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展覧会パンフ おねがい 細江 三ヶ日 入出 鷲津 新居 舞阪 雄踏 村櫛 佐鳴湖 このページは 社団法人 静岡県建築士会 浜松支部 が1993年に行った 移動役員会資料の コピーです。 「浜名湖の立面図」 のデータCDは 社団法人 静岡県建築士会 浜松支部 でお分けしています。 お問い合わせ下さい。 このページの担当 古山恵一郎 〒430-0946 浜松市元城町109-12 tel: 053-453-0693 fax: 053-453-0698 e-mail: ask@tcp-ip.or.jp http://www.tcp-ip.or.jp/~ask |
建築士が浜名湖の 未来を考えるとき、今の浜名湖の姿をかたちづくっている歴史を振り返ってみるのはいかがでしょうか。東京などの圏外資本によって進められる開発は地域の歴史を踏まえ、地域の暮らしに配慮した地元建築士の目でチェックされる必要があると思います。自然、環境といったものと建築を調和させるためにはどうしてもその地域で実際に暮らし、業務を行なっている建築士の協力が不可欠だと思われます。これからの浜名湖を考えていくうえで、現在に至る浜名湖の過去の姿を振り返ることは貴重な手掛かりとなるに違い有りません。そうした地域の歴史を専門家の目で描き出すことの出来るのは我々地域に根ざした建築士以外にはありません。我々の子供達に胸を張って浜名湖を受け継がせるためにももういちど浜名湖の今までの歩みを振り返って見ようではありませんか。 しばらく前から建築デザインの世界でも「ポストモダン」という言葉が登場しました。先進国の近代化が日本を最後に世界を一巡し、それまではっきりと人々の頭のなかにあった「未来像」がゆらぎ始めていることもポストモダニズムの底流のひとつになっています。特にアメリカでは西部劇以来の伝統で近代化の前提となっていた、大自然に対する人間の挑戦としての「限りない成長」がそろそろ終着点に達し、自然環境にも限界があるのだという意識に変わりつつあります。 都市計画の分野でも「成長管理」の考え方が取り入れられるようになり、これからの都市では、今までに蓄積されてきた歴史的建築物ないしは歴史的なまちなみを再生、活用して行くことが都市の景観的価値を高めるうえでの最大の資産であると認識されるようになってきました。 我が国においてはこれと対照的にその限られた国土から産み出された生活の知恵として、自然に溶け込み、自然と調和して暮らすという歴史が数千年にわたって繰り広げられてきました。浜名湖岸でも漁船の発動機化、観光、交通などの産業施設の一部を除く日々の暮らしには自然に溶け込み、自然と調和して暮らすという伝統的な暮らし方が広く残されていました。 そうした暮らし方は1964年の東京オリンピック前後から今までのほぼ30年の間に、それまでの数千年の歴史を上回る変化をとげたといってよいでしょう。私達が少年だった日のあの浜名湖の輝きは、見事に近代化を成し遂げた現在の私達の環境を照らしだす絶好の鏡だと思います。 建築士会浜名湖委員会ではこれからの一年間で湖岸に住み、業務をされている皆さんから今までの浜名湖の話をお伺いし、これからの浜名湖をかたちづくって行くための資料として取り纒めたいと考えます。 取敢ず話のタネとして明治23年、大正6年の地図を現在の地図と較べて用意し、メモを書き出してみました。これを元に皆さんの手で「浜名湖建築誌」とでも言うものにして行ければと考えております。限られた時間で取り纒めた不完全な原稿ですので誤字、脱字だけでなく、間違い、勘違い、不心得など有ると思います。取っておきの話をお聞かせくださるだけでなく、そうした原稿の不備についても御注意くださるようお願い申し上げます。
懇談会の時間には限りがありますので、いつでもお気軽に浜名湖委員会にそうした話をお聞かせくださるか、事務局まで原稿をお持ち頂ければ幸いです。
1.浜名湖の地形、海況
2.浜名湖の近代
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