(1)小泉内閣メールマガジン 第82号
[数字でみる日本]
● 9,329団体
9,329団体とは、平成14年12月末現在、特定非営利活動促進法(NPO法)に基づいて都道府県または内閣府に認証されたNPO法人の団体数です。なお、「NPO(民間非営利団体)」とは、継続的、自発的に社会貢献活動を行う、営利を目的としない団体の総称をいいます。
認証団体の活動分野についてみると、保健・医療・福祉が59.6%、社会教育が45.7%、NPO設立に向けた助言・類似した活動を行う団体の連絡調整が39.1%、まちづくりが37.8%、子どもの健全育成が37.4%などとなっており、複数の分野にわたって活動する団体も多くみられます。
NPOは、平成7年に発生した阪神・淡路大震災を契機に、その復興に活躍した個人のボランティアが組織化される動きが進み、我が国の社会に定着してきています。平成8年には、こうした市民活動団体は全国に8万5,786団体にのぼりました。
こうしたNPOの活動の発展を促すため、平成10年に施行されたNPO法により、一定の要件を満たす団体は法人格を取得することができるようになりました。
また、平成13年には、法人格を取得したNPOで、国税庁長官が認定した団体に対して寄附した個人、法人を税制上優遇する認定NPO制度を創設しました。平成15年1月現在、認定されている団体は「国境なき医師団日本」など10団体となっています。
平成15年度の税制改正案では、認定NPO法人に認定されるための要件を緩和するとともに税制上の優遇措置を拡充するなど認定NPO制度を大幅に改善することとしています。
NPO法人は、市民が自由な社会貢献活動に参加する仕組みとして、今後ますます重要な役割を果たすことが期待されています。社会に貢献する存在としての評価を高めていくため、NPO法人には、活動の目的や内容などを積極的に市民に明らかにし、幅広い信用・支援を受けながら、活発に活動す
ることが求められています。
(2) ☆ ワールド・ニューズ・メール ☆ 金曜スペシャル版 □
〓The World News Mail@2003.2.14 No.348 週2回無料、火曜はグローバル〓
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[1]海外便り ○もうひとつある誕生日/ほか
[2]特集 ◆バギオ日本人移民から100周年
[3]世界の論調 ◆またも起きたシャトルの悲劇
[4] UPI hears...(UPI特約コラム)
[1]海外便り
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○もうひとつある誕生日(韓国)
韓国では、ソル(旧正月、陰暦1月1日)を迎えないと新年が明けた感じがしない。今年は2月1日がソルだ。デパートなどではソルの商戦が盛んに行われ、陽暦の正月を迎える静かな雰囲気とは対照的だ。
このように韓国では生活の中に陰暦が自然にとけ込んでいる。誕生日も同様で、陽暦の誕生日とは別の、「もう1つの誕生日」である陰暦の誕生日を使う人が結構いる。
そのため韓国の人に誕生日を聞くときには、陰暦か陽暦かをしっかりと聞いておく必要がある。
また、年の数え方も一般的に「数え年」が使われているため、生まれるとすぐに1歳で、新年を迎えるとさらに1歳年をとる計算になる。
しかし、この「数え年」、年ごろの女性にとってはちょっと敬遠されており、わざと満年齢を使って年齢を少なく言う人も少なくないようだ。
わが家では、子供の誕生日は陰暦で祝っている。きっかけは、上の子が2歳の誕生日までは陽暦で祝っていたが、不思議なことに誕生日に限ってけがをした。
試しに3歳の誕生日に陰暦で祝い、その日にけがをしなかったので、それ以来、陰暦がわが子の誕生日になっている。
わたし自身、気になって陰暦の誕生日を調べてみたら、旧1月1日生まれとわかり、妙に感動したことを覚えている。読者の皆さんも、「もう1つの誕生日」を調べてみれば新たな発見ができるかもしれない。(T)
(3)■■■・・kyositu.comニュース【小学校教育総合情報誌】・・■■ ROOM
<vol.113>
校内研究の進め方(2) 奈須正裕@立教大学教授
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研究を進めるということは、自分にとって厳しいものとなります。そのことを覚悟していくべきであると思います。教師は自分に対しても誠実であるべきだと思います。教師が、どこまでも誠実に生きれば、子どもも誠実になっていきます。
「子どもは、親の背を見て育つ」といいますが、私は、「子どもは、教師の背中で育つ。」と申し上げたいと思います。
校内研究は、いいサンドバックとなります。研究を進めていく教師の姿は、魅力的です。子どもたちは、そんな教師の姿を見て、育つことが多いのです。
横浜市立大岡小学校という学校では、教師一人ひとりが自分たちで改善したいところを知っています。そして、そこを改善していこうとひたむきになって研究しています。そして、その姿が子どもた
ちをかえています。同じ職場の同僚を変えています。いうなれば、スーパースクールといえましょう。
公開授業をやれば、ほとんど教科です。総合的な学習の時間だけというのではありません。教師が誠実であろうとしています。いい加減ではありません。
校内研究のテーマ・題材は何をやってもいいと思います。テーマや題材が問題なのではありません。楽に、そして無理なく・無駄なく研究をすればいいと思います。無理や無駄をしないで、効率的に
やることです。
全職員で現状を自覚し、それを共有し、どうしたいのか考えることにより、学校の変えることが見えてくるのです。
そして、具体像をできるだけ早く描くことだと思います。そして、多くの人に見ていただくことではないでしょうか。
また研究を始める際に大切なことは、自分があこがれる学校、授業を見つけ出すことです。
自分の授業と比較すべきものがないからいけないと思います。恋愛でもそうですが、素敵な人を見ると、自分も変わります。
つまり、あこがれる具体対象を外に求めることが大事なのです。
母方の実家が京都で和菓子を作っていますが、和菓子屋の基本は、うまいものを知っているかどうかなのです。うまいお菓子を食べたことがあるかどうか、判別できる舌をもっているかどうかなの
です。
いいお菓子というものは、甘さが違います。お菓子に使う原料、砂糖もちがうのです。これは、食べないとわかりません。
料理人にも聞いた事がありますが、料理の基本も同じです。うまい料理を食べたことがあるかどうか。うまい料理を食べたことがない人は、いい料理を作れません。
また、自動車の生産も同じです。いい車を作れる人は、いい車に乗ったことがあるかどうかだといいます。
私たち教師であるならば、とてつもないうまい授業をみたことがあるか。どうかです。とてつもないくらいすばらしい授業を見ないと、本当の授業のすばらしさはわからないと思います。
そうでないからなかなか授業はうまくなりません。
旅費がないとか、時間がないとかは問題ではありません。
本当の菓子職人は、旅費がないとか言いません。うまいお菓子があると聞けば、日本中、どこにでも行きます。
また、うまい料理人は、フランスでもイタリアでも海外に行って修行してきます。私たち教員でも、年休を取って、自腹でいくことが必要だと思います。また、そのような感覚を持つことが大切では
ないでしょうか。
研究というのは、頑張ったら頑張ったなりにかわるのです。また、研究を進めていくと息詰まることがあります。しかし、そこが大切なことです。息詰まったら、また新たな発見ができるのです。
騙されたと思ったら全国どこへでも行くべきだと思います。自分の住む地域で我慢してはいけません。国内でトップのところへ行くべきだと思います。 続く
(横須賀市立鴨居小学校での講演より 文責 小川義一)
(4)「これからの新しい教育を考える」 2003年2月14日発行:第18号より
子ども達が喜んだ私の実践(11)「磁石を使った楽しい理科授業」 神吉 満
磁石に関する実践です。東大阪で小学校の教諭をされている、三上周治氏の話をもとにした実践です。不十分な所もあると思いますが、子どもたちはビックリしていました。私もはじめて見たときにはうれしくて、職員室でみんなに見せてまわりました。
準備したものは、強力磁石です。私は、インターネットでさがして、ネオジウム磁石というものを購入しました。(1つ1000円くらい)この磁石は、9キロぐらいのもの(鉄)を持ち上げられるくらいの強さです。
1.フォークはくっつくか?
『フォークがくっつくと思う人?くっつくと思う人は手をあげます。』
ほとんどの子どもが、「くっつく、くっつく!」といって手をあげます。慎重な子どもは、
「何でできているかわからないと・・・」というようなことをいっていました。そこで、プラスチック製のフォークを出して一言。
『くっつきませ〜ん』
子どもたちは、「そんなんずるーい!」とブーイングです。次に鉄製のフォークを出して、もう1度同じことを聞きます。今度は「くっつく」です。磁石に鉄がくっつくことを確認します。
2.箱はくっつくか?
紙製の箱を2つ準備します。1つは、空の箱。もう1つは鉄製のものを入れた箱です。まず空の箱をとりだしてききます。
『この箱が磁石にくっつくと思う人?くっつくと思う人は手をあげます。』
半分くらいは疑って手をあげません。
「なんかはいっとるかもしれんよ」という声が聞こえてきます。もちろん紙の箱はくっつきません。
『紙はくっつくわけがないですよね。』
「なんかずる〜い。」
もう1つの箱を出して、
『じゃあこの箱がくっつくと思う人?』
これも半分くらいしか手をあげません。そこで、磁石にくっつけてみせます。
「え〜なんで〜?」
「中に鉄がはいっとるんよ!」
と大騒ぎです。
『そうです。中に鉄が入っています。磁石は、中身が見えなくても鉄があるとくっつくんですね。』
見えなくてもくっつくことを確認します。
3.青のりはくっつくか?
青のりの食品成分表を見せて鉄分が多いことを確認します。
『青のりが磁石にくっつくと思う人?』
理屈ではくっつきそうですが、常識的にはくっつきそうにありません。子どもたちは大混乱です。
子どもたちの意見を聞いたあと、実際にくっつけて見せます。鉄分が多く含まれるものがくっついてきます。子どもたちはビックリして感動します。
三上周治氏は、ひじき、タイムを例に挙げていました。私もやってみたのですが、うまくいきませんでした。やり方が悪かったのだと思います。バジルもためしたのですが、これもうまくいきませんでした。青のりだけがうまくいったので、青のりで実践みました。
余談ですが、お札に使われているインクにも鉄分が含まれるそうです。だから、インクの多い部分(色の濃いところ)は、くっつきます。
(5)情報教育の教育現場での実践をサポートする◆◆◆火曜の会メールマガジン◆◆◆第84号
[2] 授業に役立つホームページ
〜デジカメを使おう〜 齋藤智世
デジタルカメラ(デジカメ)は、もうすっかり学校現場に定着しましたね。デジカメもパソコン同様、日々新たな商品が出てきています。そんなポピュラーなデジカメですが、学校現場に入って日も浅いだけに、写真を撮るときのコツは?
デジカメはどんなふうに活用したらいいの? 学校現場で使う場合の注意は?
授業での効果的な使い方は?など、たくさんの?がありそうです。そんな?に答えてくれるページをご紹介します。
●初心者には『0からはじめるデジカメ入門』
Koppeさんのページです。「メカが苦手なあなたにぴったりのデジカメの買い方、撮り方、見せ方を具体的にわかりやすく紹介」しています。撮り方の入門編、基本編、節約編から、特殊撮影、プリントアウト、加工まで、とにかく広く浅く情報提供をしてくれるページです。メニューも見やすく、目的のページに容易にたどり着けます。
●楽しく読める『デジカメかんたん活用講座』
A.I.SOFT社のサイト内にあります。一般の人向けですが、17の講義リストがあり、内容が充実してします。身近な活用方法を取り上げている点や、単なる操作説明だけでなくその仕組みや理解を助ける知識の解説がある点もいいなあと思います。第5回の「夏休みの宿題ラクラク!デジカメレポート術」は、子ども向けの文面になっています。それ以外の回も平易で読みやすい文章です。情報の整理・伝達・活用を意識するような文も入っています。
●上手な撮影を目指して『デジカメ派のための実践デジタルテクニック』
情報教育の実践研究や普及を進めるデジタル表現研究会D-projectのサイトです。カメラの持ち方から始まり、ピントやズーム、ぼかしなど、かなり細かい解説が連載形式で綴られています。上手な写真撮影を目指す人、目的に沿った写真を撮りたい人は必見です。
なお、[Dの宝島]にある[総合的な学習Q&A]の第4回学習環境に、[Q1.調べる道具としてメディア機器を使うときの留意点は?]があり、デジカメなどを使わせたい場合のポイントが書かれています。こういう情報もありがたいですね。
●専門用語を調べるには『やさしい写真の用語』
富士フィルムのサイト内にあります。分からない用語があったら、ここで調べることができます。ただ、デジカメ用というより、フィルムカメラ用の部分が多いのですが。。。[撮影上達教室]もあります。
●デジカメ撮影法を扱う授業の参考に『学校放送オンライン』
ご存知、NHKの学校放送関係サイトです。『しらべてまとめて伝えよう』の第3回が「デジタルカメラをつかいこなそう」です。[今回の任務]や[授業リポート][応用のヒント]を参考にしてみてください。2001年度は、第6回がデジカメの使い方、第13回が写真撮影のテクニックになっています。
『体験!メディアのABC』では、[放送ラインナップ]というところをクリックすると放送内容がわかります。「映像の合成」や「アップとルーズ」、「組写真」、「写真と文章」などがあります。
すでに番組は終了している『インターネット情報局』のパソコン講座に[加工・コラージュ]があり、デジカメや写真についての記述があります。『ネタブラカタブラ』のレッスン03「音と映像」にも少し載っています。
●学校現場を見据えた『小学校デジカメ&パソコン活用マニュアル』
小学校の先生のページです。学校でのデジカメ活用に焦点を当てたHPですから、ためになる情報がたくさん収められています。[デジカメの特徴]や[デジカメ活用例]だけでなく、[ワープロの次はデジカメを覚えよう][デジカメ研修会の問題点]などの項目もあります。
●‘デジカメの困った’を解決『先生のためのパソコン講座』
はらきんさんのホームページ内にあります。このページのサブタイトルは「となりの先生に差をつけるためのひみつのページ」となっています(^_^.)。この講座のNo.10が「失敗しないデジカメ撮影のコツ」、No.17が「デジカメの使い方(総集編)」です。デジカメは学校でどんな使い方ができるのか、学習にとってはどんな写真が必要なのか、具体的な失敗写真の例を挙げての対策(技術編)解説など、先生にとってためになる情報をたくさん掲載しています。もちろんデジカメ以外の講座もたくさん用意されています。いざ、チェック。
●『理科の会原稿 目次』
久保田英慈さんのページです。理科の会の原稿として、「マルチメディアと理科教育」でデジカメの使い方を紹介する原稿が掲載されています。
●子ども向けクイズページ『デジカメを使うときの5つの原則を教えるホームページ』
竹川浩治さんのページです。タイトルが示すとおり、「デジカメを初めて使う子供へ使い方をクイズ形式で教えるホームページ」です。カメラの持ち方やしまい方などを教えるときに役立ちそうです。
『情報教育○○の活用10の原則』の中の「デジタルカメラの効果的な使い方10の原則」(岩崎秀幸氏作)をもとに作成したようです。あなたの学校の使い方ルールに合わせて、作成してみてはいかがですか?
デジカメを使った授業を紹介するHPもありました。いくつかご紹介します。
●数枚の写真でプレゼン『たった4時間で君も発表名人』
●写真付き記録をデータベース化『デジカメを使って定点観測をしよう』
●写真付き礼状を作成『ミニ記者に変身』
●デジカメでスライドショー『デジカメで簡易プレゼンテーション』