第69回 社楽の会報告    第68回へ   第70回へ
                                  報告者 布袋中 土 井

 3月11日(火)布袋北学供にて、第69回の社楽の会を開催しました。参加者は、土井尾関、岩田、勝村岩井、高田(敬称略)の6名でした。

☆ 勝村先生より、6年3組あすなろ学級総合単元学習「未来を生きるために」を紹介していただきました。内容は、「未来を生きるために−21世紀を生きる私の生き方−」というテーマで卒業文集を書こうというものです。夢を持って生きる子どもを育てるために、「1 今何が問題か、2 そのために考えて行かねばならないこと、3未来を生きるために大切なもの、4 未来のために自分を見つめよう、5 未来の私の生き方」というプロットでまとめるものです。テーマの設定がすばらしいと感じました。どのような作品ができあがるか、とても楽しみです。
・  研究テーマ「より活発な話し合い活動を目指して−エコクラブの活動を通して−」についてのまとめを紹介していただきました。犬西小のエコクラブは、環境庁が全国より募集した年間活動報告の中の優秀10点に選ばれ、3月末に埼玉で開かれる全国フェスティバルで発表するそうです。このまとめでは、エコクラブの位置づけ、活動実践、学年としての環境学習の取り組みなどが紹介されています。環境教育の実践例として、また、地域を巻き込んだ活動の例として、今後の大きな指針になると思われます。

☆ 土井より映像資料を紹介しました。これらのビデオは、江南市の地域情報センター(0587-53-0131)で借りることができます。
@「よみがえる大地」東海農政局 尾張西部農業水利事業所 20分
尾張平野の成立から水利、潅漑の歩みを日光川を中心にわかりやすく説明されています。
A「みんなで回そう リサイクルの輪」(社)日本広報協会制作 15分
容器包装リサイクル法についてわかりやすい。ペットボトルを糸、製品に再生する映像が使えそうです。そのほか、紙パックの再生など。
B「クイズ!ホントにホント?税って何だ」(社)日本広報協会制作 17分 
小学校高学年から中学生まで対象に税の必要性、使い道がまとめられています。
・ 続いて、「生きる力」を育てる学年別の年間指導計画をまとめようという提案をしました。資料として次の2点を紹介しました。詳細は次回に提案します。
  @ インターネット中教審のページより関連ページ抜粋
  A 『授業研究21 462』より 北 俊夫氏の論文「「生きる力」としての問題解決力を育てる」
・ 次に資料紹介をしました。
 @『めざせ!ロードの鉄人 道路図鑑』建設省中部地方建設局名四国道工事事務所
 平成8年3月発行。道路の歴史やしくみ、はたらき、管理についてわかりやすくまとめられている。問い合わせは同工事事務所 〒467 名古屋市瑞穂区神穂町5番3号( 052-823-7911)まで
 A「国際理解の教材 ファックスで」朝日新聞記事 H9.3.8 
「協力と対立」「グローバルパズル」など25種類の教材をFAXで送ってくれます。(有料)問い合わせは次へ
 関西国際理解教育情報センター п@06-949-1360   松山国際教育情報センター п@089-971-9752
・ 資料収集に役立つインターネットのサイトの紹介です。
 @ ハローねっとジャパン  http://www.wnn.or.jp/wnn-c/  NTTが、全国47都道府県の歴史、文化、伝統などを発信しているもの。
地域情報や、データベースなど、情報量はたいへん多い。 テーマのホームページへというリンク集も便利。
 A 週刊こどもニュース http://www.nhk.or.jp/kdns/  人気番組のホームページ。「今週のわからん」が、解説されている。
 B 戦国リンク集 http://www.inh.co.jp/~barpants/senlin.html  戦国時代は、‘好き’な人が多い。かなり凝ったページが多い。
 C WebREC教材/社会  http://www.crdc.gifu-u.ac.jp/WebREC/mtrlist/shakai.html
内容、検索語、利用法、登録者がまとめられており、使いやすい。岐阜大学が作成しているリンク集。
 D 博物館の博物館   http://www.hus.osaka-u.ac.jp/esthome/matusita/Museum/Mesuem.html
大阪大学の松下さんが作成しているページ。リンクされている博物館は900を越える。ホームページ内で学芸員に質問することもできるため、授業での利用価値あり。もちろん、個別の博物館の多くが、メールでの質問を受け付けている。
 E Asian Links http://www.junmas.com/links.html  世界地理、国際理解の授業で使えそうなサイトが多い。各国の生活ぶりがよくわ
かる。ほとんど日本語なのがありがたい。メールで質問もできそう。

☆ 尾関先生より、鰍ネごやきしめん亭の取材結果を報告していただきました。明治10年創業のきしめんを包装した最初の会社です。やはり、木曽川のきれいな水が立地条件でした。‘みやそうめん’などに比べると生産量では劣りますが、全国に広がる販売網は業界トップクラスだそうです。きしめん以外にもうどんやそば、カップうどんなども作っています。工場は、江南市東野字下神田73−2 にありますが、問い合わせは商品管理センター(一宮市浅井町黒岩番外19  0586-78-1251)まで。
・ 問題です。「1543年に日本に鉄砲を伝えたのは何人か?」皆さんはどう答えますか?
 生徒の答えは、「ポルトガル人」のほかに「2人」「10人」など人数を答えたものもあったそうです。そこで、古中では伊藤先生を中心に、実際の人数を調べられました。
『鉄炮記』によれば、「船客百余人」と書かれています。『小学館体系日本の歴史H』には「ポルトガル人たち3人と明の儒生五峰先生が同乗していたことである。」とありました。私が、種子島総合開発センター(別名 鉄砲館)に問い合わせたところ「3人のポルトガル人です」と言われました。
 何でも調べてみようという古中の先生方の好奇心はいいですね。
・ 江南市では江南市のホームページを作成するそうです。

☆ 高田先生より、犬山鵜飼の取材結果を報告していただきました。鵜飼が全国で13カ所あること、鵜は1羽8万円(輸送料5〜6万円)、鵜飼で獲った魚は歯形がついてしまうため鵜の餌になってしまうこと、歯形のついた鮎は高級料亭で出されることなど、興味深い事実を教えていただきました。

☆ 岩井先生には、ミサワセラミックスについてまとめていただきました。江南市の法人税納税額第1位の会社で、今年4月には「ミサワッセラミックケミカル」を合併します。江南市前野にある名古屋工場では、住宅の外壁素材となるニューセラミックの生産とそれを組み込んだ住宅ユニットの組立を、コンピュータで管理された生産システムで行っています。

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp