2007.11.28
・洋風の住宅地
・和風の住宅地

・330㎥
・建て替え?
・500㎥
・南向き
・南下がり
・一旦停止を考えると
・国土利用の歴史に行き着く
・建ぺい率と容積率
・あちこちの住宅地
・江戸のまちなみ
・ホームパーティーをやろう
・駐車場がなくっちゃね
・路上駐車

和風の住宅地

「洋風住宅」とはいうものの,「洋風宅地」という言葉はあまり一般的ではありません。家の建て方はバブル期の輸入住宅ブーム以来、洋風化が進んだ割に,宅地の方は日本と欧米では大きな違いがある様です。あちこちの住宅地を同じ縮尺で眺めてみましょう。図の枠は320mx450mです。




1.地吊 福島県相馬郡新地町谷地小屋上の台
2.出典 都市計画基本図
3.土地柄 図中央東西につらなる標高差10m程度のなだらかな丘陵に、家毎に山-屋敷林を背負った農家がならびます。図の上下には水田です。写真
4.住宅種別 低層戸建
5.敷地面積 住宅敷地ではありませんが、図中央右の部分の平均は
54,649.29平方米/6戸=2,790坪



1.地吊 浜松市江ノ島町
2.出典 都市計画基本図
3.土地柄 天竜川河口近くの農業集落。
図上は芳川。南に隣接して源太夫堀が天竜川から馬込川に達していました。 海岸の砂丘堤地形沿いに集落が形成されています。。写真
4.住宅種別 低層戸建
伝統的な遠州地方の屋敷構えが集団で残されています。中央上のミニ開発は近年のものか。
5.敷地面積 中央下の街区の図示部分では、
5,576.85平方米/10戸=約169.00坪

1.地吊 東京府武蔵國四谷區四谷傳馬町近傍
2.出典 参謀本部陸軍部測量局五千分一東京圖測量原圖(明治16年)
3.土地柄 四谷見附門外の、現在の四谷三丁目付近。図中央東西が甲州街道。街道沿いの商家の裏側には住宅地が拡がります。 GoogleMap
4.住宅種別 低層戸建
丘陵の尾根を通る甲州街道沿いには商家が並び,そこからからなだらかに下って自家菜園を持つ独立住宅が並びます。
5.敷地面積 借家なども多かったはずで,敷地区分がよく解りません。

1.地吊 東京府武蔵國日本橋区駿河町及通一丁目近傍
2.出典 参謀本部陸軍部測量局五千分一東京圖測量原圖(明治17年)
3.土地柄 御江戸日本橋。道路原点。震災までは河岸に握り寿司の屋台が並んでいたとか。左上の大きな建物が駿河町越後屋呉朊店、向いが三井両替店。右下の大きな建物は電信局倉庫。 GoogleMap
4.住宅種別 低層店舗併用
越後屋さんでも小僧は店の奥の畳にごろ寝していたはず。
5.敷地面積 相当な人口密度だったのでは。



1.地吊 東海道舞阪宿
2.出典 都市計画基本図
3.土地柄 旧東海道今切れの渡し東岸の宿場町。 図中央東西が旧東海道。 江戸時代から宿場であると同時に漁村的要素が強かったが、東海道鉄道開通後、宿場機能は弁天島旅館街に移転しました。写真
4.住宅種別 低層戸建
東海道往還沿いの地割りは宿場的。南北の裏側は漁村的。乗り組み員宿舎風の長家もあったと思われます。
5.敷地面積 中央左の本陣がある街区で全戸直接接道しているものと考えて平均を取れば、
4,925.25平方米/22戸=約67.84坪

1.地吊 埼玉県入間市扇町屋団地周辺
2.出典 都市計画基本図
3.土地柄 まあ典型的な首都近郊の団地。図右下の中層階段室型集合住宅は県営住宅。GoogleMap
4.住宅種別 中層階段室型
低層戸建
5.敷地面積 図中央上の戸建て分譲地らしい地割りの平均を取れば、
2,565.466平方米/14戸=約55.53坪



1.地吊 浜松市西区入野臨江山周辺
2.出典 都市計画基本図
3.土地柄 佐鳴湖西岸開発の南端部。図の右上部分は西岸開発区域で、地区計画、景観計画などの制度が適用されていますが,残りの部分は昭和40年代の開発地で景観保護の手だてが講じられていない。ということは現在まだ更地になっているところを含めて、60/200で埋まってしまう可能性があります。
4.住宅種別 低層戸建
5.敷地面積