takahara の出題(折り紙を作るときの数学1)の解答より、
初めの長方形の紙の縦が18cm,横が12cmの時,
18 ÷ 12 = 1 余り 6
12 ÷ 6 = 2
よって,1番小さい正方形の1辺は6cm
同様に,初めの長方形の紙の縦が16cm,横が6cmの時,
16 ÷ 6 = 2 余り 4
6 ÷ 4 = 1 余り 2
4 ÷ 2 = 2
よって,1番小さい正方形の1辺は2cm
同様に,初めの長方形の紙の縦が20cm,横が12cmの時,
20 ÷ 12 = 1 余り 8
12 ÷ 8 = 1 余り 4
8 ÷ 4 = 2
よって,1番小さい正方形の1辺は4cm
18,12 → 6
16,6 → 2
20,12 → 4
となるから,最初の2辺の最大公約数と思われる。
問題にあるように次々と正方形を切り取っていくやり方は,解答にあるように次々と余るの出るわり算をしていくやり方と同じであり,このやり方は(ギリシャ時代の数学者ユークリッドの名前をつけた)ユークリッドの互除法として知られている最初の2数の最大公約数を求める方法である。
よって,1番小さい正方形の1辺の長さは初めの長方形の紙の縦横の長さの最大公約数である.