第131回 社楽の会報告    第130回へ   第132回へ
                                  報告者 木曽川東小 土 井
 2000年5月25日(木)古知野北学供にて,第131回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介します。
 土井(木東小),高橋先生(木東小) ,木本先生(布袋小),岩井先生(大北小),野呂先生(岩倉中),山田先生(古東小),大島先生(犬東中),
水野先生(黒田小) 勝村先生(犬山中) 尾関先生(江南北中) 、ゲスト農文協の吉井さんです。

☆ 土井より、拙稿「鉄鋼業から見る日本の今」(『社会科教育6月号』明治図書より)を紹介しました。いつもの連載グラビアです。今回は、多角化による企業の生き残り策を新日鐵を例に紹介しました。
 他のグラビアと違って、レシピ、広告の授業での使い方を載せているところがウリですが、9月号以降のネタには悩みそうです。アイデアを下さい!

● 講演報告「いじめ問題をとらえ直す」講師 名古屋大学教授 今津孝次郎  
   愛教組教育改革拡大学習会(5/23)で聴いた講演を紹介します。いじめを日本の経済の状況と結びつけたわかりやすい内容です。別紙で紹介します。講演内容はここ 

● 小学校2年生 情報指導案
 5月22日に行った学校訪問の授業研究(いわゆる指定授業)の指導案です。ジャンボプリクラを作ろうということで取り組んだ授業ですが、おおいに盛り上がりました。ネタの勝利かな?指導案はここ

● 
中日新聞資料を配布しました。中日新聞が全国に誇る大図解シリーズ3部作です。確かに、わかりやすくまとめられています。
    
● アジアに関するML紹介
 土井がこのたび加入したMLです。
  1. アジアコミュニケーション・メーリングリスト
    アジアを共通に情報交換を行っています。
     http://plaza16.mbn.or.jp/~eats/ML/asiacom.html (廃止されました)
  2. アジアメーリングリスト
    アジアが好きな人が楽しめる場(ON/OFF)を提供します。
     http://www.go-asia.net/ml/
  3. グローバーズ・アジア http://www.globers.com/ 
  4. 発展途上国ML
  5. ワールドネット

● いつもの便利Webサイトを紹介しました。
(1)文部省 http://www.monbu.go.jp/ 
食に関する指導の実践事例集
http://www.monbu.go.jp/special/shoku/00000001/ 
「総合的な学習の時間」における実践事例集。

(2)国立教育会館 http://www.naec.go.jp/ 
教材画像データベース  http://www.naec.go.jp/gazou/index.htm 
学校での使用に限って著作権フリーとした画像集。さらなる充実を期待します。 

(3)首相官邸 http://www.kantei.go.jp/ 
教育改革国民会議座長緊急アピール
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/0511appeal.html 
青少年による衝撃的な事件が続いています。子どもたち、そして国民全体への緊急アピール。

(4)画材とアートの「chamu-chamu」
http://village.infoweb.ne.jp/~chamus/ 
「画材辞典」がおすすめ。

(5)系図の迷宮
http://www9.wind.ne.jp/chihiro-t/royal/ 
西洋の王族家の系図。複雑に絡み合った系図をわかりやすく掲載。

(6)神奈川県教育委員会 http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kyoikusomu/ 
中高一貫教育の実践研究について
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kokokyoiku/kenritu/chuko/ikkan.htm 

(7)大工辞典
http://www.rinku.zaq.ne.jp/daiku/jisyo/mokuji.html 
こういう専門用語辞典は貴重です。

(8)「異文化交流」今回の目玉!
http://happygold.com/japan/index_j.htm 
いろいろな国の人達と英語で交流。日本のことを教えて、相手の国のことを聞こう

(9) 「人形で教える日本語」
http://www4.justnet.ne.jp/~kugutsu/ 
面白くて、分かりやすい。子供が喜ぶ独創的外国語教授法!英語等にも応用可。

(10)小学校教師用教育関連総合リンク集
http://member.nifty.ne.jp/KURAMITU/index.html 
とても充実しているリンク集です

(11)教育技術法則化運動(TOSS=Teacher's Organization of Skill Sharing)〔代表 向山洋一〕の成果をインターネット上で公開していくTOSSインターネットランド(通称TOSSランド
http://www.toss.gr.jp/src/ 

(12) 災害対応マニュアル
http://www.hikamigun.kaibara.hyogo.jp/hikami/minami/bousaiindex.htm 
 勉強になりました。

(13) 気象データベース
http://www.smus.city.sendai.jp/himawari/index.html 
   防災気象情報サービス
http://tenki.or.jp/ 

(14) 学校における適切なごみ処理
http://www.monbu.go.jp/special/gomisyori/00000001/ 
 どの学校も取り組まなければならない今日的問題です。
 
(15) 水・河川に関する情報
http://www.winfonet.or.jp/ 
 今後が楽しみなサイトです。

● 朝日新聞連載 鼓動−ネットと選挙− で紹介されたHPアドレス(5月20日朝刊より)
 開け電網政治の時代  http://www.yk.rim.or.jp/~sousou/politic/index.html 
 バーチャル選挙対策本部 http://www.office-spc.com/  メールマガジン
 現代舎 http://www.jin.ne.jp/busit/senkyo/ 
 政策ネット虹と緑 http://plaza.across.or.jp/~ehouse44/    落選運動
 市民連帯・波21 http://nvc.halsnet.com/jhattori/rakusen/  落選運動候補者発表
 欠陥議員を落選させる市民連帯 http://www3.ocn.ne.jp/~mihari/ 
 政治家評定会議 http://www.seijika-hyoutei.com/ 

● 夏の園芸係活動予定 を紹介しました。こうした表は、どの係でもあるといいですね。見通しがつき、仕事上の落ちが少なくなります。
表以外にも、サルビアをつまむ、お盆前に刈る、雑草抜き、花柄摘みなど毎日作業があります。園芸の係は大変です。学校の係の人には、協力を!
 表はここ

● 命の教育 死を学ぶ子どもたち PART2 第8回    種村 エイ子  EZS04020@nifty.ne.jp  を小学校教師用ニュースマガジン212  5月19日金曜日発行   編集長 蔵満逸司 wahaha@po.synapse.ne.jp より紹介しました。いつも考えさせられる内容です。
関連ホームページ 種村エイ子さんの部屋  http://www.synapse.ne.jp/~wahaha/index2.htm 

● おまけとして MMタイの三面記事より 紹介しました。日本では考えられないですね。

5月22日午前10時、コンケン県の初等教育事務所に、同県バーンファーン郡パーマナオ町の住人とその子供達100人以上が、所長のニヨム氏に対し、町内のワンポンウィタヤ学校に教師を派遣するよう求め、押し掛けた。同校では、新学期が始まって一週間になるにも拘わらず、教師が一人も来ないため授業が行えず、子供達は校庭で遊ぶばかりであった。住民代表の、同町第6村村長 ソムチットさんに依れば、同校は、幼稚園から小学6年生まで教えており、全校生徒100人余り、通常は、校長のガームニット女史を含め常任の教師3人がいる。ところが、この新学期が始まる前に教師2人が転勤になり、校長のガームニット女史一人だけとなってしまった。新学期に入り、丁度ガームニット校長が出産のため休職、従って、同校には教師が一人もいなくなってしまい、子供達は登校しても校庭で遊んでいるのみで、全く授業を受けられない状態である、とのこと。住民とその子供達が、初等教育事務所に押し掛けた時には、所長のニヨム氏はバンコク出張中であった為、所長のアシスタント、サターポン氏が対応、至急に新しい教師を派遣する、と約束したため、住民達は満足し、それぞれ家路についた。(デイリーニュース05.24)

山田先生より、“総合だよりみずき第9号”を紹介していただきました。
  3年生は、市民体育館や公民館へ見学に出かけ、そこで行われていた体操教室や絵手紙、手編みなどをいっしょに活動して来るというものです。そうしたなかで、人への感謝や尊敬の気持ちを表そうというのがテーマです。
  5年生は、春の遠足でNHK名古屋放送局で番組づくりに挑戦しました。 台本・原稿を書くこと、取材、収録全部を子どもたちの手で行いました。
また、中日新聞へ行ったチームは、学校の身近な話題を自分たちで取材し、レイアウトも考えて新聞を作りました。
  その他、子どもたちがゲストティーチャーを自分たちの力で捜してきた実践などを紹介していただきました。

●書籍紹介 『家庭・地域の教育要求と学校の経営』永岡順、大石勝男編著(東洋館出版社 \2,700)
 
☆ 高橋先生より、インドの授業あれやこれや を提案していただきました。
 国際理解で大切なことは、「関係」を学ぶこと。日本と外国、自分と外国との関係を見つめることが国際理解である。
 もう一つの関係、「貧困」「人口爆発」「環境破壊」の関係はすべてつながっている。多くの途上国が抱える問題がこれである。
 関係を見つめさせることで、日本人としての自覚、国際社会で日本の果たすべき役割、これからの国際社会のあり方を考えさせ、さらには、自分の生き方を考えさせていくことを授業のねらいとする、という内容です。
● さらに、インドの話として、人口爆発、環境破壊、エイズ、手食、森林伐採、トイレ、識字率を取り上げて紹介していただきました。
 人口爆発:10億人突破。2045年には世界最大。1日に7万4千人の新生児が産まれている。
 環境破壊:首都デリーの大気汚染、ゴミ問題は深刻
 エイズ  :世界最大の感染者数ではないか?
 手   食 :地方や都会の貧しい人々は手で食べているのではないか。
 森林伐採:夕食の調理の時間には町中が煙だらけになる。どれだけの薪を使っているのか?
  ト イ レ:水洗トイレだが、トイレットペーパーはない。コップの水で洗う。
  識字率 :インドの成人の識字率は50%ちょっと。  
● インドのウェビングを示していただきました。途上国の問題が浮き彫りになります。
● 日本や欧米諸国は、すでに人口爆発を100年前、200年前に起こした国である。
● ODAについて、ナマルダ渓谷にダムを建設する計画を紹介していただきました。先進国が多数資金援助をしたが、ダム建設で土地を奪われる人々の反対運動により世界銀行は撤退、日本だけが資金援助を続けたというものです。今では凍結しているどうですが…
 チプコのメッセージ は反対運動をした人のメッセージです。
http://www2.saganet.ne.jp/tyama/message/message03.html
● ネットワーク『地球村』の人口爆発と貧困 はとても参考になります。http://www.chikyumura.com/1bu-07.htm
 また、
人口爆発は、なぜ起きる?も同様です。人口爆発をストップするためには、先進国の自立が必要です。監修 ネットワーク『地球村』代表  高木善之  http://www.ecology.or.jp/9712/earth.html

☆ 尾関先生よりインドの情報を紹介していただきました。いくつかを抜粋して紹介します。
 ・ ジャガイモを植えたら気温が高すぎて土の中で煮えてしまった。
 ・ 決まった祭日は4日だけ。新年、共和国記念日、独立記念日、ガンジー生誕の日
 ・ インドの大きさは大きくて安い。旬の期間が短い。
 ・ 野良牛がいる。時には滑走路を歩いている。
 ・ ヒンドゥー教が83%、イスラム教が11%、他はキリスト教、シーク教、など。
   などなど。出典は次の本です。
『インドのくらし』世界各地のくらし8 ポプラ社
『インド・パキスタン・バングラディシュ・スリランカ』偕成社

☆ 野呂先生より、先週に引き続き、指導案の提案です。生徒に学び方を教えるという視点が明確になりました。詳しくは、後日紹介します。

☆ 水野先生より、名古屋白鳥小学校の資料「共に伸びゆく白鳥の子」を紹介していただきました。
昨年、全国小学校生活科教育研究協議会全国大会で、−地域と進んでかかわり生活をつくる子どもの姿を追って−をテーマにおこなった学校だと記憶しています。
  「白鳥小学校を取り巻く地域の特色を生かして」「共に伸びゆく」「人とのかかわりを大切にして」の3点を基本として、見つめる活動、かかわる活動、ひろげる活動へと、流れを組み立てています。 

● 関連で、平成14年度 生活科・総合的な学習の時間 年間カリキュラム 白鳥試案 を紹介していただきました。
  1年生:学校、学校のまわり、自然やものを使った遊び、家族と生活 など
  2年生:地域と生活、自然やものを使った遊び、公共物や公共施設の利用 など
  3年生:わたしたちのお祭りをしよう(35時間)、お年寄りと仲良くしよう(40時間)、世界の人たちと仲良くしよう(30時間)
  4年生:大発見!HORIKAWA(45時間)、フェスティバルHORIKAWA(30時間)、マイタウン白鳥(30時間)
  5年生:熱田のもりで探そう(25時間)、熱田のもりを伝えよう(30時間)、熱田のもりから発信しよう(20時間)、故郷自慢をしよう(35時間)
  6年生:地域の歴史調べをしよう(40時間)、白鳥一座をしよう(40時間)、これからの生活について考えよう(30時間)

☆ 農文協の吉井さんよりお話をうかがいました。
 農文協のページ「ルーラルネット」21世紀の自然と人間の調和する社会をめざす人々の情報交差点です。 「食と農 学習の広場」の解説には次のように書かれています。
 新しい『総合的な学習の時間』で食農教育をすすめようとする先生方を支援するサイトが開設されました。
農文協が60年の歴史の中でつちかった、食と農に関するデータベースや書籍を、日々の教材づくりに活用していただくためのパイプ役を果たします。

  本を探す、動きを知る、教材をつくるのサイトに分かれています。このほかにも、ルーラル電子図書館、暮らしと教育ネットワークなど、参考になる情報が満載です。ぜひご覧下さい。
● CD−ROM版『日本の食生活全集』を紹介していただきました。『日本の食生活全集』をデータベース化したものです。頂いた資料では、「生ごみ」「捨てる」などの語句で検索した例が紹介されていました。日本全国の事例を見ていると、日本の食文化の豊かさに驚きます。
 全国5000人から聞き書きした食と暮らしの物語は失われつつある日本の財産です。

  このほか、『私たちのダイズ 地域とつくる「総合的な学習の時間」教材集』藤本勇二編 \800 、出版ダイジェストを紹介していただきました。

 勝村先生から、修学旅行2000 列車・駅シュミレーション Par1(新幹線編)
            修学旅行2000 列車・駅シュミレーション Part2(山手線編)、
            修学旅行2000 列車・駅シュミレーション Part3(地下鉄編)
、を紹介していただきました。
         内容はもちろん、博士君「豆知識コーナー」のセンスや全体の構成力はプロ並みです。久しぶりに教師作の素晴らしいプリントを見せていただきました。      

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp