第354回 社楽の会報告    第353回へ     第355回へ   TOPへ
                                                           
報告者  土 井

 2011年9月15日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました。
 参加者(勤務校)は,土井(江南市教委)、早川先生、森藤先生、服部先生(藤里小)、吉田先生(古知野中)、奥村先生(岩南小)、尾関先生、岩井先生(岩北小)、天野先生(大南小)、阿部先生(江西中)、小沢先生(扶東小)、柴田先生(草井小)、坪内先生(岩倉中)、大藪先生(犬南小)、馬場先生、野沢先生(宮田中)、松田先生(曽野小)、坪内先生(犬北小)、鈴木先生(城東中)、高橋先生(岩倉市教委)、池邑さんの21名です。

メインは、岩井先生の青森から鹿児島までの鉄っちゃん取材日記。
いろいろな新幹線が登場しました。鉄道の話だけでなく、社会科関係の取材の話もありました。
 

 



土井が提案したものを紹介します。 
1  教師力アップセミナー 盛山 隆雄先生
倉橋 寛 講演「江南市ゆかりの村国男依」

  第53回「指導と評価大学講座」受講記録   無藤 隆氏
4 教育関連情報
 役立ちWeb特集  
教育関連情報   
MM紹介

 教師力アップセミナー 盛山 隆雄先生
 平成23年9月10日に小牧中学校で行われた、教師力アップセミナー。講師は、筑波大学附属小学校 盛山 隆雄先生でした。
 講演の様子はここで紹介します。
  
 

 倉橋 寛 講演「江南市ゆかりの村国男依」
壬申の乱で活躍した郷土の英雄 村国男依をここで紹介します。
 
 

 第53回「指導と評価大学講座」受講記録   無藤 隆氏
 教育情報 Magazine/ある小学校教師の独り言より、島原先生のまとめを紹介します。
                 無藤 隆(白梅学園大学教授/中央教育審議会委員)
 今回は無藤先生の講義を紹介します。ちょっと難しいですが,知識と知っておくとたいへん具合が良さそうです。

1 学習指導要領における教育課程と指導とは
 (1)今回の改定……生きる力と確かな学力の実現  
   → そのために ・知識をつくり出していくことを強調
           ・知識を生成,改訂,組織 → その知識がさらなる知識生成の基盤
 (2)言い換えると
   ・「現実の社会の中で使える力」
   ・「学校その他で学んできた知的な道具を活用する力」
   ・「様々な人といっしょに協力しながら,知的な活動・社会的な活動・文化的な活動を    行える力」を育てる。
 (3)学校で学ぶべきことを学ぶ → 社会に出てさらなる学びを継続する
   → そこで  ・学校でどういう形で学習するのがよいのかを改めて考え必要性
          ・学校を卒業したあとも知識を活用し,創造していくことを可能とする。
 (4)知識を活用する,知識を創造する。
   ・将来の知的な活動のための道具ないしレパートリーを身につける。
   ・それを実際に近い場面で活用できるようにする。
   → そこで   ・より複雑な場面,日常に近い場面,力一杯力を発揮しないと解けな      いような課題,他の人と協力しながら協同で達成していくような課題を与える。
 (5)単元ごとに指導しようとするねらいを確実に達成できるようにする。
   → これを「確かな学びのプロセスをつくる」と呼ぶ。
 (6)余談
   ・学校評価 → 問題点を明らかにし,改善されているのか?学力がついているのか?
           形式的にやるだけ・・・では無意味。 

2 習得と活用のサイクルをつくる
 (1)教科学習
   ・習得と活用のサイクルをつくる。
   ・習得とは → 習得させるべき基礎的基本的な知識・技能を繰り返しを通して身につ          けさせる。
   ・活用とは → 教師の想定する目標としての理解に向けて子どもが考えるように仕向          ける。
 (2)2つのタイプの習得
   1)完全自動化すべき内容 → 例:計算の手続き
   2)理解したことを道具として整備し,その後の場面でそれを使っていく。
    → 一度理解したら公式,ルールとして覚える。
    → 忘れたらまた思い出す。……活用の結果としての「習得」

3 確かな活用の指導へ
 (1)活用とは
   ・教師の想定する目標としての理解に向けて子どもが考えるように仕向ける。
    → 理解させたい目標に確実に到達できるように。
   ・活用の中で,子どもが考えることが大事。
   ・子どもの脳の中で形成する知識の間の様々な結びつきをつくっていくこと。
    「知のネットワーク」
   ・活用と「探究」を分けてとらえるべき。
 (2)活用の指導において大切なこと
   1)何を理解させるかをはっきり把握すること。
   2)その方向に向けて思考をめぐらす条件をつくること。
   3)考えるための十分なヒント,素材,課題を与えること。
   → 子どもが考えるように仕向けていく条件を整える。

4 豊かな探究の推進と総合的な学習の時間の強化
 (1)探究とは
  ・正答の定まらないところで課題を見いだし,体験や調べ学習で考えをまとめていく学習
    → 総合的な学習を核とする。
 (2)総合的な学習の時間
  ・自己課題を見いだし,探究活動を通して,その問題が社会的専門的に重要なものに発展   する。

5 指導と評価の一体化
 (1)指導と評価の一体化
   ・単元計画に踏み込んで,評価と補充指導を結びつけること。
   ・毎時間の授業の中で子どもの様子を見ることが基本。
   ・見逃してはならない「半分かり状態」 
       → 分かったつもり/思考不足を見つける教師の力をつける。
         課題の見かけを変えると解答になっていない。
 (2)単元をベース
   ・指導計画に合わせて評価計画を作成する。 → 評価課題
   ・指導のやり直しが必須 → 補充の時間を指導計画に組み込む。
 (3)思考力,言語力の指導 → 何を指導するか?
                ×「さあ考えて」 ×「もう少し考えて」……教師の負け
              → 考えるタネを与える。ヒント,手がかり。
                目標が見えていると考えたくなる。
              → 習得と活用のサイクルの中で。
 (4)思考と表現をいっしょに考える。
   ・言語表現を通して思考力をつける。 → 表現したもので評価できる。  

6 観点別の評価 ─ 特に「思考力」の評価
 (1)表現 → 思考力につなぐ
   ・思考が育っていくためには,考えたことを言い表す必要がある。
    言い表すことを通してさらに思考が深まっていく。
   ・思考と表現の循環(サイクル) → 思考力を言語力の育成と結びつける。
 (2)思考力の評価
   ・パフォーマンス評価の導入
    具体的な行動(子どもの様子)で評価  「こういう姿が見られればA」
    こういう作文が書けたら,こういう解答ができればなど → 先行研究参照
 (3)評価基準のつくり方
   ・これならA,Bはこの程度など,あれこれ想像して並べて話し合ってみる。
   ・学習内容に応じてできるだけ具体的に。 → 例をあげる(ルーブリック)

7 通知表や学習カルテなどの活用
 (1)保護者との連携を強化
   ・通知表や学種カルテを通して。→ 教員間・学年間・校種間の接続可能にもつながる。
 (2)学習カルテ
   ・学習の進み具合を全校で共有するためのファイル → ポートフォリオ
   ・子どもや保護者への評価情報や補充指導の進め方などを知らせる。
 (3)通知表
   ・日頃の学習の進め方やそれに応じた指導のあり方を理解してもらう。
   ・子どもの学びをともに薦めるようにしていく道具
   ・「努力を要する」「もっとがんばろう」という所見
     → 指導上の責任を果たしていない。
     → 具体的なアドバイスを。

8 その他
 (1)習得から活用の授業へ
   ・1行知識 → 覚えているが,頭の中でバラバラ……一問一答なら答えられ
          るが,思考できない。
     これをどうネットワーク化していくか。 → これとあれがどうつながるか?
     例:歴史上の事実(1行知識)とその時代の時代性(思考)

 お役立ち資料
 
 ブログで、8月6日から8月31日までに紹介した資料です。
確かな学力定着向上のための指導改善資料 Part 2 愛媛県総合教育センター
教科書制度の概要 文部科学省
「学級運営等の在り方についての調査研究」報告書 文部科学省
特別支援教育学級担任 通級による指導担当教員のためのサポートブック 高知県教育センター
 
校内研修サポートブック 〜指導力向上をめざして〜 高知県教育センター
学習・情報センターとしての学校図書館の役割と職務 茨城県教育研修センター
「授業研究ハンドブック(高等学校版)」 山形県教育センター
自殺予防教育について考える −危機を乗り越える力に焦点を当てて− 栃木県総合教育センター 
リストカット・自殺企図・摂食障害の理解と対応 栃木県総合教育センター
CLARINETへようこそ−補習授業校教師のためのワンポイントアドバイス集− 文部科学省
 
小学校キャリア教育の手引き 文部科学省
中学校キャリア教育の手引き 文部科学省
特別支援教育を推進するための制度の在り方について(答申) 文部科学省
特別支援教育関係 ボランティア活用事例集 文部科学省
自閉症のある子どもへの支援ガイドブック 京都府総合教育センター
小・中学校等における発達障害のある子どもへの教科教育等の支援に関する研究 国立特別支援教育総合研究所
自閉症スペクトラム障害のある児童生徒に対する効果的な指導 国立特別支援教育総合研究
内容・指導方法に関する実際的研究
小学校外国語活動にかかわる指導資料 「Hello」 北海道立教育研究所
不登校児童生徒の支援に関する研究 北海道立教育研究所
不登校児童生徒の支援に関する研究〜地域ネットワークづくりと 北海道立教育研究所
支援チームによる取組の充実のために〜  
青森県総合学校教育センター2010年研究紀要 青森県総合教育センター
青森県総合学校教育センター2009年研究紀要  青森県総合教育センター
青森県総合学校教育センター2008年研究紀要  青森県総合教育センター
青森県総合学校教育センター2007年研究紀要   青森県総合教育センター
教育研究 岩手 2010 岩手県立総合教育センター
教育研究 2010 岩手県立総合教育センター



 役立ちWeb特集 
 朗読サイトを集めてみました。
(1)朗読 平家物語
  主要30篇あまりを一字一句正確に記憶する平成の語り部・左大臣光永です。
メリハリのきいたドラマチックな朗読で『平家物語』の世界をぞんぶんにお楽しみください。

(2)『日本名作文学朗読選』(ver.1)

(3)『日本名作文学朗読選』(ver.2) 
 
(4)表現よみ作品集−渡辺知明によるポッドキャスティングのための朗読作品−
 朗読ではなく、表現読みの実例が集められているサイトです。内外の作品、260もの表現読みを聴くことが出来ます。    http://kotoba-hyogen.seesaa.net/ 

(5)橋本美佳の朗読の部屋
  http://kotodamabekkan.cocolog-nifty.com/blog/   『永訣の朝』宮沢賢治を聞いてみてください。

(6)月の朗読 【宮沢賢治・新美南吉の童話】  http://moon-reading.seesaa.net/ 
 
(7)朗読で親しむ 日本名作文学全集 第1巻  http://teabreakt.weblogs.jp/roudokusen/ 

(8)朗読で親しむ 日本名作文学全集 第2巻 
 http://teabreakt.weblogs.jp/roudokusen2/     夏目漱石 太宰治 宮澤賢治

(9)朗読で親しむ 日本名作文学全集 第3巻
 http://teabreakt.weblogs.jp/roudokusen3/     日本の古典の名作

(10)朗読で親しむ 日本名作文学全集 第4巻
 http://teabreakt.weblogs.jp/roudokusen4/      日本の名詩選

(11)朗読で親しむ 日本名作文学全集 第5集
 http://teabreakt.weblogs.jp/meisakusen5/     随筆や、隠れた短編の佳作
 
全くの別件
「防災教育推進ポータル」ウェブサイト http://www.jishin.go.jp/main/bosai/kyoiku-shien/bosai.html 文部科学省では、「防災教育支援事業」を「防災教育支援に関する懇談会中間とりまとめ」を受けて平成20年度にスタートさせました。本サイトは、防災教育支援事業において開発した素材・コンテンツ等を発信・提供するとともに、全国の防災教育の事例、防災教育関連情報を紹介するなど、防災教育に携わる関係者の「情報発信」、「情報収集」、「情報共有」の場をつくることよって、「防災教育の発展と普及」につなげることを目的として設置したものです。



 教育関連情報
(1)第178臨時国会  野田首相 所信表明演説
 毎回、所信表明演説の教育部分はチェックしています。野田総理は何を述べたのでしょうか?
 
四 希望と誇りある日本に向けて
 (分厚い中間層の復活と社会保障改革) 略
 
 (世界に雄飛し、国際社会と人類全体に貢献する志)
 日本人が「希望」と「誇り」を取り戻すために、もう一つ大事なことがあります。それは、決して「内向き」に陥らず、世界に雄飛する志を抱くことです。明治維新以来、先人たちは、果敢に世界に挑戦することにより、繁栄の道を切り拓いてきました。国際社会の抱える課題を解決し、人類全体の未来に貢献するために、私たち日本人にしかできないことが必ずあるはずです。新たな時代の開拓者たらん、という若者の大きな志を引き出すべく、グローバル人材の育成や自ら学び考える力を育む教育など人材の開発を進めます。また、豊かなふるさとを目指した新たな地域発展モデルの構築や、海洋資源の宝庫と言われる周辺海域の開発、宇宙空間の開発・利用の戦略的な推進体制の構築など、新しい日本のフロンティアを開拓するための方策を検討していきます。
 
 (政治・行政の信頼回復)略
 
 MM紹介
Vol.322      教育情報 Magazine/ある小学校教師の独り言
◇ 授業中における教師の役割を考える その1   連載1/3
  〜ひきだす・つなぐ・まとめる〜    岡山県・津山市教育委員会指導主査 高岡昌司
 ────────────────────────────────────
 私の学びの仲間である高岡さんの原稿を3回にわたって連載します。
 高岡さんは兵庫教育大附属小学校勤務を経て,現在岡山県津山教育委員会にお勤めです。
 とても内容の濃い論考です。ぜひお読みください。
 
 学校訪問や校内研(授業研)におじゃまするようになって5年目を迎えます。小・中学校の多くの学級を拝見させていただく中で,私は,新学習指導要領となった今だからこそ,授業中における教師の役割を改めて考えてみる必要があると感じています。
 教育基本法や学校教育法の改正において,教育目標が定められ,学力の3要素である「学習意欲」,「基礎的・基本の習得」,「思考力・判断力・表現力の活用力」(学校教育法第30条)が明記されました。当然のことながら,授業中における教師の役割はこれらを踏まえたものであると思います。
 しかしながら,教室での授業の様子は,「子どもの問題意識や反応にあまり関係なく教科書の字面をなぞるような講義型の授業」,「調べたことやわかったことを発表し,その意見を板書するだけに終始し,考えがどのように深まったのか曖昧な授業」,「先生と一部の児童生徒だけとの一問一答で進む授業」等がまだまだかなりの割合で蔓延しているように感じます。これらの授業の要因は様々であると思われますが,最も大きな要因は,やはり,「教師が授業中における役割を具体的に意識していない(想定していない)」ために旧態依然とした授業イメージから脱却できず,改善が進まないのではないでしょうか。
 以前,附属小に勤務していた時に,「教えることの見直し」というテーマで,教師の役割について実践検証しながら学ばせていただいたことがあります。
 そこで,全3回の連載で,【教師の役割】について,考えてみたいと思います。

 教師は単に教える者というだけでなく,子どもの学びを組織し,学びの方向性を指し示していくという意味で,学びのコーディネーターとしての役割が重視される。
 
 附属小では,教師の役割として,3つの提案がありました。私は,それにもう一つ加えて,具体的に4つの役割を提案したいと思います。
 1)「ひきだすこと」2)「つなぐこと」3)「もどすこと」4)「まとめること」です。今回は 1)「ひきだすこと」について,提案します。
 <教師の役割 その1 1)「ひきだすこと」>
 やや荒っぽい例えかもしれませんが,社会科歴史分野の授業を拝見して感じることは,小学校で一通りの歴史学習を学んでいるにもかかわらず,子どもは何も習っていないかのような授業展開をされていることです。
 教師は「教科書P36開いて,聖徳太子について,憲法や冠位十二階の制度をつくり〜」と教科書を片手に一方的にしゃべっている場面を見かけます。どの教科や単元であれ,その子なりの学習経験や生活経験,興味関心などからそれぞれの学習につながる知識やイメージをもっています。決して,子どもの認識は白紙ではありません。授業の開始には,それぞれの子どもが持っているその子なりの知識や考え,思いを十分に1)「ひきだすこと」が重要だと思います。それらを1)「ひきだすこと」の中で本時の学習につながる視点や疑問が出てきます。一方的に,教師が説明するのではなく,子どもの実態から学習を始めるという姿勢は,子どもたちおのおのが,頭の中で既習事項や経験と結びつけながら考えることになります。ここに積極的な思考や基礎基本の反復が生まれます。たとえ,答えが間違っていてもその子なりの見方や考え方を受容することで,学習への意欲を高め,何でも言える安心した学習環境を作り出すことになります。
 上記の歴史授業の場合で考えると,教師は,聖徳太子の人物画を示し,「この人物について知っていることは?順番にどうぞ。」と問えば,生徒が自ら発言します。また,数分間でも,知っていることを一人ひとりに書き出させペアや小グループで交流させる場を設定し発表させます。方法は様々考えられますが,子どもたちの言葉を板書等で整理する中で,時間と内容の問題を踏まえ,本時のねらいに応じて,軽重をつけて取り上げます。教師が一方的にべらべらとしゃべる授業から,それぞれの子どもの学ぶ文脈を踏まえた授業へのはじめの一歩です。
 また,日頃からそれぞれの子どもの興味関心や得手不得手にアンテナをはっておくことで,学習中に意図的にその子の意見や知識を取り上げたり,部分的に活躍させたりすることができます。その子の見方や考えを全体の場に1)「ひきだすこと」ことで,自己有用感につながります。「○○君の意見と○○さんの意見は同じ?違う?」等,子どもが考えてみたい,調べてみたいといった活動の必然性を生み出すことの糸口にもなります。
 このように,教師の役割の1つには,その子なりにある既習事項や生活経験,興味関心を1)「ひきだすこと」です。あらゆる教科,あらゆる場面で,この「ひきだす」という教師の役割は強く意識されることが必要です。子どもは意外な見方をしたり,思わぬ知識を知っていたりするものです。教師自身も子どもの声を聞くことで,より子どもの見方や考えから授業を組み立てるという構えをもつとともに,教材研究の具体的な視点が見えてくると思います。つまり,子どもの意見や見方をいかすためには,教材を構造的に捉え,子どもがどのように認識していくのかということを見据えておく必要があるからです。
 大がかりなことではなく,ちょっとした教師の働きかけ,授業の中で,子どもが持っているその子なりの見方や考え方を1)「ひきだすこと」という教師の役割を意識しておくことが学力の3要素につながると思うのです。
 次回は,2)「つなぐこと」,3)「もどすこと」について述べたいと思います。
<参考文献>兵庫教育大学附属小学校著「学び合い,分かり合う授業づくり」(明治図書)