第84回 社楽の会報告      第83回へ    第85回へ
                                  報告者 布袋中 土 井

 12月11日(木)岩倉中学校にて、第84回の社楽の会を開催しました。参加者と社会科(生活科)の担当学年を紹介します。土井(中1)、大藪先生(中1・3)、岩田先生(中2・1)、添田先生(小5)、高橋先生(小2)、尾関先生(中2)、大島先生(中1)、木本先生(小5)の8名でした。

☆ 土井より、文化祭体験講座“布袋の歴史”を紹介しました。校区の歴史に詳しい岩田泰平氏(布袋町)に自転車で案内してもらい、説明を聞く講座です。岩田氏が作成された布袋関連の次の資料をいただきました。
 ・明治、大正時代の布袋の街の概況図
   丹羽郡役所、地方裁判所をはじめ、木曽川、一宮、稲沢へ通じる街道などから、丹羽郡の中心地であった様子がうかがいしれます。芝居小屋、芸妓検番、繭問屋、馬車屋なども生徒の興味を引きました。
 ・布袋地区内の名所旧跡及び施設
  代官所大門、郡役所、裁判所、養蚕試験所等の施設、生駒氏邸、富士塚等の旧跡が紹介されています。
 ・冊子『桶狭間の戦いの真相』・冊子『信長年譜 青春の巻』  ・信長秀吉年譜
 ・五大力菩薩考察      ・丹羽郡小折村 生駒屋敷絵図
・ 関連で、『愛知縣丹羽郡誌(複製)』を紹介しました。明治廿八年 文會堂発行で、 総論の他、各町村誌、各町村一覧、丹羽郡全図が載っています。
・ クアラルンプール日本人学校にみえる加藤 誠先生の通信“マレイの風 18”を紹介しました。ヘイズ(煙霧)のことがリアルに書かれています。日本人学校の教員の家族までが一時帰国するほどの騒ぎになっていたとは知りませんでした。

☆ 尾関先生より、第4回小中学生新聞切り抜きコンクールについて紹介がありました。
テーマにそって切り抜いた新聞記事を台紙(B全判)に糊付けして作ります。締め切りは1月8日で、古知野中では3組ほど参加するそうです。中日新聞に問い合わせると昨年の例を送ってくれます。問い合わせ、作品の送り先は次へどうぞ。
   〒460-11 名古屋市中区三の丸一丁目6番1号 中日新聞本社
         新聞切り抜き作品コンクール係  052-221-1882
・ 読売新聞社より冬季五輪NIE特集版を無料で送ってもらえるそうです。 
はがきに学校名、希望部数、学校の住所、電話番号、担当教師名を書き、次へ申し 込んでください。〒100-91 東京中央郵便局私書箱687号 読売新聞社NIE事務局
・ 昭和20年から平成8年までの物価の推移をまとめた「物価今昔」を紹介していただきました。多品目に渡って名古屋地区の物価をまとめてあります。愛知県企画部統計課に切手210円分を貼った返信用封筒(A4)を同封してお送りください。
〒460-01 愛知県企画部統計課 名古屋市中区三の丸三丁目1−2
     電話 052-961-2111 (物価担当・内線2457、2458)
・続いて、参議院の歴史が一目でわかる『参議院50年のあゆみ』(全1巻 B5版 353ページ)の予約販売のお知らせを教えていただきました。定価\1,000です。詳細は次へお問い合わせください。
〒100 千代田区永田町1-7-1 03-3581-3111(内線2568)FAX 03-5512-3860
   参議院事務局庶務部文書課(参議院50周年記念行事実施委員会事務局)
・ 関連として、『子ども国会報告書』参議院事務局発行を紹介していただきました。
 参議院50周年を記念して行われた企画で、7月29日(火)〜30日(水)に行われた子供国会をまとめたものです。自然と環境、お年寄りや体の不自由な人たちとのふれあい、世界の国々や人々との関わり、学校・遊び・友達、未来と科学、ふるさと・街づくりについて、小5から中3の子供達(252名)が熱心に討議を行っています。定価\1,500
・ 同じく、10月4日に開かれた女性国会のまとめ、『女性国会報告書 女性の視点から見た21世紀の日本−男女共同参画社会をめざして−』も購入できます。申込先  FAX 03-5512-3826 参議院内女性国会係。定価\2,000
・ 次に、現行の教科書から兼業農家という言葉が消えた理由について、東京書籍に問い合わせた結果を教えていただきました。その回答によれば、農林水産省の統計に合わせたということです。その統計によれば、次のようになっています。
  農  家 …経営耕地10a以上または年販売金額15万円以上の世帯
  主業農家 …農業所得が主で、65歳未満の農業従事60日以上の者がいる農家
  準主業農家…農外所得が主で、65歳未満の農業従事60日以上の者がいる農家
  副業的農家…65歳未満の農業従事60日以上の者がいない農家
ただ、専業農家・兼業農家という言葉もまだ統計にありました。
  専業農家…世帯員に兼業従事者が一人もいない農家
  兼業農家…世帯員に兼業従事者が一人以上いる農家
 結局、主業農家等の方が、より実態を表しやすいということでしょう。
・ 最後に、古知野中の2チームが欽ちゃんの全日本仮装大賞の予選に出場した様子について報告していただきました。
書類審査を通り、中京テレビまで80名、ベニア10枚を含め、トラック2台の機材を運んだそうです。10名ほどの審査員の中には、「仮装になっていない」などと厳しい意見を言う人もおり、テレビで見る本選とは違う雰囲気です。26組中6組が本選にでられる可能性のあるグループとして発表されたそうですが、古中チームは惜しくも落選したそうです。出場しようという意欲がいいですね。

☆ より岩倉南小学校の5年3組の提案を紹介していただきました。「伝統的技術を生かした工業を未来に伝えるために」と題して、イラスト付きで11の提言がなされています。詳しくは、社楽の会のホームページから見ることができます。
・ さらに、伝統産業に携わっている人への手紙とその返事について紹介していただきました。手紙の内容は伝統工業を未来に伝えるための5年3組の提案で、静岡の竹細工と西陣織から返事(手紙・電子メール)がきました。
・ 次に、扶桑東小学校との電子メールによる交流記録を紹介していただきました。互いのクラス紹介の他、それぞれの伝統産業についての紹介が始まりました。今後の展開が楽しみです。

☆ 大島先生より、情報モラル・エチケットについての留意点をまとめていただきました。茨城大講師 山内祐平「インターネットを用いた交流学習の現状と課題」には、相手と信頼関係を築くことの重要性、自分の意図や状況を伝えることの重要性が書かれていました。著者不明の論文では、個人情報・人権の保護、良質な情報の発信とネットワーク倫理について述べられていました。さらに、「著作権や情報モラルなどの指導用テキスト」には、著作権の学習の必要性、情報を判断する力、有害情報への対処、発信する情報に対する責任が書かれていました。
・ インターネットよりネチケットガイドライン日本語版を紹介していただきました。1対1の通信、1対多の通信、管理者のガイドライン、利用者のガイドライン、推奨文献目録、などまとめられています。
         http://www.uitec.ac.jp:8080/~ohno/rfc1855j.html
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp