2010年5月15日 愛知県総合教育センターで5月21日開催の「小学校外国語活動研修講座」で提案する『校内研修プラニンウのための現状把握アンケート』をダウンロードできるページを作りました。小学校で先生方に簡単なアンケートを実施してもらい、その数値をエクセルシートに入力するだけで、グラフ化し、校内研修のポイントを指摘してくれます。いくつかの研修例も載せてみました。参考になればと思います。左上のNEWをクリックしてみてください。

テーマ1:校内研修をどうするか
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テーマ1:外国語活動の評価をどうするか

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テーマ2:校内研修の充実

 岐阜県の松川教育長は、小学校英語活動実践研究大会岐阜大会のあいさつで、90%以上の学校で校内研修が実施されたと言ってみえましたが、愛知県では、私の知る限りまだまだ校内研修が行われていないのではないかと思います。
 平成21年度、いくつかの小学校の現職教育に次の3通りの方法で関わってきました。
@ 実際に教室で児童相手に授業を行い、先生方にポイントなどをお話しする。
A 研究授業を見せていただき、研究協議会で助言をさせていただく。
B 講演あるいはワークショップ形式で、授業の作り方などを説明する。
 小学校の全職員(特に担任の先生方)の知りたい情報を、体験を通して実感してもらうことを目標に行ってきました。

テーマ3:評価(所見の記入の仕方)

 平成23年度からは、指導要録にも「外国語活動」の記入欄が新設され、観点を示して、所見(評価)を文章で記入することになっている。通知表は各校で決めれるが、当然外国語活動の所見記入欄が新設されることになるであろう。外国語活動の目標は、「スキルではなくコミュニケーション」であるので、「〜することができた」という表現ではなく、「〜しようとした」などの意欲・行動面での所見が求められている。

テーマ4:英語ノートの扱い

 平成21年度の政府事業仕分けで、英語ノートの無償配布を含んだ総合計画が廃止とされたが、その後の文科省へ寄せられた多くの意見で平成23年度まで印刷・配布は予算に再度盛り込まれた。つまり、平成22年度と23年度は、印刷された英語ノートが、5・6年の児童に配布されるのは決まった。しかし、それ以降は、電子データでの配布も含めての検討となり、まだ方針が決まっていない。しかし、英語ノートは1冊150円程度で市販もされているので、学校や市町村が購入し配布したり、受益者負担ということで児童に各1冊購入されることも可能ではある。
 英語ノートは、教科書ではないので、使用する義務はないが、小学校段階のでこぼこの実施状況を改善するために登場した英語ノートだけに多くの学校が実際には使っている。英語ノートの指導案やゲーム活動の改善案など、市販の書籍でも多くの情報が流されるので、ますます良い授業をするための教材の1つとして活用されていくと考えられる。児童の実態と教師の思いから、英語ノートの活動を自由に担任がアレンジしながら使っていくことが期待される。

テーマ5:「小学校3年4年」問題

 総合的な学習の時間で3年生から英語活動が導入された経緯からか、多くの学校で3・4年生にもALTが派遣され年間数時間の英語活動の授業が行われていた。一方、新学習指導要領下では、外国語活動の授業は5・6年で年間35時間となり、3・4年生は0時間となった。今までやってきたのに「0」にするという決断はしにくく、3・4年生で今まで同様、総合的な学習の時間を少し使って英語活動をやろうとしても、学習指導要領としては(法律上)できなくなっている。総合的な学習の時間に含まれる国際理解教育は、あくまで探究や交流というキーワードを含んだ活動でないといけなくて、従来の英語活動はふさわしくないとされている。もし従来通りの英語活動をしたい場合は、教育課程以外に学校が独自に設定したいわゆる「学校裁量の時間」を使うことになる。したがって、3・4年で年間35時間確保するのは、非常に難しくなるはずである。
 個人的には、年間10時間(月に1時間)程度、3・4年でも英語活動を実施し、3・4年では非常に効果をあげるゲーム的な活動を体を動かしながら十分楽しんでおく段階をもって、その後の5・6年の外国語活動につなげると良いのではないかと考えている。

テーマ6:「I like複数形」問題

 What do you like? I like banana. 5年生の外国語活動でよく見かける会話である。しかし、これは文法上は間違っている。I like の後は、数えられる名詞であれば複数形にすることが自然であると中学では教えるはずだ。では、小学校で、「bananaじゃないよ、こういう場合は複数形にしてSをつけるからbananasになるんだよ。」と教えるべきかどうか?私は、そこまで教えないでほしいと思っている。それは、中学校の英語教員の仕事であると考えているからである。「小学校のとき、なんかズーズーいう音がしてたけど、このことだったのか。」と中学校で複数形を学習したときに思ってもらいたい。その気付きが言語習得にかなりプラスになると思う。小学校の外国語活動では、「スキルではなくコミュニケーション」なので、「何が好きなんだろう」と相手に興味をもって尋ねること、「私は○○が好きだ。」と自分の好みをみんなに伝えること、この本当のコミュニケーションを体験させ、その大切さを実感させるのが小学校の仕事だと思う。
 でも教員は常に(できれば)正しい英文を発話していて欲しい。いくら児童が I like banana.と言っていても、Oh, you like bananas.と正しい英語を聞かせて欲しい。そのためにALTに教えてもらったり、自己研修も必要になってくる。近くにいる専門家(ALTや英語の免許をもった教員)に聞きながら勉強したい。

参考資料ならびにリンク  
 小学英語の広場  国や県の動向、自主研修会の紹介、授業をどう組み立てるかについてまとめてみました。
 小学英語自主研修会(旧ページ)  (新ページ)
 毎月、刈谷市産業振興センターを会場にして自主研修会を開催しています。その開催連絡や情報交換のためのメーリングリストもあります。(旧ページ)には、英語ノートの分析資料が載せてあります。(新ページ)では、研修会の内容報告や、開催予定を見ることができます。
 小中連携による外国語活動の在り方に関する研究  愛知県総合教育センター研究紀要 平成20年度 平成21年度 に2年間の研究の様子をまとめてあります。平成21年度(「最終報告)の公開は、平成22年4月1日です。
 英語ノート指導案集  英語ノートの各レッスンの指導案を考えてみようとしましたが、完成していません。
 小中連携の広場  小中連携についてまとめてみました。
 愛知県の中核教員研修「外国語活動講座」データ  愛知県教育委員会義務教育課のページ。平成21年に愛知県総合教育センターで行った中核教員研修(各市町村の代表2名への指導者研修会)で講師が使ったパワーポイントファイル(スライドの説明文付き)や、文科省の「小学校外国語活動研修ガイドブック」にある音声クリニックをパワーポイントを使って学習できるようにしたものがダウンロードできるようになっています。
 小学校外国語活動おすすめ資料リスト  学校にぜひそろえておきたい資料(書籍やCDなど)をリストアップしてみました。PDFファイルを見ることができます。
 外国語活動の評価  効率的に通知表の所見や指導要録への記入ができるような方法を考えてみました。