'96.12月のデータ


【'96.12.30】
 冬芽が観察できます。

 ネジキの冬芽が目立ちます。
今年のびた枝と冬芽が赤色をおびているのが、写真から分かると思います。
この赤色は春の若芽が出る頃には消えます。
 「散策路図」の丸数字5番の北側、15番、20番付近で見られます。



 その他、
●ハンノキの雄花も終わりに近づきました。



【'96.12.14】
 ハンノキが咲き始めました。
 カンアオイの花が見頃です。

 ハンノキの雄花が咲き始めました。
雄花序は枝先からカンザシのように垂れ下がり咲き始めました。
よく見ると、雄花序の下部(つけね付近)に小さな雌花序があるのに気が付きます。
 「散策路図」の丸数字4番、12番、12番の東、18番で見られます。

  ハンノキのそれでも花のつもりかな    一茶


 カンアオイの花が多く見られようになりました。
早いものは11月上旬から咲いていましたが、今が見頃のようです。
 花は地に埋もれるようにつくので、落ち葉をかき分けて見ることになります。
湿原の周辺の雑木林で多く見ることができ、葦毛ではイワタカンアオイ、ヒメカンアオイが多いようです。
 (写真はヒメカンアオイです)


 その他、
●湿原一面は冬枯れていますが、よく見るとトウカイコモウセンゴケの冬葉が深紅に輝いていたり、ハルリンドウの芽が顔を出しているのに気が付きます。



【'96.12.8】
 サネカズラの実が綺麗です。

 夏に花を咲かしたサネカズラ(ビナンカズラ)の実が綺麗な赤色を輝かしています。
「散策路図」の丸数字1番付近でも見られますが、背後の山のものの方が輝いている気がします。





 その他、
●葦毛では12月2日に初霜が降り、今まで咲いていたミミカキグサやホザキノミミカキグサが見られなくなりました。
 湿原一面は冬枯れて黄金色になり、いよいよ葦毛も冬景色です。



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