第143回 社楽の会報告 第142回へ 第144回へ
報告者 木曽川東小 土
井
2000年12月14日(木)布袋北学供にて,第138回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(木東小)、坪内先生(犬北小)、高橋先生(木東小)、奥村先生(江南市ことばの教室)、野呂先生(岩倉中)、川井先生(犬南小)、尾関先生(江北中)、岩井先生(大北小),木本先生(江南市ことばの教室)、中野先生(江南西中)、大島先生(犬東中)、勝村先生(犬山中),山田先生(古知野東小)の13名でした。
☆ 野田武男さん「奇跡体験!アンビリバボー」に出演!
社楽の会の最中に,みんなで視聴しました。
2月3日(土)に,木曽川東小学校の東っ子フェスティバルに来ていただきます。
また,校内で,野田さんの作品のミニ展覧会を開催中です。
野田さんの絵はhttp://komaki.gr.jp/kuchi/index.html
アンビリバボーを見のがした方はhttp://www.fujitv.co.jp/jp/unb/contents/p112_menu.html
☆ 土井より 研究発表校リポートをしました。
東京都新宿区立四谷第六小学校
「活力にあふれ、よりよく生きようとする児童−互いのよさを認め、人と人とのかかわりを拓く総合的な学習−」
東京都渋谷区立神南小学校
「自ら考え、意欲をもって活動する神南の子−生活科・総合的な学習の時間を通して−」
東京都中野区立啓明小学校
「心豊かで主体的な児童の育成−生活科・総合的な学習の時間を通して−」
※ 葛飾区立東綾瀬小学校(フェスティバル参観報告)
簡単にここにまとめました。
● 国会議事堂特別参観
12月2,3日に行われた10年に1度の国会特別参観の報告をします。
2日はがらがらだったとニュースで聞き、軽い気持ちで13:30頃国会正門に到着。整理券31番をもらう。整理券番号1あたり500人に配布されており、15,001〜15,500番目ということになる。
永田町一帯に大音響で「整理券a對ヤの方は、待機場所にお集まりください」というアナウンスが流れる。これがすごい。「○○に黒いボタンが落ちていました」というレベルのものまで流れる。
時間まで、憲政記念館で開かれている国会図書館主催「議会開設110年記念 議会政治展示会」を見学する。これまた、けっこう並ばなければいけなかった。坂本龍馬の新政府綱領八策、民撰議院設立建白書草稿、国会開設の勅諭、大日本帝国憲法などの歴史的文書から、椎名裁定案、大平首相施政方針演説原稿など比較的新しいものまで、本物が展示されていた。推敲が重ねてある手書きの文字には、歴史は生身の人がつくるのだという当たり前の事実を、あらためて認識させてくれた。
憲政記念館を出ると、焼きそば屋などの店が並んび繁盛していた。
議事堂にやっと入れたのは15:30。国会議員ですら、初登庁の時しか歩けない中央玄関の赤絨毯を踏んだときは、少し感激。大臣室や閣議室などふだんの見学では見ることができない部屋を見て、委員会室ではいすに座って休憩、本会議場にも降りることができるなど、十分満足できる内容だった。
それにしても係員が多い。アルバイト?と思いきや、誰に聞いても正規の職員と答える。それもそのはず、衆議院1,700人、参議院1,300人の職員フル動員なのだ。しかも、誰に質問しても、実に丁寧に答えてくれた。質問魔・土井にも、いやな顔一つしないで対応してくれたのはうれしかった。
今回、最も強く感じたのは、日本の国会は「二院制」ということだ。衆議院・参議院の職員は、それぞれ別に採用試験があり、人事交流も全くない(そうだ)。
議長室には歴代議長の肖像画が掛かっているが、衆・参で大きさが違う。(参議院が大きい)そのことを職員に尋ねると、「そうなんですか?知りませんでした。あっちには行ったことがないもんで…」
この答えに、良い意味で院のプライドを感じることができた。
ちなみに参議院の人が言うには、「絵は50号が基本です。ただし、それを越える分には、さらに有名絵描きさんを自分で頼む分には、越えた分を自腹で払ってもらいます。」との答えだった。
おみやげとして購入した『衆議院ガイドブック』(衆議院事務局 \600)は、衆議院議員のために作成したマニュアルである。
歳費や秘書の手当、議院宿舎の費用、議員バスの時刻表、年金、議員バッジを紛失したときは?、などの内部情報は、そのへんの小説よりおもしろい。
衆議院 参議院 憲政記念館
● 東京施設リポート
国会・憲政記念館:既述
明治神宮聖徳記念絵画館:資料集で見るような歴史的な絵がずらり。
新宿 末広亭(TEL 03-3351-2974):17:00〜21:30 毎回プロの技を満喫できる。
中山競馬場:とにかく大きい。清掃もしっかりしている。
豊島区立郷土資料館(TEL 03-3980-2351):アトリエ村、池袋ヤミ市の展示が出色
池袋防災館(TEL 03-3590-6565):体験できることが多くプログラムがしっかりしている
東京オペラシティ:新国立劇場やコンサートホール、手塚治虫ワールドなど
昭和館(TEL03-3222-2577)http://www.showakan.go.jp
戦没者遺族に対する援護施策の一環として、戦没者遺族を初めとする国民が経験した戦中・戦後の国民生活上の労苦にかかわる歴史的資料・情報を収集・保存、陳列し、後世代にその労苦を知る機会を提供するもの。
常設陳列室、映像・音響室、図書室、研修室がある。
● 社会にはたらきかけるとは
社楽の会では、これまで大単元の流れの終末に、「社会にはたらきかける」段階を設定していました。
ここでは、社会にはたらきかけるとはどういうことかの土井の考えをまとめてみました。
内容は、ここをクリック
● 児童生徒の学習と教育課程の実施状況の評価の在り方について(答申)
http://www.monbu.go.jp/singi/katei/00000298/
次のようなMMが来ましたので引用します。
−−−−−−以下引用−−−−−−−−
2000年12月、教育課程審議会において、「教育評価」
に関する答申が出されました。ポイントであると思われるところをご説明します。
なお、詳細は、下記掲載の文部省ホームページをご覧ください。
ポイント1 「評価の役割に対する考え方」
答申の中では、評価の役割の一つとして、
・・・前略・・・ 保護者、地域の人々、国民全体に対し、学校ではどのような教育を進めているのか、児童生徒にどのような資質や能力が身に付いているのか・・・中略・・・十分に説明していくことが重要である。
を挙げており、学校教育への信頼を向上させ、地域との連携を深めるものとなるように強調している。
ポイント2 「これからの評価の基本的な考え方」
答申では、評価に対する基本的な考え方として、「指導と評価の一体化」を図ることを挙げ、
・・・前略・・・ 指導と評価とは別物ではなく、評価の結果によって後の指導を改善し、さらに新しい指導の成果を再度評価するという、指導に生かす評価を充実させることが重要である。
としている。
また、その上で 、「結果だけでなく、学習指導の過程における評価に力を入れること」の重要性と「児童生徒が、自らの学習状況に気づき、自分を見つめ直すきっかけを促すものであること」となることの必要性について挙げている。
ポイント3 「評価方法の工夫」
評価方法の工夫として、答申の中では、以下の4点を挙げている
・分析的な評価、記述的な評価を工夫すること
・学習の前や学習の過程における評価を工夫すること
・目的に応じ、単元ごと、時間ごとなどにおける評価を工夫すること
・ペーパーテストの他、観察、面接、質問紙、作品、ノート、レポート等を用い、その選択、組み合わせを工夫すること
さらに、評価については、教育センター等で行う教員研修において、講座を充実させるなど,学校や教員の評価活動に対する支援を積極的に行うこととしている。
ポイント4 「学校の自己点検・評価」
学校の自己点検・評価について、答申の中では、
各学校の自己点検・自己評価に当たっては、・・・中略・・・結果を保護者や地域の人々に説明することが重要である。また、点検・評価の実施に当たっても、保護者や地域の人々の声を参考に進めることが大切である
としており、保護者や地域との連携を深めるなど「開かれた学校づくり」を一層深めることを強調している。
ポイント5 「児童生徒の学力に関する全国的な調査について」
「全国的かつ総合的な学力調査」の実施に当たっては、継続的かつ定期的に実施するのみならず、調査研究協力校を設けて実施するとしている。
なお、指導要録の参考様式については、12月上旬までに文部省の
ホームページ上で公開するということです。(もう公開されました。土井 註)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
以上,MMから引用しましたが,大切な点が抜けています。
何といっても,指導要録が絶対評価になるということ,これは高校入試に大きく影響します。そして,総合的な学習の評価を指導要録に載せるということ。観点の設定によって,総合的な学習の正否に影響を与えます。
● Web紹介
(1)わんぱくKids養成講座
- 子どもと一緒に野外で遊んだり、スポーツを楽しもうというページ。
「0歳からのアウトドア」や親子登山やつりの教室の案内など。
http://www.biwa.ne.jp/~takako-t/outdoor/wanpaku.html
(2)子どもの心とからだ
子どもの「心」と「からだ」における問題について、
様々な立場からのご意見を掲載しております。
是非!ご一読いただき、ご意見をお寄せ下さい。
http://www.fhk.gr.jp/child/kokoro/kokoroTOP.htm
(3)内山裕之自然探険ワールド
神戸大学発達科学部附属住吉中学校の理科授業の様子および内山裕之の動物探険記を伝えていきます。
http://homepage2.nifty.com/hirouchi/
(5)スマートライフねっと
http://smartlife.eccj.or.jp/
省エネルギー生活に関するサイト。財団法人省エネルギーセンターによる運営。
(6)日本ユニセフ協会 http://www.unicef.or.jp/
:ユニセフ子どもネット 会員大募集
http://www.unicef.or.jp/soku0011/soku1128.html
世界中の恵まれない子どもたちを救うために活動する子どもネットワーク。
(7)バズ学習のすすめ
http://www.tcp-ip.or.jp/~mrym/home.html
バズ学習の理論と実際が分かる
(8)みんなで地理を勉強しよう
地理の歴史や地理用語辞典、リンク集などが充実。「地理」一つをとっても奥深いと感じるサイト。
http://www.fasnet.org/chiri/
(9)Adherents.com http://www.adherents.com/
世界のあらゆる宗教を網羅した、といっても過言ではないほどのデータ量です。各宗教の宗派や人数、少数派の宗教など実に詳細なデータが掲載されています。ちなみに「無宗教」は世界の16%で、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教に続いて第3位だそうです。
(10)(財)日本環境協会 http://www.jeas.or.jp/
エコマークは、この協会の登録商標ですので、使用する場合は、この協会に問い合わせます。環境資料、教材の作成頒布を行っているほか、こどもエコクラブなどを主宰しています。商品選択のための環境データベースでは、環境負荷が少ない商品を選べるような資料を提供しています。
(11)VISUAL HISTORY http://www1.kcn.ne.jp/~a7627/
世界史関係のビジュアルなサイトを多数紹介。英語サイトがほとんど。
(12)科学技術政策研究所 http://www.nistep.go.jp/
:21世紀の科学技術の展望とそのあり方
http://www.nistep.go.jp/press/001207.html
次世紀にどこまでできるかの予言でもありおもしろい。
(13)ママとサイエンス
http://www.science-with-mama.com/
身近な科学を子どもといっしょに学べるサイト。
(14)インターネットを利用して文献探索 日本語教育関係編
http://homepage1.nifty.com/gekka/
日本語教育について分かる。
● 教育その他の話題 を紹介しました。
(1)団藤保晴の「インターネットで読み解く!」より
:学力低下問題の最深層をえぐる http://www.alles.or.jp/%7Edando/backno/20001130.htm
(2) 森首相の私的諮問機関「教育改革国民会議」(座長=江崎玲於奈芝浦工大学長)がまとめた最終報告原案の全文が七日、明らかになった。奉仕活動を「社会奉仕の精神を育てる道徳教育の主柱」と位置付け、学校、大学、企業などの仕組みを工夫することを提起。そのうえで、将来的には満十八歳の全国民に義務づけることを検討するよう求めた。
http://www.yomiuri.co.jp/top/20001208it01.htm 別紙
(3)男女共同参画社会に関する世論調査 男性のライフスタイルを中心に
http://www.sorifu.go.jp/survey/danjo_00-09/index.html
仕事、家庭、地域活動における望ましい男性像など。
(4)自らの学びを統合化する生徒の育成を目指して
各教科と連携を”密”にし 21世紀を生き抜く力育成
上越教育大学教育学部付属中学校
http://www.microsoft.com/japan/education/news/katei/001204_2.htm
(5)教育白書 文化立国に向けて
インターネットの教育利用も
http://www.microsoft.com/japan/education/news/kyobun/001204_2.htm
(6)仙台市 小中学校で2学期制導入へ
毎日教育メールより紹介しました。
(7)教えられない教師増加(神奈川)
川崎市内の市立学校から「指導力不足や病気が原因で授業が十分行えない教師がいる」として、市教委が相談を受けた件数が、今年度はこれまで28件に上っている。同市教委教職員課などによると、ひどい場合、学級担任や授業の受け持ちから完全に外され、校内の庭木の手入れや掲示物の張り出しなどしか行っていないケースもあった。
《全文はこちら》 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/04/20001208wm03.htm
よみうり教育メール 発行日:2000.12.08(vol.49)より
● いのちの学習で作った本
下記ホームページで、小児ガンで亡くなった西村知己君の同級生である小学4年生の砂坂輝さんが,総合学習の「いのちの学習」で作った絵本をご紹介しています。
http://homepage2.nifty.com/murasueyusuke/s-akira.htm
輝さんは,「総合」の学習テーマに自ら進んで「いのち」を選んだのだそうです。わたしのところにも,調べ学習ということで資料を借りにやってきてくれましたが,誕生から死まで,自分なりに調べてまとめたいと意欲的でした。そして,「知己君が亡くなったことを大事にしたい,『いのち』ということをしっかり考えたい」と話してくれました。
完成したこの絵本は,11月17日の知己君の命日に,お父さんに届けられたそうです。わたしもさっそく読ませてもらいましたが,輝さんの中で,知己君はしっかり生きている…と感動しました。この感動を,たくさんの方に伝えたくてこのページを作りました。読んでいただけるとありがたいです
● リリオの会 −環境教育メールマガジンより−
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☆★☆ 子どもと自然 -環境教育メールマガジン-
☆★☆ 【vol.7】2000.12.01
学校ビオトープ・ネットワーク 発行 配信数:2248
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■フィールドレポート■「リリオの会」
「リリオの会」は、「生活と環境を考える」をテーマに、尾張北部地方を中心に活動する”NPO”です。
活動内容
どんぐり山計画 荒れた山林を適正な二次林に戻す。
田んぼ計画 日本文化の伝統である水田を田植えから稲刈りまで体験してみる。
万博大成功計画 万博成功のための方策、また万博後についても考える。
健康をとりもどす計画 人間の体がどうしてこんなにおかしくなってしっまたのかまた、どのような方向で自然な体に戻れるのかをかんがえる。
心の危機を救う計画 人の心がどこかすさんでいる。我々の心を自由にし、健やかな人間社会を取り戻す。
活動の提案
いつでも新しい計画を提案して下さい。
尾張野に遊ぼう(chaco)
( 中略 )
「リリオの会」
住所:岩倉市昭和町1−23
代表 今枝 久
FAX.0587-66-0003 E-Mail lilio@ngy1.1st.ne.jp
ホームページ http://www.pat.hi-ho.ne.jp/imaeda-q/index.htm
● ジグソ−学習について
調査活動とその発表は,問題解決的な学習を進めていく上での核となるものです。
グループで調査学習を進めるとき,能力や関心の高い子がすすめていき,その他の子がついていけないということがよくありました。結果的に,その他の子の力が伸びないままに終わってしまいます。この問題を解消するのに,とても良い方法がジグソー学習です。土井も,かつて中学校の班活動で,似たようなことをしていました。
もちろんこれも万能ではありませんが,いろいろな方法の長所を知り,ねらいによって使い分けられることが教師の力量でしょう。
http://www.tcp-ip.or.jp/%7Emrym/bunka2.2.html
● 教育到達度国際比較
◆国際教育到達度評価学会が調査結果を発表(東京)
国際教育到達度評価学会(IEA、本部・アムステルダム)は六日未明、「第三回国際数学・理科教育調査(第二段階)」の結果を発表した。世界三十八の国・地域で昨年
のほぼ同時期に中学二年生の数学、理科の教育到達度を共通問題で測ったもの。
《全文はこちら》 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/02/20001206wm00.htm
◆国際教育到達度評価学会の調査結果発表の社会面(東京)
三十八の国や地域から、日本の中学二年生約五千人を含む十八万人が参加した数学、
理科の到達度調査の結果が世界に公表された。「学力低下」や「ゆとり教育」が議論さ
れる中、日本の評価は「成績は良好でも、理数好きの生徒の割合や学習時間は世界最低
レベル」。
《全文はこちら》 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/02/20001206wm01.htm
● いのちの教育 出前講座
*公開講座開催のお知らせ*
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●助産婦による「いのちの教育」セミナー●
---ぼくをうんでくれてありがとう---
ぼくがうまれてきてよかった?
わたしをうんでくれてありがとう
うまれたときはうれしかったですか?
---こんな事を聞かれたらあなたはどう答えますか?---
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助産婦会では、学校の教育現場に出向き子ども達に「生命の大切さについて」の「出前講座」をおこなっています。セミナーでは「いま子どもたちに伝えたいこといのちの大切さ」をテーマにパネルディスカッションを行います。パネラーには行政、学校の現場で活躍している方々や、保護者の方々が参加。
また、会場内ギャラリーにおいて「出前講座」の様子を撮影したパネルも展示しております。
主 催:群馬県助産婦会・日本助産婦会群馬県支部
日 時:12月20日(水)午前10時(9時半より受付開始)〜12時30分
場 所:前橋市文京町2-19-18
群馬県生涯学習センター (TEL:027-224-5700)
参加費:無料
問い合わせ先:(社)群馬県助産婦会 TEL:0276-37-5198
http://www.yorozuya.ne.jp/josanpu/
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● 書籍紹介
『英語屋さん−ソニー創業者・井深大に仕えた四半世紀』浦出善文(集英社新書\660)
世界の井深さんの通訳(兼秘書)として得た貴重な経験や教訓を、数々のエピソードをもとに書かれている。また、通訳としての英語を身に付けるための著者の努力、言葉だけでなく内容や非言語的な手段も大切なこと、井深さんの人柄など、おもしろく読むことができた。
『モラルエデュケイター〈道徳教育指導者養成講座〉』NES(新教育機構)
これまでとは全く違う道徳教育の本です。
● 研究会情報
2001年 関西社会科の初志をつらぬく会冬季研究集会
「子どもが生み出す「総合的な学習」
−集会要項−
(1)期日 2001年1月6日(土)・7日(日)
(2)場所 ホテルアウィーナ大阪 〒543 大阪市天王寺区石ヶ辻19−12
TEL (06)6772−1441
(3)講師 初志の会会長 上田 薫先生(元都留文科大学学長)
演題「いわゆる学力向上をとるか 人間の生きた総合をとるか」
パネルディスカッション「総合的な学習をどう考え、どう向き合うか」
司会 清水 毅四郎先生(滋賀大学)
パネリスト 堺井 勝先生 大前 孝夫先生 松尾 浩一先生
(4)授業提案分科会 3分科会
土井も参加予定です。詳細はここ
● コスタリカ サン・ホセ日本人学校とコスタリカの教育制度
No.157 Mainichi Daily Mail Education
毎日教育メール より引用して紹介しました。
● お酒と知能指数 今日の雑学+(プラス)より
日本酒やワインの酒量が多い人ほど、EIQが高くなる傾向があったそうです。
● 拙稿「金融・保険業界の広告から見る日本の今」(『社会科教育1月号』明治図書)を紹介しました。
21世紀初のグラビアとして,2001年完成の金融ビッグバンを取り上げました。あいつぐ破綻・統合・提携を繰り返した金融業界ですが,そろそろ固まってきたようです。
金融業界の広告は世相を反映しているという広告例も紹介しました。
● 「2001年世界子供白書」が発表されました。 2000年12月12日
幼い子どものケア:人生のよいスタートを支援する
ゼロ歳から3歳まで…子どもたちが人生のこの最初の3年間をどのように過ごすか、それはその後の子ども時代、青年時代がどのようなものになるかに大きな影響を与えます。「2001年子供白書」では、ゼロ歳から3歳までの幼い子どもたちに焦点をあて、世界各地から集めたレポートを通じ、紛争や貧困、HIV/エイズの流行など、様々な困難の状況の下で、子どもたちの生存や発達を守るために格闘している親たちや地域のケアワーカーたちの毎日を紹介しています。本書(日本語版)をご希望の方は日本ユニセフ協会広報室ファックス03-3355-3473までお申し込みください(1冊まで郵送料も含めて無料、2冊目からは1冊190円と郵送料をご負担いただきます)
☆ 尾関先生より優良校視察リポート 千葉市立打瀬小学校です。http://www.city.chiba.jp/school/es/114/index.html
1995年に完成した校舎は,斬新なデザインで優秀建築賞を受賞しています。
http://www.city.chiba.jp/kenchiku/yshukntk/utaseesc.htm http://www.zenitaka.co.jp/works/mt0305_j.html
研究主題は「バリアフリーな教育環境で 子どもたちが未来の世界で活躍できるように
未来の世界で活躍できる子の育み−うたせ学習(総合的学習)の開発と実践を通して−」
幕張新都心に開校した打瀬小は,近未来のオープンスクールで,学校と外との仕切,教室と廊下に壁はありません。
バリアフリーな教育システムとして,
学級のバリアを取り払う(複数学級共同担任制,学年同一の時間割の実施)
学年のバリアを取り払う(異学年活動の日常化)
時間のバリアを取り払う(終日ノーチャイム制の実施)
学校のバリアを取り払う(地域と一体となった教育活動の実施,インターネットによる情報収集・発信)
教科のバリアを取り払う(総合的な学習,総合カリキュラム)
総合的な学習(うたせ学習)は,次のように考えられています。
うたせ学習A(合科的総合学習)
関連する教科内容を並行して学習,またはあるテーマをもとにして教科内容を融合して行う学習。
うたせ学習B(融合型総合的学習)
教科内容を意識せずに,今学びたいと思っていることについて,テーマを設定して行う学習
うたせ学習C(総合型総合的学習)
自分一人でテーマを設定して行う学習
打瀬プランの位置づけ
追究する力を育む → うたせ学習
文化を継承し発展させる → 教科学習
総合的な実践力を育む → 特別活動
広い心を育む → 道徳教育
● 次に,東京都江東区東陽中学校を紹介していただきました。
西武ライオンズ・松阪投手の出身校です。
研究主題は「実践的な防災教育の推進−大地震を想定した防災教育の考察および校内防災体制の整備−」です。
防災教育の目標とは・・・
1 自然災害の発生のメカニズムや危険性を実体験を通して知り,災害や防災についての基礎的・基本的事項を理解できる。 2 災害に対して日常的な備えをし,状況に応じて自らの判断で安全を確保することができる。 3 災害発生時および事後において,思いやりの心や社会的連帯感をもって他の人々や地域の役に立つことができる。 |
適切な防災体制の整備
発災前の施設・設備の点検および諸計画の作成
・ 防災教育の全体計画や年間指導計画の作成
・ 校内の施設・設備のチェックリストの作成と総点検の実施
・ 地域との連携を目的とした「地域防災連絡会」の組織・運営
発災後の対応および避難所の運営
・ 生徒の安全確保を最優先した対応の手順・内容の確認
・ 避難所としての学校施設の利用計画の作成とその表示
・ PTSD等の理解を深め「心のケア」について研修
※PTSD(心的外傷後ストレス傷害)についてはhttp://www.angelfire.com/in/ptsdinfo/frame.html が詳しい。
など,まだ多くの研究がなされていました。
● 第五福竜丸展示館の見学レポート,および資料を紹介していただきました。
第五福竜丸展示館 03-3521-8494 |
江東区夢の島3-2 JR京葉線、地下鉄有楽町線、りんかい線・新木場駅から徒歩8分 |
見学案内/ 料金/無料 |
営業時間/9:30~16:00
休業日/月曜(除祝日) |
◆ "昭和51年開館。昭和29年3月1日、太平洋マーシャル諸島のビキニ珊瑚でのアメリカの水爆実験によって被害を受けた木造マグロ漁船「第五福竜丸」と、その付属品、関係資料約5,000点を展示公開している。" |
『母と子で見る第五福竜丸』などの関係書籍も紹介していただきました。
☆ 高橋先生より書籍紹介がありました。
『どんぐりの家』第1巻〜第3巻 山本おさむ 小学館
差別や制度と闘いながら共同作業所「どんぐりの家」をつくりあげていくまでの物語。「ろう」と知的障害の重複障害を抱える子どもたちが自立していく様、障害児を持つ親の苦労、障害児教育に取り組む教師たちの姿が事実をもとに描かれている。マンガなので子どもにもわかりやすいし、事実であるので訴えかけてくるものも大きい。
涙なしでは読めない。福祉教育に活用したい。
『自由への逃走』中日新聞社
杉原千畝がユダヤ人にビザを発給するまでの過程だけでなく、日本を経て海外に逃走するユダヤ人を追跡取材している。また、ユダヤ人を救ったもうひとりの日本人、真鍋氏のことも詳しく書かれている。「スギハラ」は、ぜひ社会科や平和教育の授業で取り上げたい。
『神道〈いのち〉を伝える』 葉室頼昭 春秋社
ひらがなにはすべて意味がある。「いのち」の「い」は「生きる」という意味で、「ち」とは「知恵」という意味。よって、「いのち」とは「生きる知恵」と、なるほど、なるほどと思える話が続く。科学と精神世界がうまく融合されながら、日本人として生きることの意味を説く。
『教育時評1997→1999』 佐藤 学 世織書房
『教育改革をデザインする』 佐藤 学 岩波書店
近年の教育改革の背景、思想がよくわかる。
学校のスリム化、教科選択制、中高一貫教育、内申書、新学力観、総合学習、教科内容の削減などが抱える問題の本質を、ズバリと指摘する眼力はスゴイ。今の教育改革で、「なんか変だぞ」「ちょっと待てよ」と、あやふやながら思っていたこと、腹に落ちなかったことが見事に指摘されていて、読んでいて痛快。
佐藤さんの主張は、教室や学校を「学びの共同体」とすること、「公共性の再構築」を進めること、「活動的で協同的で反省的な学び」を促進することにある。
● 学級通信クライマー102〜110を紹介しました。
オヤジ:親と教師とが協同して学びを構成し、子どもを育てていくことの必要性を改めて感じた。
帰れないふるさとを想う:啄木の詩についての授業の紹介
保護者参加授業の感想ありがとうございます、児童虐待:児童虐待には2つのタイプ「子どもを愛せない」「過剰な愛」があるが、共通しているのは「子どもを自分の思い通りにしたい」という願いが強すぎる点である。
投稿ありがとうございます:私も小学校時代同じ勉強をしました・・・・
おじいちゃんのトマト:道徳のビデオ。家族には、家族にしかわからない苦しもあれば、家族にしかわからない喜びもある。
参画と貢献:街づくりへの参画と地域への貢献が総合的な学習のキーワード
投稿(かな?)ありがとうございます:「学校W」の感想から
バトルロワイヤル:残虐シーンが青少年に与える影響は大きい など
☆ 川井先生より,学級通信ひだまり を紹介していただきました。
犬山市在住の元特攻隊員,知覧特効平和会館初代館長の板津忠正さんのお話を聞いて,という内容です。
板津さんは,米子航空機乗員養成所から陸軍飛行学校,台湾教育隊を経て,加古川飛行場に転属,その後160名いる隊員の中から10名選ばれた特別攻撃隊員の一人になりました。その時の気持ちを板津さんは,「大変感激し胸にジーンときた。死ぬ悲しさは少しもなかった。」といっています。知覧基地に配属された2日後の夕方,すぐに攻撃命令が出て,250s爆弾を積んで,片道の燃料で沖縄に飛び立ったのでした。
特攻隊は成績良いの順で死んでいくのだそうです。
しかし,エンジントラブルで徳之島海岸に不時着,その後2回の攻撃命令も降雨のため中止,4回目の命令は8月15日であったため出撃がなく,結局18日に敗戦を知らされ解散命令が出たそうです。
奇跡的に生きながらえた方なのです。
子どもたちの目に,板津さんはどう映ったのでしょうか。
川井先生はこう書いています。
「私は,戦争が起こる究極的な原因は,物理的な問題ではなく,一人一人の人間の中に潜む異質なものに対する別紙,偏見,差別から起こるものではないかと思います。」
そうかもしれません。だとしたら,人権教育・国際理解教育こそが,戦争をおこさないために必要なのでしょう。
☆ 岩井先生より、江南市宮田在住の三輪八郎さんに戦争体験の話を聞いたという話を紹介していただきました。
沖縄戦で壮絶な闘いを経験されたそうです。
☆ 大島先生より自作の社会科教材を紹介していただきました。
東北地方の主な伝統工芸品,WORLD WAR T,選挙制度の移り変わり のそれぞれの表に空白がつくってあるだけですが,知的好奇心をそそり,つい真剣に考えてしまいます。 やはり,「かくす」というのは,簡単かつ有効な教材レシピですね。
☆ 山田先生より、美濃で行った紙漉の作品を見せていただきました。
また、次の店ではいろいろな和紙?を購入できるそうです。
和紙の店 紙遊 〒501-3722 美濃市常磐町2297 TEL 0575-31-2023 FAX 0575-31-2024
製造元 古川紙工株式会社 〒501ー3784 美濃市御手洗東谷23 TEL 0575-37-2319 FAX 0575-37-2193
がんぴ、こうぞから笹、バナナなどのいろいろな素材の紙、タイ、ネパールなどの外国の紙もあるそうです。
☆ 奥村先生より2000.12.2(土) 名古屋デザインホールで開催された鈴木敏恵LIVE IN NAGOYA ポートフォリオ講演会報告
をしていただきました。詳細な報告です。
内容はここをご覧下さい。
また,未来教育のVTRを一部視聴しました。ポートフォリオの方法が具体的に示され,参考になりました。
詳細は http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/ をご覧下さい。
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VHS 未来教育…総合的な学習 〜ポートフォリオ学習編〜 vol. 2 |
NEW !!! 鈴木敏恵の未来教育ビデオvol.3 |
発行: 明治図書 【注文】http://www.meijitosho.co.jp/
問い合わせは 土井謙次 syaraku@tcp-ip.or.jp