揆資料集、アジアの国旗、武士の時代の始まり、春の植物図鑑

☆ 野呂先生からは、「6年1組 戦争展+α」を紹介していただきました。児童が夏休み中に調べた戦争に関する調査の発表です。中には、長崎の原爆資料館へ行った生徒、教師として集団疎開経験(中区・千早小→伊賀上野)のある人・真珠湾攻撃に通信兵として参加した人への聞き取りを行ったものなど、興味深い内容でした。

☆ 土井からは、研究授業の指導案の提案です。公民で「商品が手元に届くまで」を学習します。生徒が抱いた疑問を、教室にある資料から選択し、話し合いながら解決する→3人のパネラー(通販社員・コンビニ店長・小売店主)の言い分を聞いて、それぞれのよさを話し合う→流通にたずさわる人への取材の発表という内容です。内容が多すぎること、話し合いが盛り上がるかなど、まだまだ納得ができていません。ご意見、ご助言をいただけたらと思います。

☆ 尾関先生からは、乾電池の処理について生徒が問い合わせた結果について紹介していただきました。前回木本先生からも話がありましたが、野村興産のイトムカ鉱業所で行っています。北海道の層雲峡の近くです。処理の過程で取り出された鉄・亜鉛・マンガン・水銀などは、すべて再利用され、1トンあたり8万円ほどの費用がかかります。野村興産の会社案内もいただきました。
・ 第四回地球環境セミナーの講師、高木善之氏を紹介していただきました。高木氏は松下電器環境担副参事でネットワーク地球村の代表です。年間300回の講演やマスコミを通して、地球環境の実態や永続可能な社会の実現を提唱してみえます。ご自身も、1日トイレ2回、1週間ワイシャツをかえなくてもいい体になってきたそうです。9月22日には吹上ホールで講演があるそうです。なお、1回〜3回の講演のテープは尾関先生が持ってみえます。

☆ 勝村先生からは、児童の夏休み中の活動テーマ一覧と実際の活動内容の紹介がありました。また、実際に作品も見せていただきました。今年は、文献調査だけでなく、実験や聞き取りによる調査を行ったということで、6回も市役所へ行った児童、車の通行量と大気汚染の関係を調べた児童、犬山と旅行先の環境を比較したもの児童など、すごい内容でした。
 今後、学級で同じような実践をされる方は、作品をお借りし、児童に紹介すると、より高い作品が期待できるかもしれません。

☆ 大藪先生から、来年度用の教科書からごみ、環境と情報についてのページの紹介がありました。ごみは、現行のテーマ学習に代わる“公民にチャレンジ”として「ごみ処理施設を見学しよう」がありました。小学生の教科書と大差がないという印象です。本文中には、第4章「地球社会とわたしたち」で次のよう構成されています。
  1 地球社会に生きる      1 情報化社会に生きる 2P 
  2 地球社会の危機を救うために 3 地球環境問題 3P
後者では、食生活(ハンバーガー・えび)と熱帯林の伐採を関連させて説明しています。
・ 中日新聞の中日サンデー版233「日本ごみ処理の現状 PARTT一般廃棄物」238「日本ごみ処理の現状 PARTU産業廃棄物」を紹介していただきました。このシリーズは、いつもながらその見やすいまとめ方に感心させられます。
・ 日本道路公団・環境保全課から送られてきたパンフを紹介(5種類)していただきました。環境保全課は全国で東京にだけおかれた課です。
・生き物に優しい道づくり ・こころある道づくり ・道路景観と環境対策
・DO YOU KNOW GAIKAN ・新しい“道”作り
・「白川郷ホームページ」へメールを出された結果を教えていただきました。白川村でインターネット接続可能なのは中学校だけだそうです。今のところ先生個人の 加入ですが、今年度中に学校として窓口ができるということです。
   連絡先は 佐藤義晃先生 E-mail:qzd11470@hida.co.jp
  なお、白川郷ホームページは、下目 稔さんが個人で発信しているものだそうです。
・ NECの体験型日本史学習ソフト“タイム・マシン”\9,800を実演していただきました。好きな時代へ行き、そこで問題を解くものです。画面が凝っており、なかなか本題の問題が出てきませんが、そこは今のテレビゲームにそっくりです。

☆ 大島先生からは、単元「大口の環境を考える」の単元構造図の提案です。  
  夏休みの研究発表後は、課題「町のごみ問題を解決するために、私達は何を知り、何をすればいいのだろうか」を作成し、この課題を広く発信し声を集めます。また、この視点から、再調査を開始し、問題解決法をまとめ、発表します。次に、この解決法を専門家の意見を聞きながら修正し、その案をもとに他校・他団体と意見を交わします。その後、環境問題について自分なりの考えを持ち、大口町環境条例案を作成し、各方面に発信するというものです。ご意見をお寄せ下さい。

☆ 川井先生からは、日本道路公団名古屋建設局発行の『中部のハイウェイ』、さらに一宮工事事務所、美濃工事事務所が発行のパンフ、「ハイウェイだより木曽川」1〜 5を紹介していただきました。
・ 次に、木曽川町議会の「東海北陸自動車道に関する要望書」を平成元年、平成6年の2種類紹介していただきました。
 インター周辺の道路整備、騒音・振動・電波障害対策、街路灯の設置、高架下の有効利用など、道路建設にかかわる地元住民の願いがよくわかりました。
 また、東海北陸自動車道同盟会からの要望に対する公団・県・町の回答も示されています。

☆ 高橋先生からは、高速道路関係の取材結果を報告していただきました。
 高鷲インター建設により、新たに大日白山リゾート会社がつくられ、スキー場等が作られるそうです。また、水質データが載っている高鷲村広報(8、9月号)を手に入れたということです。

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp