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報告者  土 井

2006年10月17日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井、高橋先生(門弟山小)、早川先生(江南北中)、坪内先生(大北小)、小沢先生(扶桑東小)、坪内先生(犬南小)、野沢先生(柏森小)、天野先生(江西中)、池邑さんの9名でした。

 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

  愛知教育大学附属名古屋中学校第49回教育研究発表会
 教師力アップセミナー−野口芳宏氏講演会−
 「教育再生会議」有識者メンバー決まる    
  「日本の教育を考える10人委員会」からの提言
  役立ちWeb特集
  教育関連情
 MM紹介
 
研究会紹介 
 県名カード

参加者の提案
愛知教育大学附属名古屋中学校第49回教育研究発表会   平成18年10月6日       
   演題 子どもの豊かな知性を拓く授業−多重知能理論から考える−
   講師 京都大学大学院教育学研究科教授 子安増生 先生   ここで報告します。
      
 教師力アップセミナー−野口芳宏氏講演会−
 平成18年10月9日、教師力アップセミナーで野口芳宏先生の講演が午前・午後と1日日程でありました。詳細はここにアップされますのでご覧ください。
 ここでは、個人的に印象に残った点に絞ってまとめてみます。
 午前は作文指導のお話でした。
○ 作文は国語力の総合的な力を反映する。
○ 作文指導の不振の原因は指導が面倒なことにある。
  どう打開するか?まず、今年1年は作文を書く1年とあきらめさせる。
○ 教育はする方も受ける方も覚悟がいる。教育の本質は価値ある強制。
○ 多作を目指す。「呼吸をするように作文を書く」→用紙を常備する。
○ 楽作を目指す。楽しいとは「ネタの開発」再生作文、再話作文へと創意の部分を増やしていく。
○ 多作だけなら活動主義。作文の基礎基本を押さえる。何を教えるかをはっきりと持つ。それが基礎基 本。題名の付け方、書き出し、原稿用紙の使い方など教えるべきことは教える。  
○ 作文指導で時間がかかるから書かせないよりは、とにかく書かせる。処理の負担より多作を優先。
作文指導は事前指導にこそ価値があり、書いた後でなおしても遅い。
○ ほめる。長く書くより小作を。ためてつなげれば大作になる。
○ 日直作文はおすすめ。http://www.geocities.co.jp/NeverLand/2605/0sstop.htm を読んでいただきたい。
○ 読書感想文より、読者感想文へ。読む前と読んだ後を比較し、どんな変化があったのかを書く。自己 を見つめ、自己成長を綴る。
 
 午後はまず筒井先生のビデオ視聴でした。そこでのご指導は
○ 授業は、望ましくない状況から授業によって変容して意味がある。
○ 俳句を教えるなら、辞書で俳句を調べてから行う。
○ 「ほかに気づいたことはないか?」ではなく「季節はいつか?」など焦点化して聞く。
◎ 研究授業であがったりするのは傲慢。悪いところをよく見せようとするから緊張する。悪いところを悪いと言われてこそ価値がある。
 
 その後の講座は、「縦の教育、横の教育」という演題でした。
○ ノートに書かせることが思考を促す。立場を決めると他人の意見が気になる。討論につながる。
○ 縦・経・立の言葉は良い印象が多い。これに対して横の言葉は悪い印象の言葉が多い。
○ これからの教育のポイントは親子関係の正常化。学校は唯一の教育機関。家庭教育を直せるのは学校教育のみ。親子関係から師弟関係へつなげたい。
  
 「教育再生会議」有識者メンバー決まる
 政治は人が決める。今後の教育の方向性も、同様に人が決めていく。これから最も国の方向性に影響を与えそうなのが、「教育再生会議」である。メンバーにどのような人がいるのか見てみたい。
 
浅利慶太(劇団四季代表)劇団四季創設者で芸術総監督。歴代総理をはじめとする、財政界へのパイプの 太さ、交流の広さには目を見張るものがある。次の世代を育てようとしないとの陰口も聞くが…。
池田守男(資生堂相談役)=座長代理  61年東京神学大学卒業後、同年資生堂入社。社長室長、秘書室 長などを歴任し、秘書として5代の社長に仕える。01年代表取締役社長に就任。会社の組織・風土か らマーケティング、サプライチェーンマネジメントまであらゆる改革を推し進める。
海老名香葉子(エッセイスト) 東京大空襲を題材にしたアニメ映画「あした元気にな〜れ!」の原作者
 母として、祖母としての意見を期待したい。
小野元之(日本学術振興会理事長) 文部省と文部科学省で事務次官。過激な学生運動も経験している。
陰山英男(立命館小副校長) 説明はいりませんね。
葛西敬之(JR東海会長)国鉄民営化に当っては改革派の中心として活躍。87年JR東海発足と同時に 取締役就任。95年、代表取締役社長に就任。「海陽中等教育学校」にも取り組む
門川大作(京都市教育長)昭和44年より京都市教育委員会に勤務。総務課長、総務部長、教育次長を経 て、平成13年4月より現職。昨年は、現場の先生方にも声をかけ、先生だけの掃除の会「便京会」を 立ち上げた。
川勝平太(国際日本文化研究センター教授)京都出身の歴史学者。専門は比較経済史。「富国有徳論」な どを著した。新しい歴史教科書をつくる会賛同者。
小谷実可子(日本オリンピック委員会理事) スポーツコメンテーター、日本オリンピック委員会広報員、 長野オリンピック広報員、国際オリンピック委員を歴任。
小宮山宏(東大総長)「動け!日本」緊急産学官プロジェクト委員長。『地球温暖化問題 ハンドブック』
 など地球温暖化問題についての著書が多い。
品川裕香(教育ジャーナリスト)ノンフィクションライター。『LD・ADHD・アスペルガー症候群 気に なる子がぐんぐん伸びる授業―すべての子どもの個性が光る特別支援教育』などの著書多数。
白石真澄(東洋大教授) ニッセイ基礎研究所 主任研究員を経て現在に至る。専門テーマは「バリアフ リー」、「少子・高齢化と地域システム」。少子化社会対策検討会委員
張富士夫(トヨタ自動車会長) 英国の名門私立校をモデルとする海陽中等教育学校を愛知県に開校。
中嶋嶺雄(国際教養大学長) 小学校での英語必修化を提言した中央教育審議会外国語専門部会主査。
野依良治(理化学研究所理事長)=座長  ノーベル化学賞受賞者
義家弘介(横浜市教育委員) ヤンキー先生
渡辺美樹(ワタミ社長) 居酒屋「和民」などを展開。学校再建、教育改革のために私財30億円を投入。大鉈をふるって学校を変えていく改革の手際の良さとテクニックは驚異的。
☆★☆ コメント ☆★☆
 第一印象は、「多方面から人選されている」、「現場を知る人が少ない」ということである。前者に異存はないが、比較的狭く深い専門性の高い人が多いので、全体が見える人による調整が不可欠であろう。後者はこれから現場を数多く見て、現状をよく理解していただくことを望みたい。

 「日本の教育を考える10人委員会」からの提言 (2006年09月15日)
 日本の教育を考える10人委員会(委員長:佐和隆光(立命館大学政策科学研究科教授及び京都大学経済研究所特任教授)は毎年提言を行っており、今回2006年度版の提言を行った。この会には、尾木直樹氏や佐藤学氏、宮崎緑氏、樋口恵子氏などおなじみの人も多い。
 同委員会は提言の中で、教師の質の低下が騒がれている原因には、「給与の安い非常勤教員を採用して少人数教育を実現」「常勤教員の負担が大きくなり、非常勤教員は研修などの環境が整備されておらず、レベルの向上を図りにくい」などの構造的問題があるのだと主張する。
 そこから、行政側には
「政府が進める構造改革の取り組みにおける公務員の定数削減の中から、教職員は除外すべき」
「教職員については、質の高い人材を確保するための処遇が必要」「教職員養成制度を抜本的に見直してその専門性を高め、現職教職員の資質向上を図るため、様々な研修のあり方を見直し、改善・充実させることが必要」といった努力が必要であるとしている。ただし、教職員にも不備な点はあるとし、
「教職員は、児童・生徒の興味や関心、保護者や地域住民の希望や不満につねに敏感かつ応答的でなければならない」と述べた。
 また、義務教育は、教育基本法に記載されている「人種、信条、性別、身分、門地」以外にも、地域、保護者の可処分所得によって格差が生じないことを法的に位置づけるべきであるとする。そして、教育機会を保障する質の高い、効果的に機能する公教育の整備・充実が必要であるとした。
2006年度提言:「義務教育は国民一人ひとりのライフラインであり、将来への投資である」[PDF 148KB]
http://10nin-iinkai.net/data/20060911teigen.pdf 
☆★☆★ コメント ☆★☆★
 「数(量)」と「質」は両立が難しい。これは、教育においても例外ではない。
 同委員会の提言、「給与の安い非常勤教員を採用して少人数教育を実現」「常勤教員の負担が大きくなり、非常勤教員は研修などの環境が整備されておらず、レベルの向上を図りにくい」は、残念ながら実態であろう。非常勤教員の誰もが質が低いとは言わないが、ほとんど授業の経験のない人が多いのは事実である。しかも、研修の機会がほとんどない。質の高い教師が40人を指導するのと、そうでない教師が20人指導するのとどちらが有効か?答えは明白だ。「少人数教育は万能だ」というのは必ずしも真ではないということをぜひとも認識していただきたい。その点をずばりと突いたこの提言は傾聴に値する。
 


 役立ちWeb特集 
(1)デジタル写真を簡単にきれいにできるサイト
 デジタルカメラで撮影した写真を、簡単に補正や加工できるWebサイトがオープン。デジタル写真を
サイトにアップロードし、写真を補正。ユーザーのレベルにあわせて“自動”、“かんたん”、“マニュ
アル”を用意、専門のソフトウェアのような高度な操作が不要で、誰でも簡単に写真の補正が可能。
 
(2)「法、納得!どっとこむ」より
 NHKの受信料問題  http://www.hou-nattoku.com/enq/archive/01_nhk.php 
 再び、NHK問題!  http://www.hou-nattoku.com/enq/archive/11_nhk.php 
 NHKの受信料、払わなければならない?  http://www.hou-nattoku.com/consult/143.php 
 
(3)《日本は競争力1位・初等教育や技術革新分野で》世界経済フォーラム
 スイスの民間研究機関「世界経済フォーラム」(ダボス会議の主催で有名)は9月26日、2006-2007年版の世界競争力報告書を発表した。総合競争力はスイスが1位で、フィンランド、スウェーデン、デンマークの順。米国は6位。日本は保健・初等教育や技術革新などの分野で調査対象125カ国中トップにランクされたが総合では7位。財政の114位が足を引っ張っている。http://www.weforum.org/en/index.htm  
 
(4)学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果》文部科学省 ◆
 文科省は、平成17年度における公立学校の教育の情報化の実態調査を、平成18年3月31日現在で行い、7月に都道府県・指定都市・中核市別の調査結果を公表したが、このたび、設置者(市区町村等)別の調査結果を追加し、文科省のホームページに掲載した。
 
(5)優秀教員1000名を、文部科学大臣が表彰します 文科省
 文科省は、優秀な教員1000人を表彰する制度を実施することに決定した。全国から、「全国の国公私立学校の現職の教育職員(教職経験10年以上かつ35歳以上の者)」約1000人の教員(国私立70人程度、公立930名程度)が、文部科学大臣から直接表彰される。「学校教育の成果は教員の資質能力と熱意に負うところが極めて大きい」ため、指導力不足教員への対策とともに、成果評価も行うこととしたもの。
優秀教員に対する文部科学大臣表彰について http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/09/06092205.htm 
 
(6)先生のための花子道場
 校舎配置図をつくってみよう http://www.justsystem.co.jp/school/prac/hanako/hana011_1.html 
 
(7)ブログサイトの記事を地図上にプロット
 インターネット上の主要なブログサイトの記事をクローリングし、独自の解析手法とジオコーディングによって位置を特定することで、記事内のスポットを地図上にプロットするサービスが登場。
地図をプラットホームにした“街の姿が見えてくる”地域情報検索サービス。
 
(8)10月9日10時35分頃の震動波形について
10月9日10時35分頃に発生した北朝鮮北部を震源とする地震(マグニチュード4.9)について、北朝鮮北部で発生した過去の地震の波形と比較。今回の震動はS波が不明瞭であること等の特徴があり、2つの波形の比較でみれば、自然地震ではない可能性が考えられる。
 
(9)パナマ運河の通航料は? http://www.hat.hi-ho.ne.jp/heart_thoughts/panama/canal.html 
 3組の水門と3つの人造湖をつないだ全長約80km,船舶通行航路の最小水深は約13m、最小幅はゲーラード水路の約192mです。平均的な船舶が運河を通過する所要時間は約9時間かかります。近年は1日平均37隻、年13,000隻以上の船舶が運河を通航しています。
 通行料   貨物:パナマ運河ネットトンにつき 2.57ドル
     バラスト:パナマ運河ネットトンにつき 2.04ドル
      その他:排水量トンにつき 1.43ドル
       これまでの最高は 2600万円  最低は 40円 だったそうである。
 (参考)スエズ運河の通航料は? http://sekitori.web.infoseek.co.jp/Houses/ie_Egy_swess.html 
    22,000トンの豪華客船「にっぽん丸」の通行料は1,500万円という噂
 
(10)日本は父親と子どものふれあい短め・「家庭教育に関する国際比較調査」 (独)国立女性教育会館
 日本の父親の約4割が、平日子どもと過ごす時間の短いことに悩んでいる。実際に子どもと接する時間は、1日平均3.1時間と母親との差は4時間台に広がり、食事の世話をはじめ子育ては母親任せの傾向にあることが調査によってより明らかになった。同調査は、独立行政法人国立女性教育会館が、日本および韓国、タイ、アメリカ、フランス、スウェーデンの0〜12歳の子どもを持つ家庭、家族を対象に行ったもの。【詳細】http://www.nwec.jp/news/page12.php 
 
(11)ヨガに関するサイト
☆国際ヨガ協会 ヨガと全国のヨガ教室ご案内 http://www.kokusai-yoga.net/ 
 ヨガを学ぼうと思う人には便利で実用的なNPO法人国際ヨガ協会のサイト。疲れたと感じたときに、すぐにできる8分間リフレッシュも掲載。指導者や教室の紹介も充実しており、体調や能力に応じて活用できる。
☆ヨガポーズ大全集 http://yoga.make-7.com/ 
 ヨガ教室には通えないけれども、自宅でヨガを楽しみたい人のためのサイト。ねじりのポーズや猫のポーズなどの解説はもちろん、準備運動やテレビを見ながらでもできる
☆ヨガ教室、ヨガスタジオ検索サイト「ヨガステーション」 http://www.yoga-station.com/ 
 都道府県別のエリア検索で、ヨガ教室やヨガスタジオを調べたり、お得なクーポン券も発行してもらえる便利なサイト。どんな洋服で行なえばいいかなど、初心者Q&Aも充実していて解りやすい。
☆YOGA.jp日本ヨーガ瞑想協会 http://www.yoga.jp/ 
 日本ヨーガ瞑想協会は、テレビや「パワーヨーガ」「瞑想入門」などの著書で知られる綿本彰氏が運営。こちらでは、全国の綿本ヨーガスタジオの紹介や体験レッスン、ポーズ辞典などがあり。
☆無料動画レッスンサイト http://www.unself.jp/index.htm 
 ヨガのみならず、料理や語学、美容、健康など、様々な分野で生ずる疑問を、無料動画レッスンで解決できる。自分で動画を撮影して投稿することもできる。
 
 

6  教育関連情報
(1)高等学校の日本史必修化へ意見書提出 東京都教育委員会
 都教委は、国際化の進展に向けて、教育目標として、1)教育は国際社会に生きる日本人の育成を期して行われなければならないことを示している。2) 国際社会に生きる日本人としてのアイデンティティをはぐくむためには、日本史を学習することが重要である、など「小・中・高と継続して日本史を学ばせることが重要」とし、高校学習指導要領の次期改訂時に、日本史の必修化と小中学校の歴史学習の内容見直しを検討するよう求める意見書を、近く文部科学省に提出することとした。
☆★☆★ コメント ☆★☆★
 個人的な話だが、自分は高校で日本史を学習していない。世界史は好きな教科であった。
 さて、社会科教師であることを別にしても、社会生活でどちらを必要としたか。世界史は役に立てられる機会がほとんどなく、その知識の多くを失った。一方、日本史を学習していないことで、ずいぶん不利な思いをした。日本で豊かな生活をおくるためには、高校日本史程度の知識は必要だと思う。
 
(2)NHKの教育映像3000本小中学校に無料で配布 3年間継続 オアシス協議会
 学校におけるデジタルコンテンツの幅広い利用・普及を目指し、民間企業・団体により設立された「オアシス協議会」は、NHKが保有する教育用映像約3000本を、全国の小中学校に3年間にわたり無料で高画質配信する取組みをはじめた。
 社会科や理科、算数、国語などのビデオクリップ及び番組、総合的な学習の教材として広く知られる「おこめ」「たったひとつの地球」「えいごリアン」などの番組で、NHKが学校放送番組の二次利用などで制作したビデオクリップと番組のうち、権利処理のできたコンテンツが配信される。オアシス協議会の参加企業がコンテンツ利用料や配信費用を分担することで実現した。
 現在利用申込み受付中で、配信開始は11月1日から。当初の配信数はビデオクリップ1800本強、番組100本弱の見込みで、今年度内に3000本程度を配信する。
 ダウンロードしたコンテンツファイルは、別のパソコンにコピーし別の教員が利用することが許諾されているので、校内で広く利用することが可能だ。
 問合せ=オアシス協議会事務局 財団法人マルチメディア振興センター http://www.fmmc.or.jp/ 
☆★☆★ コメント ☆★☆★
 ありがたい。良質の映像は、理解に数時間かかることを、数分で成し遂げる力がある。もちろん使い方がよければであるが、短時間のビデオクリップが自由に使える環境は以前からの夢であった。ぜひ今後ますます充実してほしい分野である。

 
 MM紹介
(1)安倍内閣メールマガジン(創刊準備号 2006/10/05)     
● 「美しい国創り内閣」の発足
 こんにちは、安倍晋三です。
 平成18年9月26日、第90代内閣総理大臣に就任いたしました安倍晋三です。戦後生まれ初の総理として、重責を与えられたことに身のひきしまる思いです。国民のみなさまの期待をしっかりと受けとめ、身命を賭して職務に取り組んでまいります。
 私は、毎日額に汗して働き、家族を愛し、未来を信じ、地域をよくしたいと願っているすべての国民のための政治をしっかりと行っていきたい。そのために「美しい国創り内閣」を組織いたしました。
 かつて、日本を訪れたアインシュタインは、「日本人が本来もっていた、個人に必要な謙虚さと質素さ、日本人の純粋で静かな心、それらのすべてを純粋に保って、忘れずにいてほしい」という言葉を残しました。
 日本は、世界に誇りうる美しい自然に恵まれた長い歴史、文化、伝統を持つ国です。アインシュタインが賞賛した日本人の美徳を保ちながら魅力あふれる活力に満ちた国にすることは十分可能です。日本人にはその力がある、私はそう信じています。
 今日よりも明日がよくなる、豊かになっていく、そういう国を目指していきたい。世界の国々から信頼され、そして尊敬され、みんなが日本に生まれたことを誇りに思える「美しい国、日本」をつくっていきたいと思います。
 メールマガジンで総理大臣が直接、国民にメッセージ送るという取り組みは、小泉内閣が始めました。私は、その初代編集長として、どんなメッセージを届けるか、内閣の政策を理解してもらうには、どんな誌面構成がよいかと毎週頭をひねり、自らの考えも編集後記の中で随分言わせていただきました。
 読者の反応は、するどいものです。自分の意見をにじませたときは、賛否両論を含めて大きな反響をいただきました。直接対話の重みを実感させられました。
 メルマガ編集長をはなれてからも、私は、いろいろな人と話をする機会を大切にしてきました。
 いろいろな仕事を経験されて農業に再チャレンジした人。定年した後伝統文化の世界で活躍している人。非行少年の就職を支援している人。ホームレスから立ち直った人。起業を目指すフリーター。障害者が安心して外出できるようなまちづくりを訴える車椅子利用者。高齢者の雇用に取り組んでいる企業などなど。
 日本全国北から南まで、大勢の方々と話し合ってきました。何かに挑戦しようとしている人たちのご意見は大変参考になります。
 机上の議論だけでなく、実際にどういうことが必要なのか、何にみんなが困っているのか、苦しんでいるのか、壁は何なのか、いろいろな人の話を聞いていくことが、本当に求められている施策につながっていくものだと思います。
 私は、みなさんの声をよく聞いて、この国を自信と誇りがもてる国にしていきたい。チャレンジ精神と熱意を持ち、国民のみなさんに、政府が何を考え、何をしようとしているのか、私の言葉で、わかりやすくお伝えしていきたい。(後略)
  
8 研究会紹介 
(1)小牧市立応時中学校公開研究発表会 http://www.komaki-aic.ed.jp/ohji-j/ 
 
(2)愛先生&姫先生の子育て講座「子育てほっとワークセミナー
 「子どもについ言ってしまうキツ〜イ一言からあなたを解放する5ステップワーク」
主催:愛教育 コミュニケーション研究所   後援:中日新聞社 田口教育研究所
 日時:平成18年10月22日(日)13時30分〜16時30分
 会場:名古屋市市政資料館 第3集会室   受講料  2000円 (定員40名)
 
(3)☆ New Education Expo 2006 秋  『未来の教育を考える』教育関係者向けセミナー&展示会
 [名古屋] 10月31日(火)〜11月 1日(水) 愛知県産業貿易会館
 本年で11年目を迎える「New Education Expo」。今回は「教育改革」「大学改革」「あたらしい学校づくり」「学校の情報化」「情報モラル」「変わる理科教育」「英語教育」等をテーマに、第一線でご活躍の方々の講演、各学校現場の先進的な実践事例発表等、最新の教育関連の展示と併せ大々的なイベントとして開催します。 http://apcf.uchida.co.jp/expo/index.cfm 
 
 
参加者の提案

高橋先生 NHK不要論から放送の公共性を考える
       第2回福祉交流会計画案
坪内先生(大北小)スーパーマーケットではたらく人について
川井先生  身近な歴史的事象や地域の博物館から、明治時代の学習を深める
天野先生  地震に対する防災の意識を高める授業を通して
野沢先生  私たちの生活と情報
池邑さん  新しい教育課題と社会科の役割
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問い合わせは 土井謙次  
syaraku@tcp-ip.or.jp