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dosemu 1.0.0 日本語化パッチ (jp)

shochan@tcp-ip.or.jp 2000/06/11

2000.7.14追記
新しくリリースされた 1.0.1 では、VGA16色モードが改善されたため 本パッチを当てなくても、かなり使えるレベルになりました。 時々表示がおかしくなることはありますが、とりあえず使ってみた感じではいけそうな感じです :-)
今後は xdosで高速表示したい方やコピー&ペーストを使いたい方 のみ以下のパッチを当てれば良いと思います。

はじめに

これは、dosemu 1.0.0 の xdos を日本語化するパッチです。本パッチは、 オリジナルの 曽根 剛さん <ts1@tsn.or.jp> による dosemu 0.60.3 日本語化 パッチ と 大岩 寛さん <oiwa@is.s.u-tokyo.ac.jp> による dosemu 0.66.7 日本語化パッチを元に修正して、dosemu 1.0.0 へ適応したものです。 更に、このパッチでは日本語のコピー&ペーストにも対応しています。

xdos 1.0.0 with emudisp.sys patch

詳細な内容については、オリジナルの曽根さん, 大岩さんのドキュメントを 参照してください。

インストール

  1. dosemu 1.0.0 のソースを展開したディレクトリ上に、本パッチの アーカイブを展開します。
       % tar zxvf /tmp/dosemu-1.0.0.tgz
       % cd dosemu-1.0.0
       % tar zxvf /tmp/dosemu-1.0.0-jp.tgz
    
  2. 日本語化パッチを、dosemu 1.0.0 に当てます。
       % patch -p1 < dosemu-1.0.0-jp.patch
    
  3. dosemu を make, install します。
  4. DOS/V 日本語環境で使うフォントをインストールします。
    日本語用の ank16 フォントのコンバートおよびインストールは、 オリジナルのドキュメント README.jpatch.original-* を参照してください。
    もし Plamo 1.4.4 を使っているのであれば、要町フォントが r12, k12 として デフォルトで使えるので、これをそのまま使うこともできます。 /etc/dosemu.conf で以下のように日本語用のフォントを設定してください。
    	$_X_font_s = "r12"
    	$_X_font_d = "k12"
    
    Kondara 1.1 や Vine 2.0 では、以下のように設定してください。
    	$_X_font_s = "-mnkaname-fixed-medium-r-normal--12-110-75-75-c-60-jisx0201.1976-0"
    	$_X_font_d = "k12"
    
  5. config.sys を編集します。
    MS-DOS 6.2/V の場合には、jfont.sys と jdisp.sys を、 DOS/V の場合には、$font.sys と $disp.sys を config.sys から 除いて、代わりに生成された emudisp.sys を入れてください。
    emudisp.sys は 1.0.0.0/commands に生成されます。
    なお、本パッチで日本語化されるのは X Window System 上の xdos のみです。

glibc2 について補足

X_LOCALE を使用せず、glibc2 を使う環境では、Xmuライブラリ と glibc2 の シフトJIS locale がうまく噛み合ってない環境があるようです。この時に、コピー&ペーストを行なうと、 漢字が化けたり xdos が落ちてしまうことがあります。 Kondara 1.1 では、/usr/X11R6/lib/X11/locale の locale.alias へ以下のように 追加することで正しく動作します。
	  ja_JP.sjis	ja_JP.SJIS
Vine 2.0 および Turbo Linux Workstation 6.0 では、上記の alias 追加だけでは うまく行きません。Kondara 1.1 の /usr/share/locale/ja_JP.sjis から locale data をコピーすると、両方とも正しく動作するようです。 正しく動作しない時には、glibc2 の /usr/share/locale/locale.alias にも次のように 追加した方が良いかもしれません。
	  ja_JP.SJIS	ja_JP.sjis

ChangeLog

0.60.3+jp0.1
Takeshi Sone <ts1@tsn.or.jp>
作った。
0.60.3+jp0.2
Takeshi Sone <ts1@tsn.or.jp>
IBM DOSでもchevが効くように変更。
カーソルが全角の2バイト目にあるときのバグ修正。
int15h/ah=1dh(FEPモード行制御)対応。
0.63.1.66
Yutaka Oiwa <oiwa@is.s.u-tokyo.ac.jp>
(private version) 曽根さんのパッチを 0.63.1.66 に適応。
0.64.0
Yutaka Oiwa <oiwa@is.s.u-tokyo.ac.jp>
(private version) 0.64.0 に適応。
0.66.7
Yutaka Oiwa <oiwa@is.s.u-tokyo.ac.jp>
(private version) 0.66.7 に適応。
0.66.7-jp-0.1
Yutaka Oiwa <oiwa@is.s.u-tokyo.ac.jp>
曽根さんの承諾を得て一般に公開。
0.99.13-jp
Shochan Nakayama <shochan@tcp-ip.or.jp>
大岩さんのパッチを元に修正。
0.99.13-jp2
Shochan Nakayama <shochan@tcp-ip.or.jp>
日本語のカット&ペーストに対応。
全角2バイト目に罫線が上書きされた時のバグ修正。
1.0.0-jp
Shochan Nakayama <shochan@tcp-ip.or.jp>
glibc2 にも対応。
who の new version で、X のパラメタが設定できないバグ修正。
日本語フォントのロードを改良。

再配布

配布条件は、もとのパッチと同様 GPL に従います。

この 1.0.0-jp パッチについての連絡先

e-mail: Shochan Nakayama <shochan@tcp-ip.or.jp>
URL: http://www.tcp-ip.or.jp/~shochan/linux/
[EOF]

パッチのダウンロード



バク? その他

$_X_font が効かない?

最近のディストリビューションの who では、who am i の動作が変ったために、 dosemu.conf で $_X_font 等の X 関係のパラメタを修正しても、 それが反映されないバグがあります。その時には以下のように修正してください。 dosemu 1.0.0 日本語化パッチを当てている場合は 修正されています。

2000.7.14追記:1.0.1 でバグ修正されましたので、 1.0.1では以下の必要はありません。

/var/lib/dosemu/global.conf:
201c201,204
<   $xxx = shell("who am i")
---
>   ## added -l option  by shochan@tcp-ip.or.jp
>   $xxx = shell("who -lm 2> /dev/null")
>   if ($DOSEMU_SHELL_RETURN)
>     $xxx = shell("who am i")
>   endif

フォントが無い?と言われる

DOS/V 用のフォントを X11のフォントにコンバートした場合、 fonts.dir でフォント名に空白があるとうまく行かない可能性があります。

/usr/X11R6/lib/fonts/misc/fonts.dir:
j98zn16x.pcf.gz -pc98    -fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0

以下のようにダブルクォートで括らないとダメかもしれないです。

/usr/X11R6/lib/fonts/misc/fonts.dir:
j98zn16x.pcf.gz "-pc98    -fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0"

xdos でフォント指定が効かない場合は、エイリアスを定義する必要があるかもしれません。
以前の X11サーバでは、例えば以下のようにフォントが登録されていると、 pcf ファイル名(jiskan16) がフォント名に使えましたが、 最近のディストリビューションに入っている X11では、使えないようです。

/usr/X11R6/lib/fonts/misc/fonts.dir:
jiskan16.pcf.gz -jis-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0

例えば、次のように fonts.alias にエイリアスで作る必要があります。

/usr/X11R6/lib/fonts/misc/fonts.alias:
jiskan16 -jis-fixed-medium-r-normal--16-*-*-*-*-*-jisx0208.1983-0

リンク


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