2010.11月のデータ         



(2010/11/03の湿原風景)

20101103

【2010.11.27】
 イワタカンアオイが咲き始めました。
 ヒメカンアオイが咲いています

イワタカンアオイ

 湿原周辺の雑木林では、イワタカンアオイが咲き始めました。
開き始めですので画像のように萼裂片が完全に開いていない状況です。
花は落ち葉に埋もれるようにして咲いていますので、落ち葉を取り除いての観察となります。
<P.98>

ヒメカンアオイ

 湿原周辺の雑木林では、ヒメカンアオイが咲いています。
イワタカンアオイと比較すると花は小形で、葉は丸みがあります。
しかし、葉の変異は大きいので花の様子で同定する必要があります。
今年は、葉を多く見かけますので観察に適した年のように思います。
<P.98>

 その他、
ホソバリンドウが咲いています。
極端に背を低くしたミミカキグサが咲いています。
メギ、ソヨゴ、センリョウ、マンリョウなどの赤い実が目立ちます。



【2010.11.14】

 ホソバリンドウが咲いています。
 ハンノキのつぼみが膨らんできました
ホソバリンドウ

 「散策路図」の17番付近では、ホソバリンドウが咲いています。
一ヶ月ほど前から、20番付近で咲き始めていましが木道から遠くて撮影することができませんでした。
17番付近のものは木道から近く、間近で観察することができます。画像でも分かりますがリンドウより随分と葉が細いのが特徴です。
<P.90>

ハンノキ

 湿原内やその周辺では、ハンノキのつぼみが膨らみ始めました。
かんざしのように垂らした雄花序とその付け根にあるマッチ棒の頭のような雌花序は、それぞれに熟す時期をずらし同じ株での受粉を避けています。
<P.99>

 その他、
スイランキセルアザミヤマラッキョウが咲いています。
極端に背を低くしたミミカキグサが咲いています。



【2010.11.03】

 ヤマラッキョウが咲き始めました。
 スズカアザミが咲いています
ヤマラッキョウ

 「散策路図」の18番付近では、ヤマラッキョウが咲き始めました。
球状に多数の花を咲かせますが、上部の花が咲く頃は下部の花は花茎が垂れ下がってしまうので、上部につぼみがある状態ぐらいが見頃となります。
<P.89>

スズカアザミ

 湿原周辺の林縁では、スズカアザミが咲いています。
湿原内で咲くキセルアザミとは異なり、花を多く付けるので豪華に見えます。
<P.87>

 その他、
スイランの花数が多くなってきました。
ホソバリンドウキセルアザミが咲いています。


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