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報告者  土 井

2005年5月12日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井、高橋先生(門弟山小)、早川先生(江南北中)、岩井先生(木曽川中)、高木先生(犬山中)、尾関先生(曽野小)、奥村先生(岩南小)、勝村先生(楽田小)、池邑さんの9名でした。

 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

 個人情報保護法で何がかわる?
今年のプレゼンはFLASHで!
 平成15年度 小・中学校教育課程実施状況調査
  体育の時間に着る服は何?  
 中京テレビ見学
 便利Web特集 
 教育関連情報
 研究会情報
 メルマガ紹介
小西先生からいただいた鳴門教育大学大学院入学案内を紹介しました。詳細はここへ

個人情報保護法で何がかわる?
 この4月1日から、個人情報の保護に関する法律が施行されました。学校として気をつけなければならないことも増えてくると思います。
 まず、首相官邸のページから関連ページを見てみましょう。 
   http://www.kantei.go.jp/jp/it/privacy/houseika/hourituan/  
   □個人情報の保護に関する法律(平成十五年法律第五十七号)※ 原文
      http://www5.cao.go.jp/seikatsu/kojin/houritsu/index.html 
    個人情報の保護に関する法律の概要  ※ わかりやすい
      http://www5.cao.go.jp/seikatsu/kojin/gaiyou/index.html 
    個人情報保護法の解説
      http://www5.cao.go.jp/seikatsu/kojin/kaisetsu/index.html 
 次に、具体的な留意点を調べてみましょう。
 「行政機関・独立行政法人等の個人情報の保護」は、個人情報の不適正な取扱いによる個人の権利利益の侵害を未然に防止するため、国の行政機関・独立行政法人等が個人情報の取扱いに当たって守るべきルールを定めています。これが、学校においても守られるべきルールの基本になると思われます。
 その解説は次にあります。
   http://www.soumu.go.jp/gyoukan/kanri/kenkyu.htm#2 
 また、「学校における生徒等に関する個人情報の適正な取扱いを確保するために事業者が講ずべき措置に関する指針」についても公示されています。
   http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/11/04111602.htm 
  中でも、その解説が最も具体的です。
  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/11/04111602/001.pdf ← 要するにこれをお読みください。
−−−−−−−−−−−−−以上を学校に当てはめて考えると−−−−−−−−−−−−−−−
○ 学校ごとに個人情報保護の基本原則を定めて公表すること。
○ 家庭から個人情報を集める時には、その使用目的を具体的に特定し、通知すること。その目的以外で個人情報を取り扱う時には同意を得ること。
  ※ ただし、人の生命、身体、または財産の保護、健全育成のためなら例外的に使用できる。
○ 個人データを正確、かつ最新の内容に保つ。
○ 個人データの漏洩や滅失等を防止するよう措置を講じる。
○ 本人の同意を得ないで、個人データを第三者に渡してはならない。
○ 本人の請求に応じて、保有する個人データを開示する。
 これらに合わせて、個人情報のシステム(ソフト&ハード)づくりと学校運営機構の手直し、職員研修が必要となることは必至です。 
 
 今年のプレゼンはFLASHで!
 例年、Power Point で作成しているプレゼンですが、今年はFLASHに挑戦してみたいと考えています。ぜひ勉強しましょう。 
○Flash - 公式ページ。Macromedia Flash MXの製品情報。 http://www.macromedia.com/jp/software/flash/ ○STRAIGHT FLASH!! - FLASH、DirectAnimation、DHTML、JavaScript等動的技術を使ったホームページの検索エンジン。  http://www.marunaka.com/straight/ 
○FLASH道場 - Flashを用いた制作過程を紹介。 http://www2.netwave.or.jp/~light/ 
○FLASH パワーリファレンス - 操作方法、アクションスクリプト等の解説。 http://www.fpower.org/ 
○初心者のための動くホームページ作成講座 - Flashを使ったホームページの作り方、関連書籍、リンク集の紹介。http://www.vivos.jp/flash/ 
○Milkkids Studio - Flash講座やサポート掲示板、作品集。 http://www.milkkids.com/ 

 中日新聞 編集デスク−怨みに報いるに−
 日本が戦争に負けた一九四五年八月、中国国民党の蒋介石総統はラジオ放送でこう国民と兵士に呼びかけた。
 「決して日本人民を敵とせず、敵軍のかつての暴行に報復を加えてはならぬ。中華民族の至高の伝統、与人為善、不念旧悪に誇りを持て」           
 これが有名な「怨みに報いるに徳をもってせよ」の演説である。その結果、中国全土で二百数十万の日本軍将兵が次々に投降し、一部の戦犯を除くほぼ全員が十カ月以内に祖国へ送還された。
 わずか一週間の戦闘で「戦勝国」となったソ連(当時)が、五十数万人の日本軍捕虜をシベリアへ強制連行した事実を思い起こせば、中国の思想の深さを実感する。いまの人民解放軍も、当時は国共合作で「国民党・第八路軍」であり、後に敵となる蒋介石に全面的に従った。
 やがて時は移り、一九七二年、日中国交正常化の交渉が始まった。訪中した田中首相(当時)らの最大の難問は、中国が戦時賠償を請求するかどうかだった。日本側は支払い不能、中国側は、どう十億人民の声に対応するのか。
 周恩来首相(当時)の結論は、こうだった。
 「あの戦争の責任は、一握りの軍国主義者にあり、一般の善良な日本人民はその犠牲者である。中国人民と同じ犠牲者に対して、莫大な賠償金を強いるべきではない」
 いまの日中関係は、こうした「こころ」の上に成り立っている。終戦の時と国交正常化の時と、二度にわたって歴史の怨みをこらえた中国側の「こころ」を、私たちは忘れるべきではない。
 こらえた「怨み」は、何かのきっかけで噴出しやすい。各地で起きた反日デモは、その典型だろう。
 戦没者への思いのあまり靖国参拝を公然化した小泉首相には、日本への怨みをこらえた中国の人々への思いがあったか。怨みに報いるに徳をもってした国には、礼節をもって返さねばなるまい。
 それが歴史認識というものだ。国の品位でもある。二十二日、過去の戦争に「痛切なる反省とおわび」を表明した首相は、実践によってその言葉を証明してほしい。(名古屋本社編集局長・小出 宣昭)
☆★☆ コメント ☆★☆
 いつも注目している小出編集局長の署名記事である。最初に気付いたのは、第197回の「政治風土」である。  http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/hou197.htm 自民党と民主党、愛知県と岐阜県という別種の概念を、明治からの政治の流れと重ねて見事に説明している。分析と総合力に加えて、歴史的な見識、独創性など、よほどの力のある人でないと書けない文章である。
 今回も、日中問題の核心をついた記事だと思う。土井も個人的には小出編集局長の論旨に賛成である。
 蒋介石総統のラジオ放送は次にある。 http://www.eonet.ne.jp/~m-hirose/ijinden/10gatu/1031.htm 
 
 体育の時間に着る服は何?
 何かメーリングリスト(ML)に入っていますか?いろいろな情報が集まってくるので、社会科教師にはとてもありがたいツールです。
 ML「教育について語ろう」では、今、体育の時間に着る服の呼び名について話題になっていました。
 ちょっとのぞいてみましょう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
☆ 体育で使う服を僕自身は,「体操服」と言ってきました。大阪で生まれ育って,大阪の学校に勤務していますがそれがスタンダードな表現でした。が,大阪から福島県に引っ越したの人から「体操服では通じない!運動着やねん!違和感ある〜」と言う話を聞き,ビックリしたもののおもしろいなぁ,と思ったのです。
☆ 東京生まれの東京育ち、勤務地は横浜と川崎です。私は「体操服」と呼んでいます。また、「体操着」という言い方もよく聞きます。でも、最近はほとんど「ジャージ」を使っています。  
☆ 普段は「ジャージ」と言っています。「ジャージ登校」「ジャージ販売」「ジャージ着用」とか。外部に文書を出すときは「体育実技ジャージ」とやっぱりジャージです。
☆ 私は兵庫県の小学校、中学・高校は京都市出身ですが、ずっと「体操服」でした。今の勤務は滋賀県ですが、やっぱり「体操服」と呼んでいます。かなり年輩の先生が「運動着」と言っていたのを聞いたような気もしますが…。
☆ 東京の公立中学20年目です。「体育着」ですね。「体操着」と言ったら、以前の勤務校の保健体育教諭に「体育の時間に体操だけさせている訳ではないよ、だから体操着とは呼ばないで」と言われました。
☆ 埼玉では「体育着」ですかね。子どもたちもそう呼んでいると思いますし、袋にもそう書いてあったと思います。つまり、「体育着袋」というのがある。
☆ 東京都立淵江高等学校のサイトには「運動着」という表現がありました。
☆ 静岡の   です。私の周辺では「体操着」と呼びならわしています。
−−−−−−−−−− 別件です −−−−−−−−−−−−−−−−
先ほど妙高での林間の下見から帰ったと書きましたが、皆さんのところでは下見は何といいますか?
したみ(下見)
よさつ(予察) 私の学校では正式にこれを使います
じっとう(実踏)うちのカミサンは都立高校でこれを使っていたので、私はびっくりしました。
 
 中京テレビ見学
 日本テレビ系列中京テレビ放送(名古屋)で、メディアリテラシー活動推進の一環として、社内見学による「学び」を応援します。(東海3県の中高生対象)http://www.ctv.co.jp/company/literacy/ 
<内容>.局内見学と質疑応答、学習目的に限定。各学校の学習の一環で、メディアを理解するために受講を希望する愛知、岐阜、三重の中学生、及び高校生。1回6名以内、水〜金曜日(祝・祭日と年末年始は除く)の10時〜11時または14時〜15時のいずれか1日1回約1時間。
<申し込み方法> 実施2か月前の月初から見学希望日の1ヶ月前までの完全予約制。担当教諭か生徒(担当教諭の承認が必要)から電話にて希望日時等ご相談ください。希望日時決定後、FAX又は封書で学校からの見学依頼書及び質問事項をお送りください。
  お申し込み先は中京テレビ視聴者センター  電話052-837-7100 (受付時間 平日9:30〜17:30)

6 便利Web特集
(1)地球を周回する120以上の人工衛星の位置や軌道を世界地図に表示
 地球を周回する120以上の人工衛星の位置や軌道を世界地図上に表示できるフリーソフトが公開。スクリーンセーバーとしても動作するのが特長。“世界地図”モード以外に、任意の1地点から見える人工衛星の方角が分かる“レーダー”モードも搭載。
http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/04/26/orbitron.html 
 
(2)ODA民間モニター募集中!
外務省では平成17年度ODA民間モニターを募集中。開発途上国の国造りの姿を先生から生徒たちへ伝えて下さい。主催:外務省 協力:JICA・JBIC 後援:文部科学省(予定)訪問予定国:中国・パキスタン・パプアニューギニア・ベトナム・エジプト・エチオピア 詳しくは http://www.apic.or.jp/plaza/  
  土井も申し込みました。
 
(3)こどもの数は1765万人、総人口の13.8%
 総務省統計局では、「こどもの日」にちなんで、我が国のこどもの数を推計。4月1日現在のこどもの
数は前年より15万人少ない1765万人で、昭和57年から24年連続の減少。男性が女性より44万人多く、女性100人に対する男性の数は105.1。総人口に占めるこどもの割合は13.8%で、過去最低。
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/topi120.htm 
 
(4)教育委員会は要るか、要らないか 中央審議会義務教育特別部会
  http://webdk2.sorun.co.jp/cgi-bin/INCOMING?SEND_KEYWORD=0556GD-005146_2 
  第8回義務教育特別部会の資料。教育委員会のあり方について協議された。
 
(5)そろそろ2台目PCキャンペーン、PC設定とデータの移行術
 マイクロソフトが、そろそろ2台目PCキャンペーンをスタート。新PC購入時に抱えるお悩みを解決として、「ファイルと設定の転送ウィザー ド」を利用した、設定やデータなどをまとめて移行する方法や、2台のPCをネットワークでつなぐ方法などを紹介。
http://www.microsoft.com/japan/athome/2daimepc/using/default.mspx 
 
