第68回 社楽の会報告    第67回へ   第69回へ
                                  報告者 布袋中 土 井

 2月27日(木)布袋北学供にて、第68回の社楽の会を開催しました。参加者は、土井尾関奥村寿高田、木本、岩井、岩田、勝村(敬称略)そして添田先生大藪先生、奥村和先生、和田先生、水野先生、さらに高木志朗校長先生も激励にお越しくださいました。また、坂野元校長先生にも海外のお話を伺いました。

☆ 土井より、江南市の映像資料Uを紹介しました。すべてVHSのビデオで、江南市の地域情報センターで借りることができます。
@「歴史ウオッチング 信長が愛した女」は、名古屋テレビ制作のテレビ番組です。生駒氏を紹介した番組では、最も詳しく、全編(15分)を、生駒氏、および吉乃の紹介に費やしています。
A「あいち 信長里帰り 信長ゆかりの地ガイド」は、信長にゆかりのある愛知県内の市町が、それぞれの史跡を紹介している番組です。江南市はもちろん生駒氏関係が中心になっています。34分。
B「音楽寺の昔と今」は、野呂よしおさんが制作した自作ビデオです。音楽寺について、かなり詳しく紹介されています(29分)。
・ 続いて、布袋中学校のボランティア委員会の活動を伝えるボランティア新聞を紹介しました。ボランティア委員会では、夏休みや休業土曜日に老人ホームなどで行うボランティア活動を斡旋しています。また、グリーンマーク収集、アルミ缶やペットボトル回収、世界寺子屋運動の取り組みなどにも取り組んでいます。他校で関連する活動がありましたら、紹介してください。
・ 次に、広辞苑による用語辞典を紹介しました。広辞苑CDより一太郎に貼り付けたもので、ハードディスクに入れておくと便利です。文章を書く時には、用語の概念を規定しておくことが必要ですが、そのようなと時に力を発揮しします。
・ 前回、報告で貿易統計教材の紹介を忘れてしまいました。今回は、その続編、貿易統計教材Uを紹介しました。輸出・輸入の統計から、どの国の資料かを考えるクイズ形式の教材です。インドの輸出1位がダイヤモンドというのが難しかったようです。
・ 前回に引き続き、資料収集に役立つインターネットのサイトの紹介です。
・ 教育関係法令集へのリンク(http://www.shirakami.or.jp/~kappei/edu-law.html)は、憲法や教育基本法、学校教育法、学習指導要領、教育白書などが呼び出せます。もちろん、ワープロへコピーする事も簡単にでき、主なものはハードに入れておくと何か論文等を頼まれたときに便利です。
『調査のためのインターネット(アリアドネ)』(http://www.NetLaputa.or.jp/~ariadne/index.html)は、心理学や言語学、政治学、宗教学、哲学といった人文科学系のリンク集です。専門性は高く見ごたえがあります。情報源としては、かなり利用価値が高いといえます。
教育用マルチメディア素材情報(http://www.crdc.gifu-u.ac.jp/mmdb/index.html)は岐阜大学カリキュラム開発研究センターのホームページ内にあり、マルチメディア教材開発のための豊富な画像資料を収集しています。
・ Kit教材データベース (http://kayoo.ia.inf.shizuoka.ac.jp/kayoo/KITDATA.HTM)は、以前に木本先生から紹介のあった「戦国の武将達」「明治を築いた人々」などのソフトがすぐに実行・ダウンロードできます。特に理科の分野には、自分がやっていても楽しいものが数多くありました。各教科、小学生〜高校生用がありす。
・ 67回の報告で、「株式会社ゲーム」(http://iijnet.or.jp/skc/edu/game.html)の紹介を忘れました。日本証券業協会が中学生・高校生向けに生きた経済学習を進めるための学習ツールとして提供しているものです。ルールは1,000万円を模擬売買し、一定期間内でいくらになるかを競うものです。ぜひ一度ご覧ください。

・ 環境関連ホームページを2つ紹介しました。「2 Go Green」(http://www.iijnet.or.jp/2go-green/2go-green.j.index.html)は、市民団体を中心に、多くの団体とリンクしています。「原油流出事故関連情報」(http://www.jaist.ac.jp/misc/nakhodka.html)も流出状況、 ボランティアの参加方法、過去の重油漏れ事故など、国内外の関連情報が豊富です。

☆ 尾関先生から、岡崎信用金庫企画調査部発行『あいちの地場産業』を紹介していただきました。愛知の主要地場産業一覧からは、全国シェア1位の業種の多さに驚かされます。また107品目についてわかりやすい紹介があり、郷土資料として貴重です。
・ 前回紹介のあった新聞切り抜きコンクールの作品を写真で紹介していただきました。
意外にコメントが少なく、レイアウトの美しさが審査のポイントのようです。
・ 次に、江南市のベンチャー企業、潟Tン電子(本社 古知野朝日250 55-2201)の取材結果を報告していただきました。サン電子は、ソフト、コンピュータ、パチンコ関連の3部門に分かれています。特にモデムでは、業界2位、全国シェア3割を占めています。CDソフトの「ギャラクシー・ファイト」「上海」シリーズも有名です。

☆ 添田先生からは、卒業記念「大野焼き大会」を紹介していただきました。11月に親子学級で作成した焼き物(粘土3s)を、2月22日に保護者とともに野焼きしたものです。午前9時に点火し2時間ほどあぶり、本炊きに入ります。昼過ぎにはトタン板をかぶせ火が消えるのを待ちながら、明くる日の朝まで冷やして完成です。2tトラックで4杯分の廃材を使用したそうです。まさしく、児童の一生の記念に残るのではないかと思われるダイナミックな実践です。 

☆ 高田先生からは、FWに関連して、犬山浄水場の取材結果を報告していただきました。また、資料として「犬山頭首工直轄管理事業概要書」(同管理事務所 0568-61-1002)、「尾張の水道」(愛知県尾張水道事務所 0586-45-1036)等を紹介していただきました。基本的に、頭首工からは農業用水として、尾張西部浄水場からは水道・工業用水として配水されます。西部浄水場からは、ミサワホームへ20万t弱(約450万円)、森永乳業へは35万t(約870万円)配水されているデータは興味深いものでした。

☆ 大藪先生から、ある塾の新聞広告の紹介です。なんと、公立・私立の内申点によるランキング表が載っていました。塾の内部で使用するのならともかく、新聞広告に載せるとは、経営者の良識を疑います。
・ 岐阜県の情報教育研究大会で発表された名古屋市立楠西小学校の実践を紹介していただきました。ここでは、情報活用能力を次の6ステップでとらえてい
  @課題把握       Aデータの収集・整理   Bデータの加工
  C情報の発信・評価 D情報の再加工・再発信 E新たな情報づくり

ます。このステップに従って、O男のグループは、西郷隆盛についてまとめ、コンピュータの画面で画像・文字・音声を交えて発信していました。
・ ミュンヘンの日本人学校のAkagiさんから送られてきたメールを紹介していただきました。ドイツでは、7種類の分別回収用の箱があること、古着はボスニアあたりの難民に送られること、生活のいたる所にゴミを出さない工夫がなされていることなどが紹介されていました。海外の生の声は貴重な資料です。海外の日本人学校とは、これからも交流していきたいと考えています。

☆ 奥村寿先生より、江南市の青年会議所(JC)からのお願いを伝達していただきました。JCでは、環境問題にも力を入れており、『人・まち・地球 いきいきハンドブック』という冊子も発行しています。江南JCは、8月に小学校高学年を対象に行事を企画中で、それに対するアドバイスをしてほしいということです。江南市に在勤・在住の方は、よかったらご協力をお願いします。奥村先生までご連絡を。
 社楽がオープン化したため、このような学校外との関わりが増えてくると思われます。公教育に携わる以上、誰とでもと言うわけにはいきませんが、基本的スタンスとして、広く異業種交流を進めていきたいと考えています。ご意見をお聞かせください。

☆ 坂野先生より、たびたび紹介している加藤誠先生のいるマレーシアへ行かないかというお誘いがありました。8月中旬です。興味のある方は土井までご連絡ください。さらに、社会科教師として「○○の国の〜を見たい」という方もご連絡ください。

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp