第148回 社楽の会報告    第147回へ   第149回へ
                                           報告者  土 井
2001年4月26日(木)布袋北学供にて,第148回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(大口町教委),岩井先生(大北小),坪内先生(犬北小)、木本先生(布袋小),天野先生(古知野中),高橋先生(木東小)、奥村先生(江南市ことばの教室)、川井先生(犬南小)、尾関先生(江北中)、勝村先生(犬山中),川端さんの11名でした。

☆ 土井より、拙稿『社会科教育4月号』(明治図書) 社会科らしい花丸クイズ・私のお薦めベスト1 を紹介しました。
 思考力と興味関心を高める上でのスリーヒントクイズの有効性と、県名カード・国名カードを紹介しました。これ以後、「カードの原本がほしい」というメールでの依頼がほぼ毎日来ます。出版物の威力は大きいですね。
 今後出版されるものでは,『社会科教育6月号』『学校運営研究9月号』(ともに明治図書)に執筆しています。

● 現代教育新聞3月号で社楽の会HPが紹介される! 
 別紙のように、社楽の会HPが紹介されました。これにより、より多くの注目を浴びそうですが、それにともない責任も増すことも忘れてはなりません。

● 入試改革は進んでいるか?−今春高校入試問題に見る改革状況−
  知識・理解重視から,興味・関心,思考力重視への学力観の転換がうたわれて数年経ちましたが,その成果は表れているのでしょうか?
授業を変えるには,まず入試問題を変えることです。そうすれば,定期テストも変わり,授業も変わっていきます。
今春全国で行われた公立学校高校入試問題の中から,特に歴史に重点を置いて調査した結果をここで報告します。

● 今、学校で何が問われているか?
 どのような児童・生徒の育成をめざして研究が行われているのか?
 この4月から7月までに行われる研究発表校のテーマから読みとり、ここに紹介します。。 
  なお,研究テーマは次のサイトからの引用です。
 光村図書全国研究会情報
 教育出版 研究会・研修会

● サイト紹介
(1)(財)AVCCが選んだ,昨年度のgood site賞受賞サイト
http://www.goodsite.gr.jp/
 歴代の受賞サイトにリンクされています。ちなみに昨年度は次のサイト。さすがに見応えがあります。
 消費者教育支援センター  経理初心者お助け帳  須玉町歴史資料館  寿小情報室
 富山市科学文化センター  みんなの理科教室  都市のスズメバチ  カエデともみじ
 
(2)図書館司書が置かれるようになりましたが図書館職員のためのサイトを紹介します。
 としょかんのおはなし http://www.jade.dti.ne.jp/~latour/ 
 インターネットと図書館 http://www.hi-ho.ne.jp/hohara/ 
 日本国内図書館OPACリスト http://ss.cc.affrc.go.jp/ric/opac/opaclist.html 
 図書館員のためのインターネット http://www2d.biglobe.ne.jp/~st886ngw/
 図書館情報学根本教室  http://plng.p.u-tokyo.ac.jp/
 上田修一ホームページ  http://www.slis.keio.ac.jp/~ueda/home.html
 黒澤公人の図書館システムを考える http://subsite.icu.ac.jp/people/kimito/
 次世代電子図書館システム研究開発事業 http://www.jipdec.or.jp/policy-plan/ 
 長島雄一郎ホームページhttp://www.inh.co.jp/~yuichiro/   
 REVIEW JAPAN  http://www.review-japan.com/ 

(3)地域で子どもを育てる三つの実践運動
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/13/04/010406.htm 
あいさつ、姿勢、そして読書 文部科学省のサイトです。

(4)周波数と時刻に関するQ&A
http://jjy.crl.go.jp/QandA/time_qa.html#q8
「うるう秒」や「お昼の12時は午前12時?午後0時?」について。
日本標準時グループ http://jjy.crl.go.jp/ なかなかおもしろい

(5)統計情報の洪水
http://www2.veldia.com/~jyo_ho/statistics/toukei03.htm 
官公庁や政府関連機関の統計情報を分野別に整理。社会科向き

(6)物語要素事典
http://www.aichi-gakuin.ac.jp/~kamiyama/ 
こういう切り口で文学作品を並べてみると非常に面白いですね。おすすめ

(7)日本盲導犬協会のホームページ
盲導犬のことをくわしく学べます。
http://www.jgda.or.jp/ 

(8)データ館/大人のためのリンク集
「総合的な学習の時間」でご利用いただけるサイトを厳選しました。
「国際理解」「情報」「環境」「福祉健康」「その他」とジャンルごとに分類し
てあります。授業の準備、進行にぜひ、お役立てください。
くわしくは、データ館/大人のためのリンク集をご覧ください。
http://www.mitsumura-tosho.co.jp/Frames.asp?TargetPage=Data/Otona/index.asp?ImgTarget=3 

(9)Numbers in 4534 Languages
http://www.zompist.com/numbers.htm 
1から10までの数え方。4500以上の言語で。なかなかおもしろい。

(10)特殊学級・養護学校 通知票の杜
http://homepage2.nifty.com/tuutihyou/ 
特殊学級・養護学校で使われている通知票を公開しようという試み。賛同される方はぜひ資料提供を。

(11)幕末検索
http://216.219.218.7/baku/ 
幕末から明治維新の頃の情報を探すためのリンク集。

(12)All About Japan http://allabout.co.jp/
:All About Japan[辞書・事典]
http://allabout.co.jp/family/dictionary/ 
辞書、辞典、用語集サイトの総覧。便利!

(13)貯蓄広報中央委員会
http://www.saveinfo.or.jp/index.html 
『学校教育における金銭教育の進め方』を全文公開。道徳教育や特別活動との関連という項目もある。

(14)財務省 http://www.mof.go.jp/
:なるほど! そうなの? 「財務省のしごと」
http://www.mof.go.jp/mof/pan01/pan01.htm 
国の予算や税金、お札やコインの製造方法など、子ども向けに解説。まだ聞き慣れないね・・・・

(15)Global EduNET http://www.alc.co.jp/com/edunet/ 
:「総合的な学習の時間」実践事例〈小学校の英語教育〉 教材活用は教師のアイデア次第
http://www.alc.co.jp/edunet/kids/kids2001/kids61.html

(16)千葉県情報教育センター http://www.ice.or.jp/
:ネットワークを活用した総合的な学習の時間の進め方
http://www.ice.or.jp/~jose/h12ken/h12ken/top.htm 
平成12年度の研究成果の報告。リンク集も豊富です。

(17)経済同友会 http://www.doyukai.or.jp/
:学校と企業・経営者の交流活動
http://www.doyukai.or.jp/kyoiku/index.htm 
企業経営者を中学、高校に無料で派遣。出張授業や先生・PTAとの交流も。

● 教育関係情報
(1)東洋大学の社会貢献
 全国各地の教育委員会や学校などで行われる研修会・講演会に講師を無料で派遣してくれる事業です。
 井上円了記念学術センターHPに詳細が記載されています。
http://www.toyo.ac.jp/enryo

(2)教員向け実践的情報教育プログラムを無償で提供 インテル
  全国の小・中・高校の先生が、授業でパソコンやインターネットを使えるよう、具体 的な実習を通じた研修プログラムで、同社が無償で提供する。今年度は、日本で2000 人以上の教員が全国40ヶ所で受講する予定だ。
  この「Intel(R) Teach to the Future プログラム」は、すでにアメリカやインドなど、 各国で実施されており、今回の日本語版プログラムの作成・開発には大阪教育大学の田 中博之助教授が協力している。
   http://www.intel.co.jp/jp/education/ 

(3)海外における日本語学習者 
海外における日本語学習者のデータです。(国際交流基金日本国際センター/文部科学省調べ)年々日本語に関する関心が高まっているのがわかります。
《海外の日本語学習者》
1979年/ 127.167人
1988年/ 733.802人
1993年/1.623.455人
1998年/2.102.103人

《海外の日本語教師数》
1979年/ 4.097人
1988年/ 8.930人
1993年/ 21.034人
1998年/ 27.611人

《日本語学習者の国別上位5カ国/1998年》
1.韓国     / 948.104人
2.オーストラリア/ 307.760人
3.中国     / 245.863人
4.台湾     / 161.872人
5.アメリカ   / 112.977人

● MMより・・・ 
 MMとは,メールマガジンのことで,参加登録さえしておけば,無料で情報が次々に送られてきます。土井は,MMだけで60ぐらいに入っており,それだけでも数種の教育新聞や教育雑誌に匹敵する量になります。
 さらに,メリットとして
 @ 情報が早い
 A Webサイトにリンクしており,情報に発展性がある。
 今回も,MMの紹介をかねて,まずは,日刊・小学校教師用ニュースマガジン から

(1) 連載 「共に学びをつくりあげる子どもを育てる」 (第1回)
 横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校 大内 美智子

「総合的な学習の時間」試行の最初の1年がいま、過ぎようとしています。
スムーズに進んでいる学校、なかなかうまくいっていない学校、来年から始める学校と状況は様々だと思います。今回は、早くから「総合的な学習」に取り組んでこられた横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校の大内 美智子先生にお話を伺ってみました。
  別紙で紹介しました。

(2)「教育学教育で『死』をとりあげる」 
  第1回 まずは自己紹介から…
              三重大学教育学部  佐藤 年明
                tsatou@edu.mie-u.ac.jp
 「総合的学習」が話題になる以前から、私はいまの日本の学校カリキュラムが現代社会のアクチュアルな課題に対応できていないという不満を持っていました。そして、各教科でも、合科・総合的な学習活動でも、形態はいろいろあっていいから、次のような現代的
課題についての学習を積極的に組織すべきだと主張してきました。

 1.生と死 2.食 3.性 4.生産−消費−廃棄・資源再利用 5.環境 
 6.平和 7.パフォーマンスとコミュニケーション 8.情報とコンピュータ 
 9.原初的レベルの人間生活における共感・連帯・共同行動
(註・阪神淡路大震災を念頭に置いています) 10.価値葛藤

 今では「国際理解・情報…」といった課題列挙はいわば官許のトレンドなので、私の主張もテーマを並べるだけでは色褪せたものになってしまうと自覚していますが、7や9など、総合学習の時流とはちょっと違う特色もあると自負しています。列挙の順序に明確な
系統性はないのですが、1〜6くらいまでは、人間が生きていく上で基本的に大切なことを、より大切と思う順にあげたつもりです。やはり「生と死」は筆頭ではないかと思っています。

以上 日刊・小学校教師用ニュースマガジン519  4月4日(水)より
このMMは,小学校教師だけでなく,どなたにもおすすめしたい内容です。
このMMのバックナンバーや参加登録はhttp://www.mag2.com/m/0000016207.htm

(3)東書メール8号の詳細ページ[Webページ]は、こちらです。
http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/enetap/tenmail/ten-mail008.htm 
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−東書メールもくじ−
  (1)今月の教育情報(ここ1ヶ月の教育新聞・日本教育新聞から)
 (2)新しい資料・教材・教具(「資料室」新着情報)
 (3)研究会・展示会・イベント・公開講座のお知らせ
 (4)教科書リンク集アップデート情報
 (5)特色ある学校紹介
 (6)授業実践の紹介(「私の研究・教科の窓」から)
 (7)教育に関する新刊書から
 (8)教育IT関連レポート
 (9)東書Eネット 今月のアクセスランキング
 (10)東書Eネット事務局から

(4)授業づくりネットワーク総合的学習21
これもおすすめのMMです。
bS3をまるごと別紙で紹介しました。
バックナンバー,参加登録はhttp://www.mag2.com/m/0000017524.htm
をご覧下さい。

● 書籍紹介
(1)『性の授業 死の授業』 輝く命との出会いが子どもを変えた
 著者:金森 俊朗著 村井 淳志著 出版:教育史料出版会 サイズ:B6判
/ 222p ISBN:4-87652-300-2 発行年月:1996.8  本体価格: \1,500
ぜひご一読を! おすすめです。

(2)『中学校社会科テスト問題の改革 上巻 作門技術編』
     澁澤文隆 明治図書 1997年2月初版刊
  『中学校社会科テスト問題の改革 下巻 三分野問題編』
     澁澤文隆 明治図書 1997年2月初版刊

※ 検索するならgoogle (ぐーぐる)。土井は最近こればかりです。YAHOOより,早くて,上位に確実なものが並んでいます。

☆ 高橋先生より木東小・現職教育計画案を報告していただきました。校内で提案された資料です。
1 研究主題
   生きる力を育む教育課程の創造−人や自然とのかかわりを通して−
2 研究の基本的な方針
   現職教育の中核は、授業研究である。だれもが授業を公開し合い、授業の中から生まれる具体的な事実をもとに話し合い、そこから学び合うこと基本としたい。
3 授業研究の実施
(1)個人研究テーマの設定
(2)授業公開
(3)実践記録の作成
(4)指導案の形式
4 学年テーマ
 1年 家族・友だち・先生
 2年 生き物大好き
 3年 地域の人とふれあおう
 4年 木曽川町クリーン作戦
 5年 地球環境とはたらく人
 6年 より多くの人とかかわって 

● 関連して年間学習計画5年生 を紹介していただきました。
   全教科・全単元の時間数が明示されています。
   木東小は,紙上に書く週案が廃止され,パソコンによる電子週案となりました。月計画・週計画を作成する上でも,こうした全体計画は欠かせません。

● 学級通信 虔十 bW〜11を紹介していただきました。
いつもならがら,どれも知的な授業が知的な文章で語られています。

 bW 家庭科の最初の授業。家庭科の授業も知的なものにしていきたい
 bX 国語 春の歌の授業
 10 詳しく描写する  短い行動を詳しく描写する作文力の育成
 11 家庭の仕事 
     鮮烈な色のイメージ

☆ 
勝村先生より犬山中現職教育計画を紹介していただきました。
1 本年度の研究テーマ『心の知性』を育む総合的な学習
2 本年度の方向性(1)「学年を核とした総合的な学習」の事前学習・事後学習を含めた単元計画の充実を図ると共に、各教科、道徳との関連をいっそう深めながら横断的・総合的に実践するための方法を確立する。
(2)個人課題追究(研タC)における各分野ごとの指導方法や学習の進め方の充実を図るとともに、個に応じた支援体制の確立を目指す。
(3)各教科や道徳の授業方法を工夫し、新学習指導要領に基づいた新たな授業の実践を進める。

● 次に,課題追究学習の手引きを紹介していただきました。
 学び方の系統的な指導に,ぜひともほしいテキストです。これまでの研究で積み重ねられたノウハウが凝縮しています。

☆ 天野先生より江南市立古知野中学校第3学年総合学習プラン古中発!ソーシャルムーブメントプラン社会にはたらきかけよう−今、私たちにできることは−について紹介していただきました。

1 趣旨説明 ・単なる調査発表にとどまらず、「社会参画−企画・提案・実践−」をともなう行動にまで発展する。
・社会参画とは・・・よりよい社会のあり方を求め、一人の市民として社会に実際に働きかける行動をともなう活動
 
これにともなう年間計画を示していただきました。さっそく,その一環として5月24日に修学旅行で東京の職場訪問が行われます。結果報告が楽しみです。

川井先生より<社会科から総合学習への発展>第6学年総合学習試案 テーマ“犬山のまちづくりについて考える”を紹介していただきました。
 指導要領の目標,第6学年の目標,総合的な学習のねらいを確認した後,犬山南小地区の地域性を考えて,「犬山の歴史や現状を調べ,明日の犬山について考える」というテーマになりました。
 単元構想は,1学期に
 ○ テーマ“歴史のまち,犬山”(10時間程度)
    犬山祭りをみた感想より,疑問を出し合い,犬山歴史探検,発表会を行います。
 ○ 日本人のふるさと,京都へ行こう(観光都市,京都市視察)(10時間程度)
    犬山と京都を比較しながら,祭りや寺院,伝統的工芸品について調べます。
    修学旅行では,1日を自由行動として現地で学習します。
  夏休みには,
 ○ 犬山ウォッチングとして,現在の犬山についての課題をつくり,調査して,課題研究発表会を行います。
  二学期には,
 ○ 明日の犬山について考える(未来の犬山)
  これからの犬山市について考えます。

高橋先生より,歴史を別の軸で追うこともおもしろいという意見が出ました。
たとえば,むらづくり・まちづくりだけでも,歴史単元を通して考えることが可能です。

岩井先生より6年生校外学習青塚古墳見学 OLを兼ねて行ったもので, 現地では学芸員の方の説明を聞く機会をもちました。このように,博物館との連携は,今後ますます重要になると思われます。 
青塚古墳史跡公園
〒484-0945 愛知県犬山市青塚22-3
TEL・FAX 0568-68-2272

☆ 木本先生奥村先生より,「平成12年度 ことばの教室だより集」をいただきました。
 それぞれ貴重な実践記録であり,言語障害児指導の研究書でもあります。こうやってまとめると,以後の実践者の指針となり,社会貢献にもなります。お二人の実践に,敬意を表したいと思います。
 奥村先生からいただいた,平成13年度第2号には,ことばの教室について紹介されています。ここに引用して,「ことばの教室」の紹介に替えさせていただきます。

 ことばの教室について
平成5年より通級指導が制度化され,通常学級に在籍し,特別な指導を必要とする児童生徒が,週あたり3時間まで教室とは別の場所で指導を受けることができるようになりました。ことばの教室のその一つで,言葉に困っている児童を対象としています。江南市では平成7年に布袋小学校に初めて設置され,平成12年度に藤里小学校にも開設されました。現在,江南市では25名の児童が,ことばの教室に通っています。尾張部では他に小牧市,春日井市,一宮氏,稲沢市に設置されています。
 通級指導は個別指導が中心です。児童の状態をつかんで,それに合わせた指導を心がけています。


☆ 奥村先生より,犬山市のパンフ・生涯学習への誘い紹介していただきました。
  21世紀は,生涯学習の時代です。いつでも,どこでも,学びたいときに,学びたいものを,だれとでも学習することのできる世の中にしなければなりません。また,学校では,いつまでも学び続けようという意志と意欲を育てることが重要です。学校と社会教育が融合して,学校の中にゲストティーチャーが入り,また地区の行事には,学校から進んで参加するよう呼びかけることが大切です。
  ぜひ,自分の市町の生涯学習のパンフレットを読んでみてください。


☆ 尾関先生より,昨年度末に江南市立北部中学で行われた館林千賀子さん講演会の続報です。
 北中の生徒が,講演を聴いた結果,次のことを江南市や愛知県に要望しました。その要望書と。江南市長大池良平氏からの回答を紹介していただきました。
 北中の生徒の提案は次のものです。

1 公共施設に自由に介助犬が出入りできるようにする
2 介助犬育成の援助をする
3 盲導犬同様に飲食店に自由にはいることができるようにする
4 盲導犬同様に乗り物に自由に乗ることができるようにする。
5 バリアフリーを考慮した道,住宅,施設の建設

 これに対し,江南市はすぐに検討をし,回答をしました。
 具体的には「介助犬」法案ができたら,提案を広域で実現したいとのことでした。ただの講演会に終わらせなかった北中の取り組み,さらにそれに真摯な態度でこたえた江南市に対して,賛辞を送りたいと思います。

☆ 川端さんより「ニューサポート 教育情報bR」を紹介していただきました。
 「自己存在の確認を」堀田 力:荒れる子供はしつけられていないから荒れるのではなく,自分という存在が認められていないからである。まず一人の人間として受け入れ,その能力や個性を認めることが大切である。


 「今すべてが変わろうとしている」寺脇 研:教育改革は小中学校だけで行われているのではない。教育改革とは,大きく言って次の4点である。
  @ 心の教育の充実・・・「全国子供プラン」「子供センター」「家庭教育手帳」「心の教室相談員」など
  A 多様な選択ができる学校制度・・・中高一貫教育,総合学科,単位制高校,幼保連携,通学区域の弾力化など
  B 現場の自主性を尊重した学校づくり
  C 大学改革と研究振興・・・国立大学の運営方法改革,産学連携,21世紀の大学像の策定など

 「地域の教育力活用の意義と学校経営の課題」岩永 定
・・・「学校・課程・地域との連携」「開かれた学校づくり」「学社融合・連携」が提唱され,学校評議員制度の導入などが政策化されている。「総合的な学習の時間」は,多くは地域の支援なくしてはできない。
  なぜ地域の教育力なのか?学習が競争化し本来の学びから撤退したこと。親・地域から遊離した学校の現実。学校の役割の肥大化=家庭・地域の教育力の低下。この3つの現実がある。
  地域とは,人々が持続的な人間関係や生活関係を形成している空間である。
 この地域の教育力は次の6点である。

1 地域社会に存在する自然の持っている影響力
2 地域社会に継承されている歴史的文化
3 構成員間で共有されている価値の基準や行動様式としての社会規範
4 同年齢や異年令の子供同士の遊び,労働,社会参加などの子供自身の生活体験の機会
5 図書館,博物館などの社会教育施設およびその学習プログラムなどの社会教育の機会
6 子ども会や育成会,その他の地域社会に存在する地域集団の影響力

  活用の局面は,直接的には,学←地  地域人材の活用,学→地 地域での学習・体験,間接的には,学←地 地域の教材化,学→地 学校運営への協力 がある。
  地域を活用するための学校経営上の課題がある。
 (1) 子供にとっての必要性を吟味して,計画-実施-評価の段階すべてに関与してもらう。
 (2) 開かれた学校づくりの一環として位置づけ,組織的・継続的に行う。
 (3) 学校教育の基盤として地域があることをにんしきする。

「地域の人材をどう集めどう活用するか」山田茂雄:積極的な教育ボランティアの導入を提言したい。教科学習,総合的な学習,クラブ活動,学校行事のそれぞれに活躍の場がある。推進のために,次のことを配慮したい。
 @ 詳細かつ丁寧な募集要項の配布
 A 趣旨説明会の開催
 B 経費・予算の確保
 C 安全面への配慮 
 D 礼状の送付
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp