第141回 社楽の会報告    第140回へ   第142回へ
                                  報告者 木曽川東小 土 井
2000年11月16日(木)布袋北学供にて,第138回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(木東小)、坪内先生(犬北小)、高橋先生(木東小)、大島先生(犬東中),奥村先生(江南市ことばの教室)、野呂先生(岩倉中)、川井先生(犬南小)、尾関先生(江北中)、岩井先生(大北小),勝村先生(犬山中),自称ごごごんさんの11名でした。

☆ 奥村先生より、11月10日に行われた古知野東小学校教育課程研究発表会 記念講演 
 「総合的学習と教科学習等との関係について」名古屋大学教授 安彦忠彦氏
をまとめていただきました。当日配布されたレジメにこだわらない、奥村先生自身のまとめです。
  内容はここ

● ことばの教室だより 第19号〜第20号を紹介していただきました。
 11月6日におこなわれた市内小学校特殊学級の交流遠足について報告がありました。
 市内の小学校6校の特殊学級の児童とその保護者が合同で遠足に行くというのは初めての試みです。
 
● 奥村先生がまとめられた平成12年度初任者研究(道徳)資料を紹介していただきました。
 道徳の初任者研修のレジメと資料です。
 1 特別な支援の必要な子ども 
  (1) 価値観の多様化・崩壊
  (2) 多様な子ども
  (3) 支援と留意点の明確化
 2 「道徳の時間」だけが「道徳でない」
  (1) 原点(学習指導要領・道徳・目標)の確認
  (2) 教師の役割
  (3) 実践力の育成を目指して
 3 守・破・離 
  (1) 愛知の伝統
  (2) リアリティを持たせるために
  (3) ドラえもんのポケットを
   【例】
    インターネットでさがす
    モラルジレンマ ・・・・『モラルジレンマ資料と授業展開』 荒木紀幸 明治図書
    道徳授業を楽しく・・・・『子どもが本気になる道徳授業12選』 深澤 久 明治図書
    TOSS道徳トークライン・・・・「心の教育」長州教育技術研究所
 4 親と共育しよう

 資料編で紹介されたインターネットサイトです・
道徳教育に関する情報発信
http://home.interlink.or.jp/~yasunari/
    モラルジレンマ資料
道徳自作資料の部屋
http://www.synapse.ne.jp/~ooe/
暁教育図書
http://www.akatsuki.co.jp/
   道徳ホットライン
道徳情報BOX(Teacher's magazine 文溪堂 より)
http://www.bunkei.co.jp/magazine/mg_set.html

☆ 土井より,拙稿『社会科教育12月号』“食品業界の広告から見る今の日本”を紹介しました。
  今回のレシピは「吹き出し」。画面合成による吹き出しの用い方を紹介しました。画面合成は,日清カップヌードルやボス・セブンの広告でおなじみです。ただ,吹き出しと画面合成という2つの事項が出て,焦点がぼけたことを反省しています。
  また,食品業界の広告から見る日本の今では,テレビCMの4本に1本が食品業界のCMであること,日本人はインスタントラーメンを年間53億食べていること,高度経済成長を支えたのは,インスタント食品かもしれないことを紹介しました。
 
● 教育講演会報告
 11月4日に名古屋国際会議場で行われました,父母と教師の教育を語る会−教育講演会−の報告をします。
 講師はオペラ歌手の岡本喬生氏。演題は「Viva!人生 Viva!音楽 Viva!子どもたち」

 90分間の歌を交えての講演は,時間の過ぎるのを忘れるほどのものでした。「荒城の月」「菩提樹」「オーソレミーオ」などの歌やハーモニカ演奏など,さすがに素晴らしいの一語でした。何もメモを取らなかったのですが,今,印象に残っていることだけを紹介します。
・ 「荒城の月」は,特権を奪われた士族の反乱をおそれて明治政府が壊した城を見て,士族の土井晩翠と滝廉太郎が作った歌だ。それを知ってから,自分の歌が変わった。知ると言うことは大切なことである。
・ 音楽の知識なんて,知らないよりは知っていた方がいいだろうが,ほとんどどうでもいい。それより,楽しさを教えてくれることの方が大切。その意味で,教師にもうな丼と同じように松竹梅がある。
・ 岡村氏の母は,自分が音楽を楽しむことで,その後ろ姿で喬生氏に影響を与えていた。環境が人を作る。
・ ヨーロッパでは,自分が楽しみながら教育をしている。
・ ドイツの家庭教育はうまい。子供頃に価値基準をハッキリさせている。日本に人は,子供に遠慮して甘やかしている。
・ 人生は博打。というと表現が悪いけど,挑戦は,手を出さないと何も来ない。自分を 追いつめたときにこそ自分の真価が分かる。

個人的な感想
 最後のアンコールで「死んだ兵士の残したものは」(谷川俊太郎作詞 武満 徹作曲)は感動・感激しました。歌というのは,声の質でもなく声量でもなく,テクニックでもなく,音程でもない。心だと言うことが,本当によくわかりました。岡村氏の最も言いたかったことは,これだったのかと自分で納得しました。

● 教育研究愛知県集会報告
 11月4日の午後から5日にかけて行われた県教研の報告をします。
 土井は,全分科会のリポートのタイトルに目を通して,気になるものは内容を見て,気に入ったリポートをもらってきました。愛知県のリポートの質は非常に高く,これだけで現在の教育の論点をおおよそつかむことができます。以下,おおざっぱな印象です。

・ 今年はこれまで以上に,多くの分科会で情報,福祉,環境,総合の文字がやたらに目についた。国際理解は比較的少ない。
  教科や総合の垣根がこれだけ低くなると,学校全体の流れを十分にキャッチしないと,いろいろな教科や総合で同内容のことをやりかねないと思う。各校での教育課程編成の重要性を痛感した。
・ 学校保健部会でセルフエスティームやライフスキル,ストレスマネジメント,セルフディフェンスなど,新しい考え方のリポートが増えた。親学問がこれまで生物学だったのが,心理学に転換したように思える。また,命の学習から福祉教育へ発展するケースもあり,多様性を感じた。生活指導でもエンカウンターのリポートが多かった。
・ 国語科のリライトはおもしろいと思った。物語の話者を変えて書き直すことである。
 以前からも簡単なものはあったが,物語そのものという発想は自分にもなかった。これは使える。
・ 進路指導は,生き方指導という考え方はより強固になった。進路指導分科会で,小学校のリポートが増えたのは良い傾向である。
・ 総合的な学習の先取り実践がどの分科会にも見られた。また,「共に生きる」というようなテーマがやたら多かった。内容がともなえば,素晴らしい ことである。しかし,多くはテーマと乖離している気がした。何でも“総合”“共に”では困る!結局,理論が弱い。
・ 教科と総合があいまいなリポートがたいへん多い。
・ 「生涯学習につながる・・・」という発想のテーマのリポートは体育に少し見られただけであった。しかし、内容的には生涯学習とつながるものが増えてきている。
・ 読書のアニマシオン は後半に紹介
・ 総合を“探究基礎”と位置づけた実践は興味深い。
・ リポートの書き方に問題有り。例えば「PKO-ES活動を通して」とテーマにあっても,本文中に一度もその記述がない,これは問題外だが,テーマと内容を結びつける説明不足のものが多い。

● まなびピア三重2000 ボランティア参加報告
 さる11月5日,三重県全域で行われているまなびピア三重2000のボランティアスタッフとして,活動してきた内容・感想を報告します。
 四日市駅からシャトルバスに乗って会場の四日市ドームへ向かいました。
 実は,四日市の町中を走るのは30年近くぶり。そう,あの四日市公害最悪の頃に行ったきりだったのです。
 今回のイメージは,ずいぶん違ったものでした。道幅は広く,大きな街路樹は青々としていました。公園やテニスコート,野球場などの施設も多く,住みやすさを感じました。この間の街づくりの努力がうかがわれます。
 四日市ドームはやたら大きく,海をはさんで東や南側にはコンビナートが隣接しています。北には,あの懐かしい大阪の万国博覧会のオーストラリア館。子供の頃見た時はもっと大きい気がしたのに…
 ボランティアセンターで受付を済ませ,自分のやりたい仕事を求人票から選び名前を書くのですが,会場に30分以上前についたのにお目当ての“着ぐるみ”は定員オーバー。第二候補の“青少年のための科学の祭典”へ希望。
 結局,三重大学の本田  裕先生のアシスタントとして,活動することに決定。
 本田先生(http://eosatake.edu.mie-u.ac.jp/)は地質学・古生物学がご専門です。三重大学横の海岸の砂をふるいにかけて,礫(2o以上)〜泥(0.062o以下)の7段階に分け,標本を作るコーナーを担当しました。
 参加者は小さい子が多く,子どもたちの扱いになれている自分に合った仕事でした。
 内容的にはやや高度でしたが,自分の手触りを感じながら大きさ別に接着していく作業は,「認識は実体験から」という教育の基本をあらためて実感しました。
 
 まなびピア三重。想像以上に規模が大きく,内容は充実していました。四日市会場だけでも体験コーナーは数知れず,とても1日では回りきれない規模です。競輪場内の食事がやや高い(広島焼\600,ラーメン\500〜600など)のが難点でしたが,各地の会場も行きたかったというのが実感です。市民による手作りの開・閉会式も見たかったな。
 生涯学習のイメージを広げる,よい機会でした。

● 2002年新学習指導要領中止論を別紙で紹介しました。一人一人が考える問題だと思います。
 出典は http://www.naee2002.gr.jp/
 

● 便利Web紹介です。
(1)104Japan.com(電話番号・郵便番号検索)
http://www.104japan.com/ 

(2)図書館と本の情報サイト 
http://www.jcross.com/index.html 

(3)国会議員データベース
http://www.asp-system.com/HP_jyokyo/Zgiin2/index.asp 

(4)ビジネス道場
http://www.global-eye.co.jp/ 

(5)日本列島お国自慢
http://www.towninf.co.jp/index.htm 

(6)School Online(スクール・オンライン)
 ベネッセコーポレーションは、10月31日に小中学校向けの教育ポータルサイト「School Online(スクール・オンライン)を開設した。教師向け、児童生徒向け、家庭向けの3種類のサイトで構成し、教育に関する様々な支援を行っていく。
 http://www.teacher.ne.jp/ 

(7)いざというときのために〜火災に関するサイト〜
 「火をつけた あなたの責任 最後まで」9日からは全国火災予防運動が始まります。今週は「火災」をキーワードに有益なサイトをピックアップしてみました。

住宅防火対策推進協議会のHP
 http://www.fesc.or.jp/jbk.html 
 住宅防火のポイント、防火の家づくり等。防災機器取扱店が検索できる。

我が家の防災〜火災編〜
 http://www1.u-netsurf.ne.jp/~akita/kasai.html 
 火元別初期消火の仕方、消火用具の正しい使い方等がイラストでわかりやすく紹
 介されている。

NHKボランティアネット 防災もの知りノート〜火災〜
 http://www.nhk.or.jp/nhkvnet/bousai/fire/damege.html 
 煙の移動の仕方、高層住宅で火事が起こった場合の対処法等。

消防庁ホームページ
 http://www.fdma.go.jp/index.html 
 119番の正しいかけ方、防災グッズの紹介等。消防車の種類も。

災害情報通信ネットワーク 防災豆辞典〜火災編〜
 http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/bousai/kasai.html 
 公衆電話の種類別119通報の仕方、消火器の種類と特徴、火事の後始末方法等。

春日井市消防本部ホームページ
 http://www.city.kasugai.aichi.jp/syobo/index.html 
 漢字にふりがなを振ってわかりやすく書いた、子ども向けのページがある。

消防官とりりのHP〜うずら消防署〜
 http://www.hm2.aitai.ne.jp/~hata777/syubotop.html 
 現役消防官が運営するサイト。出動回顧録、消防士仲間で使われる隠語等。
 消防士の実際がわかっておもしろい。

(8)「媒介過程としてのカリキュラムに関する研究」目次
     林向達(rin@na.rim.or.jp)
http://www.educa.nagoya-u.ac.jp/curr/rin/master/021.html 
  読み応えのある論文です。

● 実践比較 オンライン翻訳ービス
http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/1030/trans.htm 
 登場したオンライン翻訳サイト一覧

(1)「エキサイト翻訳」
http://www.excite.co.jp/world/ 
 検索サイト「エキサイト」による翻訳サービス。日本語で検索キーワードを入力、英語サイトを検索して結果を日本語で表示する「翻訳サーチ」も提供している。Webページ翻訳とテキスト翻訳に対応。

(2)「My Translator」
http://www.mytranslator.com/defaultj.asp 
 プロの翻訳者を仲介するのが主体。一部登録制となっている。Webページ翻訳とテキスト翻訳(ハードディスク上のファイルを指定するか、短文を入力)に対応している。Webページ翻訳の場合、翻訳ウィンドウ内に訳文を表示する形だ。

(3)「InterTran」
http://www.tranexp.com:2000/InterTran? 
 多国語対応のオンライン翻訳を提供。ポルトガル語、チェコ語、ハンガリー語など全部で25言語に対応しており、組み合わせは700通り以上という。Webページ翻訳とテキスト翻訳に対応。

(4)「Amikai」
http://www.amikai.com/intro/welcome.jsp?lang=JA 
 チャットやWebメールでも翻訳機能が使えるのがユニーク。日英以外に韓・中・仏・独・伊など計9ヵ国語に対応している。Webページ翻訳とテキスト翻訳に対応し、使用には登録が必要。

(5)「J-Server」
http://www.j-server.com/ 
 有料翻訳サービスの1日体験が可能。日韓中英の4カ国語でWebページ翻訳・テキストに対応。有料サービスは個人の場合9,800円/年〜。

(6)「BestiLand」
http://www.bestiland.com/lang/ja/n001.htm 
 ここも有料サービスを1日だけ無料体験できる。中国語・ロシア語など10ヵ国語に対応。利用にはサービス提供プロバイダーとの契約が必要。Webページ翻訳のみ。

(7)「Alpha Works Machine Translation」 
http://www.alphaworks.ibm.com/aw.nsf/html/mt 
 IBMが提供するサービスで、英語から独・仏など7ヵ国語へ翻訳できる。Webページ翻訳のみ。
(8)「Alis Technologies」
http://www.alis.com/index.en.html 
 独・西など計7ヵ国語間のテキスト翻訳に対応。文字数は全角で500文字前後まで。一部のLANからは利用できない場合がある。

(9)「MT Ave」
http://softpark.jplaza.com/MTave/ 
 東芝が運営するサービスで、メールで翻訳結果が送られる。文字数は英日の場合は半角1,000文字、日英は全1万文字まで。

(10)「LogoVista」
http://www2.LogoVista.co.jp/products/honyaku.html 
 英日翻訳のみを提供。文字数は半角220文字まで。表示はWebページ上だが、メールアドレスの入力を求められる。

※特集には登場しなかったが、こんなサービスもある。

「ATLAS英日・日英翻訳体験コーナー」
http://www.fujitsu.co.jp/jp/soft/atlas/sample.html 
 メールで翻訳結果を送るタイプのサービス。入力時に簡単なアンケートに答える必要がある。文字数は全角で200文字まで。一部のLANからは利用できない場合がある。

「日英翻訳ソフトTransLand/JE翻訳体験デモ」
http://www.brother.co.jp/transland/tldemo.html 
 日英翻訳のみを提供。文字量は全角100文字まで。

● 情報教育セミナー in 名古屋 & 第32回 東海スクールネット研究会例会ご案内

 情報コミュニケーション教育研究会(ICTE)は 情報化の中で教育環境が直面する問題点を研究の対象としながら教育現場の実践を精査し,実践者と研究者との相互の交流をはかりながら21世紀の日本の教育のあり方を模索していくという趣旨の下、2000年8月に設立しました。各地で実施する情報教育セミナーを2000年12月に名古屋で実施する運びとなりました。
 また、東海スクールネット研究会は東海地域を中心に1994年12月より、インターネットの教育利用のための研究会を実施してきました。この例会と、ICTEの情報教育セミナーを共同で、名古屋で開催することになりました。
 多くの教育関係者のみなさんのご参加をお待ちしています。

詳細は,
http://www.icte.net/seminar/20001203.htm

● 教育情報 EduMailより
EduMail)))………………………………………………………………………………………
 岐阜市の7中学校で電子会議
 国の「学校インターネット事業」の指定を受けている岐阜市は、市立中学7校をネ
ットワークで結んだ「マルチメディア電子会議」を初めて開いた。教諭らを集めて開
いていたこれまでの会議と違い、学校に居ながらにして会議に参加できる試み。今後
、市内の小中学校などに広げていく方針だ。

 電子会議に参加したのは、市立伊奈波中や同明郷中などの7校と、この分野の研究
を進めている国の研究機関「岐阜ネットワークセンター」(同市芥見南山)の担当者
。「子どもコミュニケーションソフトの利用状況と課題」と「各校の実践計画と進ち
ょく状況」を議題に、8カ所をネットワークで結んで会議を開いた。同市学校指導課
の担当者は「交通費がかからず、移動の危険も無い。これからは各学校の児童会や生
徒会同士の電子会議などを計画したい」と話している。

 同市は、インターネットに接続されたパソコンを、中学22校の全校にそれぞれ4
0台ずつ整備したほか、小学校でも48校のうち32校で20台ずつの設置が完了し
ており、来年度は全校で整備される。
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 【行政】障害児に普通学校の門戸拡大を提言 文部省会議

 障害のある児童・生徒の教育のあり方を検討している文部省の「21世紀の特殊教
育のあり方に関する調査研究協力者会議」は、より多くの子供が小中学校に通えるよ
う、盲・ろう・養護学校などに就学する児童・生徒の障害の基準見直しを求める中間
報告をまとめた。科学技術や医療の進歩に合わせ、約40年ぶりに基準を改定する。
関係団体などの意見を聞いた上で来年3月までに最終報告をまとめる。

 盲・ろう・養護学校などに就学する子供については、学校教育法施行令で、盲学校
への就学基準は「両眼の視力が0・1未満のもの」、養護学校に入る肢体不自由者は
「歩行が不可能または困難な程度」などと決められている。

 しかし、車いすを使っている生徒でも、エレベーターやスロープがあれば小中学校
で学ぶことができ、手の障害で鉛筆で字が書けない子や言葉が不自由な子でもコンピ
ューターなどを使えば意思表示ができるようになった。このため、同会議は基準を実
態に即したものに改め、基準を満たした子供は小中学校に就学できるようにすること
を求めた。
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 【学区】東京・品川で区域外中学への申請が17%に

 東京都品川区は、区立小学校に続いて区立中学校の通学区域も来年度から弾力化す
ることを受けて、区域外への希望状況をまとめ、発表した。来年度の入学予定者22
42人に対し、389人が変更を申請した。荏原第四中で54人、平塚中で53人が
区域外を希望。逆に61人が区域外から希望した戸越台中では、施設の規模などに制
約があるため、21日に公開抽選を行う。

 同区は、現行の区域内での通学希望者を優先するが、区域外への通学希望者を先月
末まで、各中学40人(戸越台中のみ30人)を限度に募っていた。

● 情報化推進コーディネータ研修募集要項  土井は申し込みました。
 ◆募集期間:
11月5日(日)から11月14日(火)17:00まで
 ◆研修期間:
11月24日(金)から2月8日(木)(12週間、正月休み含む)
ただし、オリエンテーションを、11月20日(月)からはじめます。
 ◆研修の内容と方法
(応募者の要件)
・将来、情報化推進コーディネータとしての仕事を自分の仕事として位置付けたい希望のある、25歳以上の意欲的な方。
・かつ、これまで、学校の情報化に関連する仕事に、1年以上何らかのかたちで従事されていた経験を持つ方。
・現職は問いません。
・Webの検索、電子メールによる情報交換、ファイルや写真(レポートの一部は、WORD形式によるファイルを提出していただきます。)の添付、パソコンの通信環境の設定など、インターネットの日常的な利用に支障のない技術を持っている方を前提としています。(研修では、そのような基礎的な内容は扱いません)
詳細は http://www.japet.or.jp/itce2000/index.htm

● 読書のアニマシオン
読書のアニマシオンのページを紹介します。
http://www3.justnet.ne.jp/~wwaattaa/WELCOME3.HTM   
読書のアニマシオンとは?
   http://www3.justnet.ne.jp/~wwaattaa/animasionnarataikaihoukoku1.htm 
    より紹介しました。

● 教育国民会議資料 
首相官邸のHPの「教育改革国民会議」の 中の以下、第1分科会の資料をご覧下さい。
http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/1bunkakai/dai4/1-4siryou1.html 
良いと思うこともありますが、疑問もあります。
 内容はともかく、このレベルの発言が出ること自体は,自由な雰囲気の会議だと思いますが,やはり現場の声がほしいところです。
 
● コラム「総合的学習への冒険」
  第24回 小倉小学校のエキサイティングな総合的学習
    「総合的な学習の時間」の情報メールマガジン
     授 業 づ く り ネ ッ ト ワ ー ク 総 合 的 学 習 21
                  No.36(通常号) 2000.11. 7 より
 ここからバックナンバーを読むことができます。
http://anny.kinjo-u.ac.jp/~fujikawa/sougou21.html

● 三重大学で行われる新教育課程研究協議会のおしらせ

● 社楽版社会科用語集を配布しました。
  言葉の規定は、理論を組み立てる際の基礎になります。よりよいものに改善していきたいと思います。
  内容はここ

 高橋先生より、4年授業計画 を紹介していただきました。
 第1次 理想の野府川のイメージを写真やイラストで表現する。
  1 理想の野府川について意見を出し合う。
  2 自分のイメージを、写真やイラストで表現する。
 第2次
  理想の実現に向けて、具体的な方法を調べる。
   ・ 政策として行うこと
   ・ 実験による方法
   ・ 社会への呼びかけ
   ・ 家庭でできること
  できるだけ多くの方法を集め、一番有効だと思う方法、自分でやってみたい方法を選ぶ。
 第3次 
  自分の考えた方法が効果があるか、実際にやってみたい方法で調べる。
 第4次
  それぞれの方法について発表し合い、実現可能性や有効性を話し合う。
 第5次
  今後継続していきたい取り組みについて話し合う。
  
● 学級通信 クライマー bX1を紹介していただきました。
 「アルコールランプとマッチ」 では、火を怖がる子の多いことから、「火を扱う経験がないというのも、これまた危険だ」と述べています。
 昔は、子どもだけの遊びの中から危険について学んできたのが、今の子は危険を体験しないで大きくなっています。親が、子どもにいろいろな経験をさせることが大切なのです。

☆ 大島先生より11月9日に行われた第2学年秋季総合学習ガイダンスを紹介していただきました。
 これはこれまでに行ってきた1年時の「郷土総合学習」「宿泊総合学習」、2年時の「職業体験学習」に続いて行われるものです。
 
 ガイダンスの後、社会の現象や問題に対して個人でテーマを決め、テーマ別にグループをつくり、具体的な課題を練り上げます。
 それぞれで学ぶ手段を考え、学習するための場所・施設を調べ、交渉活動を行います。
 活動計画書を作成し、事前調査を行います。
 そして、活動当日には、東は蒲郡、北は岐阜市や関市まで、広く分散し、調査活動にあたります。
 その後、事後評価を行い、まとめの作品を礼状と共に相手に送付します。

 単なるイベントではなく、多くの活動の中で学び方や人とのかかわり方を指導し、総合的に学習を進めていることは、とても参考になる活動です。
これまでの行事を、総合学習に発展させたタイプの好例といえるでしょう。

☆ 岩井先生より5年生校外学習名古屋市内グループ行動一覧表を紹介していただきました。
 6年生での京都市内分散学習に向けて、名古屋市内で分散して行うものです。
 それぞれのグループにテーマがあり、そのテーマに沿って、名古屋城、名古屋港、科学館、NHK、港防災センター、貨幣資料館、下水道科学館、テレビ等などで学習し、最後は電気の科学館に集合します。
 1週間後には、テーマに沿っての発表会があり、子どもたちはパワーポイントやビジュアルプレゼンターを用いて発表したそうです。
 生きる力に直結する学習です。

● 5年生 学芸会「大切ないのち,自然」シナリオをいただきました。
  総合的な学習として学習した内容(川・米・ケナフ)を,全体の流れの中に組み入れて構成しています。地域の人に,見てもらいたい内容です。

☆ 川井先生より、教研資料 心理学の紹介 を報告していただきました。土井が理解した範囲でまとめました。 
  交流分析について、内容はここ

● 学級通信 ひだまり26号を紹介していただきました。
  交流分析の理論に基づいてつくられたエゴグラムが紹介されています。
  エゴグラムによる性格診断のサイトもあります。
http://www.taisei-e.co.jp/seikaku/index.shtml
 

☆ 勝村先生より犬山中学校のカルチャーフォーラムを紹介していただきました。
  11月17日(金)
   開会式
   体験学習発表会(1年 名古屋テーマ学習,2年 職業体験学習,3年 福祉ふれあい学習)
   自発的活動の報告会(ネイチャーセイバーズ,福祉ボランティアサークル,マルチメディアサークルなど)
   全校合唱「小麦色の天使」
   郷土学習
    蘇登町組保存会「梅梢戯」実演
    高校生による「猩々」の紹介と中高生合同の実演 など
    パネルディスカッション
     明日の犬山を考える
      「未来の犬山はこんな街になってほしい」
   11月18日(土)
    カルチャー講座
    地域の方を講師に招き,34に分かれて太極拳や着付,和菓子作り,篆刻などの講座で体験学習
   11月19日(日)
    自由研究発表会
    映画鑑賞「友情」
    全校合唱「大地賛」  

☆ 尾関先生により,江北中の体験講座を紹介していただきました。
  文化祭のなかで,教師や地域の方を講師に招き,体験するものです。講座名を紹介します。
  竹細工,指での編み物,食べられる野草,紙すき,救急法,うどん打ち,デジカメ,エアロビクス,フラワーアレンジメント,護身術,将棋,ペーパーフラワー,お茶・生け花,ネパール語,牛乳パックのペン立て,和太鼓,切り絵,紙飛行機,鳴子踊り,折り紙

● 一宮市浅井中学校区でおこなわれた平成10・11・12年度文部省指定 道徳的実践活動推進事業研究発表会の報告をしていただきました。研究主題は,「21世紀を拓き,よりよく生きる子どもの育成−地域を生かした豊かな体験活動を通して−」
 心の教育を推進するために,3つの要素を考えています。
  1 心に響く豊かな体験活動
  2 生き生きとした道徳の時間
  3 小中学校・家庭・地域の連携

 それぞれの学校で体験活動に取り組みながら,4校共通の実践にも取り組んでいます。
  浅井町ピカピカ大作戦
  小中教員交流
  子どもフォーラム
  ふれ合いフォーラム
  
 これらの活動は,答えがすぐに出るものではありません。継続して,長い目で取り組んでもらうことを期待します。
また,いくら体験重視といっても,体験だけではだめなことは言うまでもありません。
体験したことをいかす活動を,今後も探っていきたいと思います。

☆ 坪内先生より、からくりや車山見学・調査のようすを報告していただきました。
 5年生が,13のグループに分かれて,車山の調査に出かけます。「5年白帝だより」には,本町の咸英,寺内町の老松を見学した様子が報告されていました。
 今後は,パネルディスカッション,犬山中文化フォーラムに参加が予定されています。 

☆ 野呂先生より授業のその後の報告がありました。
 送られてきた資料に対して,読む,礼状を書く,まとめの冊子をつくる,発表しパネルディスカッションをする
という流れで進んでいるそうです。
 

      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp