第160回 社楽の会報告    第159回へ   第161回へ    社楽の会へ
                                           報告者  土 井
2001年11月29日(木)布袋北学供にて,第160回社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井(大口町教委)、奥村先生(江南市ことばの教室)、勝村先生(犬山中)、斉木先生(江南北中),高橋先生(木東小),天野先生(古知野中),野呂先生(岩倉中),野口先生(楽田小),川井先生(犬南小),岩井先生(大北小),中野先生(江南西部中)の11名でした。

☆ 土井が今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

 愛知県社会科研究大会参加報告
 全国小学校社会科研究会の 各会場校の研究テーマ
 学校支援ボランティアと共に創る学校教育研究発表会参加報告
 岐阜市立加納中学校第38回実践発表会
 書籍紹介
 Webサイト紹介
 社会科の初志をつらぬく会(個を育てる教師のつどい)
第40回東海社会科研究合宿集会のご案内
 ファシリテーショングラフィックス    
 教育関係情報
10【ワールド・ウォッチ】パナマ  パナマの教育制度とパナマ日本人学校 
11 MM紹介 
12 中村哲医師講演会  「飢餓と戦火のアフガニスタン」            

 愛知県社会科研究大会参加報告
  
11月14日に、豊川市文化会館で行われた研究大会の参加報告をしました。
 研究主題「学ぶ喜びをわかち合い、共生のあり方を問う社会科の授業」 
 詳細はここで!

 全国小学校社会科研究会の 各会場校の研究テーマ
 
今年は群馬大会。「未来への夢と共生の道を拓く社会科学習」をテーマに,11月16,17日の両日,4会場で開催された。本来なら,研究紀要から判断すべきだが,今回は,各会場校のHPから,その趣旨を読みとってみたいと思います。

第1会場 前橋市立天川小学校「地域との出会いを通して,自ら考え,追究する社会科学習−気づき,活動し,発信する子どもたちの育成をめざして−」 指導講評 北 俊夫先生
http://www.amagawa-es.menet.ed.jp/ より
 ○ 研究の概要
 本校では、「自ら考え追究する力」に視点を当て研究を進め、地域に根ざした授業を通して、子どもたちの主体的な学習の取り組みを目指す。学習の主体者である子どもの学びの姿を、子ども自身の立場で教材に問いかけ、その問いを軸にして、問題解決が図れる4つの追究過程を設け実践的な研究に取り組んでいる。
 
 具体的なことは、これ以上書かれていなかった。
 
第2会場 前橋市立敷島小学校「地域に学び地域の明日について考える子どもたちの育成−総合的な学習の時間への発展を考えた社会科授業の構想とその実践−」指導講評 山口幸男先生
  http://www.shikishima-es.menet.ed.jp/index.html  研究の内容については,全く書かれていない。
 
第3会場 高崎市立西小学校「世界に,未来にはばたく子の育成−地域とのかかわりを深め,共に学び合い豊かに表現する学習活動の工夫−」指導講評 寺田 登先生
    http://ted.city.takasaki.gunma.jp/nishi_sho/ 
 
第4会場 高崎市立城東小学校「子どもが学び合い,高め合う社会科学習−追究活動を高める自己表現と相互交流の工夫を通して−」
  http://ted.city.takasaki.gunma.jp/joutou_sho/ 
  本校では、「主体的・創造的に社会に働きかけようとする」児童の育成を目指す小社研群馬県大会のテーマを踏まえ、子どもたちが自分らしさを生かし、自ら求め、他の子どもたちとのかかわりの中で、「共に学び合い、高め合う社会科学習」にしようと、本主題を設定した。そして、その実現のためには、自分の考えをまとめたり、発表したりして表現させ、学習の共有化を図り、学習に深まりや広がりがもてるようにすることが大切であると考え「自己表現」と「相互交流」に視点をあてて研究を進めることにした。個のよさを進んで表現させるとともに相互交流を深め、未来へ夢をもち、共に生きる人間の育成を目指した、創造性ある社会科学習を追究しているところである。
 
 校内研究のページに次のものが公開されている。 
・講演 「これからの社会科指導と表現活動」 筑波大学教授 高野尚好先生
・研究主題 ・研究概要 ・背景 ・本校の目指す社会科 ・研究の視点 ・学習過程
・学年別授業研究分科会一覧 ・公開授業日程

 学校支援ボランティアと共に創る学校教育研究発表会参加報告 
  
11月20日に小牧中学校で行われた研究発表会の様子を報告しました。詳細はここ
  

 岐阜市立加納中学校第38回実践発表会
 研究テーマ「自ら愛する心を育て、自ら学び自ら治める力を培う教育課程の編成
          −基礎・基本を重視した教育活動の展開−」
  11月22日に行われた加納中学校の実践発表会の報告をしました。詳細はここ
     
 書籍紹介
(1)『金銭教育』榊原節子著 総合法令 1700円(税別) 
 教師にも保護者にも役に立つ一冊である。
 金銭教育の基本から応用までが豊富な実践例を元に論じられている。著者である榊原節子さんは、ビジネスの場で活躍されているので、紹介されている実例も具体的で刺激的である。「小遣いの範囲でやりくりする習慣をつけさせ、たりなくなっても前渡しや追加はしない」「子どもに魚を与えるのではなく、魚の釣り方を伝授して魚釣りの名人に育てよう」「家庭の有事を想定して子どもにリスク管理を学ばせよう」
 金銭に対する感覚をより鋭くし、実社会に出たときに金銭の管理ができるだけではなく、投資までできるような教育が提案されている。
 
(2)『社会科教育学研究ハンドブック』全国社会科教育学会著 明治図書 \5,460
  社会科研究の研究にはなくてはならない書。

 Webサイト紹介
(1)新学社                    http://www.sing.co.jp/ 
:一人一人が意欲的に取り組む歴史学習 学ぶ意欲が高まる活動を取り入れて http://www.sing.co.jp/kenkyu/rekishi/index.html 
小学校の歴史学習の実践記録。
 
(2)体内年齢大調査 カゴメ
  40問の質問に答えて、体内年齢をチェックできる。また、これまでの調査の結果を集計して年代・性別ごとの特徴を解説した「体内年齢大調査」も公表されている。 http://www.tainai.com/ 
 
(3)食育大事典
  健康と食に関する情報を検索できるページ。食材別・症状や疾患別・栄養素別などのカテゴリーからも情報を得ることができる。
  http://www.shokuiku.co.jp/ 
 
(4)学制百年史   http://wwwwp.mext.go.jp/v100nen/index.html#toc0
 
(5)博報堂                  http://www.hakuhodo.co.jp/ 
:アジアの若者のタイプ分類と日本の若者との比較 
http://www.hakuhodo.co.jp/news/20011116.html アジア各都市の若者にスポットをあてて調査。
 
(6)講師派遣特集
◆みんなで作る,社会人講師データバンク  http://tokyo-ed.net/ 
◆国土交通省 関東地方整備局 『出前講座』http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/1_topics/18_demae/demae.htm   講師に学校に来てもらい、国土交通省の公共事業を説明・紹介してもらえます。  
◆多摩起業家育成フォーラム   http://to.vo.to/vef/ 
起業家を志す学生および地域住民に有用な情報を提供してくれます。  
◆特定非営利活動法人 ハート・オブ・ゴールドhttp://www.hofg.org/ 
 国際理解や国際協力などの活動を学校と一緒に実施しています。  
◆日本民際交流センター    http://www.minsai.org/     
 国際理解と国際協力について講師を派遣していただけます。  
◆財団法人 日本鳥類保護連盟    http://www.ask.ne.jp/%7Ejspb/ 
 野鳥と自然環境に関する講師を派遣していただけます。  
◆荒川クリーンエイド        http://www.ara.or.jp/ac/ 
 川の自然環境に関する講師を派遣していただけます
 
(7)国際理解特集
◆外務省  http://www.mofa.go.jp/mofaj/index.html 
「各国・地域情勢」で、世界各国を知ることのできる情報と日本との関係に関する情報が読める。
外務省関連団体   http://www.mofa.go.jp/mofaj/link/dantai/index.html 
外務省用語集  http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/pr/yogo/index.html 
在外公館    http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/zaigai/index.html 
在日外国公館   http://embassy.kcom.ne.jp/ 
US Embassy Tokyo Japanese   http://usembassy.state.gov/tokyo/wwwhjmain.html 
Russian Federation      http://embassy.kcom.ne.jp/russia/index-j.htm 
KOREA          http://www.mofat.go.kr/japan 
South African Embassy    http://www.rsatk.com/index.htm 
 
◆ JEARN http://www.jearn.jp/japan/index.html 
  国際交流学習メニュー〜 国際交流の相手校を探します 〜
  学校・学級で国際交流するのならここ!翻訳チャット・掲示板がスゴイ!
 
◆JETRO    http://www.jetro.go.jp/top-j/  海外の経済,産業情報はここから
模擬国連委員会       http://www.jmun.org/ 
日本国際法学生協会     http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Library/3240/index.html 
中国雲南省少数民族文化をめぐる旅    http://www.asahi-net.or.jp/~QB2T-OKB/index.htm
湖中研修室アフリカのマルチメディア民族誌 http://africa.u-shizuoka-ken.ac.jp/ 
北大スラブ研究センター   http://src-home.slav.hokudai.ac.jp/ 
多文化共生センター    http://www.jca.ax.apc.org/cmia/ 
ぱぬんのかぼちゃ畑      http://www.t3.rim.or.jp/~pajhnub/ 
LOVE LOVE DIDJERIDOO   http://kfn.ksp.or.jp/~munehiro/did/did.html 
インディアンの森     http://www.awsm.co.jp/ndianHP/ 
Eagle Tribe       http://home4.highway.ne.jp/Eagle/ 
北極熊のひとりごと  http://www.din.or.jp/~akko/index.html 
 
◆世界年鑑ON LINE 共同通信 http://www.sekainenkan.com/
最近のニュースと世界各国の政治・経済・文化について詳細なデータが読める。
 
◆KIDS WEB JAPAN http://www.jinjapan.org/kidsweb/index.html 
日本を学ぶアメリカの子供のためのサイト。日本を紹介することから国際理解は始まる。
 
◆青い目の人形資料館 http://village.infoweb.ne.jp/~fwgc4786/museum.htm 
昭和2年、アメリカ合衆国から日本に渡ってきた12000体もの青い目の人形の情報。
 
◆Embassy Avenue http://www.embassy-avenue.jp/ 
国内にある大使館ホームページのリンク集。日本語で公開されている各国の最新情報が読める。
 
◆国際ふれあいネットワーク 福井県三宅小学校 http://www.hokuriku.ne.jp/miyake-s/kokusai/index.html 国際交流活動の紹介や、小学校の英語学習についての情報を公開。日本紹介の英語ページもある。
 
◆沖縄県金武町立金武小学校 http://www3.ocn.ne.jp/~kinsyou/ 
総合的な学習の時間を使って、国際理解教育に力を入れている学校。英会話の年間指導計画を公開。
 
◆国際協力プラザ http://www.apic.or.jp/plaza/ 
ODA(政府開発援助)をはじめとする国際協力に関する情報と充実したリンク集。
 
◆キッズスペース http://www.kids-space.org/indexJ.html 
世界各国の子どもたちが、絵画作品や物語作品を通じて交流していく参加型サイト。
 
◆Multiculturalpedia  http://www.netlaputa.ne.jp/~tokyo3/ 
じゃけんの方法、しゃっくりの止め方、写真を撮るときの言い方など、国によって異なる文化を紹介。
 
(8)SpaceWeather.com            http://www.spaceweather.com/ 
:Leonids 2001 Meteor Gallery http://www.spaceweather.com/meteors/gallery_18nov01.html 
今回のしし座流星群の写真集です。(英語)
 
(9)View from Satellite 
http://www.fourmilab.ch/earthview/satellite.html 
人工衛星からの地球のながめ。いろいろな人工衛星を選ぶことができます。(英語)
 
(10)生涯学習情報
▼なごやマイ・スポーツ推進プラン(案)【名古屋市】
http://www.city.nagoya.jp/50kyoiku/sports/my_sports/suisin_plan_1.htm 
▼生涯学習を支援するシステムの構築について(生涯学習審議会中間まとめ)
http://www.pref.hiroshima.jp/kyouiku/hotline/08lifelong/singikai/tyu_matome/index.html 
 
(11)ゆかいな電池の森 http://www.mbi.panasonic.co.jp/bf/ 
電池の歴史や上手な使い方、実験例など。松下電池工業株式会社による。
◆年賀状Web2002   インプレス
  年賀状マナーの基本やQ&Aなどを掲載。年賀状制作に役立つ情報を提供。
  http://nenga.impress.co.jp/ 
 
(12)節約倶楽部  http://eco.goo.ne.jp/click/0111_5.html 
いわゆるエコロジーサイト、ではないかもしれません。
でも、家庭で出来る500以上もの節約の知恵を紹介したこの「節約術のたまて箱」なら、必ず参考になる情報がみつかるはず。光熱費節約のため省エネ術、食材利用の使い切りレシピなどがおすすめ。
 
(13)わたしたちのごみは?
http://eco.goo.ne.jp/click/0111_6.html 
環境情報普及センター(EICネット)の、こどもの環境学習のためのプログラムです。一日の暮らしの中で、どんな時にどんなごみがどれだけ出るのか気づくことから学習が始まります。実際にごみ調べをしたら、ごみの総量や内容をチェック。ごみを減らすためのヒントに従うことで、次回のごみチェックは1回目より格段に少なくなっているはず。
 
(14)【Study】ナショトラおじさんの「環境Q&A」
Q11●産業廃棄物ってどんなもの?
Q12●酸性雨って何?
いろんな質問にお答えしています。
ギモンに思っていることがありましたら、ぜひナショトラおじさんへ!※回答をさしあげるまでに時間がかかる場合があります。
  http://eco.goo.ne.jp/t_study/index.html 
 
(15)茨城県教育研修センター    http://www.edu.pref.ibaraki.jp/center/
:「総合的な学習の時間」における評価の在り方と改善への視点
http://www2.edu.pref.ibaraki.jp/data/039/index.htm
 
(16)時事スクールネット
http://edu2.mitaka.ed.tao.go.jp/jiji/
 
【サーチ】環境用語(エコワード) わかりますか?
・エアロゾル http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword1.html 
・世界湖沼会議 http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword2.html 
・ケミカルリサイクル http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword1.html 
・サーマルリサイクル http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword2.html 
・マテリアルリサイクル http://eco.goo.ne.jp/ecoword/ecoword3.html

 
社会科の初志をつらぬく会(個を育てる教師のつどい)
 第40回東海社会科研究合宿集会のご案内
会場 (協)三重県勤労者福祉センター「希望荘」
   〒510-1251 三重県三重郡菰野町湯の山(鈴鹿スカイライン入り口)
      TEL<0593>92-3181  FAX<0593>92-3180
日程 第1日 2002年1月12日(土)
12:00 12:30  13:00    14:30    15:30 15:45     18:30 19:00    21:00

受付
 

開会
 

 座談会
 

講  演
 


 

 分 科 会
 


 

 懇親会
 
座談会 「総合において、今何が大切なのか」
      司会  橋本 輝久先生(元三重県中島小学校)
          外山記代子先生(愛知県梅坪小学校)
          武田  篤 先生(静岡県南部小学校)
講 演 「生きるということ−問題解決学習における未解決の解決−」  
     上田 薫先生(本会会長・前都留文科大学長)
日程 第2日 2002年1月13日(日)
7:30  8:30 9:00      11:20 11:30  12:00

朝食
 


 

 分科会
 


 

閉会行事
 
参加案内   大会参加費   3,500円   
  申込先 〒514−0062     三重県津市観音寺町359
        三重大学教育学部附属小学校 松本敬子 宛
        TEL 059−227−1295      FAX 059−227−1296

 
ファシリテーショングラフィックス
 
森竹高裕
出典  日刊・小学校教師用ニュースマガジン 718 11月13日(火)
◆参考URL
「参加のデザイン道具箱」シリーズ http://www.setagaya-udc.or.jp/machisen/book/intro/design.html 
世田谷まちづくりセンター主催の講習会 http://www.ritsumei.ac.jp/bkc/rv/sasatani/ameni/wsh/ws33.html 
発想を生み出すKJ法 http://homepage1.nifty.com/moritake/sougou/kj.htm 
総合的な学習の実践 http://homepage1.nifty.com/moritake/sougou/sou000.html 

 教育関係情報
(1)県教委が県内すべての公立学校で喫煙を禁じる(和歌山)
 県教委は二十日、来年四月から県内すべての公立学校の敷地内を「ノースモーキングエリア」とし、喫煙を禁じると発表した。文部科学省によると、都道府県単位で全面禁煙とするのは聞いたことがないという。《全文はこちら》 http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/06/20011122wm07.htm 

(2)野外活動安全ハンドブック(見本)無料配布   (財)科学教育研究会
  総合的な学習の時間では野外での自然体験や学習活動が増える。自然の中の思わぬ危険から子どもたちを守るための解説書。イラスト付き。  http://www.sef.or.jp/ 

(3)弓野憲一先生から、次のようなメールが届きました。
弓野@静大です。 
 総合的学習ではどのような心理的能力を育てることが必要かについて研究しています。
::::知能と業績:::::
 最近、興味あるデータを手に入れました。
 よくしられているように、「知能:知能テストで測られた知能」と「学力:標準学力検査で測定されたもの」の間には相関係数で0.7位の強い相関があります(相関係数は1.0〜−1.0で変化する)。すなわち、知能の高い子供は、学力も高いということです。
 さて、学校を卒業して社会で働いたとします。そのとき、知能は社会における業績(ビジネスや研究や開発)とどれほどの相関があるでしょうか。
 野村健二(1963)の研究によると、事務系では、−0.01、 技術系では、−0.19の相関です。全くどころか、マイナスの相関であります。
 日本の学校は、16−18年かけて、一体何を伸ばそうとしているのでしょか!!
 総合的学習のねらいの一つが、社会で役立つ能力・態度であるとするならば、創造性の育成は欠かすことができないものと思われます。

原典  恩田彰編  創造性の開発と評価  明治図書

10 
【ワールド・ウォッチ】パナマ     パナマの教育制度とパナマ日本人学校
(出典)■2001-11-19■■No.289   毎日教育メール
 バックナンバーはここ

11 
MM紹介
(1)■ ビジネス道場メールマガジン ■         vol.117 [2001.11.21]   
 バックナンバーはここから http://www.melma.com/mag/01/m00016501/ 


【2】 コンサルタントの視点

〜 これからの時代に必要な人財特性とは? 〜

 現在、完全失業率は5.3%、完全失業者数は357万人(ともに2001年9月期)と、労働者にとっては非常に厳しい雇用環境です。しかし、逆に企業(特に中小企業)にとっては、有利に採用ができるチャンスともいえます。
 しかし、このような状況においても、たとえ「人手」は確保できたとしても、本当に必要とされる「人財」の確保はなかなか難しいようです。さて、これからの時代に必要とされる「人財」とは、どのような特性を持つのでしょうか。簡単にまとめてみました。
≪これからの時代に必要な人材特性≫
■自分の意見を持って自己主張や提案ができる。
 同僚や上司に対しても、はっきりと意見表明・意見具申ができるということです。妥当性ある意見を持っているということは、常日頃から問題意識をもって仕事に取り組んでいる証拠なのです。
■将来を見据えて、必要な勉強を継続して行っている。
 自己啓発の習慣があり、自分自身が成長しつづけるために努力を惜しまないということです。
■環境変化やこれからの動向に対して、スピーディーな変化対応ができる。
 常に周囲にアンテナを張り巡らしていて、情報を収集・咀嚼(そしゃく)し、判断する能力があるということです。
■組織人として周囲から色々な期待を感知できる。
 組織における自分自身の役割を認識し、その役割遂行に向けて的確な行動がとれるということです。
■常に新しい領域や未知の分野を開拓したり、挑戦していこうとする姿勢や行動をとる。
 慣れた領域、得意な分野から一歩踏み出して、新たな領域にチャレンジする気概があるということです。
■受身になることなく、最後まで自主・自発的に取り組む姿勢がとれる。
 指示を待つだけではなく、今自分が何をすべきなのか、状況を察知し、的確な判断を下し、実行に移すことができるということです。
 さて、「自分はどうかな?」と考えている方も多いかと思います。自分自身の特性や能力をきちんと認識し、組織の人財ニーズに合ったキャリア・アップを目指すことが、今、必要とされているのだと考えて間違いなさそうですね。         中小企業診断士 青木 宏祐
▼従業員の能力開発について、詳しくはこちら
http://www.global-eye.co.jp/home/cgi-bin/mg/jump.cgi?jump&d_1121 
 
(2)┃☆┃読み聞かせの技術(4) 〜読み聞かせ前後のアイデア〜  千葉昌之
 土井はこういうのは大好きです。何よりセンスがいい。子どもを叱らないで、うまく乗せるためのノウハウは、この感覚から生まれるし、後は応用すればよい。このセンスは、子どもだけでなく、大人の社会でも必要だと思います。 
 
千葉 昌之→E‐mail chibacyan@mug.biglobe.ne.jp
  HP→ http://www5b.biglobe.ne.jp/~honyomi/index.html 

12 中村哲医師講演会  「飢餓と戦火のアフガニスタン」
  メーリングリストで紹介された内容を報告しました。
●○●ペシャワール会のHP●○●からよむことができます。
http://www1m.mesh.ne.jp/~peshawar/index.html


☆ 岩井先生から、田中博之先生(大阪教育大学助教授)の講演資料を紹介していただきました。2001年11月22日に行われたもので、講演テーマは「総合的学習でつけたい力と評価の新手法」、資料には「生きる力」項目案 と題されています。
 ここでは、説明を省いた項目だけを紹介します。

領域A「自己成長力」
1 自己評価力    
2 生き方の構想力
3 自己コントロール能力

領域B「技能・スキル」
4 課題設定力
5 企画実践力
6 観察・洞察力
7 調査研究能力
8 作品制作力
9 メディアリテラシー
10 問題型決力
11 情報活用能力
12 人間関係調整力
13 自己表現力
14 コミュニケーション能力
15 思考力
16 意志決定力

領域C「態度・価値観」
17 共生的態度
18 社会参加的態度
19 創造的態度
20 積極的・主体的態度
21 倫理的・責任感
22 礼儀・マナー

領域D「生活・社会適応力」
23 現代社会に関する適応力
24 異文化に関する適応力
25 健康な生活に関する適応力
26 循環型社会に関する適応力

この他、御所南小学校の例など、先進校の評価の実例が載っていました。

☆ 川井先生から、今年度の授業実践「犬山のまちづくりの実践報告」をしていただきました。ここでは、ノートの順に紹介します。
bP 課題:犬山市民にインタビューをして、犬山の特色を知ろう
 1枚の用紙に3名からインタビューした結果が書かれています。
 Q1 犬山市は住みよい町田と思いますか。その理由は何ですか?
 Q2 犬山市に住んでいて、よかったなと思うことは何ですか? 
 Q3 犬山市に住んでいて、不便だなって思うことは何ですか?
 Q4 犬山市のじまんは何ですか?
 Q5 犬山市の問題点は何だと思いますか?
 Q6 犬山市長に言いたいことは何ですか?
 Q7 これからも犬山市に住み続けたいと思いますか?その理由は何ですか?
       
bQ 課題:夏休み課題研究で、犬山ウォッチングをしよう。
 インタビューの結果(犬山市のじまん、犬山市の問題点)より、「夏休みに調べてみたいテーマをたててみましょう。」と投げかけ、調査の仕方、まとめ方が紹介してあります。
 
bR 課題:夏休み課題発表会を開こう
 発表の際の心がけを、1 発表原稿をそのまま読まない、2 何かを見せながら話をする、3 要点をまとめて発表する の3点で説明し、6名の発表のメモが書かれています。最後に、夏休み課題研究の反省が書かれています。

bS 課題:犬山のまちづくりについて話し合おう
 犬山のまちのすてきなところ、もっとよくしたいところ、犬山のまちはどんなまちだと言えるでしょうか?(例:□□□□なまち)をノートにまとめ、それをもとに学級で話し合っています。

bT 課題:まちづくりの学習のテーマを決め、調査へ行く場所について考えよう。
 各自がまちづくりのテーマを決め、テーマに関係ある場所、見たいところ、見てくるところを7件書かれています。

bU 課題:調査活動の準備をしよう
 調べる場所、住所・電話番号、いつ、だれに、何を聞くかをまとめます。
 また、調べ先の電話のかけ方も書いてあります。空欄をうめると、そのまま使えるようになっています。

6年学習関連施設等(集約)
3クラスで、40カ所に分かれて取材に出かけます。

bV テーマに合わせて訪問するルートを考えよう
 地図に訪問するルートを書き込んでいきます。

bW 課題:まちづくりを支えている人たちにインタビューをしてみよう
実際にインタビューに出かけた記録用紙です。ある児童は、市役所「町づくり推進課」商工会議所、厳骨庵(犬山名物の和菓子屋)、犬山しろひがし商業組合へ出かけていました。

bX 課題:学習発表会の準備をしよう
 グループのテーマ、テーマ設定理由、テーマにかかわる犬山のまちの現状、訪問先で発見したこと、感じたことをまとめます。

10 学習発表会に向けての話し合いをしよう
 テーマにしたがって、話し合います。あるグループは、人に優しく交流のあるまちをテーマに、現状と対策を話し合っていました。

11 課題:私にとってのふるさと犬山について考えよう
学習発表会を終えての感想と、犬山市民として何をしたいかをまとめます。

 学習発表会「犬山のまちづくり」シナリオも紹介していただきました。テーマごとに、犬山市の問題が劇化で表現され、最後に犬山市長が登場し、意見を述べます。


☆ 野呂先生より、京都教育大学付属京都中学校視察報告をしていただきました。
 11月16日〜17日に行われた研究発表会に参加しました。
ここでは、社会科研究協議と、「生き方」総合学習の紹介をします。
社会科研究テーマは、「方法的基礎・基本と認識的基礎・基本を明確にした授業」です。まず、社会科の役割を明確化しなければならない。「社会科でやること」と「社会科でしかできないこと」をはっきりとさせるべきだ。

 中学社会科の改訂の4点の基本方針は、「内容の厳選」「学び方を学ぶ学習の充実」「社会の変化への対応」「3分野を関連づけて扱う項目の設定」
総合学習の登場により、社会科の教科の根幹となる基礎・基本のいっそうの明確化を要求するとともに、その基礎・基本を習得するためにはどのような学習内容がふさわしいのかという「内容の厳選」につながらざるを得ない。
 「調べ学習」「資料活用」「話し合い」「意思決定」といった社会的な学び方は、総合的な学習において必要不可欠であり、中心となる学び方である。
 必修教科としての社会科のねらいは
 基礎・基本の明確化ではっきりする
  方法的基礎・基本・・・基礎的知識、資料解読・活用技能
  認識的基礎・基本・・・公正な判断、多面的・多角的な思考
 
協議の中で、
 ・内容知・方法知の違い
 ・基礎・基本を分けて考える必要がある。
   基礎・・・事実的なもの
   基本・・・概念的なもの
 ・考えることが中心であるが、どのようにそれを育てるか
関心   思考    知識
○ ×     △  → 書く力がない
△     ○     ×  →  整理できない
×     △     ○  →  知識の質が問題 
文章はワークシートなどで訓練できる。
きちんと話せることはきちんとかける。

「生き方」総合学習
アントン・プレナー(起業してみよう)
使用する教科書・・・「集まれ企業家の卵」CD「アントレの木」

授業を振り返ろう           いろいろな商品・企業家から学んだこと
   班ごとに自分たちのプランを発表しよう(アイデア・サービス商品)
剃っTEL、ヘッドだぜっ、チョコからガムなど
  パソコンでプレゼン

パソコンの掲示板で評価
ブラインドタッチでどんどん書き込んでいる
みんなの考えを交流しよう 
商品のバージョンアップした点を各班が発表
     
総合学習研究協議会(分科会)
1 ねらい
アントレ・プレナー教育・・・イギリス・アメリカが先進国
職業訓練的な色合い、実務的な内容を学生時代に前もって学ぶという傾向が強い
 起業家精神を養う
 社会認識を培う  
ヴァーチャル・マーケット
自分の能力・適性を振り返ってみる

2 方法    
自学・自習が基本
 教師は支援者
アクティヴィティのアレンジ
自己開拓から自己実現へ
創造力、チャレンジ精神、コミュニケーション、協調、チームワーク
問題解決能力 決断力 判断力
地域との協力体制
 企業か教育センターとの協力

  

 

資料集部会の

川井先生

 

 

高橋先生

現職教育通信 東風

平成14年度の研究方針を「基礎・基本」に限定する。

 

野呂

京都教育大学付属

 

方法的基礎・基本

認識的基礎・基本

 

 

アントレ・プレナー

「集まれ!企業家の卵!!」生徒用ワークブック \1,800

「アントレの木」指導マニュアル 京都リサーチパーク株式会社 ¥1,000

 

 

よりよい少人数授業。TT授業のあり方を求めて

犬山中学校現職教育部

 

教科内の先生の枠を取り払って

 

「総合的な学習」を振り返る

通知票 

 

これからの評価を考える

−ポートフォリオ評価法の実戦に向けて−

 

楽田小

3・4年 少人数

6年 理科のTT

5年 数学のTT

 

岩井先生

大阪教育大学 田中博之助教授

「総合的学習でつけたい力と評価の新手法」講演資料

2001年11月22日 新川小研究発表会

 

奥村先生

ことばの教室だより ことのは「ピーマンことば」

中川信子さん

 

吃音 言友会

 

研修会資料

江南市の作業所について

 

ボランティアガイドブック


      問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp