第82回 社楽の会報告    第81回へ    第83回へ
                                  報告者 布袋中 土 井

11月13日(木)岩倉中学校にて、第82回の社楽の会を開催しました。参加者と社会科(生活科)の担当学年を紹介します。土井(中1)、大藪先生(中1・3)、尾関先生(中2)、岩田先生(中2・1)、添田先生(小5)、大島先生(中1)、高橋先生(小2)、 和田先生(小5)、岩田先生(中2,1)、木本先生(小4)、初参加江南北中の斉木先生の11名でした。

☆ 土井より、「地域の人々の生き方に学ぶ教育」 内外教育(時事通信社)第4863号P.12〜13より を紹介しました。第13回時事通信社「教育奨励賞」優良校受賞校Cとして掲載されたもので、この賞は、各都道府県、政令指定都市の教育委員会から各1校ずつ推薦を受けた計50数校の中から、時事通信社の記者が直接取材して賞を決めたものです。愛知県からの入賞は緒川小学校に続いて2校め、中学校では初だそうです。
・ 次に、規則について考える道徳授業のネタ「わずか2分の遅れで卒業フイ」出典『楽しい道徳の授業 PART2』福岡教育大学付属小倉中学校 あらき書店 \2,575 を紹介しました。卒論の提出をわずか2分遅れたために卒業をフイにした大学生の新聞記事より、生徒を教官として立場討論をさせました。大多数の生徒は「どこかで線を引かなければならないからだめなものはだめ」「きまりはきまり」と答え、その後で、自分たちの生活態度を振り返らせるました。
・ 1年生第1回年号コンクールを紹介しました。布袋中では、歴史の住所として年号を教えています。その第1回のコンクール38問を行いました。コンクールとは、朝学習の成果を試す場で、各教科ローテーションで定期的に行っているものです。合格31点で、合格者は回賞状に印が押されます。本番の問題と覚え方プリントを紹介しました。
・ 前回尾関先生より紹介のあった WNN FAXサービス より2点を取り寄せまし。
03-5353-7460は電話料金が高いので、052−321−9072 にかけて下さい。
 資料紹介 『図表で語る エネルギーの基礎』
  電気事業連合会広報部 〒100 東京都千代田区大手町1-9-4 経団連会館
     п@03-3279-2190  URL http://www.fepc.or.jp
・ 1998年版知恵蔵(朝日新聞社)を紹介しました。付録に、これまでの朝日新聞の「週間報告」が4年分納められたCD−ROMがついています。検索も可能で、ちょっとした時事問題の調べものに便利です。
・ 土井より資料を紹介しました。『地球環境とエネルギー』監修:通商産業省エネルギー庁、発行:エネルギー環境教育情報センター
〒105 東京都虎ノ門1-19-9 TBLビル 03-3593-0936
中学生用と教師用があり、返信用封筒に切手を貼って請求すると郵送してもらえます。
・ 日本語から英語に翻訳するソフトを紹介しました。「パーフェクト 日英 訳せゴマ!」(実売価格約\11,000)日本語は直接入力できるほか、一太郎からでも変換できます。また、HTML文書も自動に変換してくれます。さらに、訳の精度も、日本語さえしっかりしていれば、かなり高いものです。英語を使って国際交流を進める上では、強い武器になりそうです。

☆ 大島先生より、奐住先生の指導助言を伝達していただきました。愛知教育大学付属名古屋中学校研究発表大会では、ディベートとディスカッションの違いが話題になりました。ディベートは論題を一つに絞り、論理的思考できちんとデータに基づいて追究するのに対し、ディスカッションは立場の相違を越えて協調をめざす、民主社会の形成者として育てたい技術だそうです。
 組合県教研では、言葉の概念を押さえること、主権者意識から地域的自治意識を育てるように、教師に求められる資質は地球的視野、評価について主観・直感を恐れないで、などの内容です。
・ 次に、鎌倉時代の仏教・自分が選ぶならの実践報告をしていただきました。浄土宗をはじめ6の新仏教について特長をまとめ、自分に合う宗教を選び理由をまとめるものです。
・ 次に、自己理解のためのエンカウンター「エコグラム」について実践報告をしていただきました。質問に答えて、自分の中にある@父親の心、A母親の心、B大人の心、
 C自由児の心、D順応児の心の度合いを数値化し、自分なりに評価するものです。さっそく追試してみたいと思います。出典は『エンカウンターで学級が変わる』国分康孝監修(図書文化)\2,300 P.170〜

☆ 添田先生より、クアラルンプール日本人学校の加藤誠先生より水野校長先生を通していただいた国際理解教育研究授業案を紹介していただきました。交流を通して日本とマレーシア積極的に理解しようとするもので、「わたしたちのマレーシア」(23時間完了)と題して行われました。調査あり、発表あり、インターネットでの交流ありと、多様な学習活動で、児童にとって充実した学習が行われたと思われます。
・ 次に、扶桑東小学校の社会福祉協力校としての活動を紹介していただきました。赤い羽根・緑の羽根の募金を駅前で行ったところ、多くの募金が集まったそうです。

☆ 尾関先生より「文化の集い」体験講座一覧を紹介していただきました。教師や外部講師から学ぶもので、綿菓子作りやビッグシャボン玉、クリスマスリース、ガーデニング、フリークライミング、柔道の寝技・関節技など23種目の多彩な講座が準備されています。
・ 愛知県国語教育研究会高校部会が出版した『愛知の文学』を紹介していただきました。歴史的な約50の古典文学や詩歌、俳句などの名作から、熱田神宮など県内の史跡や地名が登場する場面を抜き出したものです。A5版244ページ\880、問い合わせは浜島書店 052-733-8040
・ WNN FAX情報サービスより、この人に聞く「津軽塗の秋元氏」、制作風景「東京染小紋」を紹介していただきました。

 大藪先生より岩倉市国際交流協会のパンフを紹介していただきました。1992年に市民により設立され、国籍を問わずお互いの情報を発信し合い、交流の場を作るなど、市民レベルの国際交流を推進するため、さまざまな事業を行っている団体です。
・ 研究会参加報告がありました。11月5日に豊田市東広瀬小学校で「ふるさとに学び 豊かな心を育成する環境教育−地域素材とインターネットを通して−」というテーマで研究会がもたれました。授業は、沖縄・豊田・北海道の3校をテレビ会議システムで結んで行われました。
  記念講演は、21世紀教育研究所所長 筑波大学名誉教授 中山和彦氏による「ふるさと学習と環境教育」で、OHPの画面がレジメとして配布されたそうです。これからは、教師主体から学習者主体の教育が必要、資源保全のためには Reduce(減らす)が大切であるという内容でした。また、テレビ会議はインターネットではないとも言われました。

☆ 高橋先生より、以前勝村先生より紹介があった“魔法の木”で作ったカレンダーの紹介がありました。魔法の木とは、廃プラスティックと古紙を混ぜて作ったもので、エコクラブ事務局に連絡すると送ってもらえるそうです。木東小では、絶滅危惧種の植物の絵を描いたカレンダーを作成しました。

☆ 木本先生にこれまでの実践をまとめていただきました。新たな実践として、児童の提案が3つの柱で9つに集約されました。要約すると次のようになります。
 1 宣伝をしよう…ホームページで海外に宣伝、市町に伝統工業の名を命名、有名人に体験してもらっての宣伝
 2 後継ぎを育てよう…学校のクラブ、体験学習、中高年の後継ぎを採用
 3 売れるために…現代的作品、通信販売、海外に出店
・ 山形置賜インターネット教育利用研究会のホームページを紹介していただきました。雪国のくらし情報発信として、学校の様子を定期的に写真で紹介しています。4年生「雪国の暮らし」の授業には最適の資料です。岩倉南小と白沼中学校との交流の様子も紹介されていました。 
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp