第80回 社楽の会報告    第79回へ   第81回へ
                                  報告者 布袋中 土 井

10月16日(木)岩倉中学校にて、第80回の社楽の会を開催しました。参加者と社会科(生活科)の担当学年を紹介します。土井(中1)、大藪先生(中1・3)、尾関先生(中2)、岩田先生(中2・1)、添田先生(小5)、大島先生(中1)、高橋先生(小2)、 和田先生(小5)の8名でした。

 土井より石油連盟制作の「原油と石油製品見本」を紹介しました。10本の小瓶にそれぞれ原油、ガソリン、灯油、軽油、オイル、硫黄などが詰められています。日本石油広報課( 03-3502-1123)に連絡すると翌日に送ってもらえました。パンフ「石油のQ&A」「調べてみよう石油の活躍」(石油連盟発行)が同封されています。
   連絡先 石油連盟 〒101 東京都千代田区大手町1-9-4 п@03-3279-3816
・ 次に文部省指定機器利用研究発表会を2校紹介しました。
 11月17日(月)12:00〜16:30 愛知県知多市立東部中学校(п@0562-34-3770) 
   テーマ 各教科の学習指導におけるコンピュータ利用の在り方 − 情報を活用し、主体的に学習する生徒の育成をめざして −
 11月20日(木) 9:50〜10:20 岐阜県土岐市立駄知中学校(п@0572-59-3141)
    テーマ 一人一人が活きる授業
      − 表現力を発揮できる個を確立するためのコンピュータ活用の在り方−
 土井は、2校とも参加予定ですので、事後に報告します。
・ 続いて、本日(10月16日)布袋中1年生が行った職場見学の概略を報告しました。 今年度は、希望職種別の班(3〜7名)46班が名古屋市を中心に31カ所の職場を見学しました。私も2カ所同行しましたが、相手の熱心な対応に感激しました。生徒の職業に対する関心は格段に高まったように思います。
  なお、2年生は、本日校区内を中心に36カ所の事業所で1日働く職業体験を実施しました。発展として、3年生には東京で職場訪問をします。
・ 最後に、11月2日に行われる布袋中学校50年記念式典の記念講演の講師を紹介しました。阪神大震災をきっかけに発足した「神戸元気村」山田和尚(45)代表です。
  日本のカヌーの草分けであり、オゾン層保護活動、リスポンス協会設立など、数え切れないほどの活動を次々に展開してみえます。阪神・淡路大震災時には単身で神戸に入り、元気村を設立、仮説の高齢者などに毎月3sの米を届ける「サン・ライス・コーベ」、お年寄り宅に緊急通報機器を配布し、24時間体制で応対する「ベルボックスセンター」設立し、現在も自らはテント生活を続けながら活動してみえます。さらに、ロシアタンカー「ナホトカ号」の原油流出事故では、「重油災害ボランティアセンター」の代表も務められました。当日は、超人ともいえるバイタリティーの持ち主、山田氏の生き様を感じ、自分の刺激にしたいと思っています。

☆ 和田先生からは、8月25日に中小企業センターで行われた愛知県小学校社会科教育課程研究集会の特に中で印象に残ったレポート2点を紹介していただきました。
 足助町立御蔵小学校 浅井 洋 教諭「子供一人一人の問題解決的な学習を重視し、社会的なものの見方や考え方などを成する学習指導と評価の工夫改善」
  〈内容〉社会科・理科・道徳・学級裁量(計98時間)で構成する総合単元「大 豆奮戦記」の実践
設楽町立田峯小学校 佐々木 和徳 教諭  「子供一人一人の問題解決的な学習を重視し、社会的なものの見方や考え方などを育成する学習指導と評価の工夫改善−単元「菅沼定忠と今泉道善」の実践より−」  
   〈内容〉長篠の戦いで武田に味方し、家臣に見限られ城に入れなかった菅沼定忠が仕返しとして家臣96名を殺した話をもとに討論を進めた実践

☆ 尾関先生からは、日本子孫基金制作のパンフ「家族を救うチェックリストW ダイオキシンの原因を断つ」を紹介していただきました。石油製品はもともと生物なので、消却しても問題はないが、塩素が絡むととたんに危険になるそうです。
 毒性なし…ポリエチレン、ポリプロペレン、PET樹脂
発ガン性…塩化ビニリデン樹脂(ラップなど)、塩化ビニール樹脂
パンフには、塩素に税金をかけるように呼びかけています。なお、冊子「食品と暮らしの安全」も同封されていたそうです。
 資料請求先 日本子孫基金 〒102 東京都千代田区麹町2-5-2 金森共同ビル2F
          п@03-5276-0256、FAX 03-5276-0259
・ 次に、扶桑町、丹羽青年会議所などが主催する、あの高木善之氏の講演会「地球環境保護宣言」を紹介していただきました。10月26日(日)扶桑文化会館でAM10:00より開演です。高木氏は、この会でも何度も登場していますが、「美しい地球を子供たちに」とよびかけ、地球環境の深刻な実体を伝えるとともに、様々な提言を続けています。国連ブラジル地球サミット、モントリオール会議にも出席されています。行かれた方は、感想などをお聞かせ下さい。
・ 伝統工芸品に関する資料を紹介していただきました。『97.日本のすがた』(国勢社)には伝統工芸品指定の条件が書かれています。『あいちの地場産業』(岡崎信用金庫)には愛知県下の伝統的工芸品の指定業種が11種紹介されています。鳴海絞、常滑焼、名古屋仏壇、三河仏壇、豊橋筆、赤津焼、岡崎石工品、名古屋桐箪笥、名古屋友禅、名古屋黒紋付染、尾張七宝で、それぞれ連絡先も明記されています。

☆ 大藪晃嗣先生より、前回紹介のあったメーリングリスト「国際交流会議室」は「リトルワールド」の誤りでした。管理者のアドレス littleworld-adm@y7.net に連絡すれば、入会の案内が来るそうです。
  今回も、「リトルワールド」より、おもしろい話を紹介していただきました。
 ・タイでは日本人の生活はアニメ(クレヨンしんちゃん等)により広く知られている。
・途上国から見ると、肉や魚・野菜の鮮度は本来自分で見るもので、悪いものを買っ  たら買う方が悪い。
・日本語は表現が豊かなため、日本人の顔の表情は豊かでなくなった。英語そのは逆。
・イスラム教では、男女が一緒にスポーツをすることは禁止されているので、テヘラ  ン日本人学校では特別に許可を得て、政府の監視下のもとで行われる。
・カナダの学校では、親が何かにつけてヘルプに来る。図書館にはいつもいるし、読  み方を教えたりしている。
・カナダの人が「日本の学校では子供が自分で掃除をしている!」と驚いている。
 など、このほかにもたくさんの事実を教えていただきました。  
・ 次に、コネットプランの学校間交流のページより、「テレビ会議も交えて交流をはじめませんか!」を紹介していただきました。
  香川県香川郡香川町立大野小学校が、地域によって異なる文化のおもしろさについて、フェニックスの交流相手を求めています。今回、木本先生の実践の一環に組み入れてはという意見があり、今後調整が行われます。もし実現すればおもしろいですね。

☆ 以上のほか、熊木先生の指導案、資料集の理論部分、尾教研社会科の原稿などの紹介、検討が行われました。よりよいものになることを期待しています。 
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp