第83回 社楽の会報告       第82回へ    第84回へ
                                  報告者 布袋中 土 井

 11月27日(木)岩倉中学校にて、第83回の社楽の会を開催しました。参加者と社会科(生活科)の担当学年を紹介します。土井(中1)、大藪先生(中1・3)、岩田先生(中2・1)、添田先生(小5)、高橋先生(小2)、熊木先生(中3)、斉木先生(中1,2)の7名でした。雑談の話題は、もっぱら心配な金融機関についてでした。
 
☆ 土井より、組合教研レポートを紹介しました。 これまでに社楽の会で出したもののまとめですが、未発表のものとして、調べ学習の発表の指導のこつを紹介しました。事典で調べたものをまる読みする生徒が多いので、原稿を見ないことを条件にしました。「調べて理解したことを、自分の言葉で伝えなさい。」「見せる資料を1つ以上使いなさい。」「覚えられない語句や数字、人名や固有名詞などは、書いたものを提示しなさい。」などの指示で、見違えるほど良くなりました。
・ 次に、9月25日の教育新聞 愛知県版を紹介しました。「生き方みる進路指導」と」題して、布袋中学校の実践が紹介されました。
・ 次の資料が手に入りました。必要な方はどうぞ。
「農林大臣に対する諮問 21世紀に向けた人材確保」「碧南市民のしおり」「碧南市政資料」「2005年万国博覧会について」「EXPO 2005」「科学技術センター計画」 「学術研究開発ゾーン」「森の中に未来が生まれる」
・ 11月17日(月)知多市立東部中学校で行われた、平成8・9年度文部省指定 機器利用研究発表会 参加報告をしました。テーマは、「各教科の学習指導におけるコンピュータ利用のあり方〜情報を活用し、主体的に学習する生徒の育成をめざして〜」で、コンピュータ利用の実践報告が行われました。明確な理論がなく、実践報告会に終わった観は否めません。
・ 次に、11月20日(木)岐阜県土岐市立駄知中学校で行われた、平成8・9年度文部省指定 機器利用研究発表会の参加報告をしました。テーマは、「一人一人が活きる授業〜表現力を発揮できる個を確立するためのコンピュータ活用のあり方〜」です。研究紀要がないことに驚きましたが、指導計画など内部の資料までもフロッピーの形で配布され、たいへんにありがたい配慮でした。生徒は、それぞれがWindows95のファイル操作技術を駆使して、デジカメ、スキャナーなどを自在に使いこなしていたのに驚かされました。

☆ 大藪先生から11月16日にみどりの家で行われた“インドフェアinいわくら”の様子をビデオで紹介していただきました。ヒンディー語講座、香辛料のお茶、サリー試着、インド音楽演奏、カレー作り方教室、インドの舞踊などが披露されました。岩倉市のAET、チャハルさんも活躍してみえました。
・ 次に、黄柳野高校(鳳来町)を見学した報告と募集要項を紹介していただきました。
入学者選考は3泊4日で行われ、作文、体育、自己表現、労働体験、創作活動、面接、寮生活経験をもとに総合判定されます。
・ 次に、岩倉中学校のPTAの方が作られた、「師となる地域を探し求める」を紹介していただきました。‘まちの目玉となって、世の中で知られること。これがまちおこしの原点’と解説されています。能面作りの達人、剪定の名人、柳生流師範、サッカー指導の達人など、校区在住の様々な特技を持った50名あまりの方を紹介してあります。なかには、「フィールズ賞受賞者の夫人の実家」というものもありました。ホームページへの掲載許可を得ましたので、内容と氏名のみ掲載します。
・ 9月11日に岐阜県輪之内町で行われた、平成9年度全国視聴覚教育研究会の参加報告をしていただきました。テーマは「ほほえみと感動のある教育をめざして〜生きる力を育むマルチメディアの活用のあり方〜」です。町内4小学校で行われた公開授業に続き、文化会館では全体会が開かれました。新潟と衛星回線で結び、高度情報通信社会のなかで学習はどう変わるかが提案されました。その中では、「過疎化を解消するために造った高速道路で過疎化がよりいっそう進んだように、学校教育を改善する目的で導入した通信ネットワークが、学校がなくなるもとになるかもしれない」という意見もあったそうです。最後に、坂本 昴氏による記念講演が行われました。
・ 次に、有害サイトへの接続を排した小学生・中学生向け検索サービス「Yahoo!きっず」を紹介していただきました。教育現場でインターネットを安心して使うことができます。 http://kids.yahoo.co.jp
・ 次に、メーリングリスト“リトルワールド”からメールを数点紹介していただきました。世界の住居の話題が中心です。
・ さらに、CD-ROM 岐阜県インターネット導入用教材ソフト集教育研究試行用11を紹介していただきました。接続から、検索、メールの使い方まで網羅されています。
・ 続いて、カナダとのメールの交換の経過について報告していただきました。互いの自己紹介が終了し、そろそろ本題に入るということです。

 高橋先生より、2年図工『いもほりの絵』の指導を報告していただきました。酒井式の絵で、教師の具体的な指示に従って絵を描いていきます。実際の作品は、いも→手→顔→体の順に、どの児童も生きた線で輪郭が書かれていました。彩色は、三原色法で書かれており、べた塗りがなく、対象をよく見てうまく混色されていました。
 この指導で児童の身についた描画の技術は、次の作品でも必ず生かされると思いました。参考として、酒井式の画法を応用した紙版画作品も紹介していただきました。

☆ 木本先生より、アドラー心理学 野田俊作氏の講演会について紹介していただきました。11月30日に名古屋の女性会館で開かれます。午前の部 10:00〜12:00、午後の部 13:00〜15:00 参加料はそれぞれが\2,000です。
・ 新横浜駅近くにあるラーメン博物館について報告していただきました。内部は、昭和30年代の街並みが再現されているそうです。入館料\300
・ あの横浜市立本町小学校の研究発表会参加報告をしていただきました。テーマは、情報教育・図画工作・T.T.の3部門合同発表です。特長として、@提案型の授業が多い、A学級担任がいない、B校内あちこちに図書資料やコンピュータが置かれているため図書館がないそうです。発表用としてCD-ROMが\500で販売され、東洋館出版より『みんながつくる学校−一人一人の学習の成立をめざして−』という本も出版されていました。校内での児童同士のメールのやりとり、ブラインドタッチでの入力など、すごかったということです。
・ 次に、トヨタ自動車 広報部制作のCD-ROM「みんなの地球とみんなのクルマ」を紹介していただきました。会社の概要、自動車ができるまでなど、音声と動画によりわかりやすく説明されています。広報部に連絡すると無料でもらえるそうです。小学校高学年向き。
・ さらに、扶桑東小学校へのメールも紹介していただきました。互いの地区の伝統的なものを紹介し合う交流が始まりました。

☆ エジプトの観光客襲撃事件に関連して、岩田先生よりエジプト旅行体験談を聞かせていただきました。ルクソールの女神葬祭殿付近の様子からトイレ事情まで、リアルな話は授業でも使えそうです。

☆ 添田先生、木本先生より、11月15日に付属名古屋小で行われました冬季研修会打ち合わせ会の報告をしていただきました。助言者の知多市立知多中学校冨田憲治先生より、「子供の変容がわかるように検証の視点を加えてほしい。」「情報活用能力のとらえ方はこれでいいのか」という指摘があったそうです。

☆ より、日本と外国の文化の違いについて調べた生徒の英文によるまとめを紹介していただきました。
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp