第261回 社楽の会報告    第260回へ     第262回へ   TOPへ
                                           
報告者  土 井

2007年1月25日(木)布袋北学習等供用施設にて社楽の会を開催しました。参加者(勤務校)を紹介しましす。
土井、早川先生、打田先生、倉地先生(江南北中)、大野先生(岩南小)、浅井先生(犬南中)、天野先生(江西中)、高木先生(犬山中)、坪内先生(大北小)、大藪先生(犬南小)、吉田先生(古西小)、尾関先生(曽野小)、松永先生(五条川小)、大島さん(玉川大学)の14名でした。

 土井より、今回紹介したものの目次です。番号をクリックしてください。

  長良東小・川田先生の授業から学ぶ
 富士市立岳陽中学校から学ぶ
 小出宣昭氏講演会−犬山市民大学より− 
  教師力アップセミナー
 役立ちWeb特集  
 教育関連情報    
 おもしろ講師紹介
  梶田正巳先生講演
 MM紹介
10 研究会情報

長良東小・川田先生の授業から学ぶ
 次回にお越しいただく川田先生の授業を見ながら、意見を交換し、質問を出し合いました。
 
 富士市立岳陽中学校から学ぶ
 平成19年1月18日(木)に行われた富士市立岳陽中学校自主公開研究会の様子をここで報告します。
本年度研究主題   活動的で協同的で表現的な学びの追究−「背伸びとジャンプ」と「かかわり」−

 
 小出宣昭氏講演会−犬山市民大学より− 
 平成19年1月13日(土)犬山市南部公民館で行われた犬山市民大学 中日新聞社常務取締役 小出宣昭氏の講演の様子をここで紹介します。
  
 教師力アップセミナー
 平成19年1月20日小牧市立小牧中学校で行われた教師力アップセミナーの様子を簡単に報告します。講師は、同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授 左巻健男先生。
 「さまき隊」ブログ http://www.doblog.com/weblog/myblog/32167 
 「新理科教育ML」趣旨と登録 http://www.rika.org/rikaml/ 
 会の様子は以下をご覧ください。
  http://school55.net/cgi-bin/kyoushi/kiroku/18/6/index.html 
 来年度の講師も決まりました。 
@5月12日(土)佐藤正寿氏、 A6月 9日(土)有田和正氏、B9月 1日(土)副島 孝氏、 C10月8日(月)野口芳宏氏、 D11月3日(土)加藤史子氏、E1月19日(土)堀田龍也氏、 F2月23日(土)横山浩之氏
 

 役立ちWeb特集 
(1)Weblio辞書  <国語辞典・国語辞書・百科事典> http://www.weblio.jp/ 
  200種類以上の辞書を横断検索。これは面白い!
 
(2)地図で出発地と目的地を指定するだけで乗換案内ルートを検索
 地図情報検索サービスにおいて、出発地と目的地を指定するだけで、乗換案内と徒歩ルートを簡単に検索できるサービスを公開。地図上をクリックするだけで、乗車時間だけでなく、徒歩を含んだトータルの移動時間を比較して、最短ルートが案内される。これは便利!
http://blog.mapion.co.jp/release/2007/01/070115_7048.html 
 
(3)圧縮前後のJPEG画像を並べて比較
 圧縮前と圧縮後のJPEG画像を、左右に分割された画面で並べて比較できるソフトが登場。JPEG/BMP形式の画像を読み込むと、左右の画面に画像が表示されるので、画面上部の数値を増減して圧縮率を指定する。画質とファイルサイズを見比べながら調節が可能。
  http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/01/18/okiniiri.html 
 
(4) 金融教育 小・中・高校ごとの指導案公表
 日銀などが設置している金融広報中央委員会の委嘱を受けた金融教育プログラム検討委員会はこのほど、金融教育を学校の授業で進めるための工夫などを示した「金融教育プログラム―社会の中で生きる力を育む授業とは―」(速報版)を発表した。前回紹介したものの理論的背景等が書かれており、勉強になる。ぜひ目を通しておきたい。3月に確定版が出るそうである。
  http://www.shiruporuto.jp/teach/school/program/index.html 
 
(5)世界終末時計が5分前に
 世界終末時計とは核戦争による地球(人類)の滅亡を「世の終わり」(終末)になぞらえて、その終末(午前零時に設定)までの残り時間を象徴的に示す時計。北朝鮮の核実験成功により2007年新年号で5分前に進められる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E3%81%AE%E6%99%82%E8%A8%88 
 
(6)現像代も送料も無料のサイト
 広告が写真に入りますが月に最高で60枚の写真を無料で手に入れることができる。
http://priea.jp/ 土井もさっそく会員になりました。
 
(7)2007年の主な天文現象一覧
  2007年の主な天文現象一覧を紹介。2月は、水星、土星が観望の好機。3月は、4日に 皆既月食(九州・四国・中国地方)、19日に部分日食(九州・南東部を除く四国・中国・近畿北西部・東北地方北西部、および、南東部を除く北海道)が観測できる。
  http://www.nao.ac.jp/hoshizora/phen2007.html 
 
(8)江戸をよむ東京をあるく
 歴史研究者のエッセイ 江戸東京の歴史散歩のネタを提供。大好きなイタリアの料理や酒のお話も。
  http://skumbro.cocolog-nifty.com/edo/2006/01/index.html 
 
(9)ペーパークラフト・折り紙に関するサイト
☆がんばれ!図工の時間!!フォーラム http://ganbarezukou.net/ 
「日本のものづくりが危ない」という危機感から、「図工の時間」の維持・拡大を目指し、署名運動やシンポジウム・ワークショップを開催しています。
☆Canon ペーパークラフト http://cp.c-ij.com/japan/papercraft/ 
 キャノンが提供する無料ダウンロード素材サイトです。どうぶつ・たてもの・おもちゃなど、様々なジャンルが紹介されています。
☆ペーパークラフト | ヤマハ発動機株式会社 http://www.yamaha-motor.co.jp/entertainment/papercraft/ 
 ヤマハのバイクがこれまでになくリアルに表現されています。手先が器用な方、上級者向けの精密バイクに挑戦してみてはどうでしょうか。
☆幼児・教育 折り紙の折り方 100種類 【自修館】 http://www.origami.ne.jp/origami-0.html 
 簡単に折れる折り紙が紹介されています。折り紙が苦手な方も心配なしです。折り方の工程を確認できる機能がついています。
☆折り紙ギャラリー | おりがみ広場 http://origamist.sakura.ne.jp/ 
 世界の折り紙作家たちの作品を紹介しています。これが折り紙?と驚きます。こまでいけば芸術です。
 
(11)周防監督のブログ
 「それでもボクはやっていない」の周防監督のブログ  http://www.soreboku.cocolog-nifty.com/blog/ 
 
(12)リンデンホール小学校   http://www.lindenhall.ed.jp/ 
 リンデンホール小学校は、国際舞台で活躍できる個性豊かな逸材を育成するため開校。国語以外の授業は英語で行うイマージョンプログラムを採用。英語をマスターするとともに日本の伝統の文化や芸術を体験し、従来の教育では実現できなかった、自己の確立を生涯にわたって行うという長期的大目標をもっている。
 

6  教育関連情報
(1)中央教育審議会大学分科会は、先月25日、平成20年度から創設予定の教職大学院での専任教員のうち、最低4割を教育現場での経験が豊富な「実務家教員」とすることを、専門職大学院設置基準などの改正をまとめる答申案に盛り込んだ。「教育の現場を知る人を一定割合で確保することが必要」という案自体は、これまでにも教員免許更新制の議論と併せて、中教審で話し合われ続けてはいたが、数字的な基準をはっきり条文化するのは今回が初めて。
 「実務家教員」とは経験豊富な現役教師のほか、教育委員会の指導主事、教育センターの職員、現役の校長またはその経験者、子どもと関わりが多い事例に取り組んできた家裁の調査官なども対象とされる。
☆★☆ コメント ☆★☆
 この場で何度も「教員用大学教員には現場教師を」と書いてきたが、現実になりそうである。ある程度の教授技術を持って現場に来てほしい。そうでないと、子どもたちも苦しむが、最も苦しむのはその新任教師であるからだ。

 おもしろ講師紹介 
 平成19年1月19日に江南市民文化会館で行われた、尾張地区高等学校PTA連合会第2回研修会の講師が大変好評でした。「90分があっという間だった」「笑わせながらも、言いたいことがよく分かった」
という評価を得たのは、麓 聡一郎氏(株式会社エスエスケイ代表取締役)である。演題は、「人間力を育てる−今からでも間に合う効果的なほめ方・叱り方のコツ−」
 クレペリン検査の第一人者、麓 暢氏の子息である。
 エスエスケイホームページ http://www.ssk21.co.jp/  
 

8 梶田正巳先生講演
 1月23日に平成18年度愛知県社会教育連絡協議会中央研修会が春日井東部市民センターがありました。そこでおこなれた中部大学教授 梶田正巳先生の講演の要旨をここで報告します。演題は「豊かな時代の教育」。
 

 
  MM紹介
(1)ワールド・ニューズ・メール ☆  金曜スペシャル版 2007.1.19 No.747
[2]特集…「軟実力」重視の国家戦略図る中国
●「大国崛起」ブームで着々と
 中国中央テレビ(CCTV)が昨年11月に連続12回で放送したドキュメンタリー番組「大国の台頭(大国崛起)」は中国内で流行語となり、大反響を巻き起こした。過去五百年間に出現した九つの大国の興亡盛衰を従来より客観的に紹介、大国の制度や国民の素質、ソフト・パワー(軟実力)が永続発展のカギとなるとして、台頭しようとする中国の歴史的教訓にしようとしたものだ。党中央政治局が集団学習会で行った近現代世界史の客観的視点を基に制作された同番組を通し、中国独自の文化や伝統を最大限に活用する「軟実力」を再重視し始めた中国政府の国家戦略が見えてくる。(香港・深川耕治)
●映画、観光でも文化影響力拡大
 歴史ドキュメンタリー番組「大国の台頭」は中国中央テレビ2(経済チャンネル)で昨年11月13日から24日まで12回連続(各回55分)でゴールデンタイムに放送された。
 同番組は過去500年間に台頭した9つの大国(ポルトガル、スペイン、オランダ、英国、フランス、ドイツ、日本、ロシア、米国)の興亡盛衰史を時系列的に客観的視点から描出。特に米ロ英3国の世界史での地位と影響力にスポットを当てた。
 中国共産党が一貫して支持するマルクス・レーニン主義による唯物史観での伝統的解釈ではなく、資本主義制度にある競争力と権力バランス、健全な社会システム(所得の公正分配)、憲政法治主義の尊重を評価しつつ、ドイツ、ロシア、日本の興隆と衰退が制度確立時の欠陥にあるとして、今後の中国現代化の教訓にすべきだとの結論を出している。
 特に大国を永続維持するためには新たな制度創建、全民教育による国民の素質向上、国力に必要なソフト・パワー(中国語訳は軟実力)育成が最重要と強調し、「文明の衝突」論を提示したサミュエル・ハンチントン氏に対して批判的立場を取る米国のリベラル派国際政治学者、ジョセフ・ナイ・ハーバード大学特別功労教授(クリントン政権時の国防次官補)を番組に登場させ、同氏が提唱するソフト・パワー(その国の文化や政治的価値観、政策の魅力に対する支持や共感を得ることで国際社会からの信頼や発言力を勝ち取る力)が、ハード・パワー(軍事力や埋蔵資源など)と好対照に重要であることを力説している。
 同番組のチーフディレクターである任学安・中国中央テレビ2(経済チャンネル)副編成局長(写真)は「2003年11月末、出勤途中にラジオで『15世紀以降の世界主要国家の発展歴史』をテーマに中央政治局集団学習会が行われていることを聞き、これをヒントに九つの大国の興亡盛衰を北京大学歴史系の教授陣らと協力して制作するようになった」と話している。(以下略)
 国際派日本人養成講座 http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogindex.htm
☆★☆ コメント ☆★☆
 過去500年間に台頭した9つの大国(ポルトガル、スペイン、オランダ、英国、フランス、ドイツ、日本、ロシア、米国)の興亡盛衰史を時系列的に客観的視点から描出という発送が面白い。日本はおそらく明治から戦前にかけてであろう。中国が、当時の日本のしくみをどうとらえ、何が衰に向かわせたと考えたかを見てみたい。
 
(2)kyositu.comニュース【小学校教育総合情報誌】.2007-01-16<TUE> [vol.766]
┃3┃図工/原点からみつめてみましょう、図画工作科教育(1月)
                      石川創未@栃木県今市市立大桑小学校教諭
図画工作科教育の歴史からみえてくること
(1)明治前期〜教科成立期
    …「美術」という造語の登場
    →学制に定められた科目「幾何学罫画大意」と「画学」
    →「罫画」と「図学」(実用的で合理的な西洋画法の習得を目標とした)
    →「図画科」(臨画ー模写のこと、
           聴画ー教師の指示を聞きながら作図する方法、記憶画、工夫画)
    →「手工科」の誕生
(2)明治中期〜図画科・手工科期
    …鉛筆画(西洋画的内容)×毛筆画(日本画的内容)
    →毛筆画教育
(3)明治後期〜教育的図画時代
    …図画科を普通教育の一科目とする流れ
    →教科書『毛筆画手本』『鉛筆画手本』の発行
    →教科書『新定画帖』(鉛筆画・毛筆画の区別を廃し教育的図画を確立させたもの)の発行
(4)大正期〜自由画時代
    …山本鼎による「自由画」(臨本によらない児童の直接な表現)の主張
    →自由画教育運動が広がる
    →「図画科」と「手工科」が必修科目になる
(5)昭和初期〜風景画・静物画脱却期
   …「生活画」「想画」の実践、教科書『小学図画』(手本としての性格を弱める)の発行
(6)戦時下〜戦時体制期
   …民間教育運動の挫折や転向
   →国防意識の醸成を目的とした教科書『エノホン』『初等科図画』『初等科工作』の発行
(7)戦後〜図画工作科誕生期…連合国軍司令部の民間情報教育局の指導のもと、「図画工作科」が生ま    れる。(教科書なし)
(8)独立回復後〜民間美術教育団体誕生期
   …中学校図画工作科が「技術・家庭」科と「美術」科に分離される
   →「創造美育協会」(児童の創造力を励まして育て個性を伸ばす)
   ×「新しい絵の会」(児童の社会的現実との切り結びを深め、新しい生活画を育てていく) 
(9)昭和後期〜模索期
  …子ども中心の教育観
  →教材や指導法の定式化→鑑賞の指導法
  →美術の本質の理解を目的とした方法論の模索
 上記のように歴史をふり返ることによって、図画工作科教育において創造主義的な美術教育観をベースとして自己表現活動を重視することは理念として一般化してきたが、それを実践することは難しいということがみえてきた。ややもすると極端な放任主義やその逆の画一的指導や作品主義に陥ってしまうことがそのことを示している。
 ここでは答をだすことはできないが目指す方向として、一人ひとりの子どもの思いや考えを大切にし子どもたち同士のかかわり合いを軸に活動の過程にこそ子どもの成長を見つめていく授業を模索していきたい。そのためにも、「子どもの発達と表現の指導」や「美術の本質」について造詣を深めていくことが欠かせないと感じている。(以下略)
☆★☆ コメント ☆★☆
 図画工作教室については全くの門外漢だが、これを見るだけでも図画工作がここまでどういう変遷を遂げたかを垣間見ることができる。勉強になった。

10 研究会情報
(1)”義足のランナー” 島袋 勉さん 「夢をあきらめない」入場無料
●2/3(土)PM 2:00〜開演(PM1:30開場)津島市文化会館にて
●2/4(日)AM 10:00〜開演(AM9:30開場)岩倉市総合体育文化センターにて
後援: 岩倉市、岩倉市教育委員会、社会福祉法人 岩倉市社会福祉協議会、岩倉青年会議所
(主催:ポピー岩倉支部、ポピー名西支部)
※フジテレビ 「奇跡体験!アンビリバボー」で紹介され大反響!年間300回の講演!2月上旬に一宮市の13の小中学校を講演。その合間に上記会場に来てくれます。島袋さんの勇気をもらいに来よう!
島袋勉さん プロフィール
昭和38年沖縄県生まれ。20歳で会社創業。平成13年踏切事故に遭い、両足を切断。高次脳機能障害(記憶障害)を負う。1 年8 ヶ月の闘病生活を経て社会復帰。同時に再び社長へ就任、会社再建を果たす。平成16年ホノルルマラソンに挑戦し完走。以後も様々な大会に精力的に出場し完走。現在も「あきらめない習慣」を身につけるため、マラソン及び登山を続けている。島袋さんブログ http://blog.livedoor.jp/gisoku/ 




  問い合わせは 土井謙次  syaraku@tcp-ip.or.jp