-藁葺き屋根は厚さ60cmの断熱材 -働く床と座る床を分ける -いろりとかまど -便利なことはなんて不便なんだろう -渡辺家の改装 -市郎兵衛家の改装 -大山家の改装 藁葺き屋根は厚さ60cmの断熱材かっての日本人は夏冬の暑さ、寒さに対して驚く程我慢強かった様です。 窓ガラスの普及しない時代には、障子の外は雪でも、火鉢一つで暖を取っていました。 こたつにしても「部屋の中は寒い」と言う前提で使われて来たものです。 これに対し、現代の技術で建物全体をしっかり断熱してやれば、真冬の寒い時期にも 自由に家の中を動くことが出来ます。 逆に太陽熱の利用に関しては、現代の住宅よりも遥かに工夫がされているところがあります。 深い軒は冬には太陽を取り入れ、夏には日陰を作ります。農家の藁葺き屋根は断熱材としても働いていました。 葺き替えという苦労があるものの、新しい間は藁自体が水を弾き、60cm程厚さの殆どが断熱材として機能しました。 地熱利用と言う点からは床下を寒風が吹き抜ける現代の住宅よりも昔風の土間の方が優れた点もあります。 なかば忘れられた古屋の工夫を現代の技術と組み合わせることで、より快適な暮らしが可能です。 昔の家
・ ・ 昔の家に学ぼう(良いトコ取り)
冬の家
夏の家
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