第70回 社楽の会報告    第69回へ   第71回へ
                                  報告者 布袋中 土 井

 4月17日(木)布袋北学供にて、第70回の社楽の会を開催しました。参加者と社会科の担当学年を紹介します。土井(中1)、奥村寿英先生(小3)、岩田憲彦先生(中2・1)、大藪先生(中1・3)、勝村先生(小6)、大島先生(中1)、高田先生(中2)、尾関先生(中2)、高木先生(小4)、奥村和彦先生(小5)、和田先生(小5)です。このほか、日比野先生が小5担当です。

☆ 江南青年会議所(JC)の環境問題特別委員会委員長の片平博己さんと同副委員長岩田静夫さんがおみえになりました。江南JCでは、6月14日(土)13:00より、江南市民文化会館大ホールにて、C.W.ニコル氏の講演会「テーマ 未来への贈りもの−人と自然との共生−」を行い、さらに同月19日に「子どもたちの目から見た環境問題」について学習会を行います。その学習会の講師派遣を社楽の会へ依頼があり、奥村先生と尾関先生、土井の3名で担当することになりました。講演の内容については後日提案しますので、みなさんにご意見をいただきたいと思います。

☆ 土井と大島先生よりSGE(構成的グループ・エンカウンター)の実践報告がありました。SGEとは、人と人とがふれあう「体験」を味わうエクササイズを通して、「自己理解」や「他者理解」を促進し、生徒相互、生徒と教師間の人間関係を深めていくものです。布袋中では、「アイスブレーキング」「ネームゲーム」、大北中では「X先生を知るイエス・ノークイズ」を実践しました。ゲームがきっかけとなり、新しい人間関係が生まれる様子が実感できました。まだ、多くのエクササイズがあり、深く研究している学校もあります。ぜひ、追試してみてください。
 参考図書 『エンカウンターで学級が変わる』(図書文化)小学校編・中学校編 
 土井より、中学校1年生社会科年間指導計画を紹介しました。クラスごとに年間・全140数時間の内容を、実施日まで記入した指導計画です。もちろん、この通り実施するのは至難の業ですが、教材研究と進度の軌道修正を、先の見通しを持ってすることができる利点があります。
・ 行事係として、土井が年度当初に提案した文書、布袋中学校行事提案を紹介しました。学校行事のねらいのほか、時数、担当者、企画委員会・職員会の提案日、進路研究との関わりを明示したものです。これも、1年間の見通しを持つためのものです。
・ FW関連で土井が取材した結果を報告しました。
  @ 大隈豊和機械 A 和田工業用地 B すいとぴあ江南 C シキボウ江南工場
・ 授業に役立つインターネット・リンクサイトを紹介しました。
 @ Welcome to Kamiya's Govermment Office Links Page! は政府官公庁の最強のリンクページです。9ページに渡って数百の官公庁が並んでおり、その多さに驚きます。 http://www.youneed.com/link/govm.html
  A 大使館のリンクページ
ホームページを持っている大使館のリンク集。リンク数は120を越えます。世界地理の学習に最適です。       http://www.mag.keio.ac.jp/~capito/index
 B 教員採用試験のためのリンク集
  教育法規、教育原理、教育心理、教科指導など、教員採用試験に必要な情報を得ることができます。もちろん、現職の教員にも利用価値は大です。http://kescriv.kj.yamagata-u.ac.jp/shokai/takahashi/kyouiku.htm
・ 水野校長先生からいただいた「第2回 エネルギー環境教育研究フォーラム中部大会」の資料を紹介しました。3月27日にホテルキャッスルプラザで開かれた研究大会のものです。話題の動燃の資料で、興味深いものでした。
いただいた資料の一部
 ・『見て聞いて 日本 −体験学習会報告書−』94Pの冊子
 ・「エネルギーが泣いている」パンフ   省エネルギーセンター
 ・「高速増殖炉 もんじゅ」パンフ ・「どうねん」20Pのパンフ
 ・「もんじゅナトリウム漏えい事故報告」5,9,12,13 ちらし
 ・「ナトリウム漏えい事故 高速増殖原型炉もんじゅについて」報告書5枚
  ・「動燃事業団東海事業所再処理施設 アスファルト固化処理施設における火災爆発事故の概要について」報告書4枚 ・「もんじゅの地震対策」

☆ 大島先生より、「係活動の動きを作っていこう」という実践報告がありました。中学1年生に、生活班、厚生班、給食班、環境班、学習班、広報班のそれぞれの役割を考えさせるもので、押しつけになりがちな活動に、生徒の創意・工夫の余地を大きく残しているのがポイントです。参考になりました。

☆ 勝村先生より、昨年度担任された犬山西小6年3組の卒業文集「あすなろ」を2冊、さらに、学級通信「あのねのね」を製本したものをいただきました。
 卒業文集は、2冊で430ページにもなる大作です。1冊目は、子どもたちの日記から1年間の歩みを振り返るもの、2冊目は1年間の記録やメンバーのプロフィール、先生や級友へのメッセージ、写真、保護者の方からのメッセージなどで構成されています。どれを読んでも、6年3組の一人一人が充実した毎日を送り、大きく成長した姿が読みとれます。勝村学級の子どもたちは、本当に幸せだと感じました。
 また、「あのねのね」は、106号の学級通信で、私も一気に読んでしまいました。勝村先生は、「学級通信は、比較的簡単に保護者の理解を得る最良の方法」と言ってみます。まさしくその通りで、この通信からは、先生のやろうとしていることが明確に読みとれるため、親としても、安心でき、学校に協力しようという気にさせるものです。多くの教育技術も読みとることができ、教師にも参考になります。
・ 3月28,29の2日間、埼玉で開かれた子どもエコクラブ全国フェスティバルの報告がありました。全国から10のクラブが招待され、クイズを解きながらベーゴマ、竹トンボなどを行う“ウォークラリー in 川口”、各クラブ6分間の発表などが行われたそうです。その様子は、毎日小学生新聞や犬山市の広報で紹介される予定です。来年は愛知県で開かれます。勝村先生に続く実践に取り組みましょう。

☆ 奥村先生より、大垣の啓発研究所・山田秀夫先生による資料目録を紹介していただきました。特殊教育に長年携わるなかで自作資料を作り続けて、その数は2,000枚にものぼります。線のなぞりから、ひらがな、算数、漢字、英語まで、膨大な資料をまとめた目録です。資料の実物を奥村先生が持ってみえますので、興味のある方は奥村先生までどうぞ。

☆ 高田先生からは、平成9年度進路指導全体計画案を紹介していただきました。B4版で24枚もの大作で、進路指導の全体計画、進路相談の実施計画、進路相談とカウンセリング、昨年度の進路だより、第1学年進路学習ノートなどがまとめられています。今年は、特に進路相談に力を入れたいということで、カウンセリングの理論が簡潔にまとめられています。布袋中学校では、進路相談カードを用いて、相談の記録を3年間累積しています。各校で行われている進路相談の実践例について、ぜひご紹介ください。
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp