社楽の会報告 増刊1号 第166回へ 第167回へ 社楽へ
現在,社楽の会のメンバーが朝日新聞に「発掘!」ポンペイ展の不思議 子どもたちの見学ガイド」を連載しています。
3月23日 硬貨 土井謙次
3月24日 おふろ 川井栄治先生
3月25日 測量 勝村偉公朗先生
3月27日 ガラス 斉木 健先生
3月28日 グルメ 高橋宏滋先生
まだあと2回予定されています。
つぎに,最近の話題・気になるサイトを拾ってみました。
1 Webページ紹介
2 教育関連情報
3 ワールド・ウォッチ |
1 Webページ紹介
汁物をエリア別で比較すると?
東は味噌汁、西はすまし汁。
:「インターネット上の子どもの安全ガイド」エクパット編
ネット上で子どもたちを守るために。
「Protecting Children Online:An ecpat Guide」の日本語版が発刊。PDFで全ページを公開しています。
(3)Rikai.com
「理解」。予めクリッピングされたニュースやURL指定したページの単語をマウスを近づけるだけで翻訳してくれるサイト。日本語、英語、スペイン語、中国語に対応。
(4)日本鉛筆工業協同組合「ボクも!ワタシも!えんぴつ大好き」
鉛筆の歴史、材料、工場見学。子ども向けに詳しく解説しています。
(5)電力中央研究所 教育支援グループ
(6)教育の専門サイト e−sensei
教育に関わる方々の交流の場や様々な情報を提供するサイト。教育の研究会ホームページを無料で作成・掲載できるため、多くの研究会が活発な活動に役立てている。
(7)児童生徒のインターネット利用におけるガイドライン【福島県】
小学生
中学生
高校生
(8)「新学習指導要領パンフレット(保護者向け)」について【三重県】
(9)教科書関連リンク集
小学 社会
●社会科5年ビジュアルワイド社会科資料集インターネットアクセスガイド
●社会科6年ビジュアルワイド社会科資料集インターネットアクセスガイド
中学社会 地理
●ビジュアルワイド地理資料&ワーク準拠「インターネット資料室」
:評価規準、評価方法等の開発の手びき
(11)12 さんすう 34 数学 5 Go!
ちょっと難しい数学の話題を算数のように易しく解説しています。
(12)スター・ウィーク2002キャッチコピー募集【国立天文台】
(13)愛知県義務教育問題研究協議会報告(概要)【愛知県】
(14)学習状況の評価の在り方に関する手引【広島県】
:FAKE TOWN
特許庁による模倣品流通防止のためのサイト。2つのシミュレーションゲーム
と知的財産権Q&Aなど
【サーチ】環境用語(エコワード)
・グリーン庁舎(環境配慮型官庁施設)
・山岳トイレ
・特定計量証明事業者認定制度(MLAP)
・パブリックインボルブメント(PI)
:中央教育審議会 第3回基本問題部会
資料として『「確かな学力の向上」と「一人ひとりの能力・才能の伸長と創造性の育成」に関する現状について』、『「豊かな人間性と健やかな体の育成」に関する現状について』等を掲載。
(2)《脳科学を教育に》検討会初会合で「発達異常」緊急課題 文科省◆
最新の脳科学を学校教育や生涯学習に生かすため、文科省が設けた検討会が22日、初めての会合を開いた。会合では、子どもの脳の発達異常や病気を発見し、治療することが緊急課題として挙げられた。そのほか、幼少期の脳と五官の感受性の発達について研究し、その成果を語学や音楽などの早期教育に生かしたり、感情的に「キレる」要因を解明して対策を立てたりすることなどが検討されている。(3/22)
(3)《魅力ある授業づくり》犬山市が独自に算数の副教本作成 愛知◆
愛知県犬山市はこのほど、独自に小学校3年から6年までの算数の副教本「算数ワン・ツー・スリー」を作成、4月に配布し授業で使用する予定。副教本は、少数や分数などに取り組み始める際の支援から基礎・基本の確認、つまずき部分のチェック、発展的で多様な考え方の養成といった内容で、実際に台紙を切り抜いて図形について学べるようにするなど、ゲーム感覚で利用できるようになっている。今後は1、2年生を対象にしたものも検討し、2003年度には理科の副教本も配布する。(3/25)
(4)高校生のスタンプラリー式受講法の研究(埼玉県)
県教委は3月25日に、「埼玉県高等学校教育多様化実践研究最終報告書〜高等学校の学校外における学修の単位認定の在り方について〜」をまとめた。報告書は、文部省の委託を受け実施されたものをまとめたもので、高校生が、大学や博物館等の社会教育施設の公開講座を計画的に受講する「スタンプラリー方式」で、学習成果や受講時間に応じて単位認定するシステムについての研究。
参照:「埼玉県高等学校教育多様化実践研究最終報告書〜高等学校の生徒の学
校外における学修の単位認定の在り方について〜」の作成について【埼玉県】
(5)子どもと家族の関係など国民生活白書(内閣府)
政府は3月26日、13年度国民生活白書を発表した。今回の白書では、「家族」に焦点をあて、子育てに自信をもてない親や子育て環境、また子どもと家族の関係、子どもの学習などについて分析している。
参照:平成13年度国民生活白書【内閣府】
(6)大阪市教委と大阪教育大が学生ボランティア協定
大阪市教委は、教員志望の大学生が市内の小中学校などで教育活動を支援し、教職課程の単位として認定される「学校支援学生ボランティア事業」を大阪教育大学(大阪府柏原市、中谷彪学長)との間で始めることを決め、協定を結んだ。
市教委などによると、ボランティア事業は市内の幼稚園、小中学校、養護教育諸学校の全498校が対象。野外活動や体育活動、チームティーチング、クラブ活動の補助など、希望する支援内容を示し、大学側が学生を募って派遣する。学生は一定期間の支援を行うことで単位を取得できる。
教職員の高齢化が進む小中学校などに若い学生を派遣することで、活力を与えるのが狙い。市教委は2002年度の新学期中にも事業をスタートする意向で、大阪市立大学文学部とも協議している。
ルーマニアの教育制度とブカレスト日本人学校
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□□変革途上の町
1989年、20年余り独裁を続けていたチャウシェスク政権が崩壊した。一般市民の虐殺と大統領の処刑という流血革命から10余年、ときに共産主義時代の面影もかいま見られるが、自由主義経済に移行して現在に到る。ただ、急激な変化に伴い、貨幣価値の低下および物価の上昇が、人々の生活を苦しめている。ルーマニアは、政治改革と経済復興の両方に取り組まねばならない困難な時期に直面している。
町の様子も確実に変わってきている。数年前にはミネラルウォーターを買うにも並ばなければならなかったが、いまでは大型店舗も建ち、西側の物資もかなり入るようになってきている。
□□ルーマニアの教育制度
ルーマニアの学校制度は、6〜7歳から4年間が小学校、10〜11歳から4年間が中学校となっており、8年間が義務教育である。革命後、小学校から英語教育を始めるなど、語学教育に力を入れており、英語を話せる若者が多くなっている。
現在、小学校では二カ国語を学ぶ。必修である英語のほか、第ニ外国語としてフランス語を学習する学校が多い。学校によってはドイツ語、イタリア語、スペイン語、なかには日本語を学習できる学校もある。
中学校では選択コースが設けられている。ルーマニア語、数学、自然科学、芸術、体育など多くのコースがあり、生徒は自分の能力や希望に応じて選択できる。高校でも同様のコースが設けられているため、中学校で学んだことをさらに高校で深められる。日本語コースのある学校もあり、どのようなコースを設けるかによってそれぞれ学校の特色を出している。
□□体操のオリンピック代表チームの練習を見学
ブカレスト日本人学校では小学校から中学校までがともに活動したり、縦割り班で行動することも多く、上級生が下級生のことを考えて行動している。日常の生活でも学年の枠を超えて活動しており、昼食は全員いっしょにとっている。また、英会話に力を注いでいる。毎朝15分間および週3時間英会話の時間を設定し、習熟度別で学習しており、成果は確実に現れてきている。
現地理解や交流学習も盛んである。本年度は伝統的な絵皿づくりの体験活動、あるいは体操のオリンピック代表チームの練習見学などを通して、この国の良さを学んだ。交流学習では、現地の授業に参加したり、折り紙交流を行ったりした。また、大学で開かれた日本文化展に参加し、習字を披露した。
□□児童生徒数
●小=13人
●中= 4人
【ブカレスト日本人学校】
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【ワールド・ウォッチ】グアテマラ
グアテマラの教育制度とグアテマラ日本人学校
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□□マヤ遺跡とインディヘナ文化の国
メキシコの南に隣接するグアテマラ。高原にあるため常春のようなグアテマラ市から海岸部に向かうと、気候も植物郡も大きく変わり、亜熱帯の雰囲気に包まれる。変化に富む気候と豊かな自然の中、マヤ時代の遺跡がそびえ、古代マヤ人の末裔であるインディヘナの人々が、現在もその暮らしの中に悠久の文化を受け継いでいる。
国内の治安状況は決して良いとはいえないが、日本人会の情報交換は充実しており、多くの在留邦人の人々から温かい支援をいただきつつ特色ある教育活動を推進している。
□□グアテマラの教育制度
グアテマラの義務教育は小学校の6年間だけで、そのあとに中学校が3年間、高等学校に相当する専門学校が2〜3年間、大学が4〜6年間となっている。国立学校は入学が自由で、半日授業がほとんどである。午前の部と午後の部で学校名も教員も変わるところもある。
□□全校でコーヒーの焙煎
グアテマラ日本人学校では「自主的・自発的に考え行動ができる児童生徒の育成」を目標とし、また国際性豊かな人間に育つようさまざまな活動に取り組んでいる。特に力を入れている活動に、現地理解教育の一環として実施している学校交流が挙げられる。
現地校であるハポン校、体育設備等の借用で関係の深いオーストリアンスクールの2校とそれぞれ年2回ずつ、互いの文化を紹介し合う活動を行っている。その際、児童生徒が自分たちで自由に誘い合って遊ぶ「フリータイム」を設けており、子供らしい充実した交流ができるようになってきた。
また総合的な学習の時間では、現地の祭りや風習の学習、伝統的な工芸品や料理づくりなどに積極的に取り組んでいる。人数が少ないため、複式で小学部と中学部の2グループで授業を行っているが、児童生徒の要望から合同で作業を進めるなど、臨機応変に対応している。さらにコーヒーの産地であることを生かし、学校に植えているコーヒーの焙煎を全校挙げて全行程を手作業で行い、みんなで味わうという学習にも
取り組んでいる。(2001年10月1日現在)
□□児童生徒数
●小=9人
●中=4人
【グアテマラ日本人学校】
(海外子女教育振興財団発行『海外子女教育』より)
【海外子女教育振興財団】
海外に駐在員を派遣している企業・団体の要請によって1971年に設立された外務省・文部省共管の公益法人。海外・帰国子女教育に関する相談や情報提供などを行い、子どもを連れて外国に赴任する家庭を支援している。 http://www.joes.or.jp
出典 毎日教育メール