(9)6これは使える!タイピング練習お役立ちサイト&ソフト
□小学校向けのタイピング学習の定番サイト
 ▽ キーボー島アドベンチャー   http://kb-kentei.net/ 
  遠い海に浮かぶ「キーボー島」のキャラクターと対戦しながらキーボード入力を練習できるサイトです。30級から1級を目指して難易度が設定されており、初心者から上級者まで楽しむことができます。このサイトの優れているところは、先生が子どもたちのIDを管理し、進級状況やアクセス状況を確認できるところです。子どもたちを個々にサポートするときにたいへん役立ちます。
□ オーソドックスなタイピングソフト
 ▽ FastType  http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/edu/se170961.html 
  表示された文字を打っていく、オーソドックスなタイピングソフト。早口言葉や俳句、古文などが問題として用意されており、他教科の学習もかすめながらタイピング練習が可能です。もちろん、問題を自分で作ることもできます。また、最大の特徴は、ゲーム終了後に誤入力数や苦手とするキーの位置を教えてくれるところです。自分のウィークポイントを把握するのに役立ちます。
 
□ ゲーム感覚重視のエンターテイメント系タイピングソフト
 ▽ Ozawa-ken WIN版  http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/edu/se111693.html 
  格闘ゲーム風のタイピングソフトです。正しく入力ができれば相手に攻撃を加え、入力を間違ったり遅れたりすると相手から攻撃を受けてしまいます。自分か相手のパワーがなくなったらゲーム終了です。格闘ゲームならではのスピード感があり、夢中になっている間にタイピングが練習できます。
 
(7)記録容量45GBの次世代光ディスク
 記録容量45GBの再生専用(ROM)次世代光ディスクを開発。これにより1枚のディスクの片面にハイビジョン映像を約12時間収録することが可能。ディスクは片面3層構造となっていて、それぞれの層には15GBの情報を収録。HD DVD-ROMのハイエンドディスクとして、DVDフォーラムに提案予定。
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2005_05/pr_j1101.htm 
 
 教育関連情報
(1)「5歳から小学校」と答申 青森県東通村、特区申請へ
 青森県東通村の総合教育プラン検討委員会は23日、小学校の就学年齢を5歳に引き下げ、6・4制にするなどの改革案を越善靖夫村長に答申した。村は村議会の承認や住民への説明などの手続きをとった後、2005年度中にも構造改革特区に申請する方針。
 越善村長は記者会見で「将来を担う子供たちがさまざまな分野で活躍するための人材育成の一つとなるだろう」と話した。答申は学力アップのため、小学校の就学年齢を1年前倒しして5歳にし、中学校を4年制にして義務教育を9年間から10年間に延長すると設定。保育園と幼稚園を一つにまとめ「幼小中一貫教育」を目指すとしている。 東通村は03年度の青森県の小・中学校学習状況調査で、同村の平均点が県平均より低かったことなどから、教師らで構成する検討委員会を設置。教育環境の向上を目指し、04年7月から検討してきた。内閣官房構造改革特区推進室は「幼稚園と小・中学校の教育内容をうまく連携させればできるかもしれないが、就学年齢など義務教育の枠組みは変えられないのでは」としている。
☆★☆ コメント ☆★☆
 まさにコロンブスの卵。驚きの特区申請だ。義務教育を10年に?思ってもみなかった発想だ。苦労して、授業時間数を増やそうとしていたのは何だったのかと思えるほどだ・・・・
 でも、難しいだろうな。野球で、投手が10m前から投げたら・・・・。1塁をパスして2塁へ走ったら・・・・と言うのに似ている。特区といえども、枠組みをはずしたら、教育改革の発展性がなくなる。あくまでも別の問題と考えるべきであろうが・・・・。でも、アイデアに座布団一枚!
 
(2)スクールミーティングより
● 中山成彬文部科学相は27日、スクールミーティングで広島県尾道市の市立土堂小学校を視察した後、記者団に「(教職員が)子どもたちと向き合う時間をつくるため、雑用や校務はできるだけ削減するよう教育委員会や校長先生も考えてもらいたい」と述べた。
 中山文科相は、同小の陰山英男校長が進める、計算力を高める独自の練習法「百マス計算」を使った授業などを視察後、教職員と懇談。教職員は「提案書類や計画作りなどの事務仕事が減れば、授業のプリント作りなど、もっと子どものための仕事ができる」などと現場の実情を訴えた。
 陰山校長は「学校5日制は世界のすう勢。学力向上の観点から学校5日制の見直しが議論されているが、関係が強いとは思えない」と語った。(共同通信) - 4月27日18時30分更新
● 中山成彬・文部科学相は21日、茨城県水戸市の茨城大学付属中学校での「スクールミーティング」で、ゆとり教育について「授業時間を減らしたことは反省すべきだと思う」などと中学生に謝罪した。
 中学生からは「学校は勉強する所なのに、総合的な学習の時間のせいで、学校外で勉強するなど逆転現象が起きている」などと厳しい質問が相次いだ。中山文科相は「ゆとり教育の見直しで教科書のページ数も元に戻りつつある。(薄い教科書の)皆さんには申し訳なく思う」と答えた。
 一方、同日に訪れた茨城大付属小学校では、教諭から「総合学習の時間は必要だ」などとゆとり教育の維持を訴える意見が相次いだ。これに対し、中山文科相は「総合的な学習の時間は労力や蓄積がないと取り組めない。『基本教科を増やした方がいい』という声も上がっている」と述べた。
☆★☆ コメント ☆★☆
 文科大臣の国民の意見を聞こうとする姿勢は素晴らしい。その結果、文科大臣が「雑用や校務はできるだけ削減するように」と発言したことは評価してよい。しかし、水戸でのコメントは、始めから結論ありきの発言である。もう一度、客観的に、実体を見ていただきたいと願わんばかりである。
 
8 研究会情報
(1)日本生活科・総合的学習教育学会の愛知支部(LES愛知)の5月例会です。 
 講師:嶋野道弘氏(文教大学教授:元文科相視学官)
 演題:「生活科・総合の未来を語る」  日時:5月28日(土)午後1時30分
 場所:愛知県刈谷市愛知教育大学大学会館  会費:500円
 
(2)メディアリテラシー教育研究会中部支部例会を名古屋にて開催!
 メディアリテラシー教育のご研究、実践者として幅広くご活躍中の中村純子(すみこ)さん(川崎市立宮前平中学校/国語メディア研究会)にお越しいただきます。
 中村さんは、中学校で国語を担当される中で様々なメディアリテラシーの授業をご考案、実践され(共著など多数)る傍ら、この度、日本で初めて小学校学習指導要領対応の指導案等含めたビデオ教材の開発に携わられました。
 本研究会では、発売間もないこのビデオ教材を用いた授業を模擬授業を含めて具体的に発表いただき、その後、質疑応答を予定しています。
 
 日時:6月11日(土)13:30〜17:00
 場所:名古屋法律経済専門学校1号館(金山総合駅南口徒歩1分) 
       地図は、こちらから http://asu-group.net/elic/
 参加費:1,000円
 お申し込み:水野恵 megumi@asu.ac.jp まで、事前にメールでお願いします。
 
(3)横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校
● 研究主題
教科をもっとおもしろくする! −学習実感 気がついたら学力向上−
>社会 心が動く 生徒が変わる −自分の願いからはじめる社会科学習−
 ★お申込み方法など詳しいことは   http://www.yokochu.ynu.ac.jp/ 
●日程-------------------------------------------------------------
 日時:2005年6月25日(土)
 受付         10:00〜       公開授業1      10:30〜11:20
 公開授業2      11:30〜12:20  昼食・休憩       12:20〜13:10
 研究協議(教科ごと) 13:20〜14:50  基調提案       15:00〜15:15
 講演 15:15〜16:45   ★講師 講師 天笠茂先生 (千葉大学教育学部)
●会場 横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校
〒232-0061横浜市南区大岡2-31-3   (横浜市営地下鉄弘明寺駅下車すぐ)
TEL:045-742-2281or2282 FAX:045-742-2522  ●参加費 1,000円(資料CD-ROM他代金含む)
 
 メルマガ紹介
(1) JMM [Japan Mail Media]                No.320 Saturday Edition
☆★☆ 紹 介 ☆★☆
 JMMは、数多いMMのなかでも、最も硬派である。そして、その情報量は多く、無料であることが信じられない。コメンテーターも多彩で、特に経済関係の記事は秀逸である。ぜひとも一度目を通していただきたい。
−−−−−−−−−−−−−−− 以下引用 −−−−−−−−−−−−−−−−
  ■ 『from 911/USAレポート』 第196回     「鉄道運転士と専門職」
  ■ 冷泉彰彦   :作家(米国ニュージャージー州在住)
「鉄道運転士と専門職」
 4月25日の月曜日に起きた、尼崎でのJR西日本電車による脱線転覆事故は、アメリカでも大きく報道されました。CNNでは、直後からウェブサイトでトップ扱いでしたし、TVは事故がアメリカ時間で日曜の夜だったこともあって即座の対応というわけには行きませんでしたが、月曜の朝は各局完全にトップニュース扱いでした。
 新聞は更に遅れましたが、NYタイムスでは火曜日になってから一面トップで大きな写真(L字型に曲がった2両目を中心としたショッキングなカラー写真でした)を掲載、更に水曜日には事故の詳細を1ページ全部を割いて解説するという大きな扱いでした。
 大学の日本語クラスでも当然ながら大きな話題になりました。日頃、私などが新幹線の運行技術や、秒刻みの山手線の運行体制などを話しているものですから、日本の鉄道運行について一応のイメージを持ってくれていた、それが裏目という感じになっています。とにかく「90秒の遅れを取り戻すために死のギャンブルをしなくてはならなかった」ということがどうにもピンと来ないというのです。
 私の勤務しているニュージャージー州立ラトガース大学は、同州のニューブランズウィック市にあって、ニューヨークとは電車で1時間の距離です。日頃は宿題だ実験だと、田舎のキャンパスで禁欲的な生活を強いられている彼等が、たまに都会気分を味わうためには、その電車に乗っていくことになります。
 このアメリカの鉄道事情に親しんだ彼等には、鉄道が時間通りに来るというのは信じられないのです。「90秒」ということが全く理解できないのも仕方がありません。実は、このニューブランズウィックとニューヨークを結ぶ鉄道は、往年の大陸横断鉄道であり、またニューヨークとワシントンを結ぶ大動脈でした。
 鉄道の黄金時代には、それこそ分刻みで列車が運行されていましたし、大統領選挙の際には3色のリボンをつけた遊説列車が華やかに走った線でもあります。アメリカの鉄道は、最初は民間会社によって開発が進められました。明治時代の日本の鉄道黎明期と同じ事情です。日本の場合は鉄道省による官営化が進められましたが、アメリカの場合は独占禁止法の問題などを経ながらも民営が続いていました。
ですが、1950年代に進んだモータリゼーションの波は、鉄道をあっという間に衰退に追いやったのです。全米で多くの鉄道が廃線となる中で、大陸横断鉄道をはじめとする長距離列車については「コンレイル」という全米での半官半民の会社に一本化され、それ以外の鉄道事業は大都市の地下鉄を例外として、完全に沈滞した時期を迎えたのです。
 その後、80年代ごろからは少し別の動きが出てきました。大都市圏での交通渋滞や大気汚染がひどくなったために、大量輸送の手段として、とりわけ都市圏での通勤輸送を担う存在として鉄道が見直されてきたのです。その一方で、コンレイルの方は、航空自由化の中で格安券の出回るようになった飛行機に押されて慢性的な赤字経営という事態になっていきました。最終的にコンレイルは再分割されて、ローカル鉄道は各地方の民間企業や第三セクターに移行となり、「アムトラック」という長距離特急サービスを担う会社だけが残りました。
    まだまだ続きます。 http://ryumurakami.jmm.co.jp/recent.html をご覧ください。
 
(2)重箱の隅  vol.1445(2005/04/29号)
☆★☆ 紹 介 ☆★☆
 個人的に雑学サイトは大好きである。このサイトを始めとして、いくつも登録し、毎日複数のメールが届く。たとえば「ドレミ」。こうした雑学的知識は、教科指導のおりにとても役立つ。というより、本当に定着して欲しい知識よりもむしろ定着率が高いことは、経験的に言えるのではないか。
 子どもたちの興味関心を高めるために、ぜひ雑学サイトを有効活用したい。
−−−−−−−−−−−−−−− 以下引用 −−−−−−−−−−−−−−−−
今回のテーマ「ドレミ」
 ドレミファソラシという音階名、この元を考案したのは11世紀のイタリアの修道僧(音楽教師)グィード・ダレッツォ。それまで音階名で読み歌うということがなく不便に感じていたのが命名のキッカケと言われている。
 音階名の由来は聖ヨハネ賛歌。その歌詞「Ut queant laxis /Resonare fibris/Mira gestorum /Famuli tuorum /Solve polluti /Labii reatum /SancteJohannes」という各小節の頭が音階の順になっていることに着目し、Ut Re Mi Fa Sol La S(i)と名付けた。後にUtは発音しやすくDoに変わったというワケ。
 現在この音階名はイタリアで主に使われている。フランスではDoがUtのまま、アメリカやイギリスではCDEFGABというアルファベット、ドイツでは少し違ってCDEFGAH(ツェーデーエーエフゲーアーハー)が使われている。日本でもハニホヘトイロという和名があるのはご存知の通り。
 
(3) 情報の読み書き能力を育てる「メディアリテラシー教育21」No.185
    登録者数1560名(2005.4.26現在) 編集長/水野 恵(愛知産業大学三河中学校教諭)
☆★☆ 紹 介 ☆★☆
 最近、特にメディアに対する不満は大きい。例の脱線事故の記者会見時の記者の態度には、国民の多くがJRに同情したのではないか。管区の違う者のボーリング大会が、あれほど非難されることか?少なくとも、一人ひとりの行動を明らかにしなければならないことか?もっと、取材すべきこと、報道すべきことがあるとは思わないのか?
 自分の感覚がずれているのか、マスコミ人の感覚がおかしいのかの結論は出せないが、言えることは、メディアの情報を鵜呑みにしてはいけないと言うことである。そのための研究会に、ぜひ参加して欲しい。
−−−−−−−−−−−−−−− 以下引用 −−−−−−−−−−−−−−−−
●NHK教育テレビ「メディアを学ぼう」水曜午前11時30分〜50分に放送中!
  中学・高校 総合的な学習の時間・情報を応援する番組です。
 この番組は、藤川大祐さん(千葉大学教育学部助教授)、沓掛誠さん(文部科学省初等中等教育参事官付情報教育調査官)、高倉誠さん(昭和第一学園高等学校教諭)、平野秋一郎さん(毎日新聞社デジタルメディア局委員)、黒上晴夫さん(関西大学総合情報学部教授)、山川隆さん(NTTドコモモバイル社会研究所副所長)の方々のご協力で作られています。
<内容>
 テレビ・新聞・雑誌・インターネットなどの制作現場を紹介しながら、それぞれのメディアが、どのように情報を加工して、伝えているのか、その仕組みを学んでいきます。
<放送日時>水曜午前11時30〜50分
   1 変貌するテレビ 放送済み          2 企画をたてる   4月27日
   3 情報を集める   5月11日、18日    4 情報を編集する  5月25日、6月1日
   5 情報を選択する  6月8日、15日     6 情報をデザインする 6月22日、29日 
   7 わかりやすく伝える  7月6日、13日   8 CMをつくる 8月24日、31日、9月7日   9 メディアをくみあわせる  9月14日、21日 10 ネットワークを活用する 9月28日、10日
 各回の詳細など、番組ホームページをご覧下さい。http://www.nhk.or.jp/media/ja/frame.html 
 
10 耳寄り情報
 ここでは、生涯学習情報を紹介します。
(1)犬山市民総合大学 敬道館 
 一般教養学部はまだ定員に達していません。次から申し込めます。
 http://www.mmjp.or.jp/i-manabi/3l/seijin/sogo.htm 内容もここを見てください。土井は申し込みました。
(2)梅原 猛 講演会 「円空の語るもの」 
    5月21日(土)14:00〜 江南市民文化会館大ホール」
      5月14日〜29日に行われる円空展にちなむものです。
(3)江南市生涯学習講演会
  第1回 5月30日(月)平林正幸氏    話し方インストラクター
第2回 6月25日(土)沼野文子氏    クラシック室内楽グループ主宰
第3回 7月 4日(月)大井 武氏    大井農園創立
   いずれも10時から11時45分まで   これも魅力的です。
     申し込みは江南市生涯学習課まで

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp