第81回 社楽の会報告    第80回へ    第82回へ
                                  報告者 木曽川東小 土 井

 11月4日(火)岩倉中学校にて、第81回の社楽の会を開催しました。参加者と社会科(生活科)の担当学年を紹介します。土井(中1)、大藪先生(中1・3)、尾関先生(中2)、大島先生(中1)、高橋先生(小2)、木本先生(小4)の6名でした。急に予定が変わり、ご迷惑をおかけしました。

☆ 土井より、布袋中学校の平成9年度 文化祭提案を報告しました。11月2日(日)の布袋中50年記念式典とセットで3日(月)に行いました。提案物は、このほかに、ステージ発表細案、展示細案、体験講座細案があります。
・ 次に、布袋中50年記念展・戦後教科書展目録を紹介しました。文化祭展示発表の中で、布袋中50年記念展を行いました。教室2部屋を使い、パネル数十枚のほか、多数の実物を展示しました。扶桑書店の協力を得て、戦後の教科書(昭和21年〜38年のもの)78冊も併せて展示しました。
・ 江南市の今市場の獅子芝居の紹介をしました。
  獅子舞は、伊勢神宮の大神楽を原点とする、悪魔払いの儀式でした。これに、文楽や歌舞伎、狂言の要素が加わり、演劇として上演されたのが獅子芝居です。一般に,獅子舞が雄獅子、獅子芝居が雌獅子です。
 6月15日の中日新聞より、唯一の担い手三ツ口さんを紹介しました。
・ 前回話題になったいつごろ「はし」が使われるようになったか?について資料を紹介しました。小野妹子の答礼使として裴世清を招待する歓迎会のために、聖徳太子が中国式マナーを役人たちに特訓させたのが始まりとされています。ちなみに、割りばしは江戸時代末に登場したそうです。出典は、『日本の歴史が10倍おもしろくなる 古代』旺文社 有田和正著
・ 布袋中学校の2年生職業体験を紹介しました。体験先の原則は、市内の官公庁か校区内の事業所、または、保護者から紹介のあった近隣の事業所です。どの学校も体験活動を行うと事業所は大変です。継続・発展させるためには、この原則が大切ではないかと思います。今年も、36カ所で体験をしました。

☆ 高橋先生から、小学校2年生国語科指導案を紹介していただきました。尾教研統計部会の公開授業として行われたもので、単元は「名前を見てちょうだい」です。
 物語に出てきた色をグラフに表し、主人公の心に残った色を考える内容です。統計教育の授業なので、やや強引にグラフ化したということですが、2年生の授業としては高度でありながら、児童を引きつける内容であると感じました。
・ 次に、学級活動指導案「目の見えない人が困っていたら」を紹介していただきました。点字の絵本から、町にある視覚障害者用の施設を想起させた後、目隠しをして歩く体験、及び介助の体験をさせます。さらに、困っている人に最初にかける言葉を知ります。低学年のうちから、このような実践的な指導が行われると、福祉教育も充実すると思われます。発達段階を考慮して、全学年で組織的に行われることを期待します。
・ 今年も、木曽川町総合福祉体育館で町民ミュージカルが開かれます。8日午後6時〜、9日午後2時〜、無料です。「風雲黒田城−行け!一豊くん」で戦国武将山内一豊の生涯を描いたものです。その青年時代の一豊役を、なんと高橋先生が演じます。デュエットもあるということです。内助の功で知られる妻・千代とのラブストーリーを演じるのではないかと想像されます。
 脚本・作詞は山口昭雄町長で、木曽川町をミュージカルの町にしたいといってみえるそうです。一昨年「ぞうれっしゃがやってきた」、昨年「おはよう!キソガワ」に続く三年目。ユニークな町づくりです。

☆ 尾関先生より、知野中が行った名古屋OLについて紹介していただきました。東京での修学旅行班別行動の準備として、88班4〜5名ののグループが名古屋市内でOLを行っています。
・ 次に、エコライフ・100万人の誓いに参加しよう!を紹介していただきました。地球温暖化を防ぐために、FAXまたはインターネットでエコライフを誓うものです。誓いは、12の選択肢からいくつ選んでもいいシステムです。少しでも、意識化になればと思い、布袋中の生徒会も参加を検討しています。
       FAX 03-5354-0478、URL http://www.wnn.or.jp/wnn-eco/cop3 
・ 次に、WNNファックス通信を紹介していただきました。電話番号と情報番号を押すだけで、FAXに情報が送られてくるシステムです。電話番号は 03-5353-7460、情報番号は、例えば日本の伝統工芸品は 14000#、大使館エピソードは 11301#〜11304#
問い合わせは、 0120-017412 までどうぞ。

 木本先生より、サラ金の利息の話を伺いました。利息制限法第一条@「金銭を目的とする消費貸借上の利息の契約は、その利息が左の利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分につき無効とする。元本十万円未満 年二割、十万円以上百万円未満年一割八分、百万円以上 年一割五分」すなわち、通常のサラ金の利率は違法なのです。ただし、借りる側が高利率を承諾した場合は例外です。手書きの証書などがあるときがその場合です。「出資の受入れ、預り金及び金利等の取り締まりに関する法律」第五条Aでは、金銭の貸付を行うものが業として金銭の貸付を行う場合において、年四十.00四%を越える利息で貸し付けたときは、三年以下の懲役または三百万円以下の罰金、すなわち刑事罰がつくのです。サラ金は、刑事罰がつかない範囲で金利を設定しているのです。問題となるのは手書きの証書のない無人契約機で、利息制限法の適用で、利息を安くさせることもできるのではないかということですが…
 手紙から学ぼう2・3を紹介していただきました。児童が出した22通 の質問の手紙に対して19の返事があり、結果を一覧にまとめたものです。
 質問は、@後継者を育てる工夫・努力は?、A伝統工業の未来は?、B若い後継者の気持についてです。
 @については、職業訓練校的な機関での育成、奨励金の活用などでの給料の確保などがありました。
 Aは悲観的なものが多く、良いものだけが残るという見方が強いようです。
 Bは、家業を継いだ人がほとんどでした。
なお、これまでの授業の流れを紹介した学年通信を紹介していただきました。

☆ 大藪先生から、カナダとのメール交換について報告していただきました。プリンス・アルバートのアーサーペツィー小学校の子供たちとメールの交換をしています。相手は、日本語の話せるMiss Sakakibara先生率いるクラブ活動として行っているそうです。たまごっちや任天堂64など、どこの子供も同じだと思わされます。詳細は、後日紹介します。
・ 今回も、大藪先生からメーリングリスト‘リトル・ワールド’から紹介していただきました。ビデオカメラの信号方式、カナダでの主食、シナ人という呼び方、ニッポンの語源についてが話題になっていました。
・ 11月16日(日)10:00〜16:00 岩倉市みどりの家でインドフェアが開かれます。カレーが食べられるほか、インド舞踊、楽器演奏、ヒンディー語講座など催しは豊富です。問い合わせは、岩倉市国際交流協会事務局内藤さん 0587-66-7347
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp